にこ
神田(草刈正雄)の家に連れてこられた猫は、もし他の家族に嫌われたら・・・と、キャリーケースから出てこようとしない。
でも神田が広い家にたった1人で住んでいることを知った猫は、勇気を出して外に出る。
今回もじんわりと優しく、思わず笑ってしまうようなエピソードが満載!
「おじ猫」ワールドに浸っちゃいましょう♪
それではさっそく、2話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『おじさまと猫』2話のネタバレあらすじ
神田(草刈正雄)と運命的な出会いを果たした猫(声:神木隆之介)は、神田の家に連れてこられる。
でもそこは、見たこともないような大きくて立派な家。
『さ、おいで』
神田は優しく声をかけるが、ずっと狭いガラスケースの中に入れられていた猫は怖くて出られない。
それにもし他の家族に見られたら、『こんなブサイクな猫、返してこい』と言われるに決まってる。
神田は猫から離れ、ソファに座ると、
『怖くないよ。誰もいないよ』と、ここには自分しか住んでいないことを伝える。
「…え?こんなに広いのに?こんなに素敵なうちにゃのに、ひとりぼっちにゃの?」
猫が驚いて顔をあげると、淋しそうに視線を落とす神田の姿が目に入った。
このひとには、撫でてくれる人も、ぎゅっと抱きしめてくれる人もいないのだろうか?
神田も自分と同じように孤独を抱えているのだと気付いた猫は、おずおずとキャリーケースから足を踏み出した。
『ほら、大丈夫だよ。おいで、おいで』
神田が笑顔で呼ぶと、猫はゆっくりと近づき、神田の足元にすり寄った。
『いい子だね~』
神田は優しく猫をなでると、抱き上げる。
『ようこそ、きみのお家へ』
『にゃ~ん』
ルルルにゃ~ん。これからはずっと一緒にゃ~ん。
窓から2人を包み込むように、やさしく光が射していた。
名前をつけよう
『う~ん、おはぎ』
『ぶち太』『ぶちのすけ』『ぶちぞう』『チャトラ』
ソファでくつろぐ猫を見ながら、神田はブツブツと言葉を並べ始める。
『にゃ?』
なんのことやらわからず、猫は首をかしげる。
どうやら神田は、自分に名前をつけようとしてくれているらしい。
『名前はたいせつな贈りものだからね~』
そう言って微笑む神田を見て、
「いいにゃ、いいにゃ、にゃんでも。もらえるなら”ハナクソ”でも”ブサオ”でもなんだっていいにゃ」
と、猫は目をキラキラさせ、前足をちょいちょい動かして催促する。
『よし、決めた!最初に思いついた名前がいいよ』
神田は猫を抱き上げると、出会ったときにパッと思い浮かんだ名前があると言う。
それは、『ふくまる』
『きみとの出会いが幸福だから、ふくまる。…どう?』
これまで猫は、一生名前なんてもらえないと思っていた。
一生誰にも愛してもらえないと思っていた。
でも今は『ふくまる』と笑顔で呼びかけてくれるひとがいる。
「そうにゃ!これから私は”ふくまる”にゃ!」
ふくまるは神田に名前を呼ばれるたび、嬉しそうに『にゃ~ん』と答えた。
はじめての猫砂とごはん
でも、ふくまるはどうやらキャットハウスはお気に召さなかったらしい。
段ボール箱から出ようとしないふくまるを見て、神田はトイレに猫砂を入れ始める。
『こんなもんかな?』
でもこれじゃ、少ないかな?
神田はどんどん猫砂をつぎ足し、『これで完璧!』と山盛りに盛ってしまう。
次は待ちに待ったご飯の時間。
ふくまるは神田に駆け寄ると、足元に顔をこすりつけ、すごい勢いでキャットフードに食らいつく。
「にゃ~ん!こんな美味しいご飯、初めてにゃ~ん。
きっとこれは店で食べてた普通のカリカリじゃない。
スーパーミラクルカリカリにゃ~ん」
ふくまるがガツガツ食べるのを見て、『店のものと同じものを買ってよかった』と神田は安心する。
キャットフードはあっという間になくなり、ふくまるは「おかわりちょうだいにゃーん」と小首を傾げ、前足でお皿をカリカリとひっかき、おねだりをする。
でもエキゾチックショートヘアは肥満になりやすいので、食べ過ぎには注意しなければならない。
けど…。
『ちょっとだけならいいか』
ふくまるの可愛さに負け、少しだけお皿に入れてあげると、ふくまるはまた夢中で食べ始めた。
本当はふくまるだって、これがお店のエサと同じだって知っている。
それでも、やっぱりこれは「スーパーミラクルカリカリにゃ~ん!」
大好きなひとに見守られながら食べるごはんは、最高にしあわせな味がした。
夏人の反応
満腹になったふくまるは、段ボール箱に入って爆睡中。
「突然ですが、猫を飼いました」
神田がスマホで写真を撮って、友人の小林夏人(升毅)に送ると、速攻で電話がかかってきた。
『おまえ、猫飼ったのか!』
『ああ、名前はふくまるにしたよ』
『マジかよ!いや~、ぶっさいくな猫を選んだな。顔にハナクソついてるぞ』
と、大笑いする夏人の言葉を聞き、神田の顔から笑みが消える。
神田は話の途中で電話を切ると、
『ふくまるの可愛さがわからないなんて残念な奴だ』
と、そぉっとふくまるの頭をなで、頬を擦り寄せた。
『おやすみ』
神田は寝室に行くと、亡き妻・鈴音(高橋ひとみ)の写真に向かって、ふくまるのことを報告した。
『君の言うとおりだったよ』
そう言って、神田は鈴音と話したことを思い出す。
「どんな猫でもとてもかわいいもの。ちゃんと撫でてあげてね。抱っこしてあげてね」
でも神田は今まで猫を触ったこともない。
不安がる神田を見て、
「大丈夫よ、怖くないから。
それどころか、すっごく幸せな気持ちになるのよ。
楽しみにしててね、あなた」
と、鈴音は明るく笑って言った。
それなのに…
『なんで君はいないの?』
神田は声を震わせて涙ぐむと、写真立てを戻し、ベッドに横たわった。
そこにリビングにいたふくまるが、神田がいないことに気づいて追いかけてきた。
『ふくまる!どうしたの?』
神田が起き上がると、ふくまるは布団の中にもぐり込み、『にゃっ、にゃっ』ともがき始める。
『よし!捕まえた!』
神田はベッドの中に手を突っ込んでふくまるを引っ張り出すと、
『なぐさめにきてくれたの、ありがと』
と、ふくまるを抱きしめ、一緒にベッドに横になる。
神田が優しく撫でると、ふくまるはすぐに気持ちよさそうに寝息をたてはじめた。
その安心しきった顔を見ているうちに、いつしか神田もぐっすり眠っていたようだ。
気付けば、窓から朝日が降り注いでいた。
鈴音が亡くなってから、初めて神田は朝まで眠ることができたのだ。
これも、ふくまるのおかげに違いない。
面接を受ける神田
その日、神田はヤマハこども音楽教室に行き、面接を受けた。
人前でピアノを演奏するなんて、ひさしぶり。
神田は緊張で汗をかきまくってしまう。
今まで子どもにピアノを教えた経験などまったくないが、結果は「採用」。
むしろ世界的ピアニストの神田冬樹が、こんな小さな教室の講師をしてくれるなんて願ってもない話だ。
怪しい夏人
その後、神田がキャットタワーを買って帰ると、門の前で夏人がウロウロしていた。
いつもなら勝手にずかずか入ってくるくせに、神田に昨日、電話を切られたことがよほど応えているらしい。
『おい、小林!どうしたの』
神田に声をかけられ、夏人はびっくりして『たまたま散歩で通りがかってさ』と、しどろもどろで言い訳をする。
『…じゃあ、またな。ほんとたまたま通りがかっただけだから。なあ、茶子ちゃん』
夏人が柴犬の茶子を見下ろすと、茶子はいいかんじに後ろ足で耳の後ろをかいた。
『…じゃ、そういうわけで』
『おい、おいおい、ちょっと待てよ』
立ち去ろうとする夏人を呼び止め、
『寄っていけよ。紹介したいんだ、ふくまる』と、神田は笑みを浮かべてうなずいた。
小林とふくまるの対面
夏人がお茶を飲みながら待っていると、神田がふくまるを連れてやってきた。
『友だちのね、小林だよ』
神田がふくまるを抱いているのを見て『うわ~、奇跡だなぁ』と、夏人は目を細める。
その頃、茶子は庭のテラスでなぜか前足1本軽くあげた状態で爆睡中…。
「これが小林にゃのか…」
ふくまるが恐る恐る夏人を観察すると、
『おす!ふくちゃん!』と夏人は敬礼。
『にゃ!』
ふくまるがビクッとして鳴くと、夏人は『あいさつしたぞ!』と盛り上がる。
『さてはお前、俺のことが好きだな~?』
それに気をよくした夏人はふくまるを無理やり抱き寄せると、
『ふくまる!小林さんだぞ、小林さんだぞ』
と言って、嫌がるふくまるをぎゅ~っと抱きしめ、モフモフする。
「小林、やめろ!馴れ馴れしいにゃ!」
『ん?俺のことが好きなのか?好きなんだろ?そうなんだろ?』
「やめろにゃ!小林、苦しいにゃん!離すにゃん!」
ふくまるはブルブルと苦しみ始めるが、鈍感な夏人はまったく気付かない。
『そうだ!いいもの持ってきたんだ』
夏人はようやくふくまるを解放すると、ビニール袋の中から猫のおやつをたくさん取り出した。
それを見たふくまるは大喜び。
もしかしたら夏人はいい人なのかもしれない。
でも次の言葉を聞いて、その考えは変わる。
『…あと、昨日はごめん。ふくまるのことを”ブサイク”とか言っちゃって』
「…にゃに!?そんなこと言ってたなんて、ふくまる、プンプンにゃ!」
しかし実際に会ってみると、このつぶれ顔がたまらなく愛らしくて可愛らしい。
『よかったな、ふくまる。小林がかわいいって言ってくれたよ』
そう言ってふくまるを撫でる神田を見て、
「神田が笑うようになってめちゃくちゃ嬉しい」と夏人は胸がいっぱいになる。
神田の笑った顔なんて、ひさしぶり。
やっぱり、人では埋められないものを、動物は埋めてくれるんだなぁ。
よかった、神田が猫を飼ってくれて。
神田が部屋の外に出ていったのを見て、
『なあ、ふくまる』と、小声で夏人は話しかける。
神田と夏人は、小学生からの幼なじみで大親友。
でも最近、神田は妻を亡くし、ずっとふさぎ込んでいた。
『けどおまえが来て、神田が笑ったんだ。ありがとう。
これからもあいつを支えてやってくれよな、ふくちゃん』
そう言って涙ぐむ夏人を見て、
「わかったにゃん」
と、ふくまるは心の中で答える。
でも夏人が触るのは別!
ふくまるは『フ~!』と唸り声をあげ、しっぽを逆立て威嚇する。
『え~!?なんでよ~、今すっごくいい感じだったじゃないの~』
「それとこれとは別にゃん!小林の触り方は嫌いにゃん!」
夏人とふくまるが、わちゃわちゃしていると、神田がキャットタワーを組み立てて持ってきた。
『アッハッハッハ。嫌われたな』
『ちょっとくらい触らせてくれたっていいじゃないかよ。じゃあ、これでどうだ!』
夏人が猫じゃらしでふくまるを釣ると、
これには、ふくまるも抗えない。
『にゃっ!にゃっ!にゃっ!』
神田は、じゃれ合う夏人とふくまるを見て、
「見てくれているかい?」と妻の写真に向かって語りかける。
君が引き合わせてくれた猫のおかげで、僕はとても幸せだよ…。
~3話につづく~
#おじさまと猫 🌟
連休初日!出したくてずっとウズウズしてた写真をどうぞ📷#草刈正雄 さんと #升毅 さんの
ダンディが溢れてます💖そして、しっかりカメラ目線の#ふくまる と #茶子ちゃん🐱🐶
2話では遂に小林とふくまるが対面👀
お楽しみに🐈1話→見逃し配信中!
2話→ #Paravi で配信中! pic.twitter.com/ZldMOB1xaH— おじさまと猫【ドラマ公式】テレビ東京🐱👔Paraviで全話配信中💫 (@tx_ozineko) January 9, 2021
https://twitter.com/crank_in_net/status/1347191258461179905?s=20
『おじさまと猫』2話の感想
今回のおじ猫も最高でしたね~!
ふくまる、歩くかどうか不安だったけど、歩くし、おじさまの足にすり寄るし、夏人さんに抱きしめられて苦しむ姿はブサイクすぎて、ほんとカワイイ。
ぎゅーって抱きしめてモフモフしたくなる気持ちがよくわかる。
私も疲れたり、嬉しいことがあったりすると、愛犬に顔をこすりつけてモフモフしたくなる。
そのなんとも言えない幸せ感といったら…。
夏人さんが触ろうとして、「フー!」と威嚇されるところなんて最高でしたね。
「それとこれとは別にゃっ!」って、ふくまる最高だな~。
2話は、ふくまるの動きも表情も、神木くんのアテレコも格段に増えて、こんなに表情豊かなふくまるが見れると思ってなかったので、びっくりしました。
ぬいぐるみに命が吹き込まれてるような。
そんな感じ!
とくにふくまるが神田と一緒に眠るシーンは感動しちゃいました。
誰かが隣ですーすーと寝息をたててくれている安心感と、そのぬくもり。
おじさまがぐっすり眠れるようになってよかったです。
いきなりなんの前触れもなく、こども音楽教室の面接を受けにいったのには驚きましたが。
今回は1度も結婚指輪のついたペンダントに触れることなく、ピアノを弾くことができましたね!
ふくまる効果、恐るべし!
それに前回はぜんぜん気にしてなかったんですが、ドラマで使われている音楽がすべてピアノ曲で、それもとても心地よかったです♪
次回は新キャラも出てくるようで、楽しみですね~☆
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
またの~。
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