『うきわ』7話ネタバレと感想│このままずっと、ささやかな幸せが続くと思っていた。それなのに…

にこ

今回は、2021年9月20日放送『うきわ─友達以上、不倫未満─』7話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

聖が田宮くんと別れ、たっくんも福田さんと別れ、これで元通り……

というわけにはいかず、

二葉さんへの想いを募らせる麻衣子は、ある決意をする。

そんなとき、麻衣子は二葉さんから衝撃的な告白をされ…!?

 

それではさっそく、7話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

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『うきわ』7話のネタバレあらすじ

(C)野村宗弘・小学館/「うきわ -友達以上、不倫未満-」製作委員会

川原でぼんやりしていた麻衣子(門脇麦)のもとに、二葉さん(森山直太朗)が走ってくる。

柵を乗り越え、息を切らせてやってきた二葉さんは、この前、麻衣子が自分のことを”うきわ”だと言ってくれてとても嬉しかったという。

中山さんを少しでも手助けできたのかなぁと。

 

『僕にとっても、中山さんがうきわでした』

『うちが、うきわ…?』

『はい』

『嬉しいです。私も』

 

そのとき、たっくん(大東駿介)が現れ、麻衣子が帰ってこなくて一緒に捜してくれたんだと二葉さんにお礼を言う。

 

『中山くん、すごく心配してましたよ』

『帰ろう、麻衣子』

 

二葉さんは麻衣子たちを気にして先に帰っていった。

その姿を目で追う麻衣子。

 

夜道を歩きながら、たっくんはいろいろ気づいてやれなくてごめんと麻衣子に謝る。

”いろいろ悲しませてしまった”こととか。

『悲しませてしまったこと?』

麻衣子が聞き返すと、

『最近、麻衣子おかしいよ。なんか思ってることがあるんだったら言ってよ』

と、たっくん。

でも『ないよ』と麻衣子は答える。

 

電車が通りすぎていって踏切が開くと、たっくんは麻衣子の手を強く握り、家までつないで帰った。

 

でも麻衣子は2人で歩きながら、心では二葉さんのことを考えている。

『僕にとっても中山さんがうきわでした』という二葉さんの言葉を思い出しながら…。

 

ヤバいっすね

後日。

クリーニング屋の受付をしながら、麻衣子が船の上から二葉さんに黄色いうきわを投げるところを想像しニヤニヤしていると、

『おはよう』と声をかけられ、びっくり。

それは二葉さんの妻・聖(西田尚美)だった。

 

『その後、どう?

まあ、夫婦はいろいろあるからね。

うちもいろいろあるし』

と、麻衣子が家に帰らなかった件を気遣う聖。

 

二葉さんはあの夜、麻衣子を捜して走ったのが心地よかったらしく、早朝スローランニングというものを始めたらしい。

 

その後。

聖が預けていった二葉さんのスーツを見つめ、麻衣子が抱きしめるようにしているのを見た佐々木くん(髙橋文哉)は、

『ヤバいっすね』

と声をかける。

 

『何が?』

麻衣子がハッとして素知らぬふりで返すと、

『いろいろと。。まじヤバいっすね』

と佐々木くんは繰り返す。

 

『ヤバいって?』

『いや、ヤバいはヤバいっすよ』

『すごい便利な言葉だよね』

ツンとする麻衣子を見て、佐々木くんは苦笑い。

 

逃げ道

一方、聖の会社に、育休中の木下が社長から呼び出しを受け、やってくる。

 

働く女性のロールモデルがどうとかで、管理職になるらしい。

手に入るものは全部手に入れなきゃと話す木下を見て、聖はまたモヤモヤする。

 

そんなとき、田宮(田中樹)からメッセージが届き、揺れる聖。

でもそんな思いを吹り切るように聖は、化粧室を出る。

 

殻を破らないと

お昼休み。

今日の二葉さんの昼ご飯はチャーハンに餃子。

 

それを見た愛宕さん(小西桜子)は、

『卵って、お酢につけると殻が透明になるらしいですよ。

課長ももっと殻を破らないと』

と小皿にどぼどぼ酢を注ぐ。

 

そして

『昨日、私はある人と夕飯を一緒に食べてきました。

それは誰でしょう?』

といきなりクイズを出す。

 

二葉さんがわからなくていろいろ答えていると、

『課長の、好きな~』

と愛宕さんはヒントを出す。

『…中山くん?』

『中山、くん?』

愛宕さんに聞き返され、

『だからそういうわけでは』

と二葉さんは否定する。

愛宕さんは、麻衣子とのことを言っているのだ。

 

それで誰とご飯を食べに行ったかというと正解は、福田さん(蓮佛美沙子)

なんか野球の話で気に入られたらしい。

その時、愛宕さんは、福田さんから聞いた「あること」を二葉さんに話す。

 

離婚話は進んでますか?

一方、佐々木くんと一緒に帰っていた麻衣子は、

『離婚話は進みました?』

と訊かれる。

 

『夫婦ってそんな単純じゃないよ。

離婚なんて、うちにできるかな?

今まで無難な人生だったから』

麻衣子が答えると、

『今まで勇気を出したこと、ありますか?』

と佐々木くん。

 

麻衣子はこの前、ベランダを乗り越えて二葉さんのもとに飛び込んだことを思い出し、

『ある』

ときっぱり。

『じゃあ、大丈夫です。中山さんは自分が思った以上に強い人です』

と佐々木くんは断言する。

 

元通りになる努力

その夜。

麻衣子がベランダで洗濯物を取り込んでいると、

『中山さん』

と二葉さんに呼びかけられ、麻衣子は『はい!』と喜んで振り返る。

 

でも『中山くんの浮気はそのうち終わると思いますよ。安心して大丈夫なんで』という言葉に、麻衣子はがっくり。

 

『二葉さんのほうはどうなんですか?』

『うちも落ち着いてきたみたい。お互い元通りですね』

『元通りになれるんですか?』

『ちょっとずつ、頑張っていこうと思って。夫婦だから』

 

壁の向こうから聞こえる二葉さんの声に、麻衣子は自分だけ取り残されたような気持ちになる。

 

5分だけでいいから

一方、聖は帰宅途中に、待っていた田宮と目が合い、避けて帰ろうとする。

 

『待って!行かないで!』

 

追いかけてきた田宮に手をつかまれ、その手をほどいて歩き出そうとする聖。

でも『5分だけでいいから』と田宮に後ろから抱きしめられ、聖はその腕を振りほどくことができない。

 

その頃、二葉さんは聖のぶんと2人分のチャーハンを作って、どんぶりによそってお皿にひっくり返し、聖の帰りを待っていた。

 

でも聖は帰ってこなくて、二葉さんは先に食べ始める。

 

たっくんから、麻衣子が帰ってこないと連絡をもらったとき、二葉さんは社宅を飛び出し、汗だくになって麻衣子を探した。

川べりに座ってる麻衣子を見つけ、安心した二葉さんは、麻衣子に話しかける前にたっくんに電話をかけたのだが。

 

その時のことを思い出しながら、二葉さんはチャーハンを食べる。もぐもぐ。

 

もう外野は気にしない

翌朝。

たっくんは今日は早く帰ってくるからと麻衣子に言って出勤した。

 

しかし仕事中に福田さんから呼び出され、たっくんは応接室で会う。

最近連絡しなかったことを謝り、会社で会うのはちょっと…と気まずそうに言うたっくん。

 

すると『もう私たち終わったの。もう、ただの同僚です』と福田さんが告げ、

『ちなみにいつ?』とたっくんは戸惑いながら尋ねる。

 

でもぶっちゃけ、始まるも終わるもなかった。

東大出のエリート彼氏とも別れたし、

もう外野のヤジを気にするのはやめたと福田さんはたっくんに告げる。

 

『ごめんなさい。私、先輩に逃げてました』

 

デスクに戻ると福田さんは「輝く女性賞」のトロフィーをごみ箱に捨て、

深く息を吸い、胸を張って歩き出す。

 

変われん

一方、麻衣子は…。

二葉さんに『これで元通りですね』と言われたものの、納得できず。

重たいタイヤを引きずりながら歩いていた(イメージ)。

 

たっくんがお風呂に入っている間に、麻衣子はふと、結婚記念の置時計に描かれた仲良く手をつないで笑っている自分たちの似顔絵を見て、

『うちは、こんなふうにはもうおられん』

とつぶやく。

 

そこにお風呂上がりのたっくんが来て、何か家事を手伝おうかという。

麻衣子が断ると、

『なんか怒ってる?ムスッとしてたから…』

と、たっくん。

 

『私もたっくんと同じ。ちょっと疲れてるみたい』

麻衣子が明るく答えると、

『そういうときは寝るしかないね』

とたっくんは行ってしまう。

 

変わりたい

その頃、二葉家では、聖が家に仕事を持ち帰って仕事していた。

 

『別に無理に定時に帰ってこなくていいんだよ?

最近難しそうな顔してるし…』

 

二葉さんは聖に何があったのか教えてほしいというが、

聖は『大したことないから。大丈夫』としか言ってくれない。

 

『大したことしかなくても話してほしい』

 

いつになく真剣な二葉さんを見て、

聖は子供を産んだばかりの木下さんが管理職になって、全部持ってる人がそばにいることがちょっと辛いだけ…と答える。

それを聞き、二葉さんはしょぼーん。

 

『ほら、そういう顔になるから~。

私たち、ずいぶんこういう話題避けちゃったもんね』

 

『いや、ずっと避けさせちゃったんだよ。僕が』

 

二葉さんは逃げずに聖と向き合った。

 

スローランニング

一方、たっくんのいびきがうるさくて眠れない麻衣子は、起きてリビングで検索。

浮気が原因で離婚にいたった場合の慰謝料は、およそ100万~300万が相場。

 

これだけあれば1人でやっていける?

でも離れたくないな…と、ベランダを見つめる麻衣子。

 

翌朝、目が覚めた麻衣子はクローゼットからジャージを取り出し、

二葉さんも走ってるみたいだし、ランニングに行かない?とたっくんを誘う。

でも、たっくんは眠くて無理…。

 

そこで麻衣子は1人で出発。

川原を走っていると、前をゆっくり走っている二葉さんを発見!

麻衣子は全速力で追いかける。

 

『おはようございます!二葉さん、サボってましたよね。ずっと歩いてた』

麻衣子が言うと、

『サボってませんよ。歩くくらいの速さで走るのがスローランニングですから』

と二葉さんは笑って答える。

 

だったら歩けばいいのに…と、2人は歩いて散歩することに。

 

『足、速いんですね』

二葉さんが感心して言うと、

『目標があるからですよ。二葉さんに絶対会いたいっていう』

と麻衣子は立ち止まって二葉さんを見つめる。

 

二葉さんはぎこちなくうなずき、また走り出した。

 

麻衣子の決意

しばらくして2人は階段に座り、話をした。

 

『私は元通りにはなれそうもないです』

と麻衣子は明るく切り出す。

 

前はいびきを我慢できたけど、今は腹が立つ。

夫に傷つけられても、もう傷つけてやりたいとも思わない。

 

『でもこのままでいいんです。二葉さんとお隣同士でいたいから』

 

麻衣子は二葉さんのうきわになれて、手助けできたことが嬉しかった。

このままおばさんになって、二葉さんがおじいさんになっても、

二葉さんが自分を助けてくれたみたいに、私も二葉さんを助けていたい。

 

見返りなんてなしで遠巻きに応援しているという麻衣子に、

『ありがとう』と二葉さんは感謝する。

 

『奥さんのことで何かあったら話してください。

助けにいきます』

 

それが麻衣子の今の気持ち。

涙ぐむ麻衣子の顔を、川面にうつった太陽の光がゆらゆらと照らした。

 

小さな幸せ

その日の夕方。

麻衣子は二葉さんが帰ってくるのを掃除しながら待ち、

『おかえりなさい』

『ただいまです』

と挨拶を交わしてから、二葉さんと同時に家の中に入る。

 

夜は二葉さんがベランダに座ってたばこを吸っている気配を感じながら、気づかれないように壁に寄り添う。

 

朝は一緒にスローランニング。

そんな2人は一緒に大きなうきわに入っているようだった。

 

いつまでもこのままじゃいられないの?

そんなある日。

二葉さんは会社であることを告げられ、聖に相談する。

それに対する聖の答えは『ちょっと考えさせて』

 

翌朝。

二葉さんはいつもより速いペースで走っていた。

麻衣子が『待ってください』と前に回り込むと、

『今日は出社が早いので』と二葉さん。

 

『そうじゃったんだ。私は少しでも二葉さんとゆっくりしたくて』

 

麻衣子がえいっとタオルを二葉さんの首にかけると、

二葉さんは元気なく、ただうなずく。

 

『何かあったんですか?』

いつもと違う様子の二葉さんに麻衣子は尋ねる。

 

『福岡に転勤することが決まったんです』

 

『え…?』

 

このささやかな幸せが、いつまでも永遠に続くと思っていたのに。

 

──ボコボコと深い海に沈んでいくような音が聞こえていた。

 

~最終回につづく~

 

 

『うきわ』7話の感想

やっぱ1度崩れてしまった関係は簡単には元に戻せないよなぁ…。

それでも二葉さんと聖は頑張って元に戻そうとしてた。

けど田宮くん、本気で聖さんのこと好きだったんだね~。

全速力で追いかけてきてからの『5分だけでいいから』の破壊力、すさまじかった。

あの後、聖さん帰ってこなくて、作ったチャーハンを1人で食べる二葉さんがかわいそうだった。

というか、チャーハン率高すぎですね。

昼もチャーハン、夜もチャーハン。

この前もチャーハン作ってたし、よっぽど好きなのかそれしか作れないのか…。

でもお茶碗に入れてちゃんとまぁるくひっくり返すのがいいよね。

それだけでテンションあがるもん。

そういうとこが二葉さんの可愛いところだよなぁと。

 

あのとき、二葉さんがチャーハン食べながら麻衣子のことを考えてたのは、麻衣子に救いを求めていたからなのかな。

急に回想シーンになってびっくりしました。

麻衣子の気持ちに対しても、断るわけでもなく、一緒にいるし。

あんなの聖さん見たらいい気はしないよなぁ。

と思いながらも、

一緒にいることであの2人は毎日支え合いながら生きてるんだよなと思った。

 

ところがその生活が、二葉さんの転勤により崩れることに!

麻衣子どうする!?聖さんはどうする!?

二葉さんが単身赴任という可能性もあるけど、

今回、二葉さんは逃げずに聖と向き合おうとしてたからな。

 

1番の心配はやっぱり麻衣子の心です。

二葉さんが隣人じゃなくなったら、麻衣子の心が壊れちゃうんじゃないかと心配です。

福岡まで追いかけていかないといいけど(;^ω^)

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました♪

またの~。

 

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