3人のシングルマザー【東大とグリーンカレー】ネタバレと感想│息子さんの手紙が泣ける!

にこ

今回は、2020年10月1日放送『3人のシングルマザー すてきな人生逆転物語』の中から【東大とグリーンカレー】のネタバレあらすじと感想をまとめました。

左から)木村多江、長谷川京子、貫地谷しほり ©フジテレビ

このドラマはすべて実話を元に作られています。

 

ここでは、夫を病気で亡くし、息子2人を東大に入れたシングルマザー・早苗(木村多江)の物語をお届けします♪

それではさっそく、【東大とグリーンカレー】のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

【おかんのために】

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『東大とグリーンカレー』息子2人を東大に導いた母のネタバレあらすじ

 

水川早苗(木村多江)の得意料理はグリーンカレー。

夫の幸太(片岡愛之助)は、早苗のグリーンカレーを食べるといつも“日本一のお母さん”だと思うとおだてていた。

 

でもそんなある日、幸太は突然激しい腹痛に襲われ、悪性の大腸がんと診断される。

余命は3ヶ月〜半年。

 

幸太は病床にいるにもかかわらず、早苗と幼い2人の息子たちのために、母子家庭の給付金や遺族年金の資料を用意してくれていた。

 

『そんなこと考えたくない』と早苗は拒絶するが、幸太は『今だから考えないといけないの』と諭す。

幸太に家内安全の御守りをもらった早苗は思わず涙ぐむ…。

 

そこに息子の亮太と翔太が入ってきた。

『あ!お父さん。お母さん泣かせちゃダメだよ』

『ごめんごめん。

お母さん泣き虫だからさ、これからお母さんが泣きそうになったら2人でしっかりと守ってやるんだぞ

『うん!』

 

2人は幸太と約束すると元気に病室を出ていった。

 

それを見て、早苗は『泣くのはこれが最後!もっと強くなる』と幸太に告げる。

 

『ごめん、2人で一緒に育てられなくて…』

謝る幸太の隣に座り、早苗は幸太の肩をさするのだった。

 

泣かない弟

それからしばらくして幸太は亡くなり、家に帰ってきた。

兄の亮太は、父が亡くなったことを知ると遺体にすがって泣き出したが、

弟の翔太はすーっと和室を出ると、食卓に座り、無言でミルクパンを食べ始めた。

 

兄の反抗期

それから9年後。

高校生になった長男・亮太(前田旺志郎)は激しい反抗期を迎えていた。

毎朝、起こすのもひと苦労。

 

空手をやっている早苗は、亮太の拳にも怯まずやり合い、勝利をおさめる。

でも早苗は子どもたちが出る前に、家を出なければならない。

早苗は慌てて家を飛び出すと、パート先のコンビニに向かった。

 

一方、次男の翔太(醍醐虎汰朗)は品行方正。

翔太が無人島キャンプ体験に行きたいことを知った早苗はシフトを増やして、行かせることに。

早苗は父親がいないぶん、やりたいことはやらせてあげようと思っていた。

 

ところが家に帰ると、あれだけ頑張って起こしたにもかかわらず、亮太は学校に行っていなかった。

どうやらずっと家でゲームをしていたらしい。

 

早苗が『もう高校生なんだからしっかりして』と小言を言うと、『自分だってしっかりしてないじゃん』と亮太。

 

早苗は亮太から『母親なのに飯を作っていない』と指摘され、言葉を失うのだった。

 

亮太の現状

そして亮太の三者面談の日。

早苗はいつものように起こそうとするが、亮太は怒りを爆発させ、壁を殴って穴を開けてしまう。

 

さすがの早苗もショックを隠せず、亮太はバツが悪そうに部屋を出ていった。

 

その後、早苗は三者面談で『欠席が多く、成績も悪いので志望する国公立大学の受験は難しい』と担任に告げられてしまう。

 

だが私立となると授業料も高く、経済的にとても厳しい。

早苗はまたまたショックを受けるのだった。

 

その夜、仕事を終えて帰ってきた早苗に、次男の翔太は『ごめんね』と謝る。

翔太は毎朝、早苗が亮太と格闘しているのを見ても、何もできない自分を歯がゆく思っていたのだ。

 

『翔太、ありがとう。その気持ちだけで十分だから』

早苗が感謝すると、

お前はいつもそうだよな』と亮太が現れた。

 

優等生の翔太に比べ、亮太は出来が悪く、大学も行かないほうがいいと言われてしまった。

 

悪かったね。母さんも子どもが翔太だけだったらよかったのに!

 

亮太の言葉を聞き、早苗は思わず亮太の頬を叩いてしまう。

 

落ち込む早苗

早苗はすっかり自信をなくし、幸太の仏壇の前で弱音を吐いた。

すると幸太が現れ、

代わりになんてなろうとしなくていい。お前はお前だから…』と励ましてくれた。

 

でも早苗は幸太が亡くなった時、

子どもたちには好きなことは全部やらせてあげようと、

いつも味方でいてあげようと心に決めていた。

けれども全然うまくいかない…。

 

大丈夫。あいつらにはちゃんと伝わってるって。

誰の子だと思ってんの?遺伝子が優秀だから、遺伝子が』

 

笑顔でおちゃらける幸太を見て、思わず早苗も笑顔になる。

でもそれは幻で、部屋には誰もいなかった……。

 

魔法のグリーンカレー

その後、早苗は思い立ち、料理を作り始めた。

夜中、腹をすかせた亮太が降りてくると、テーブルの上には早苗からのメモ書きとグリーンカレーが。

 

それを食べた亮太は、幼い日に父が言っていた『グリーンカレーを食べると、お母さんは日本一だなと思う』という言葉を思い出し、泣きながら食べる。

 

自分はお母さんを守ると、父と約束していたのに、守るどころか、壁に穴を開けたり卑屈なことを言って早苗を傷つけてしまった。

 

亮太からの手紙

翌朝、早苗が起きると、お皿が綺麗に洗ってあった。

そしてテーブルの上に亮太からの手紙が置いてあった。

『母さんに悲しい想いをさせてごめん。

 

本当は気づいていました。

 

父さんが亡くなってから、母さんが僕たちのことだけを考えて、やりたいことは全部やらせてくれていたこと。

 

辛くても弱音を吐かず、涙をこらえてずっと頑張っていてくれたこと。

 

母さんは僕にとって、間違いなく日本一の母さんだと思います。

 

だから僕はそれを証明するために、日本一の大学に行きます。

 

もう2度と悲しい想いをさせません』

 

早苗が読み終わると、亮太は照れくさいのかそのまま顔を見せずに登校してしまった。

 

それから亮太は目覚ましを4つかけて起床。

早朝勉強したり、親子で空手に勤しんだり、

早苗は夜食を差し入れし、亮太のことを応援した。

 

東大入試当日

そして2014年2月。東京大学入学試験日。

出かける前に、早苗は家内安全の御守りを亮太に渡す。

『お父さんがくれた。ず〜っと私たちを守ってくれていたの』と…。

 

結果、東大は受からなかったが名門私立に合格。

早苗は亮太の努力を称えるが、亮太は『もう1年勉強させてもらってもいいですか?』と頼む。

 

国立のほうが学費も安いし、亮太はどうしても“お母さんを日本一にする”という約束を守りたかったのだ。

 

早苗は亮太が決めたことなら全力で応援する!と宣言。

1年後、亮太は見事に東大に合格した。

 

東大に息子2人を合格させた母

それから2年後。弟の翔太も東大に現役合格!

 

母ちゃんを日本一にしたいのは兄ちゃんだけじゃないから』

胸を張る翔太を見て、『カッコつけんなよ』と、どつく亮太。

2人は険悪だったのが嘘のように仲良し兄弟になっていた。

 

コンビニでは『子供2人を東大に入れるなんて!』と店長(柴田英嗣‎)や常連客に褒められ、早苗は嬉しいやら誇らしいやら。

早苗は『私は何もしてないです。子どもたちが頑張ったので』と答える。

 

その後、翔太が父が亡くなった日もミルクパンを食べていた真相が明かされる。

あの時、翔太は自分まで泣いたらみんな悲しくなるだろうと思い、子供ながらに必死に泣かないようにしていたのだ。

 

早苗が息子2人が東大生になったことを幸太の遺影に報告すると、

『だから言ったろ?俺の子だから大丈夫だって』と幸太の幻が現れた。

 

母さんが日本一のお母さんだから、あいつらは立派に育ったんだ。

お疲れ様。よく頑張った』

 

幸太にねぎらわれ、早苗はたまらず涙を流す。

でもその涙はもう夫を亡くして悲しいだけの涙ではない。

 

私は日本一幸せなお母さんです

早苗は微笑むと、リビングで兄弟げんかをしている亮太と翔太の元へ向かった。

 

『あんたたち、ケンカするなら私を倒してからにしなさい』

 

早苗は弾けんばかりの笑顔で、亮太たちと笑い合うのだった。

 

『3人のシングルマザー』の感想

これが実話なら、お母さんもすごいけど、旦那さんもめちゃめちゃすごいですね!

普通だったら余命半年と聞かされたら取り乱すと思うのに、家族のことを思って行動するお父さん。

なかなかできないことだと思います。

 

それに亮太の激しい反抗期も、もし自分が親だったら…と考えるとたぶん泣いてしまう(;´д`)

5歳の娘の『わかってる!』という言葉にもビクビクしているのに、反抗期を迎えたらどうなるのでしょう。

今から恐ろしいです。

 

でもやっぱり人間、やる気が1番。

本人がやる気にならないと、周りが何を言ってもだめなんですよね。

 

お母さんの作ったグリーンカレーを食べて、亮太がお父さんとの約束を思い出すところが泣けました(;_;)

あんな手紙もらったら号泣ですわ〜。

反抗しててもちゃんと早苗の愛情は伝わっていたんですね。

 

私もやりたいことはできるだけやらせてあげたいですね…

うーん、頑張ろ(;^ω^)

 

弟くんがミルクパンを食べて、泣くのを我慢していたのも、良きエピソードでした。

一見冷たく見える行動にも、ちゃんと理由があるんですよね。

彼の行動の謎が解けて、兄弟が仲良くなれてよかったです!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

 

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