秋田発地域ドラマ『金色の海』ネタバレと感想│風に揺れる稲穂のように、ここにいていいんだよ

にこ

今回は、2021年1月16日放送『金色の海』のネタバレあらすじと感想をまとめました。

岸井ゆきのさん演じる早苗は、東京の広告代理店に勤める29歳。

 

だが心身の疲労がたたり、大事なプレゼンをすっぽかしてしまう。

 

挫折感に打ちのめされる中、夫の実家がある秋田県大潟村に移り住む早苗たち。

 

そこで早苗は、さまざまな出会いを通じて、未来への一歩を踏み出してゆく…!

 

~美しい田園風景と共にお届けする心温まる物語~です♪

それではさっそく、『金色の海』のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

『金色の海』のネタバレあらすじ

東京の広告代理店で働く橋田早苗(岸井ゆきの)は、心身の疲労が蓄積し、大事なプレゼンをすっぽかしてしまう。

ボロボロの早苗を見た夫・真治(上川周作)は『実家のある秋田県大潟村に行こう』と提案する。

 

緑の多い田舎で暮らせば、早苗も元気になるかもしれない。

それに先週、真治の父・達彦(山崎直樹)が倒れたのも、理由のひとつだった。

 

大潟村は、1960年代に湖を干拓して作られた。

そこに全国から入植者が集まり、真治の祖父はその1代目。

早苗が真治の家の田んぼにある櫓(やぐら)に登ってみると、見渡すかぎり、水のはられた田んぼが広がっていた。

 

引っ越しも終わり、翌朝、真治は母・亜矢子(藤本喜久子)に連れられてさっそく田んぼへ。

早苗は、祖母・和子(草村礼子)と2人きりになってしまう。

 

何を話していいかわからない早苗に、和子はにっこり微笑むと、仏壇に大きなおむすびをひとつ供えた。

ラジオでは、村で50年以上活動を続けているバンド「ハチロウボーイズ」による「A列車で行こう」が軽快に流れ始めた。

 

それに気づくと和子はラジオを消し、

『早苗ちゃんは生まれた時からずっと東京?』

と尋ねる。

『はい。でも両親は九州出身なので、あまり”ふるさと”って感じじゃないんですけど』

早苗が答えると、

『じゃあ、ここが”ふるさと”になるといいねえ』

と和子は笑顔で言った。

 

和子とおじいちゃんは北海道から移住してきたが、今はここが”ふるさと”。

 

早苗は大きなかぼちゃを切るのに挑戦したり、炊き立てのご飯でつくったおにぎりに感動した後、お弁当を届けに自転車で田んぼに向かった。

 

すれ違いはじめる夫婦

そんな穏やかな毎日を過ごしているうち、夏が過ぎ、9月になった。

田んぼには、みごとに実った稲穂が頭を垂れている。

父・達彦も退院し、『もうすぐ稲刈りだ』と張り切っている。

 

『ねえ、真治。最近、私、元気になってきた気がしない?』

その夜、早苗はふとんに寝転んでいる真治に向かって話しかけた。

 

やっぱり人間、暗くなったら寝て、明るくなったら起きるのが1番。

早苗は「ここで子育てをしながら、しっかり根を下ろして暮らしたい」と思うようになっていた。

 

でも真治の反応は、今ひとつ。

東京にいた頃の先輩が独立してウェブメディアの会社をつくったらしく、それが気になるようだった。

 

翌日、早苗はお弁当を届けに行く途中で、どこからかトロンボーンの音がするのに気づく。

しかし田んぼにつくと、

『まだ田んぼの水、抜いてねえってバカでねえか!こんなんでコンバイン入れられるわけねえべ!』

と、達彦がすごい剣幕で真治に向かって怒鳴っていた。

 

するとその夜、真治は『もう1度、東京に引っ越すのはどうかな?』と言い出す。

先輩の会社に誘われていて、また編集の仕事をしたいというのだ。

 

『勝手なこと言わないでよ』

『勝手…?俺は、早苗によかれと思って。でももう、元気なんでしょ?』

『なにそれ、自分の意志で来たんでしょ?実家を継ぐんじゃなかったの?』

 

『そうだよ。でもやっぱり”違う”って思ったんだ』

『じゃあ、私はどうなるの?』

『一緒に戻る』

 

でもそれは嫌だった。

早苗がそう答えると、『もういい』と真治は背を向けて横になってしまった。

 

いなくなった真治

翌朝、起きると真治の姿はなく、車もなかった。

 

来週から稲刈りが始まるというのに、どうしろというのか。

体の不自由な達彦は、コンバインに乗ることもままならない。

『東京なんて、あのバカたれが』

文句を言う達彦をつれ、亜矢子は田んぼへ向かった。

 

『…すいません』

早苗が責任を感じて謝ると、

『こんな時だからこそ、心穏やかに、いつもどおり』と和子は笑ってみせる。

 

早苗はいつもどおり、ほうきで掃除をし、洗濯物を取り込んだ。

真治に電話もかけてみた。

でも、繋がらなかった。

 

早苗が自転車で田んぼに向かうと、亜矢子と達彦が「どちらがコンバインに乗るか」で揉めていた。

 

達彦は早苗に気づくと、真治が出ていく気配はなかったのかと問い詰めた。

『夫婦ならわかるはずだべさ』という達彦の言葉が、胸に刺さった。

 

祐也との出会い

私はなんでここにいるんだろう。

 

真治が村からいなくなってしまった今、早苗がここにいる意味はあるだろうか?

 

早苗が道端でしゃがみ込んで泣いていると、

『どうした?』

とトラックを停め、長髪の男性・八木祐也(川口覚)が降りてきた。

 

早苗の顔を見た祐也は初対面にもかかわらず、

『あ、橋田のところの。おめえも大変だな。真治、稲刈りほっぽりだして東京行ったんだろ?』

と言い出す。

 

この村の噂の速度は、5G。

なんでも筒抜けというわけだ。

 

祐也は『ちょっとつき合ってよ』と言うと、早苗をとある場所に連れて行く。

そこは、「ハチロウボーイズ」の練習場所。

祐也の祖父・源二郎(小野寺昭)もトランペットで参加している。

早苗は見学ということでメンバーに大歓迎を受けた。

 

さっそくクリスマス会に向けての練習がはじまった。

はじめて目の前で演奏を聴いた早苗は、いつしか体を揺らし、曲が終わると拍手をしていた。

上々の反応に気をよくしたメンバーは、1曲目を「北酒場」に決定。

 

そしてあれよあれよという間に、早苗は鈴を持たされ、メンバーに入れられてしまう。

 

みんなと一緒に演奏しているうちに、早苗の憂鬱な気持ちがす~っと晴れていくようだった。

 

ハチロウボーイズの愉快なメンバー

実は、ハチロウボーイズのメンバーのうち2人は、真治のおじいちゃんと一緒に大潟村に入植した仲間だった。

 

大潟村ができる前、ここには「八郎潟」というでっかい湖があった。

ワカサギ、ゴリ、フナ、エビ、シラウオといった魚がたくさん獲れる、恵みの湖。

 

当然、漁師たちは干拓に反対した。

でも国の決定を覆すことはできなかった。

 

ハチロウボーイズのメンバーの1人、仁さんの祖父も漁師だったが、なんといっても「大潟村」は国の一大事業。

仁さんは絶対ここに入植してやると思い、その後、源二郎と出会い、初代ハチロウボーイズを結成。

今じゃ2代目の実可子や誠、3代目の祐也も入り、ハチロウボーイズは50年以上つづく、ご長寿バンドになっている。

 

25年前に結婚し、村を出た実可子は、去年離婚して戻ってきたばかり。

でも憂鬱な気分も、稲刈りが終わるころにはみんな飛んでいってしまったという。

それも、この明るく賑やかなメンバーと、心地いい音楽のせいだろうか?

 

『へば、早苗ちゃん、また来週!』

『ついに鈴担当が見つかった!』

『シャンシャンシャン~!』

 

みんなと別れた後、早苗は、源二郎と祐也と話しながら暗い夜道を帰った。

農業はいいよ

祐也の両親は村を出ていて、源二郎は自分の代で田んぼは終わりだと思っていた。

ところが祐也が突然「農業をやりたい」と村にやってきて、バンドにも参加。

 

農業をする気なんてまるでなかった早苗だが、

『農業はいいよ。冬は好きなことできるしね』

と祐也は言う。

 

『おまえは、釣りしてるだけだろ。もっとうちの発展のために勉強でもしたらどうだ?』

『俺のテーマは”現状維持”なの。俺は意識低い系だから』

そう言って祐也は源二郎の小言を笑い飛ばす。

 

今の世の中、現状を維持するのもなかなか大変なことなのだ。

 

2人と別れると、早苗はスマホを見た。

真治から連絡はなかった。

早苗はスマホを自転車のかごに放り投げると、家に向かって走り始めた。

 

年の離れた友だち

1週間後、早苗はハチロウボーイズの練習に参加。

村の産直販売所に行けば、仁さんに『これ、俺のつくった野菜』と勝手にかごに入れられ、自転車で走っていれば、休憩中の源二郎と祐也とおしゃべりが弾む。

 

クリスマス会の準備も着々と進み、早苗の表情はどんどん明るくなっていった。

 

『なにかいいことでもあったのかい?』

料理中もにやにやしている早苗を見て、和子が尋ねると、

『友だちができたんです』

と、早苗は嬉しそうに答える。

 

ハチロウボーイズに参加していることを伝えると、

『源二郎とは久しく会ってないなぁ』と和子は遠い目をして、懐かしい写真を見せてくれた。

 

減反政策

戦争が終わった後、米が足りないからと、国は大潟村を作った。

日本中から入植者を集め、1年間米作りの勉強をした。

 

でもその後、すぐに減反政策が始まった。

米が余りだしたので、田んぼを畑に変えろというのだ。

この土地を買うために、和子たちは借金までしたというのに。。

 

おじいちゃんは国の方針に従ったが、

源二郎は『そんなのはおかしい!』と米を作り続けた。

 

それでおじいちゃんは源二郎と対立し、ハチロウボーイズの演奏も聞かなくなってしまったのだ。

早苗が源二郎に当時の話を聞くと、バンドメンバーも減反政策をめぐり、賛成派と反対派に別れたという。

 

でも、バンドはバンド。

音楽なんて米作りの役にはまるで立たないが、そこがよかったのかもしれない。

 

『これが農業だけのつながりだったら、今頃大変なことになっていたと思うよ』

と源二郎はきゅうりをかじりながら言う。

 

ここが湖だったことだけは、絶対に忘れちゃいけねぇ。

その土地をもらって、俺たちは農業をやっているんだ。

だから簡単に村を諦めたりしちゃいけないって。

 

だったら源二郎も国の方針に従うべきだったのかもしれないけど、矛盾だらけなのが「ひと」というものだ。

 

戻ってきた真治

早苗が家に帰ると、

『ふざけるな!おまえには責任ってものがないのか!』

と、達彦の怒鳴り声が聞こえてきた。

 

見ると、真治が帰ってきているではないか。

 

『…ごめん。黙って出ていっちゃって』

『うん。私も真治のことわかってなかった』

 

雨の中、2人は小さな神社の屋根の下に腰掛けて話す。

 

こっちに来れば、それなりにやりがいを持って農業ができるかと思ったけど、やっぱり編集の仕事に未練があるという真治。

 

早苗が元気になったのは本当によかったが、自分のやりたいことはここではできない。

早苗がもとの生活に戻りたくないと思っていることもわかっている。

だから…

『ついてきてとはいわない。早苗をもう苦しめたくない』

その言葉に

『もう苦しいよ』

と早苗は言った。

 

『別れるってこと?』

『そうは言ってないけど…。でもそのほうがお互いのために、いいのかなとも思う』

 

早苗は、真治が電車に乗り去っていく姿を、ホームからではなく、階段の上の窓から見送った。

夜の闇に、電車の影が消えていった。

 

ここにいる意味

「 私はなんでここにいるんだろう 」

青空の下、やぐらの上に寝そべり、風に吹かれながら早苗は思う。

 

するとどこからか風に乗って、トロンボーンの音が聞こえてきた。

早苗が自転車を走らせると、祐也はトロンボーンを吹くのをやめ、

『真治、帰ってきたの?』

と笑顔で言った。

『噂が早い。また東京に行っちゃった』

『…そうか』

 

『離婚したら、ここを出ていかなくちゃ』

そう呟く早苗を見て、

『ちょっと時間いい?』

と、祐也は残存湖に連れていく。

ここは、祐也の場所。

ここに座って、とんびの鳴き声を聞きながら、釣りをするのが祐也のこころの拠り所。

 

4年前まで祐也は仙台でサラリーマンをしていた。

でもある時、祐也は思った。

「俺、大潟村に行きたい」

 

それはもしかしたら、「本能」だったかもしれない。

 

『どこにいる、とかって別に理由なんていらないんだよ。

ただそこにいたら、仲間もできるし、いる意味が出てくる。

ただ、体が向かうほうに行けばいいんじゃねえの?

理由なんてあとから作れる』

 

『それでいいの?』

早苗が尋ねると、ずっと遠くを見つめていた目をパッと早苗に向け、

『俺、適当だから』

と、祐也は親指を立てて、にっと笑ってみせた。

 

その時、勢いよく竿が引っ張られ、大きなフナがかかった。

 

『そっか、そうだよね。

私たちがこの地球に生まれた理由なんて、別にないもんね』

 

『でかく、考えすぎじゃない?』

祐也にツッコまれ、早苗の顔に笑顔が戻る。

 

…そっか、それでいいんだ。

 

目の前に広がる湖のように、穏やかな気持ちが早苗の心に広がった。

 

やってみよう

翌朝、達彦と亜矢子はまた、どちらがコンバインに乗るかで小競り合いを始めた。

それを見て、

『私もコンバインに乗ってみたいんです』と早苗は勇気を出して言ってみた。

 

初めてコンバインに乗った早苗は、心配する達彦と亜矢子に見守られながら、発進する。

「ここは湖だったんだ」

その時ふと、真治が言っていた言葉が早苗の脳裏によみがえった。

 

見上げると、

『海だ!…海です!』

「金色の海」のように、どこまでもどこまでも田んぼが続いていた。

 

ほんとうの気持ち

後日、早苗は真治を大潟村に呼び出し、田んぼが一望できる場所へと連れていった。

真治は離婚届を書いて持ってきていた。

 

しばらくの間のあと、早苗は「コンバインに乗った」ことを真治に伝える。

1日かけても、田んぼ1枚刈れなかった。

でも、超面白かった。

 

早苗は笑顔でそう、驚いた様子の真治に伝える。

それに早苗はバンドにも入ったのだ。

「ハチロウボーイズ」

楽器もできないけど、鈴担当。

しかも1曲しか演奏しないのに。

 

真治と別れたらもう、早苗はここにはいられないと思っていた。

でも、大事なのは「自分がどうしたいか」だ。

 

早苗は今、大潟村で暮らしたい。

真治は、東京で編集の仕事がしたい。

それは大事にするべきだ。

 

『で、私たちはこれからどうする?本当の気持ちを教えて』

早苗が問うと、真治は目を真っ赤にして『本当は一緒にいたい』と白状した。

 

『私もそうしたい。離れてても一緒にいれるかな?』

『うーん、…でも離れてても一緒って思えたらうれしいな』

『そっか、…そうだよね』

 

『真治、ここに連れてきてくれてありがとう』

早苗が心から感謝すると、真治の目から涙がポロリとこぼれ、鼻を伝って落ちた。

 

家族の一員

そして、早苗はまたコンバインに乗る。

今日中に刈らなければ、台風がきてしまうという責任重大な任務だ。

 

『やれます』

早苗がうなずくと、達彦は『気合いを入れるぞ~』と亜矢子と早苗と3人で円陣を組んだ。

 

『橋田家~、ファイ!』

『お~!』

と、とびきり元気よく手を挙げる早苗は、もうすっかり橋田家の一員だ。

 

無事に稲刈りを終了した3人はバンザイをして家に帰った。

 

今日の夕飯は、早苗が収穫したお米で炊いたご飯だ。

そのお味は?

『美味しいです』

それを聞き、達彦は、自分が収穫した米のほうが美味しいと冗談を言う。

 

早苗は稲刈りをやらせてもらえたことを感謝すると、来年は「田植えから参加させてほしい」と頼む。

早苗は真治ともう少し頑張ってみることにしたのだ。

 

『じゃあ、今度はトラクターに乗って田おこしだね』

『なあに、コンバインを乗りこなしてたんだから、大丈夫だべ』

 

お父さんとお母さん、おばあちゃんに温かく迎えられ、早苗は幸せそうに笑っていた。

 

クリスマス会

そして12月。クリスマス会の日がやってきた。

ハチロウボーイズの出番はもう少し。

早苗の応援に駆けつけた和子は、源二郎と仁さんとひさしぶりの対面をはたす。

 

1曲目は「北酒場」から。

早苗は手拍子でステージを盛り上げる。

和子はおじいちゃんの遺影を持ちながら、数十年ぶりのハチロウボーイズの演奏を楽しんだ。

 

その様子は達彦が動画で撮り、東京にいる真治のもとにも送られた。

 

その後

こうして早苗は、今も大潟村で暮らしている。

やぐらで寝転んでいると、木々の葉がさわさわと風で揺れる音がした。

 

「 私はここにいたいから ここにいる 」

 

早苗は目の前に青々と広がる田んぼを見つめると、『よし』と歩き出した。

 

~ 終 ~

 

 

https://twitter.com/nhk_akita/status/1348936521177583622?s=20

https://twitter.com/WeekendRosarian/status/1350447824693989376?s=20

『金色の海』の感想

舞台が「大潟村」と聞いて、秋田出身の私はとても楽しみにしていました。

そしたら、お友だちの実家の田んぼがロケ地として使われたというではありませんか!

もう、そんなことは初めてで興奮してしまいました。

大潟村には何人かお友だちがいて、学生時代に何度か遊びに行ったことがありました。

だからドラマの風景を見て、懐かしさが押し寄せ、それだけで感動!

特に早苗たちが暮らしていた家は、ある友だちの家にそっくりだった。。

もう何年も連絡をとっていないけど、元気でしょうか?

元気だといいなと、会いたくなってしまったり。

本当にドラマのとおり、一面に田んぼが広がっていて、なんていうのか、ここにしかない開放感があって、私はカルチャーショックを受けたものでした。

 

おばあちゃん役の草村礼子さんの笑顔も素敵ですよね。

いつも思うけど、「にっこり」というのがピッタリで、あったかくて癒される~。

 

海苔もなんも巻いてないおっきな白おむすびには、ぼたっこ(塩鮭)が入ってるのかなぁ?

見ているだけで美味しそうで、食べたくなってしまいました。

 

真治と会うとけんかばかりのお父さんも、本当はおちゃめな人で。

最後のほうは冗談を言ったり、自ら円陣を組んだりしててよかったです。

早苗が農業に興味を持ってくれて嬉しかったんでしょうね♪

 

でもなんといっても、祐也さんの存在が大きかった。

世間から見たらもしかしたら、サラリーマンをドロップアウトしたように見えるのかもしれない。

けど、あんなふうに生きられたら幸せだろうなぁ。

 

目の前に広がる湖を見ながら、ここにいる意味なんてあとからいくらでも作れるって、大事なのは自分がどうしたいかだって語る祐也さんは、自然でちっとも押しつけがましくなくて、すっと心の中にその言葉が入ってきました。

ときどき、自分がどうしたいのか、

ここにいていいのか、なんでこんなことをしているのかわからなくなることがある。

 

そんなとき、こんなふうに優しくこころを包んでくれるドラマや小説や音楽などがあると、ほんとありがたい…。

涙があふれて、ようやく自分の心ががちがちになっていたことに気づくから。

 

大潟村の美しさと、人々のあったかさに心癒された1時間でした。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

今日は秋田弁で。

せば、まんつ~(じゃあ、またね~)

 

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