ドラマ『文学処女』1話ネタバレあらすじと感想│自覚してない恋のはじまり

今回は、ドラマ『文学処女第1話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

 

 

月白鹿子(森川葵)は文芸編集部で働く26歳。

本が大好きな彼女は、未だにちゃんと恋をしたことがない。

でも超人気ミステリー作家・加賀屋朔(城田優)の担当に抜擢され、鹿子の世界が急に色づき始めます。

 

原作は、中野まや花さんのLINE漫画!

森川葵 × 城田優のW主演で送る、遅咲きの恋のものがたりをお楽しみください!

それではさっそく、1話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

 

『文学処女』1話のネタバレあらすじ

出版社の文芸編集部で働く月白鹿子(森川葵)は、初恋が本の登場人物という根っからの本好きだ。

 

本に囲まれていれば幸せな鹿子は26歳になっても恋愛経験ゼロで、新人作家にラブシーンについて尋ねられてもうまく答えることができない…。

 

そんな鹿子をいつも気にかけているのは同期の望月千広(中尾暢樹)だ。

しかし彼の好意に鹿子は全く気づいていない。

 

そんなある日、鹿子は超人気ミステリー作家・加賀屋朔の担当を任される。

前任の担当者がクビになり、急遽鹿子にバトンが回されたのだ。

 

引き継ぎファイルの裏には、“俺は奴隷じゃない”と赤字でびっしり書かれてあり、鹿子はゾッとする。

 

しかし加賀屋朔といえば、作品の多くが映画化され、その甘いマスクでメディア出演も多数。

今年度の中野文学賞にもノミネートされている人気作家だ。

 

鹿子は入社4年目、念願の文芸編集部に配属されて1ヶ月での大抜擢に心を踊らせた。

 

加賀谷との出会い

その後、鹿子はさっそく加賀屋の家に向かった。

鹿子は “ これから加賀屋先生と一緒に抱きしめたくなるような1冊を作るんだ ” と希望に満ち溢れていた。

 

鹿子は緊張の面持ちでピンポンを押すが、応答がない。

鹿子は玄関の戸を開けると、『月白で〜す』と中に入っていった。

 

すると昼間から加賀屋は、女性(泉里香)とベッドで眠っていた。

鹿子はびっくりして荷物を落とし、その音で女性が目を覚ました。

 

女性は『加賀屋先生の担当さん?』と鹿子に尋ねると、加賀屋を起こしてくれた。

こんな状況にも関わらず、平然と着替える2人を見て、鹿子は驚くばかりだ。

 

女性が去ると、加賀屋は鹿子に原稿をくれた。

鹿子が意を決して『さっきの方は奥さまですか?か、彼女?…恋人ですか?』と訊くと、加賀屋は『赤文社の担当の人。おやすみなさい』とまた寝ようとした。

 

鹿子は次回作の打ち合わせをしようとするが、加賀谷は『そういうの大丈夫です。またこちらから連絡します』とそっけない。

鹿子はしかたなく編集部に戻った。

 

加賀谷朔の担当ファイル

・打ち合わせは嫌い。

 

・作品の内容には踏み込まない。

 

・原稿を受け取りではなく、週に1回庭の草むしり。

 

・木村屋のあんぱんを常にストック(締め切り前は最低10個)。

 

・メールの返事はないことが多い。

鹿子は引き継ぎファイルを見て『こんなの編集の仕事じゃな〜い!!!』と叫んだ。

すると『心の声漏れてるぞ』と望月が背後から顔を出した。

 

企画を提案したり、作家の新しい可能性を引き出したいという鹿子に、『よけいなことはしない方がいい』と望月は釘を刺した。

 

編集は、下手に内容に首を突っ込まず、褒めておだてて先生との良好な関係が崩れないよう言われたことだけをやる。

 

特に加賀屋先生の場合はな』と望月に強調され、鹿子は納得できない気持ちでいっぱいだった。

 

そこに加賀屋から電話があり、鹿子は喜んで電話に出た。

しかし加賀屋は『アンパン食べたい。10分以内、よろしく』と用件だけ言って電話を切った。

 

おだてましょう。それで先生が気持ちよく仕事できるなら

鹿子は急いでアンパンを買うと、加賀屋の家に行った。

でも当の加賀屋は、鹿子が誰だか覚えていなかった。

鹿子は『緑線社の月白です』と名乗ると、アンパンの入った紙袋を差し出した。

加賀屋は『あぁ、アンパン!』と受け取ると、早速食べ始めた。

鹿子はそれを見て、この人テレビで見るより相当感じ悪いと思うのだった。

 

鹿子はせっかく家まで来たので、中野文学賞の待ち会の場所について話し始めた。

待ち会とは、関係者全員で受賞の一報を待つこと。

加賀屋は『そういうのはやらなくていいんだけどなぁ』と呟くと、場所は別にどこでもいいと言った。

話を進める鹿子を見て、加賀屋は『本気で取れると思ってるの?』とぼそっと呟いた。

 

その後、加賀屋は、鹿子が考えてきた次回作の企画を『大丈夫です』と断ると、ソファの上にあぐらをかき煙草を吸い始めた。

 

鹿子はその辺の掃除を頼まれ、雑誌を片付け始めた。

その中には加賀屋のグラビアが載ったものもあった。

しかし加賀屋の写真に対し、新作の紹介は左下の片隅に小さく表紙が載っているだけ…。

それを見て鹿子はなんだか複雑な気持ちになった。

 

そこで鹿子は望月の言葉を思い出し、それで加賀谷が気持ちよく仕事ができるならとおだて始めた。

『私、この雑誌見ました!モデルみたいでかっこいいですよね!』

それを聞いた加賀屋は鹿子から雑誌を奪い取ると

お疲れ様でした。次からお宅で書きません。お帰りください

と部屋を出ていってしまった。

 

鹿子の初恋

鹿子は出版社に戻ると『嫌われた〜』とデスクに倒れ込んだ。

あれ以来、加賀屋は電話も出てくれないし、このまま本当に書いてもらえなくなったら一大事だ。

 

そこに編集長の三島(河原雅彦)がやってきて、加賀屋先生との打ち合わせは進んでいるかと尋ねた。

 

鹿子が笑ってごまかすと、三島は加賀屋の作品をどう思うか訊いてきた。

世間の評判ではなく、鹿子自身がどう思うかと…。

 

それを聞き、鹿子は家に帰ると、本棚から加賀屋の本を全て引っ張り出し読み直した。

 

確かに安定した面白さはある。でも、心に残る一冊にならない。何かが足りない。なんだろう…??

 

鹿子はそう思い、書籍化されていない加賀屋のデビュー作が載った冊子を取り出した。

この物語を読んで、鹿子は恋を知ったのだ。

 

ライバル…?

そして待ち会当日。

鹿子は開始早々、ワインを引っ掛けられ凹んでしまう。

そこに加賀屋が先日、家で見かけた女性を連れ現れた。

彼女は鹿子に気付くと、挨拶しにきてくれた。

 

彼女は『赤文者の有明光稀です』と鹿子に名刺を渡すと、また加賀屋の隣に戻っていった。

 

光稀は鹿子とは違い、まさに大人の女性だ。

うるうるした瞳に濡れた唇。細いのに出るとこ出てるパーフェクトボディ。

落ち着いた佇まいに美しい所作。赤いワンピースがよく似合う。

 

なにあれ!本当に編集者?”と鹿子はまじまじと光稀を観察してしまう。

 

暴走かのこ

すると電話が鳴り、中野賞の結果が出た。

加賀屋は電話に出ると『残念でした。皆さんどうもありがとうございました』と集まってくれた関係者に頭を下げた。

 

鹿子が呆然としていると、光稀に対する悪口が聞こえてきた。

さらにその編集者たちは『加賀屋ももう限界でしょ。写真集でも出した方がいいんじゃないの?』と言い始める。

 

鹿子は頭が沸騰して『限界って誰が?加賀屋先生のことですか?』と間に割って入った。

『えっと誰?』

『加賀屋先生の担当ですが何か?』

 

そして鹿子は加賀屋への思いをとうとうと語りだす。

 

今回の作品が最悪だったこと。

書籍化されていないデビュー作を読んで、ドキドキして次回作が早く読みたくてたまらなかったこと。

でもいつからか全然ときめかなくなったこと。

凡庸なトリック、お決まりの展開、どこかで聞いたことのあるセリフの応酬…。

何これ、読者馬鹿にしてんの?やる気あるの!?

鹿子は叫んだ。

もう誰も鹿子を止められない。

 

私は、加賀屋先生の名前ではなく、“加賀屋朔にしか書けないもの”を一緒に作りたい。

あなたたちも編集者ならつまんないこと言ってないで面白い本を作ること考えたらどうですか?

私は絶対、

先生を甘やかしたりしませんから!!!!!

 

そう叫ぶと鹿子は肩で息をした。

そして視線に気づき、顔をあげた。

するといつのまにか加賀屋がすぐそばに来ていて、鹿子はハッと我に返った。

 

終わった…飛ばされる…。。下手したらクビだ…!!!

 

鹿子は青ざめ、店を飛び出した。

 

加賀屋は鹿子を追いかけるとその手を掴み、『言い逃げ?』と鹿子に顔を近づけた。

戸惑う鹿子に『さっきはそそられた』と言う加賀屋。

 

加賀屋は鹿子の手を引き、店を出る。

そして着いたのは高級ホテルだった。

 

『あの…、これって先生、どちらへ?』と尋ねる鹿子に、

加賀屋は『45階のスイートルーム』と答えた。

 

〜2話につづく〜

 

 

 

『文学処女』1話の感想

うぁ〜最初はどうかと思ったけど、鹿子の妄想が走り始めた辺りから面白かったです。

妄想というより暴走か!?笑

 

本が好きで、今までその中の登場人物にしか恋してこなかった鹿子だけど、

編集者になろうと思ったのは “作家と一緒に抱きしめたくなるような一冊を作ること” 。

それってもう既に『作家さん』に恋してるって事じゃない?

つまり加賀屋朔に恋してるってこと。

 

でも実際に会ってみたら、加賀屋は女たらしで、勝手で、人を人として扱わないような最低な奴で、

でもアンパンが好きっていう可愛いところもあって、

少女漫画の王道を行くような出会い方をする。

 

けど、加賀屋朔(これって本名かな?)が昔ながらの庭つきの家に1人で住んでいる辺り、

訳ありの匂いがプンプンするんだよなぁ。

あれは実家かなぁ?

そういう陰の部分を知りたいと思ってしまうのは、人間の性でしょうか…?

 

それで、そんな人間に対して壁作ってる加賀屋に対して、鹿子が切り込む切り込む!

鹿子が周りの目も気にせず加賀屋のことを熱く語ってるのを聞いて、

加賀屋が鹿子に興味を持つのもわかる気がしました。

 

だって『先生、先生』とおべっか使う人間ばかりの世界で、『私は甘やかしたりしませんから!』なんて恐ろしいこと言う人は他にいないでしょうから…(^_^;)

 

でもこの時点では、加賀屋はまだ面白いとしか思ってないんでしょうね〜。

自分の方が格上で、コントロールできる範囲内だと思ってる。

 

それがこれからどんなふうに変わっていくのか楽しみだなー。ニシシシシ

でも最初から不利な望月くんが不憫すぎる…(;´д`)

お姉風の七星くんの存在も気になるなぁ。

これから新たな登場人物も出てくるようですし、次回も楽しみです。

 

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました\(^o^)/

またの〜。