BSプレミアム『56年目の失恋』ネタバレあらすじと感想│え?マジで!?と思う終わり方…

今回は、2020年7月11日放送『56年目の失恋』のネタバレあらすじと感想をまとめました。

中条あやみさん演じる見習いシェフ・中川沙織が、1964年にタイムスリップ!

 

そこで知り合った料理人の菊池隆一(本郷奏多)との交流を経て、成長していくストーリー。

 

1964年と2020年。価値観は違っても、変わらない想いがある。

 

ある意味、驚愕のラストにも注目です…!

それではさっそく、ネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

『56年目の失恋』のネタバレあらすじ

2020年、東京。

中川沙織(中条あやみ)は、ホテルの高級フレンチレストラン『シェ・ニシジマ』で働く見習いシェフ。

でもスタッフの賄いを任されても、『これは豚の餌か?』とまったく評価されず、皿洗いの日々。

 

沙織は小さい頃に事故で両親を亡くし、祖母の雅代(大空眞弓)とふたり暮らしだった。

料理が好きで、ようやくシェフになる夢を叶えたのに…。

レストランに招待することができぬまま、雅代はこの世を去ってしまった。

 

沙織はこれでも調理師学校在学中にフレンチの国内コンテストで優勝したこともある有望な新人。

そしてそんな彼女を採用したのは、他でもないレストランのオーナーシェフ・西島一雄(岩谷健司)だった。

 

賄いの『鴨のバロッティーヌ』は、シェフの池田(水橋研二)も認める味。

それをわかっていながら、あえて西島は『豚の餌か』なんて酷評したのだ。

腕だけでは1人前の料理人にはなれない。

西島はそれを沙織に伝えたかった。

 

そんな中、沙織と同期の見習いシェフ・坂口(柾木怜弥)は、落ち込む沙織を励ます。

 

今は、三つ星レストランのシェフが動画でレシピを公開する時代。

『今どき修業なんて流行らない』という沙織に、坂口は『インジェラ』という香辛料の効いた料理をクレープのように巻いたものを食べさせてくれる。

彼はエチオピア料理をフレンチに生かせないかと研究しているのだ。

 

坂口は沙織にレシピを渡すと、東京オリンピックの特別メニューに挑戦してみたら?という。

これは1年後のオリンピックを応援するホテルを挙げての企画で、沙織にも応募するチャンスがあるのだ。

 

沙織が店に戻ろうとエレベーターに乗り込むと、ガタンゴトンッと揺れて電気が明滅!

職場に行ってみると、レストランの名前が『西洋料理 翡翠亭』に変わっていた。

 

56年前にタイムスリップ!?

沙織が戸惑っていると、翡翠亭のコック・菊池隆一(本郷奏多)が今日から来る見習いだと勘違いして、沙織を連れていこうとした。

沙織が腕を振り払うと、『まさか、女か?』と隆一は眉をつり上げる。

女のコックなんて見たことがないというのだ。

 

命令口調で『来い!』という隆一に従い、沙織は厨房に入った。

料理長の谷岡金蔵(戸田昌宏)は、沙織の名前を聞こうともせず、すぐに辞めるだろうという口ぶりだ。

 

沙織が『今年は何年ですか?』と尋ねると、谷岡は呆れたように『1964年(昭和39年)に決まってるだろ』と答えた。

沙織はなんと56年前の東京にタイムスリップしてしまったのだ!

 

翡翠亭は、シェ・ニシジマが開店するずっと前にあった老舗西洋料理店。

沙織はここでも皿洗いを任される…。

すると隆一が、野菜の皮剥きをしてくれとやってきた。

 

でもいつも使っている“エコノム(ピーラーの1種)”はない。

しかたなく沙織は包丁で下ごしらえを始めた。

その手さばきを見た隆一は『洋食屋にでもいたのか?』と驚く。

 

その後、沙織はなんとか現代に戻ろうと業務用エレベーターに乗ってみた。

でも何度上がったり下がったりしても、チーンと虚しく扉が開くだけ…。

 

それを見た隆一は『もう逃げ出すのか?』と沙織を睨みつける。

『まぁいいさ、いけよ』と立ち去る隆一を追いかけ、沙織は仕事に戻った。

 

未来の調理法

すると厨房では、『もっと珍しい料理はないのか』と常連客に言われ、シェフたちが頭を抱えていた。

 

その時、沙織はポケットにフリーザーバッグが入っていることに気付く。

これを使えば…。

 

『私に任せてもらえませんか?』

コックたちが『なんだそれは…』と熱い視線を送る中、沙織はフリーザーバッグを使い、1964年にはまだなかった真空調理を始めた。

 

外はフランベして焼き目をつけ、中はとろけるように柔らかい肉料理を食べた客は『こんなうまいもんを食ったのは初めてだ』と涙ぐむ。

 

『戦友たちにも食べさせてやりたかった…』と、人目もはばからず嗚咽する客の姿を見て、料理長の谷岡は沙織を採用することにする。

沙織はようやく料理人として認められたのだ。

 

菊池家にお世話になる沙織

でもこの時代に、沙織の帰る場所はない。

お金も行くあてもない沙織は、隆一の家に居候することになった。

 

隆一は、大学生の妹・和子(志田彩良)とふたり暮らし。

10月には東京オリンピックが開催されるということもあり、街は賑やかで、ほんの少し前まで戦争していたとは思えない。

『戦争なんて2度とごめんさ』

隆一はそう呟き、早足で歩いていく。

戦争を知らない沙織には、この街は古い写真が動いているようだった。

 

隆一と和子が住んでいるいづみ荘は、古い木造アパートだった。

狭い部屋には和子の本が本棚に入りきらず、床に積んであった。

 

和子はタンスから沙織の着替えを選ぶと、隆一を部屋の外に出す。

沙織が着替えると、和子は『兄は偏屈だけど、料理の腕だけは確かなの。きっといい夫になるわ』と目配せをした。

2人の笑い声を聞き、何ごとかと隆一が戻ってきた。

花柄のブラウスにオレンジ色のスカートを着た沙織を見て、隆一は『見違えたな〜』と驚くのだった。

 

2020年から来た未来人

その後、3人は銭湯へ。

物理学を専攻している和子は、キュリー夫人のようにノーベル賞を取るのが夢だった。

この世に科学で説明できないことなんてないという和子に、沙織は2020年の世界からタイムスリップしてきたことを打ち明ける。

 

『さっきの話だけど、理論上あり得るわ!』

風呂からあがった和子は、2020年はどうなっているのかとワクワクした表情で尋ねた。

『世界に平和は訪れた?』『差別はなくなった?』『病気や飢餓はなくなった?』

それに対し、沙織は異常気象や新型のウイルスが発生していることや、人工知能が発達していることを伝えた。

近いうち、誰でも宇宙旅行ができるようになることも。

 

すると信じてくれたと思った和子は『まるで見てきたように言うのね』と笑った。

やはりこんな話を簡単に信じてくれるわけがない。

沙織は『冗談だよ、冗談』と笑ってごまかした。

 

その後、銭湯から出てきた隆一に、和子は『沙織が2020年からやってきた未来人』だと発表する。

それに付き合い、『こう見えて未来からやってきましたのよ。オホホホホ』と笑う沙織。

真面目に聞いていた隆一は『くだらない』と行ってしまう。

 

だが、2020年には1人1台電話を持ち歩いていると聞いた隆一は『あんな重い物をどうやって?』と首を傾げる。

悩む隆一を見て、和子と沙織は顔を見合わせて笑った。

 

魔法のスープ

アパートに戻ると、隆一はホテルの厨房から持ち帰った野菜のくずや固くなったフランスパンを使って料理を始めた。

沙織にとっては、ただの生ゴミでも、隆一にとっては大切な食材なのだ。

 

野菜は皮や根にこそ栄養がある。捨てるなんてもったいないよ

穏やかに語る隆一を見て、沙織は申し訳ない気持ちになる。

 

フランスパンはスライスしてフレンチトーストに。

野菜クズは柔らかく煮たあと濾して、野菜スープに。

 

そんな隆一を見て、沙織は『どうしたら本物の料理人になれますか?』と尋ねる。

素材の声を聞けばいい。料理の仕方は、素材が教えてくれるよ。料理人の仕事とは、よく耳を澄ますこと。それだけだ

隆一は優しく微笑んだ。

 

するとアパート中に漂ういい匂いにつられて、アパートの人たちが集まってきた。

こうして隆一は、ときどき料理を振る舞っているのだ。

 

『国の両親に連絡しておけよ』という隆一に、沙織はもう両親は亡くなっていることを伝える。

すると隆一たちの両親も戦争で亡くなっていた。

 

当時、7歳の隆一は、3歳の和子を背負って焼け跡をさまよった。

でもその時より、上野で浮浪児として暮らした戦後のほうが辛かったという。

 

闇市から食べ物を盗んだり、進駐軍の残飯を漁り、野菜くずでスープを作ったり…。

その野菜スープを飲んで、病気だった和子はみるみる元気になった。

これは隆一にとって、思い入れのある魔法のスープなのだ。

 

『腹が減る、あの辛さだけは耐えられない。そうだろう?』

隆一に訊かれて、沙織は答えに困る…。

でもコックになった理由は、沙織も隆一と一緒だった。

『お客さんがうまいもんをたらふく食って、満足した顔を見るのが何より好きだ』

それを聞き、沙織は嬉しくなって『私も同じです』と笑顔になった。

 

コックが腕を上げるには

その後、沙織は隆一に、コックが腕を上げる秘訣を教えてもらった。

それは『盗むこと』。

例えば、鍋に残ったソースをこっそり舐めて味を記憶したり、そうやってコックは腕を上げていくのだ。

 

翌日、沙織は料理長がシンクに置いていった鍋のソースを指ですくおうとした。

すると先輩コックが『早く洗えよ』と上からお湯をかけてしまった。

 

『女だからって容赦しねぇぞ。同じコックだ!』

彼の言葉を聞き、沙織は負けるもんかと奮起する。

奇跡の再会

そんなある日、沙織は、着物姿の若い女性を翡翠亭まで案内する。

この時代に知り合いなんているはずもないのに、沙織は彼女になんだか会ったことがあるような気がした…。

 

その時、沙織は、おばあちゃんがホテル・ヒスイでおじいちゃんにプロポーズされた話を思い出す。

 

沙織が彼女に名前を訊くと、彼女はまぎれもなく祖母・雅代本人だった。

まさかこんな形で再会できると思っていなかった沙織は胸がいっぱいになる。

だがお見合いの相手は中川ではなく、黒田という男だった…。

 

お見合いの後、沙織は雅代を追いかけ、同級生のフリをして話しかけた。

そして『あなたには他に好きな人がいるんじゃない?高校の同級生の中川誠さんとか』と言ってしまう。

 

この時代はまだ女性から告白なんてとんでもないという時代…。

『でもそんな時代は終わったの!好きならちゃんと想いを伝えないと』

沙織は、萎縮する沙織を強く励ました。

 

その後、沙織は若い頃のおじいちゃん・中川誠に会いにいき、雅代からの伝言を伝えた。

プロポーズ大作戦

翌日、沙織はフルコースを任せてほしいと料理長に頼み込んだ。

隆一が責任をもって補佐すると聞き、料理長は今夜だけ特別に、沙織に料理を作ることを許してくれた。

 

その夜、翡翠亭に雅代と誠がやってきた。

これは、2人を会わせるために沙織が仕組んだ作戦だったのだ。

 

そこで雅代は勇気をふりしぼり、お見合いしたことを伝える。

誠は目を丸くして驚くものの、『僕には口出しする権利なんてないよ』と黙り込む。

 

その頃、沙織は2人のためにフルコースを作っていた。

おばあちゃんをレストランに招待するという夢が、こんな形で叶うとは…。

 

沙織の料理を食べた2人は、『おいしいね』『うん』と笑顔になる。

和やかなムードに包まれて、誠は心に秘めていた想いを口にする。

好きなひとの顔を見ながら美味しいものを食べる。こんなふうに毎日を過ごせたらきっと幸せな人生だろうね。

……結婚しよう

『…はい』

 

2人が結婚することを知った沙織は大喜び。

『やっと約束守れたね、ばあちゃん』と呟き、18歳の雅代に不思議がられてしまうのだった。

 

お前が来てから楽しいよ

その夜、沙織は隆一とバーに飲みに行った。

そこで沙織は、隆一が本場パリで修業したいと思っていることを知る。

誰にも言ったことがない夢を自分に言ってくれたことが、沙織は嬉しかった。

隆一はそれが気恥ずかしくなったのか、トイレに立つ…。

 

すると店内に、雅代とお見合いをした男がいた。

男が雅代とお見合いしたのは財産目的。そのために4人の女と別れたという。

それを聞いた沙織は黙っていられず、男を平手打ちにした。

 

怒った男に殴られそうになったところを沙織は隆一に助けられる。

その後、ベロンベロンに酔っ払った沙織は、隆一におんぶされて帰宅した。

 

裸足のアベベ…!?

それから4ヶ月が過ぎ、東京オリンピックが開幕した。

沙織は翡翠亭で、料理も任されるようになっていた。

 

そんな中、外国人男性が裸足のまま入ってくる。

沙織が英語で話しかけると、彼はエチオピア料理が食べたいという。

お金は後で選手団の代表が払うと聞き、コックたちは裸足で走るアベベ選手ではないか?と思い、彼を国賓室に案内する…。

 

そこで沙織は同期の坂口が教えてくれたエチオピア料理を思い出し、この時代にあるもので代用して作ってみた。

すると彼は『ママの味だ』と喜んだ。

 

でも彼はアベベではなく、戦争が嫌で脱走した米軍の兵士だった。

男は『2日後にブラジルに行く船が出るから見逃してほしい』と沙織に頼む。

 

突然の告白

そんな中、隆一はパリのフランス料理店で働いてみないかと料理長に言われる。

料理長が昔修業した店で、日本人のコックを探しているというのだ。

 

隆一は沙織を呼び止めると、『俺と一緒に来てくれないか』と告げる。

隆一はなんとなく、沙織が急にどこかに消えてしまうような、そんな不安に襲われていた。

2人は『後で話そう』と約束をして、仕事に戻る。

 

エレベーター

そこに刑事が、アベベを語り無銭飲食をしている脱走兵がいると探しに来た。

それを知った沙織は急いで男を業務用エレベーターに乗せ、逃がす。

 

男はそんな沙織に、母親の形見の金のペンダントをくれる。

沙織はそれを返すと、代金は私の給料から差し引くから大丈夫だと言った。

『いつか戦争のない世界になる。そうだろ?』

男は英語で尋ねる。

『えぇ、きっと』と沙織は答える。

微笑む男を『アベベより早く走らないと捕まるわよ』と沙織は送り出した。

 

その後、沙織は業務用エレベーターで翡翠亭に戻ろうとした。

その時、地震のようにエレベーターが揺れ、光が明滅。

沙織はまた2020年の世界に戻ってしまった。

 

沙織の変化

4ヶ月もの間、沙織は1964年にいたのに、現代では全然時間が経っていなかった。

〈私は夢でも見ていたのだろうか?〉

沙織はそう思いながら、皿を洗う。

でも今まで当たり前のように捨ててきた野菜くずを、沙織は捨てることができない。

 

“ これはゴミなんかじゃないよ ”

沙織は隆一の言葉を思い出し、業務用エレベーターを上がったり下がったりした。

でも奇跡は起こらなかった。

 

特別メニュー

そんな中、東京オリンピックの特別メニューの〆切が明日に迫り、沙織は野菜くずを煮て、濾したスープを作りあげる。

 

それを飲んだ池田シェフは『豚の餌の次は、捨てられた野菜くずだけで作ったスープか。いい度胸だ』と、けなす。

だが、西島オーナーシェフは黙ってスープを飲み続ける。

 

沙織は、野菜の皮や根に含まれる栄養成分が溶け出したスープには抗酸化作用があり、アンチエイジングになると説明した。

 

西島はそれを遮ると、ひとつ質問をした。

料理人にとって、最も大切なことはなんだ?

 

…素材の声に耳を傾けることです。料理のしかたは、素材が教えてくれるから

 

沙織は隆一の言葉を思い出しながら、口にする。

そしてこれは、自分が尊敬する人の言葉だと謝った。

 

『他人の受け売りでもいいさ。それがわかってりゃいい』

そう言うと西島はまたスープを口に含み、『うまい。合格だ』と頷いた。

 

その後、沙織は屋上で1人話し始める。

西島の満足そうな顔を見たら、見返してやろうなんて思ったことはどうでもよくなったこと。

隠し味には塩麹を使ったこと。

『そんな調味料、知らないでしょう?』

 

会いたいよ!隆一さん!…あなたに会いたい

沙織は空に向かって叫んだ。

 

スープが繋ぐ愛

それから沙織は、特別メニューのスープ作りを任されるようになった。

自分が作った料理をお客さんが食べて、満足した顔になる。

それが嬉しい。

そのために、沙織は今日も腕をふるう。

 

『コックは、みんなそうさ』

隆一の声が聴こえるような気がした。

 

そんなある日、沙織は特別メニューのスープを気に入ってくれた金婚式の夫婦に挨拶にすることになった。

 

沙織が行くと、部屋には妻の敏江(赤座美代子)しかいなかった。

旦那さんは昔、翡翠亭で料理長をしていたという。

 

主人はね、他に好きな人がいたの。でもその人が突然行方不明になって、ずいぶん探したけど見つからなかった…』

その話を聞き、沙織はテーブルに置かれた腕時計に気づく。

それは隆一が父親の形見だと大切にしていたものだった。

『主人がその女性を諦めるまで、私 ずっと待ったわ』

 

彼はスープをひと口飲むと、『俺の味だ』と涙を流してお手洗いに行ってしまったという。

隆一は沙織を待つため、フランスには行かず翡翠亭に残ったのだ。

 

『私はご主人には会ってはいけないんです、絶対に。すいません。

どうか、お幸せに…』

沙織はそう言うと、厨房に戻った。

スープを作りながら、沙織はたまらず泣きじゃくる。

 

こうして56年の時を経て、沙織の初恋は幕を閉じたのだった。

 

もうひとつの失恋

その夜、沙織は坂口とバーにいた。

そのバーは1964年に沙織と隆一が行った店。

そこで沙織は、ある男と再会を果たす。

 

あなたは私の初恋の人にそっくりだ!』

老人は沙織に近づくと、沙織の腕を掴んだ。

やめてと言っても離さない老人を、沙織は平手打ちにする。

 

彼は隆一ではなく、沙織が平手打ちした雅代のお見合い相手だったのだ。

 

彼はあの日から沙織に会いたくてこの店に来ていた。

こうして彼の56年越しの初恋も、あっけなく幕を閉じたのだった。

 

〜 完 〜

 

『56年目の失恋』の感想

ずっとしっとりいいムードで来ていたのに、最後のオチはなんなの〜!?

私の出かけた涙を返して〜〜。

そこまでしてやりたかったのかな…。私にはわからない(>_<)

 

気を取り直して、本編のほうの感想を。

 

実は物語の途中で観るのをやめて仕事に行かなければならず、続きを妄想してたんですが、そうだったらいいなと思っていた展開になり、にんまり。

それは若かりしばあちゃんに、フルコースを食べさせるところ!

 

まさかそれで、じいちゃんとばあちゃんの縁結びまでしちゃうとは思わなかったけど、

美味しいものを一緒に食べて、気持ちを分かち合うというのは、何よりのご馳走だなぁと思いました。

 

現代では叶わなかったばあちゃんとの約束を、タイムスリップして叶えるなんて粋でよかったです♪

 

それから、菊池兄妹がよかったですね〜。

人が困っていたら助け合うのは普通。

それが当り前にできてしまう2人の心地よさ。

ここにずっといたいと思ってしまう沙織の気持ちがわかりました。

 

隆一は第一印象は悪かったけど、ちょっと堅物で真面目すぎるだけでしたね。

戦争を体験しているから余計に心がきゅうっと縮こまっているというか。

でも料理のことを話す隆一はとても穏やかで、なんの押しつけもなくて、沙織の心にもすうっとしみ込んでいくようで…。

 

現代に帰ってきた沙織が、特別メニューで野菜スープを作ったときは、そう来たか〜と思いました。

まさかおんなじものを作るとは思わなかったから。

でもそれが、翡翠亭に食べにきた隆一に『俺と同じ味だ…』と涙を流させることになった。

 

隆一はスープを飲んで、それが沙織が作ったものだとわかったかしら?

沙織が言ってた『みんなが1人1台電話を持っている』の意味がわかったかしら。

 

なんか隆一と会わずに終わったぶん、よけいに最後のオチが…。。。くぅ〜〜、泣けてきますね(^_^;)

 

あとは1964年では、結構あっさり沙織の料理の腕前が認められてしまって残念だったかな。

あんだけみんな『女だからって手加減しねぇぞ』と言っといて、雅代と誠のプロポーズ大作戦のときには『やらせてあげましょうよ』と料理長に言っていて。

いつの間にかみんな、沙織の味方になっていて驚きました。

 

でも最初から西島料理長は、沙織に足りないのは実力ではなく、“心”だと見抜いてたんですね。

そんな西島料理長にはもっと姿勢よくスープを飲んでほしかったな~。

豚の餌呼ばわりもちょっといい過ぎかなと。

素材を大切にするということを沙織に伝えたかったのなら、尚更言い方には気をつけてほしいと思いました。

 

あと、1番気になったのは、ノーベル賞を取ると言っていた和子の行方!

和子ちゃんのキャラがとても好きでした。

ゆるキャン△に出てた時も思ったけど、志田彩良ちゃんの声と話し方がとても好き。

眼鏡をかけていたせいもあるけど、全然わからなかったな~。

 

 

それから56年後の失恋ということで大泣きしてた沙織だけど、私だったら嬉し泣きするかも。

だって隆一はずっと沙織のことを探して、待っていてくれたんだから。

そしてきっと今も。

 

正確には56年という時をしっかり乗り越えてきたのは隆一や奥さん、オチ男さんだけなんですよね。

沙織はタイムスリップしただけだから。

それを最後のオチで言いたかったのかもしれませんね。オチ男…

 

これからも沙織が食べものを大切に、美味しいものを作り続けていってくれたらいいなと思いました。

 

長くなりましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。