『ごくせん』第1シリーズ12話(最終回)ネタバレあらすじと感想│やめんなよ、ヤンクミ!

にこ

今回は『ごくせん』第1シリーズ 12話(最終回)のネタバレあらすじと感想をまとめました。

出典:日本テレビ

久美子(仲間由紀恵)が喧嘩している写真が週刊誌に載り、大江戸一家の4代目だということもバレてしまった!

 

窮地に陥った久美子は学校を辞めてしまうのか?

 

そこで沢田慎(松本潤)たち3−Dの生徒たちがとった行動は…!?

それではさっそく、12話(最終回)のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

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『ごくせん』第1シリーズ12話(最終回)のネタバレあらすじ

久美子(仲間由紀恵)が密着取材を受けた週刊ウエンズデーが発売された。

それには、久美子が大江戸一家の4代目だということ、熊井(脇知弘)を助けるために久美子が喧嘩している写真が載っていた。

 

白金学院には苦情の電話がじゃんじゃんかかってきて、久美子はビンチに陥る。

3−Dの教室に入るのも気が引ける久美子だが、みんなは『写真写り悪いな』とか『色気ないな』とか普通に接してくれる。

ヤンクミの実家が任侠一家でも、みんなそんなの関係ねぇって』

沢田慎(松本潤)が立ち上がる。

『ヤンクミはヤンクミだろ?』と野田(成宮寛貴)。

『そうだよ』『そうだよ』

みんなが久美子を温かく迎え入れてくれ、久美子は嬉しくなる。

 

白川校長(田山涼成)も、いつかこうなることはわかっていたと言うが、問題は理事長(平泉成)

理事長は猿渡教頭(生瀬勝久)の父で、人一倍、白金学院の名誉と世間の評判を気にする人なのである!!

 

理事長登場!

学校にやってきた理事長は、久美子が大江戸一家の4代目だということより、我が校の教師が暴力沙汰を起こす方が問題だと言った。

『じゃあ生徒が袋叩きにあっているのを見過ごせと言うんですか?』

久美子は理事長に掛け合うが、退職願を書くよう言われてしまう。

だが久美子は『私は教師をやめるようなことをした覚えはない』と拒否する。

 

するとそこに、『3−Dの生徒たちがマスコミと!』と生物の大山先生(大隈いちろう)が飛び込んできた。

記者たちともみ合いになる生徒たち

外にはマスコミたちがたくさん集まっていて、3−Dの生徒たちがやってくると『山口先生が任侠一家だって知ってたの?』『山口先生は生徒にも暴力を振るってたの?』と次々に尋ねてきた。

怒った生徒が記者に暴力を振るいそうになり、沢田が止める。

 

結局、君たちも暴力か』

そこに週刊ウエンズデーの記者たちが現れた。

 

内山(小栗旬)は、なんであんなデタラメ書いたんだよと尋ねる。

熊井は『おまえ、見てたんだろ?ヤンクミは俺をかばうために喧嘩したんだよ』と食ってかかる。

しかし、週刊誌は読者が面白がる記事を書くことが仕事。

開き直る記者の態度に腹を立てた生徒たちは、とうとうもみ合いになってしまう。

 

久美子たちは必死に止めるが、『ヤンクミのこと、あんなふうに言われて黙ってられるかよ』『ヤンクミに謝れよ』と生徒たちの気はおさまらない。

 

久美子がなんとかみんなを押し戻すと、週刊ウエンズデーの記者は『こんなに暴力的だと思いませんでした。これじゃ高校生じゃなくてチンピラじゃないですか!』と生徒に絞められた首元をさすりながら言った。

 

『ひとの生徒を悪く言うなよ!こいつらが何かやったのかよ』

久美子は必死に生徒をかばうが、その惨状を理事長に見られてしまう…!

 

退学か、退職か

その後、理事長は3−D全員を退学処分にすることを決める。

あれだけのことを起こして、担任は辞めない、生徒も処分しないでは世間に示しがつかないからだ。

 

久美子はそれを聞き、自分が責任を取って学校を辞めればいいのだと悟る。

そうすれば生徒たちの暴力は不問にすると、理事長は言っているのだ…。

 

その夜、沢田が久美子に会いにやってきた。

沢田は、こうなったのは自分のせいだと久美子が落ち込んでいると思い、会いにきてくれたのだ。

『明日決まるんだろ?俺たちの処分。悪かったな、あんな騒ぎ起こして。でもお前のせいじゃないから』

『何謝ってんだよ。私のせいだよ。お前らは何もしてない』

『ほらな、全部自分のせいにすんじゃん』

『………。』

 

『なぁ、ヤンクミ。俺たちのせいで辞めさせられたりしないよな』

『そんなわけないだろ』

久美子は笑って、心の中で学校を辞めることを決意する。

大切な生徒たちを守るために…。

 

学校を去るヤンクミ

翌朝、久美子は退職願を出した

それを知った3−Dの生徒たちが追いかけてくる。

 

『なんで辞めんだよ。ヤンクミが辞めて、俺たちに処分がないなんておかしいだろ?』

『それは、…それは処分する必要ねぇからだ』

 

久美子は、自分が辞めるのと沢田たちのことは全然関係ないという。

けれども、辞めるようなことしてないのに辞めるなんて、ヤンクミらしくないと沢田は怒鳴る。

 

ヤンクミが教えてくれたんじゃねぇかよ。自分の気持ちに正直に生きろって。今のお前は自分の気持ちごまかしてねぇのかよ!

『そうだよ』『やめんじゃねぇよ!』

 

『…もう、うんざりなんだよ!お前らの面倒みるのは!…もう嫌なんだよ!!』

久美子は泣きながら叫ぶと、その場を去る。

その背中に沢田は叫ぶ。

俺たちのめんどう、最後までみるっていったじゃねぇか!全員一緒に卒業させるっていったじゃねぇか!

ヤンクミ!

みんなの呼ぶ声を背に、久美子は涙を流しながら歩いていく。

 

ヤンクミのために

教室に戻った沢田たちは、このままでいいのか考える。

何かヤンクミのためにできることがないのかと。

 

それは教師たちも同じだった。

変な先生だけど、まっすぐで、先生というより生徒みたいで。

 

『この人なら、学校を変えてくれる』

面接したとき、校長は思ったという。

『どうしてあんな生徒たちにここまでできるんだ』と猿渡教頭…。

 

その噂は、篠原(沢村一樹)柏木(坂田聡)の耳にも入った。

 

悔いが残らないように…

その夜、家の縁側に座っていた久美子が『私、大江戸一家、継ごうかな』とポツリと言う。

失業しちゃったし、いつまでもブラブラしていられないというのだ。

明日からてつたちを手伝うという久美子に、おじいちゃん(宇津井健)は『何をフザケたこと言ってんだ!』と怒る。

 

お前、教師を一生続けるって言ったよな。その想いは、そんな簡単に捨てちまえるようなものだったのかい?

 

おじいちゃんは、まだ教師への未練がある久美子に、そんな中途半端な気持ちで大事なことを決めるんじゃないと諭す。

久美子には自分の人生を大事に、大事に生きてほしいというのだ。

悔いが残らないように…。

 

伝わる想い

翌日、白金学院で教育シンポジウムが開かれ、理事長から謝罪と、久美子の依願退職が伝えられた

そこに、3−Dの生徒たちが話を聞いてほしいと入ってくる。

ここぞとばかりに、マスコミがシャッターを切る。

 

教師たちは、生徒たちを外に出ていかせようとした。

それに対し、内山たちは拳を握りしめ、暴力を我慢して『ヤンクミをやめさせないでくれ』と理事長に訴える。

 

菊乃(中澤裕子)静香(伊東美咲)は久美子に電話する。

すぐ来てよ。このままでいいの?ヤンクミ!!!

菊乃は電話をみんなの方に向ける。

生徒たちの声が、想いが心に伝わってくる。

 

『久美子、悔いを残すんじゃねぇぞ』

おじいちゃんたちに見送られ、久美子は学校に向かう。

 

するとそこに『乗ってください』と篠原と柏木が現れた。

久美子は車に乗り、学校へ向かった。

人生を変える出会い

そんな中、沢田はみんなを代表して、理事長に訴える。

『ヤンクミが大江戸一家の4代目だろうが、暴力教師だろうがそんなの俺たちには関係ないだよ!

あいつは俺たちにいろんなことを教えてくれた。

教師なんて、大人なんて信じられないと思ってた俺たちに、そうじゃねぇって思わせてくれたんだよ。

こいつなら信じられるかもしれない。

こいつなら、心の中見せてもいいんじゃないかって』

 

久美子は見た目や成績で、ひとを判断したりしない。

あんなに本気で向き合ってくれる先公はいない。

 

仲間を大事にすること。喧嘩と暴力の違い。

久美子はいろんなことを教えてくれた。

そして何があっても、どんな時でも生徒たちの味方でいてくれた。

 

ヤンクミが来てから、学校に来るのが楽しくなった。

 

そんな先公は他にはいない!

 

3−Dの生徒たちは、もし久美子のクビを撤回できなのいのなら全員学校を辞めると、退学届を見せた。

それを撮るマスコミたち。

 

学校っていうのは

そこに『おめぇら、待ちやがれ!』と久美子がやってきた。

久美子は理事長と話がしたいと頭を下げるが、理事長は『生徒もろともつまみ出せ!』と怒鳴りつける。

 

すると今まで黙っていた猿渡教頭が口を開いた。

『話してもらいましょう!』

久美子は静かにステージに上がると、マイクの前に立ち、話し始めた。

 

3−Dの生徒たちを卒業まで支えてほしいということ。

こいつらみたいな生徒たちを見捨てないでほしいということ。

 

未熟だから、失敗もするし間違ったこともする。

でもそれだけで不良のレッテルをはって切り捨てないでほしい。

みんな、人より失敗が多いだけ。それも個性なんだと。

 

『たった3ヶ月だったけど、毎日楽しくて充実していました。私は白金学院3年D組の担任になれたことを、まっすぐな心をもったこいつらの先生になれたことを、心から誇りに思っています』

 

『じゃあなんで辞めんだよ!』

『お前がいない学校なんてつまんねぇんだよ』

『バカ言ってんじゃねぇ!』

叫ぶ生徒たちに、久美子は説教をする。

 

『学校は遊びに来るとこじゃないんだよ。苦しいことや嫌なことから逃げないために勉強するんだよ。

人ってのは1人じゃ生きていけない。だから仲間と一緒に生きてくことを勉強するんだよ。

だから学校にちゃんと通って、きちんと卒業するんだよ』

 

『おまえらは1番大切なものをちゃんと持ってる』

久美子は胸をドンと叩くと『だから自信をもって、正々堂々胸を張って生きてけ』と涙を流して言った。

 

その言葉はたしかに生徒たちの胸に響いた。

久美子は深々と頭を下げると、壇から下り、生徒たちの間を通り、体育館を出ていこうとした。

 

その時、ビリッ。

猿渡教頭が久美子の退職願を破ってクシャクシャにした。

初めてあなたのなさることを否定いたします。

山口先生は、我が校にとって必要な教師です』

 

校長が拍手し、場内に拍手が沸き起こる。

理事長はそれを聞き、『今日のところは許してやろう。でもこのままじゃ済まさんぞ』と出て行った。

 

ヤンクミが辞めなくていいとわかった生徒たちは大喜び。

久美子は熊井たちに担がれ、体育館を駆け回る。

 

エンディング

こうしてまた楽しい3−Dの日常が戻ってきた。

今日の授業は外で缶蹴り!

 

その様子を見守る他の先生や篠原、てつたち。

てつは篠原に『お嬢は篠原さんをお慕い申し上げてるようですが、譲りませんから』と言う。

それを受けて立つ篠原。

『じゃあ、俺たち3人ライバルですか?』と柏木。

『悪い。3人じゃなくて4人だ』と沢田慎。

 

そして誰かが蹴った缶が猿渡の頭にあたり、久美子たちは逃げ出す。

それを追いかける猿渡。

みんなは川原を走る!

 

みんな、私についてこいよ〜!お前ら全員卒業するぞ〜!』

『お〜〜!』

みんなは空に向かって高々と拳を突き上げるのだった。

 

〜 ごくせん第1シリーズ・完 〜

 

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『ごくせん』第1シリーズ12話の感想

感動の最終回でしたね〜!

 

でもこの時点で既に卒業スペシャルが決定していたのか、卒業シーンは1つも出てこなかった…。

なので卒業スペシャルまでやってください、TVerさん〜!

それを見ないと本当の最終回じゃない気がします〜(ノД`)

 

とはいえ、週刊誌に載ったヤンクミを気遣う生徒たち!

よかったね〜。

最初出会った頃とは全然違う生徒たちの成長にホロリ。

 

久美子には本当に表裏がなくて(柏木さんに対してだけは扱いが酷いけど…)、こんな先生なら信じられるって思いました。

実際にいたら大変そうだけど、、

久美子が学校辞めた後に、『変な先生だけどいい人でしたよね…』と先生たちがポツリポツリ呟くシーンがぐっときました。

なんだかんだ、先生たちも久美子のことを認めててくれたんだなぁって。

 

何より久美子と1番ぶつかり合ってた猿渡教頭が、今まで背いたことがなかった理事長に向かっていく姿がよかったです!

眼力っていうんですか、生瀬さんの目、キラーンってなってましたもんね〜。笑

 

久美子の良さや頑張りは、突然やってきた理事長にはわからない。

だからそれを否定されたら、何!?ってなるわけで。

あのシーンは白金学院全体が久美子の身内みたいになってて、感動でした。

 

慎も心配して直接大江戸一家まで来たり頑張ってたけど、久美子の部屋に行っても(久美子の部屋はいつ見ても真っ赤ですごいと思う(^_^;))、何も起こらず残念〜。

結局、篠原さん、てつ、柏木さん、慎の4人に想われてるって、久美子モテモテじゃん〜。気づいてないのがすごいよ、久美子。

 

最後の授業が川原での缶蹴りで、ん?と思ったら、そのままエンディングの缶持って走るシーンに繋がってて、なるほど〜♪と思いました。

最近、毎回最後にみんなで走ってたから、あんま気にならなくなってた。笑

 

みんなで『お〜〜!』も最初は誰もしてくれなかったのに、自然にできるようになってましたね。

いつの間にかみんなの心がひとつになって、久美子が望むクラスの形になってたんだね。

 

最後まで人情溢れる爽やかなお話でよかったです。

時代が変わっても、大切なものは変わらないんだなと。

そう思いました。

またこういう心に響く学園モノをやってほしいな〜☆

 

それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。

 

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