『バンクオーバー!』前編ネタバレと感想│次から次へと明かされる裏事情!人は見た目じゃわからないっ

にこ

今回は、2021年9月19日放送『バンクオーバー!~史上最弱の強盗~』前編のネタバレあらすじと感想をまとめました。

銀行強盗に入った佐助は驚く。

中にはもう1組、銀行強盗がいて!?

しかも相手は外国人で言葉も通じない。

銀行強盗同士が鉢合わせするという前代未聞の状況の中、

そこに居合わせた人たちの抱える事情が徐々に明らかになっていき…!?

 

それではさっそく、前編のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

『バンクオーバー!史上最弱の強盗』前編のネタバレあらすじ

妻川銀行、田勢谷支店前。

車の中で、猿渡佐助(間宮祥太朗)は、大柄で強面の田尻(長江英和)と共にその時を待っていた。

 

『緊張していますか?ぼっちゃん』

『いや、何度もシミュレーションしたし、あとはそのとおりにやるだけだ』

 

佐助が豚の覆面を持っているのに気づいた田尻は、今日のために染めてきた勝負手ぬぐいを渡す。

でも短くてうまく結べない。

佐助はなんとかそれで顔の下半分を隠すと、銃を手に銀行に向かって歩いていった。

 

『強盗だ!無駄な抵抗はやめろ!』

 

しかし勢いよく押し入ったものの、

中では中東系とアフリカ系のいかつい男2人組が窓口担当の後藤(伊藤万理華)に銃を向け、銀行強盗の真っ最中!

 

まさかの強盗同士の鉢合わせに、佐助たちはいきなり大ピンチ!

向こうの方が武器はデカいし、似合ってるし、普通に怖い!

 

その時、顔を覆っていた手ぬぐいが落ちそうになり、佐助は慌てて顔を隠す。

すると『落ち着きましょう』と、隣の田尻が銃を構える。

 

そうだ!こちらには百戦錬磨の田尻さんがいる。

佐助がそう思った瞬間、向こうが躊躇なく銃を撃ってきて、田尻も撃ち返す。

 

佐助は慌てて物陰に隠れ、

『田尻さん、どうします?』

と尋ねた。

するとオーマイガー!

田尻さんは息はしているものの、気を失って倒れていた!!!

 

佐助が向こうの男たちのほうを覗くと、向こうも物陰に隠れて銃を構えてこちらを見ている。

 

だから怖いって!

通用口から逃げるか?

いや、でもチャンスは今日しかない!

 

猿渡佐助の事情

──2か月前。

佐助は、妹の小春(貴島明日香)から『結婚する』と婚約者の若松(ニシダ/ラランド)を紹介された。

 

この前、バイトからようやく正社員になったという土木作業員の若松は、佐助をいきなり「お義兄さん」と呼び、ポテトを食べまくる。

 

最初は驚いた佐助だったが、仲睦まじい2人の様子を見て、

『いい奴なんだよな。幸せになれよ』

と祝福する。

 

しかし別れた途端、小春が倒れ、100万人に1人の難病、肥厚性脳腫という病気にかかっていることが判明!

余命半年~1年と診断される。

 

手術で回復したケースはあるが、日本では症例が少なく未認可のため、海外での手術が必要だ。

かかる費用は少なくとも1千万!!!

 

こう見えて佐助は、亡くなった父の跡を継ぎ、猿渡手ぬぐいの社長になったおぼっちゃん。

すぐに佐助は銀行に行き、支店長の鈴木(阪野マサノブ)に事情を話し、1千万貸してほしいと頼んだ。

でもそんなうまくいくはずもなく…。

 

佐助は道端に貼られていた「ワクワク松平ワーク」といういかにも怪しい高額バイトの店でお金を借りてしまう!!

 

佐助はその足で、仕事中の若松のもとへ。

若松はその容姿から、豚トロだのトンテキだのと罵られながらも頑張って働いていた。

 

『あの、これ、ちょっと早いんだけど結婚祝い。

これで小春、助けてあげて』

 

若松は紙バッグの中に入った札束を見て仰天する!

 

佐助が古くて小さな工房で手ぬぐいを染めていると、

わくわく松平ワークの松平(般若)が、先日申し込んだ高額バイトの場所が決まったとやってきた。

 

途中、噛んでいたガムを飲み込んでしまい、

『あい~~!!!』

と大声で叫ぶ松平。怖い…

 

そのバイトとは、紙袋に入ったあるものを使ってお金を取ってくる短期の仕事。

場所は、妻川銀行。

強く盗むと書いて、強盗だ。

 

『え?それって犯罪じゃないですか…』

佐助がツッコむと、

『え~!もう、ざけんなコラ~!』

と松平は目をひんむき、甲高い声で叫ぶ。

1千万だとこのくらいリスクのある仕事をしてもらわないとダメだという。

 

キャンセルはできるが、キャンセル料は100万もする。。

佐助は若松にお金を返してほしいとメッセージを送るが、返事はなく。

電話しても応答なし。

なんと若松が金を持ってトンずらしたことが判明する!

 

その夜。。

佐助は見た目が怖い従業員の田尻とカラオケに行き、一緒に銀行強盗をしてくれないかと頼む。

 

妻川銀行田勢谷支店で、9月17日の午後2~4時までの間、警備システムがメンテナンスで落ちるのだ。

そこを狙いますと言って、佐助は茶色い紙袋に入った拳銃を渡す。

 

田尻はもちろん断った。

でも田尻の奥さんから、昔、田尻は外国の軍隊に所属していたとか、最近も危ない橋を渡って警察の世話になったという話を聞いた佐助は、もしそれが本当なら会社として大問題ですと迫る。

 

『いや、違います。それはえん罪なんです!』

田尻は必死に反論するが、佐助に力を貸してほしいと頼まれ、一念発起。

 

佐助は田尻がいてくれれば安心だと思っていたのだが、

実際にはビビッて早々に気絶してしまうという体たらく。。

 

『あんたらも強盗だよな!?いくらほしいんだ』

 

佐助はあきらめて、先客の強盗2人組に交渉を試みるが、日本語が通じない!

佐助は誰か英語ができる人がいないかと、ぐるりと人質になった人たちを見渡した。

 

するとなぜか支店長だけ、他のみんなよりものすごく厳重に縛られていて…。

 

そんな中、苛立つ佐助に、

『実は私、弁護士で…。よかったら仲介役になりましょうか?』

と、人質の1人のさくら(上白石萌歌)が申し出る。

 

さくらが英語がしゃべれるというので、佐助は『いくら欲しいのか聞いてほしい』と頼むが…。

なぜかさくらはなかなか話さず、必死に考えている様子。

 

そして待つこと、数十秒。

さくらは英語で男たちに尋ねるが、

『イシーホーブンゼィ』

と男たちはまったく聞いたことのないような言語で話す。

 

マジか!言葉の通じない相手と話したって無駄だ。

そう思った佐助は、後藤に銃を向け、金庫から金を持ってこいと命令する。

 

すると急に『お待ちください!』と支店長。

この前、支店長に金を貸してほしいと頼んだばかりの佐助は、バレてしまうと焦るが、向こうはまったく気づいていないようだ。

 

さらに驚くことに、支店長は彼らの話す言葉がわかるという!

 

彼らが話しているのは、スネジビ共和国のスネジビ語

聞いたこともない国の名前だが、アジアの西のほうにあるらしい。

 

佐助が通訳を頼むと、支店長はやってみますと奇妙な言葉を話し始めた。

 

すると男たちから返事がかえってきて、

『金庫に行く前に話し合いがしたい』

と言っているという。

 

『おまえたちも強盗かもしれないが、先に来たのは俺たちだ』

『金を譲る気は一切ない』

 

支店長が通訳する言葉を、固唾を飲んで男たちは見守っていた。。

 

剛田マサルと骨川ワタルの事情

実は彼ら、剛田マサル(蟹江アサド)骨川ワタル(星野ルネ)は見た目は外国人のようだが、東京生まれ東京育ちの幼なじみでバリバリの日本人。

だから日本語もペラペラだ。

 

──2週間前。

お好み焼きを作るために小麦粉を買ったマサルたちは、道に落として粉をまいてしまう。

すると『エクスキューズミー』と警察官がやってきて、マサルたちは警察署へ。

 

『小麦粉なんです』

『お好み焼きを作ろうとしてたんです』

と主張しても、

『ここは犯罪大国じゃないの。

イッツ ジャパン~!OK ?』

と警部の山根(袴田吉彦)はそれを薬だと信じて疑わない。

 

『僕たち、日本育ちですから!』

と言っても、

『パードン?』

『日本語ですから!』

といった感じで、

なんでお好み焼きを作るだけでこんな思いをしなきゃいけないんだよと2人のうっぷんはたまっていた。

 

『いっそ海外に移住しちゃう?』

『そんな金、どこにあるんだよ。そもそも俺たち、英語話せないし』

『あ~あ、お金ほしいなぁ』

 

そんなある日のこと…。

ワタルが働いているカラオケ屋に、佐助と田尻がやってきた。

 

『どうでした?』

歌い終わった田尻が佐助に感想を求め、

『見た目とのギャップがすごかったです』

と佐助が答えると、恐縮ですと田尻はペコリ。

その時、壁にかかった電話の受話器が外れてしまう。

 

ワタルが電話に出ると、

『僕と一緒に銀行強盗してくれませんか?』

という佐助の声が聞こえてきて…。

 

9月17日の午後2~4時の間、メンテナンスで警備システムが落ちることを知ったワタルは、マサルに銀行強盗をしないかと持ちかける。

 

話していた奴らはやらないみたいだし、その金で海外に高飛びしようと思ったのだ。

 

『無理だよ!俺もおまえも昔から超ビビりじゃん』

マサルがそう言った時、

前から歩いてきたサラリーマンがぶつかり、マサルが持っていた鍵?をナイフと勘違い。

 

『アイムソーリー!これで勘弁してください!』

とビビって金を渡して走り去る。

 

そこで2人は考えた。

日本語をしゃべらなければ、誰も自分たちが日本人だとは思わないし、みんな怖がるはず。

2人は適当にマサル語を話し、銀行強盗に入ることにした!!!

 

『ロゲアヲーテ!』

『ロゲアヲ―テ!』

2人は銃を持って銀行に押し入り、みんなが怖がって言うことを聞いてくれることに感動する。

 

そんな中、支店長が1人だけ縛られた状態でどこからか姿を現し、

『ルテーシニーナ!』

とワタルはすごい剣幕で支店長を座らせる。

 

ここまで、外国人なりすまし作戦はおおむね成功していた。

しかしそこに佐助たちがやってきて、

本職の強盗が来ちゃったよ!

あいつ、軍事服着てるし、マジ強そう!

と田尻を見て、マサルたちは焦る。

 

そこで互いに発砲し合い、

あいつらの銃、本物だよ!超怖え~!

とマサルたちが物陰から覗くと、同じように佐助が見ていて、

だから怖いって!

と内心、マサルたちはビビる。

 

その時、支店長が『彼らの言葉がわかる』と言い出し、嘘だろ?とマサルたちはツッコむ。

スネジビ語だなんて、そんなことがあるわけがない。

 

でも支店長が話しかけてきて、イチかバチかでマサルが答えると、

なぜかちょうどいい感じに支店長が訳してくれて奇跡が起きる!

 

その時、支店長はなにがなんでも金庫は守り切らなければならないと強く思っていた。

その訳は…

 

支店長・鈴木則久の事情

9月17日午後2時35分。

今日は、支店長の誕生日。

でも家族からも部下からも祝ってもらえない。

なので自分で祝うことにした。

 

『支店長、高畑ユリア様がいらっしゃいました』

と後藤が知らせにやってきて、

支店長は高畑ユリアを奥の金庫まで連れていく。

奥に通すには、それなりのVIPでないと。

それに高畑様はめったに来ないので、支店長ですら顔を知らない。

 

ではこの女性は誰なのか?

実は彼女は、SM嬢の前島マイ(ファーストサマーウイカ)

M男の支店長は、自分の誕生日プレゼントに女王様を職場に呼んだのだ。

 

支店長が金庫の中で縛られ、まいにいたぶられていると、

強盗が入ったと悲鳴が上がり、慌てて支店長は店内へ。

それで支店長だけ、厳重に縛られていたというわけだ。

 

しかし佐助が金庫から金を持ってこいと言い出し、支店長は焦る!

金庫にはまだ女王様がいる!

 

その時、支店長は閃いた。

この外国人たちの言語は誰にも伝わっていない。

それならしゃべれるふりをして、自分のいいように話を進めれば…

 

それで支店長は壁に貼られていた「ビジネス投資相談会」のポスターを見て、

とっさに彼らが話している言葉は「ビジネス」を反対にして「スネジビ語」だといい、うまいこと話を進め…。

話は現在へと戻る。

 

弁護士のさくらが双方の意見をまとめるも、どちらも全額ほしいと言うので話が対立。

 

そこで、さくらは、どちらがお金を受け取るのにふさわしいか、ここにいる人質11人の多数決で決めるというのはどうかと提案。

まずマサルたちのほうから、なぜ銀行強盗に入ることになったのか説明することになった。

 

でももちろん、訳すのは支店長。

ここはひとまず、コントロールできそうな彼らが有利になるよう話を進めるか…と思った支店長はこう話す。

 

『僕たちは遠い故郷に家族を残し、はるばる日本に出稼ぎに来ています。

そんな中、妹が100万人に1人の難病にかかってしまい、海外で手術を受けないといけないと連絡がありました。

必死に働いて手術資金を稼ごうともしました。

でもビザが切れ、仕事を失い、しかたなく銀行強盗に入ったんです。

妹を救うために。大好きな妹を…

 

その話を聞き、みんなはマサルたちに同情。

おいおい!あの支店長、この前、俺が言った話を再構築してお届けしてないか?

と佐助はツッコむ。

 

これですっかり佐助はまずい立場に…。

 

自分にも結婚を控えた妹がいて、100万人に1人の難病にかかってしまい、手術費用も全額持ち逃げされてしまって…と話すが、誰も信じてくれない。

その時、キャ~!!!とSM嬢のまいが叫ぶ声が聞こえ、支店長は何ごとかと焦る。

 

すると髪はぼさぼさ、髭ボーボーの謎の男(細田佳央太)がまいを人質にしてやってきて、

また強盗が増えたの!?と佐助とマサル、ワタルの3人は目を疑う。

 

しかも男はかなづちを持って興奮した様子で、

『ロイルロロロラレラルラレレワリラルルラ!』

と、わけのわからない言葉を発していて、こいつも日本語が通じないのかよ!と佐助は焦る。

 

『もうこうなったら3組で公平に割ったらいいんじゃないですか? 3分の1ずつ』

と、さくらが言うと、

『それ、4分の1にしてもらうことってできますか?』

と、まいが言い出し、

それなら私たちもほしいとギャルたちも便乗。

 

さらに地味な女性(うらじぬの)まで『あの~…』と話しかけてきて、

『おまえもかよ!』

と佐助は大混乱。

 

すると興奮しきった謎の男が叫び、まいにかなづちを振り下ろそうとする!

 

『ストップ~~~!』

佐助が銃を構えて叫んだその時、

華麗にさくらの足蹴りが決まり、男は気を失って倒れる。

 

みんなの視線がさくらに集中し、

やば!…バレたかもと、立ち尽くすさくら。

 

なんとさくらの正体は、警察官だったのだ!

 

大木さくらの事情

──2週間前。

さくらは不倫相手の山根警部から、潜入捜査の依頼を受けた。

あるルートから、強盗グループが妻川銀行田勢谷支店を襲うというタレコミがあったのだ。

 

『失敗できない任務だ。1番信頼の厚い君に頼みたい。

これがうまくいったら、妻に話す。

君との新婚旅行はフィジーかなぁ』

と山根に結婚話をちらつかされ、

『もう、ヒロム~ったら~』

と、さくらはやる気満々で銀行へ。

 

強盗(マサルたち)が現れ、潜入捜査は予定通り進んでいたはずだった。

 

ところがそこにもう1組、強盗(佐助たち)が現れ、さくらが無線で伝えると、

『わ~!』と山根の叫び声がして、

到着が遅れるかもしれないので時間稼ぎをするように言われ…!?

 

必死にさくらは英語がわからないふりをしたりして時間稼ぎをした。

 

でももう無理!

まいを助けるため、さくらは男に回し蹴りをくらわし、バレたかに思えたが、

『かっこいい~!』と言われ、なんとかセーフ!

 

そこに『犯人に告ぐ!犯人に告ぐ!』と外で山根がスピーカーから叫ぶ声がした。

 

喜ぶさくらだが、

『この声、ヒロムーじゃん』

『え?誰、ヒロムーって』

『前に言ったじゃん。一緒にフィジーに連れてってくれた人』

とギャルたちが言い出し、さくらはあ然!

 

山根が不倫していたのは、さくらだけではなかったのだ。

 

ぼう然として呼びかけに応答しないさくらに、

何やってるんだと山根は苛立つ。

 

──まあ、いい。もうすぐ巨万の富が手に入る。

 

山根のスーツのズボンは、なぜかちぎれて半ズボンになっていた。

 

山根広務の事情

──2か月前。

山根たちは、下着泥棒の件で田尻の家を家宅捜索していた。

 

人違いだという田尻を尻目に、山根はタンスの中に女性ものの下着を入れ、

『やっぱりやってるんじゃないか』

と田尻を連行させる。

 

実はそれは富士見議員の息子のしわざで、山根は田尻に罪を着せることで、謝礼をたんまりもらっていたのだ。

 

ワクワク松平ワークに暴力団から押収した銃を渡し、金をもらっていたのも山根。

 

そのとき、山根は、馬川組の奴らが最近流しているという南米から輸入した高級麻薬が、妻川銀行の田勢谷支店の金庫に保管されていることを知る。

その額、10億円!

 

ちょうどそのとき、

佐助が高額バイトを探しているとやってきて、お金が欲しいんです!なんでもします!と切実な様子で頭を下げる。

 

そこで山根は閃いた。

妻川銀行を佐助に襲わせ、捜査と称して山根が金庫に入り、どさくさに紛れてブツを手に入れるという作戦を!

 

首尾よく事を運ぶため、なんでもいうことを聞く部下(さくら)に潜入捜査を頼み、

いち早く現場へたどり着き、犯人を確保。

その間に金庫からブツを奪うだけ。

 

さくらから強盗が来たと連絡をうけた山根は急いで自転車に乗り、銀行へ向かった。

 

ところが『もう1組来ました』とさくらに言われ、

驚いた山根は犬の散歩中の若者をひきそうになり、

ゴミの山に突っ込んで『うわ~~~!!!』

 

さらに怒った犬にズボンを引きちぎられ、

それでもなんとか銀行にたどり着き、指揮をとろうとしていた部下からスピーカーを奪い、山根は叫んだ。

 

『犯人に告ぐ!無駄な抵抗はやめて出てきなさい!』

 

銀行の中では、気を失っていた男が起き上がり、

『ロリーラン!ロリーラン!』

と笑顔で叫びながら、佐助に迫る。

 

恐怖に駆られた佐助は『来るなって~!』と銃を発砲!

幸い、弾はそれて当たらなかったものの、外にいる山根の股の下をかすめる。

 

『撃ってきた…』

『どうしますか?』

 

山根が狙撃命令を出し、

『え?でも人質がいますし、まだ犯人が特定できてないんじゃ…』

と部下は驚く。

 

『犯人ならわかっている』

 

中では『今度は本当に撃つからな』と、佐助が男に銃を向けていた。

そんな佐助を悲しそうな瞳で見つめる男。

 

そのとき、警察が発砲!

佐助が撃たれ、ぽたぽたと血(のようなもの)が落ちる。

 

──マジかよ。。

 

 

ラストはドラマの主題歌。

スカイピース「おバカだっていいじゃないか!」

カラオケでノリノリで歌う田尻さん。

 

声はスカイピースですが、その姿を佐助は、びっくりした顔で見ていたのでした。

たしかにこれは見た目とギャップがありますね〜☆

 

~後編に続く!~

 

 

『バンクオーバー!史上最弱の強盗』前編の感想

主人公の佐助だけじゃなく、次々に明かされていくみんなの事情が面白い。

見た目は外国人だけど日本語ばりばり話せるマサルとワタルに癒された~。

田尻さんも見た目はいかついけど、実は気弱なのね。

迷彩服とか好きだからよけいそういうふうに見られちゃうんですね~。

 

見た目でいろいろ判断されてしまうのは無意識にしてしまうことだからしかたないのかもしれないけど、自分も何回もそれで悲しい想いをしたことがあるな…。

 

悲しいといえば、細田くん演じる謎の男が、佐助に向かって嬉しそうに呼びかけていたのが気になりますね。

佐助に撃たれて悲しそうにしていたのが…。

それまで狂気じみてたのがあの瞬間だけは、人間らしい顔をしてたから。

佐助が知り合いか誰かに似てたのかな?

 

そしてさくらだけじゃなく、山根警部まで裏が明かされるとは思わなかった。

てか、山根警部悪すぎでびっくり!

そこまでやるかという。

最後の方ですべて種明かしされたような気持ちになったんだけど、ここからまだ裏があるんですね!

 

どうやらスネジビ語がキーワードみたいですが、

謎の男の言葉は反対にしても意味が通じないしな…。

「妻川銀行田勢谷支店」は逆に読むと、ヤセタ ワカマツなので、お金を持ち逃げした若松と関係あるのかな?

 

とりあえず、佐助が無事であることを祈ります〜!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(*´ω`*)

またの~。