3人のシングルマザー【おかんのために】ネタバレと感想│息子の夢を全力で応援する母!

にこ

今回は、2020年10月1日放送『3人のシングルマザー すてきな人生逆転物語』の中から【おかんのために】のネタバレあらすじと感想をまとめました。

左から)木村多江、長谷川京子、貫地谷しほり ©フジテレビ

このドラマはすべて実話を元に作られたオムニバスドラマです。

 

今回はその中から、病にかかった息子さんを支え、甲子園出場の夢を叶えたシングルマザー・前原真弓(長谷川京子)の物語をお送りします♪

それではさっそく、【おかんのために】のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

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『おかんのために』のネタバレあらすじ

前原真弓(長谷川京子)は離婚し、自身が経営するマッサージ専門店で朝から晩まで働きながら、2人の子どもを育てている。

 

その暮らしは豊かとは言えず、ある日の夕ご飯はコロッケ2個だけ。

真弓はそれを6等分すると『ほら!これで6個になった』と、1人2個ずつ分けるのだった。

 

そんなある日、真弓は息子の光司が1人で壁に野球ボールを投げてはキャッチしている姿を目撃する。

 

家に帰った真弓は『野球をやりたいんだったら野球チームに入り』と勧める。

『でも…』

『お金のことならなんとかなるから。

あんたらがやりたいことはお母ちゃんが叶えたる。

自分を信じて思い切りやったらええ

真弓は笑顔でそう言うと、姉・聖子と光司の背中を押すのだった。

 

原因不明の病にかかる光司

それから7年後。

光司(山崎竜太郎)は中学3年生になり、野球でスカウトされるほどの選手になっていた。

でも光司の目標は高校野球の名門校・大阪桐蔭高校に入って甲子園に行くこと。

光司は今入っているチームの監督の紹介で、大阪桐蔭の監督・川村に会いに行く。

 

だが大阪桐蔭野球部は、中1の時にスカウトされてきたメンバーばかり。

光司のように途中入部することはほとんどない。

下手すれば万年補欠ということにもなりかねない。

 

それでも光司は『お願いします』と監督に頭を下げた。

こうして光司は念願叶って、春から大阪桐蔭高校に進学することになった。

 

ところがそんな矢先、光司を原因不明の病が襲う。

医師から野球は諦めるよう言われ、落ち込む光司…。

 

そんな光司を見て、真弓と姉の聖子(福本莉子)は『今までできなかったことをしたらええ』と慰めの言葉をかけるが、

光司は大阪桐蔭に入ると決まった時から腹をくくっていた。

 

『あと3年しか生きられないって言われたらそれでええ。

俺が野球チーム入るときに言ったよな。

“あんたらのやりたいことはお母ちゃんが叶えたる。自分を信じてやったらええ”って。

あれは嘘だったのかよ!』

 

浩司は叫ぶと、外に出ていってしまった。

 

そんなある日、仕事から帰る途中で真弓は、暗がりの中黙々とバットを振る光司の姿を見かける。

やはり光司は野球をやりたいのだ。

 

それを見た真弓は、病院に行くと

光司の体調は私が責任をもって注意するので、野球をやらせてください!

と主治医に頼み込んだ。

 

それは親として間違っているのかもしれない。

でも光司には野球しかない。

真弓は光司の願いを叶えてあげたいのだ。

 

こうして真弓はなんとか医師の許可をもらい、

2010年4月、光司は大阪桐蔭の寮に入り、野球漬けの日々を過ごすようになった。

 

子どもたちに悪いと思う真弓

そんなある日、大阪桐蔭の恒例行事・ふとん交換で、真弓は久しぶりに光司に会うことができた。

でも体調のことを聞いても、光司は『うん』と頷くばかり。

 

それを見て、真弓は浩司はもしかして自分のことを恨んでるのかもしれないと弱気になる。

でも家が裕福じゃないのも、光司が病気になってしまったのも、真弓のせいではない。

 

姉の聖子は

『私はお母ちゃんに感謝してる。

私らのために毎日朝から晩まで働いて、そのおかげで光司も生きられてるんや。

恨む権利なんてないと思う』と真弓を励ますのだった。

 

おかんのために

そして2011年秋。

相変わらず光司からは連絡はなかったが、光司はセンターのレギュラーになっていた!

真弓は店の常連客の中島(岡田圭右)に雑誌を見せられ、『ホンマや!』と驚く。

 

年末に光司が久しぶりに家に帰ってきた。

真弓と聖子はレギュラーになったのなら教えてくれたらいいのに…と言うが、

あくまで光司の目標は甲子園出場。

『背番号もらうことが目標ちゃうし』という言葉に、『そうやな』と真弓は笑顔で答えるのだった。

 

そんな中、真弓は光司のバッグから洗濯物を出そうとした。

すると『触んなや!』と光司は激しく拒絶。

聖子は『お母ちゃんがどんだけあんたのこと心配してるかわかってんの』と腹を立てる。

 

真弓は『今まであんたらに辛い想いをさせて悪いと思ってる…』と謝るが、

光司は『うっさいわ!…そんなちゃうねん』と外に出ていってしまう。

 

その後、真弓は浩司が置いていったバッグの中のものを洗濯した。

すると白い野球帽のつばの裏側に『おかんのために』と書かれているのを発見する。

 

『…これ、洗ったらあかんかったんやな』

真弓は野球帽を抱きしめ、涙ぐむのだった。

 

光司が素振りをしてから帰宅すると、バッグの横に綺麗に洗濯物が畳まれて置いてあった。

光司はそれを見てバツが悪そうな顔をするが、

真弓は知らないフリをしていつもどおり接するのだった。

 

光司の快進撃!

そして2012年4月。春の選抜高校野球大会で大阪桐蔭は初優勝!

相手は青森・光星学院。

 

ふとん交換の日に、真弓は『甲子園、優勝おめでとう』と光司に声をかける。

でも『まだまだ終わりやない。こっからや』と光司。

『俺たちの目標は、夏の甲子園で優勝することや』

 

去っていく光司の後ろ姿に、真弓は声援を飛ばす。

あんただったらできる。自分を信じて頑張りや〜!』

 

光司が左手でわずかにガッツポーズしてくれたのを見て、真弓は嬉しくなるのだった。

 

そして夏の甲子園大会が始まった。

決勝はまたしても青森・光星学院 VS 大阪桐蔭。

 

聖子は真弓も決勝は甲子園に行くものだと思っていたが、その日は店の予約がたくさん入っていて休めないという。

 

2012年8月23日。

真弓はラジオで決勝の様子を聴きながら、仕事に励む。

そこには聖子と常連客の中島の姿も。

 

試合は両者無得点のまま、4回裏、大阪桐蔭の攻撃。

バッターはここまで18打数1安打と不振の光司!

 

みんなが祈る中、アナウンサーの声が店内に響いた。

「打った!打球はセンター方向へ大きいぞ!伸びてく!

センターが下がる!下がる!下がる!

入りました!ホームラ〜ン!!!」

 

『やった〜〜〜!!!!!!!』

 

「前原、甲子園決勝戦で最高の一打を放ちました!

7番、前原、バックスクリーンへのソロホームラン!」

 

大阪桐蔭は春夏連覇を成し遂げた。

 

一生分の親孝行

後日、光司が家に帰ってきた。

でも真弓と聖子が『おめでとう!』と言っても、『ああ』と光司はテンションが低い。

 

光司は真弓に手を出すよう頼むと、手のひらにホームランボールをのせた。

 

『え?これ、光司の宝物やろ?もらわれへんわ』

返そうとする真弓の手を『いいから』と光司は戻す。

 

『これで一生ぶんの恩返しはしたからな』

 

真弓が後ろを向いて涙をこらえると、光司はしてやったりと嬉しそうに笑った。

 

『よし、今日は浩司の好きなものなんでも食べさしたる!

何がいい?すき焼きか?ステーキか?』

 

『俺、あれが食べたい。お母ちゃんが作ったコロッケ』

 

それは幼少時代、家族でコロッケ2つを6個に分けて食べた思い出の味。

 

『今日はちゃんと1人1個で頼む』

『アホか!1個どころか100個くらい作ったる!』

 

そう言うと、真弓は買い物に出かけた。

その途中、真弓は幼き日の光司と同じように壁当てをしている男の子を見かける。

 

『頑張りや〜!』

真弓は笑顔で男の子に声をかけると、また自転車のペダルをこぎ始めた。

〜終〜

 

https://twitter.com/M_T_baseball/status/1311678186418298881?s=20

『おかんのために』の感想

光司くんが病気なのに、高校時代、全然連絡をしてこないのでまったく病状がわからず、???。

光司くんは体調悪いけど気合いで頑張っていたのか、

それとも好きなことをして病気も退散したのか、

今現在、病気はどうなったのか、その辺のことが知りたかったです〜。

 

それにもちろんお母さんの支えがあってのことだけど、

東大に行った息子2人も、甲子園で優勝した光司も、息子がよくできた子だったんじゃ〜と思わないでもない。

別にシングルマザーの逆転物語というサブタイトルをつけなくても、家族の物語でよかったんじゃ…と思いました。

 

コロッケもお惣菜だと思っていたから、最後に手作りだとわかってびっくり!

だったら最初から3個作ったらよかったのに~(;^ω^)

 

でも実話だから、光司はほんとに頑張って言葉どおり夢を叶えたんだなーと思いました。

ストイックなまでに夢に向かって頑張る光司がカッコよかったです!

お母さんに応援されて、振り返らずにほんの少しガッツポーズして見せるところはキュンとしました。

 

試合も実際に観に行くわけじゃなく、ラジオから聞こえるアナウンサーのみというのも新鮮でした。

もしそこに、ゆっくりとホームを回る光司の姿が重なって見えたら最高だったろうなぁ〜☆

 

これも夢を諦めず、真弓が医師を説得して野球をやらせてもらえるよう頼んだからですね。

 

私は基本何をやるにしても親に反対されてばかりだったので、

こんなふうに子どものことを信じて、やりたいことを応援してもらえたら嬉しいだろうなと思いました。

私もそんなふうになれたらいいなぁ…。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。

 

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