『99.9-刑事専門弁護士ー』特別編・2話ネタバレあらすじと感想|事件の裏に隠された悲しい過去

にこ

今回は『99.9ー刑事専門弁護士ー特別編・2話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

今回、深山(松本潤)山下(風間俊介)という男の弁護をすることに。

 

 

山下は、たまたま立ち寄った居酒屋で男(岡山天音)と口論となり、もみ合いの末にナイフで刺してしまったというが…!?

 

 

山下の証言に違和感を覚えた深山は、また独自の捜査を始めます!

それではさっそく、2話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

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『99.9ー刑事専門弁護士ー』特別編・2話のネタバレあらすじ

深山(松本潤)は、殺人で起訴され正当防衛を主張している山下(風間俊介)の弁護を引き受けた。

 

今回は佐田(香川照之)も接見に加わり、立花(榮倉奈々)と3人で事情聴取を行うことに。

すると深山はいつもの調子で山下の生い立ちから話を聞こうとした。

でもそれでは日が暮れてしまう。

佐田は自分が帰ってから聴くよう深山を説得すると、事件当日のことについて山下に話を聞いた。

 

あの日、山下がたまたま立ち寄った居酒屋で飲んでいると、木内という男(岡山天音)が大声で騒ぎ始めた。

店長の脇矢(大和田健介)が『少し静かに』とたしなめたが、『金なら払う。文句を言うな』と木内は注意を聞かなかった。

さらに木内は店員の女性の体に触り始め、たまらず山下は間に入った。

すると木内は怒って店の外に山下を連れ出した。

 

『話し合おう』と山下は言ったが、木内は逆上。ナイフを取り出し襲いかかってきたので、もみ合いになり刺してしまった。

 

深山のやり方

山下は殺す気はなかったと正当防衛を主張するが、深山は『なぜ確認もせず死んだと思ったんですか?』と尋ねる。

怒りに任せて強く刺してしまったので…』と顔をこわばらせる山下。

『怖さじゃなく?』

『怖さもありました』

『何回刺しました?』

2回です

『あなたは相手から顔と肩と腕に傷をつけられましたよね?今脱げます?』

そこでたまらず佐田は深山を外に連れ出した。

 

『依頼人は正当防衛を主張しているんだ。それなら、それを立証するのが弁護人の仕事だろう。傷を確認する必要はない』と佐田は言った。

 

すると深山は突然、そこら中に音が響くくらいの勢いで壁に頭突きをした。

たらりと額から血が流れ、佐田は驚き言葉を失う。

 

正当防衛だとしても本人の主張や目撃者の証言には食い違いがあることも多い。

深山は『こうして傷は自分でつけることもできる』と言うと、自分の血を見てふらりと倒れた。

 

佐田が帰った後、深山はおでこにティッシュを貼り付け、聞き込みを再開した。

事務所に帰ると深山は、明石(片桐仁)が用意してくれた証拠類と、先ほど得た山下の供述を照らし合わせる。

その量は膨大だ。

作業は夜中まで続いた。

食い違う証言と、封筒の行方

翌朝、深山は佐田の家を訪ねた。

深山は家の中にあがりこむと、木内の遺体写真を見せた。

 

山下は2回刺したと言っているが、検死の結果は5回。

刺し傷はお腹に集中しており、背中まで到達しているものもあった。

これは正当防衛を主張するにあたって大きな問題だ。

それに木内が持っていた現金の入った封筒もなくなっており、深山はそれも気にしていた。

脇矢の証言

その後、深山は居酒屋に聞き込みに行った。

店長の脇矢によると、木内は素行が悪く、他のお客さんに因縁をつけることも多かった。

あの日も木内は金の入った封筒を見せびらかし、『金なら払う。文句を言うな』と叫んでいた。

『だもんで、俺も何度か注意したんですけど』と脇矢は言った。

 

木内が山下を外に連れ出すのを見て、脇矢は追いかけたが見つからなかった。

探したのはガソリンスタンドやコンビニの辺りだった。

 

それを聞き、深山は商店街にある防犯カメラに目を留めたが、見せてもらえなかった。

そこで事件現場をうろうろしていると、立花が追いかけてきた。

深山はリュックから資料を取り出し確認すると、木内の出身地の静岡県富士市に向かった。

木内の過去

木内の通っていた高校に行くと、木内は素行の悪い奴らとつるんでいて、卒業後に女性暴行事件を起こしていた。

でも示談が成立し、木内は保護観察になった。

『だもんで、その後も木内は普通に暮らしてましたよ』と先生は言った。

 

一方その頃、斑目法律事務所には、朝霧インターナショナルの会長(国広富之)が訪れていた。

実は亡くなった木内は朝霧の孫だった。

そこで朝霧は、この事件について嗅ぎまわるのはやめ、正当防衛でもいいので一刻も早く終息するよう佐田に頼んだ。

 

佐田は深山に電話をするが、深山は事務所に携帯を置いたままだった。

立花に電話すると、深山たちは静岡の鰻屋にいた。

深山は電話に出ると、木内が2年前に静岡で強姦事件を起こしていたこと、山下も2年前まで静岡に住んでいたことを伝えた。

佐田は『事件には関係ない』と止めるが、深山は『鰻がきたので』と言い、電話を切ってしまった。

示談の裏に隠れた真実

その後、深山と立花は強姦事件の被害者の家に行き事情を聞いた。

すると彼女は示談が成立した後、自殺していたことが分かった。

 

彼女は乱暴された時に画像を撮られていた。

それを裁判に提出すれば、いろんな人間に見られることになる。

それが嫌なら示談しろと弁護士に脅されていたのだ。

 

さらに彼女は『犯人は2人いた』と警察に証言していた。

でも信じてもらえなかった。

 

深山は話を聞くと、最後に山下の写真を見せた。

すると山下は彼女の婚約者だということがわかった。

犯人は2人!?

深山と立花は事務所に戻ると、佐田に報告した。

 

山下は木内に対して恨みがあった。

ということは、復讐のため計画的に犯行に及んだ可能性もある。

それに被害者の女性が『犯人はもう1人いた』と証言したにも関わらず、警察は動かなかった。

挙句、弁護士に脅され示談にされていた。

これは何かとんでもない圧力がかかって揉み消されたのではないか?

例えば朝霧インターナショナルの会長とか…。

 

朝霧インターナショナルといえば、斑目事務所の大口のクライアントだ。

そして亡くなった木内の祖父が会長である。

 

『点が線になってきましたね』と深山は笑った。

佐田は『事実を明らかにしても、依頼人の利益にはならない』と必死に説得するが、深山は聞く耳を持たない。

深山は荒ぶる佐田に、“おめでとうブドウ糖”を渡すと部屋を出て行った。

 

その後、深山がまだ調査をやめていないことを知った朝霧会長が、佐田のところに乗り込んできた。

朝霧は佐田に湯飲みを投げつけると『一刻も早く肩をつけるんだ!でないと他のクライアントにも圧力をかけて潰しに掛かるぞ』と佐田を脅した。

目撃者発見!

一方、深山はまた事件現場へ。

近くで生活していたホームレスたちに話を聞くことに。

するとあの晩、事件を目撃した人がいることが分かった。

だが、彼は事件後、姿を消していた。

そこで深山は彼が帰って来るのを待つことにした。

 

事務所では、深山と3日も連絡が取れないと騒ぎになっていた。

佐田、立花、明石、藤野(マギー)の4人は手分けして深山を探し回った。

そしてホームレスたちと一緒に鍋を作っている深山を発見した。

それは深山特製 丸ごとロールキャベツ レモン塩添え。

 

深山は佐田の額の傷に気づくと、『壁に頭をぶつけたんですか?』とのんきに言った。

するとそこに事件を目撃したホームレスが帰ってきて、深山たちを見ると逃げていった

 

男は持っていたビニール袋を振り回し抵抗するが、立花のプロレス技が決まり御用となった。

 

男の名前は、丹下段平。

丹下の証言はこうだ。

 

木内がナイフを取り出し、山下に襲いかかった。

揉み合ってるうちに、山下が木内の腹を刺した。

山下は『謝れ』と言ったが、木内は『残念だったな』と笑った。

そしたらもう1回山下がブスリと木内を刺した。

もうひとりの犯人

話を聞くと深山は『丹下さん、綺麗な服を着ていますね。被害者が持っていたはずの現金の入った封筒がまだ見つかってないんですよね』と言った。

 

検死によると、木内は5回刺されていた。

だが丹下も山下も、刺したのは2回だと言う。

だとすれば山下が刺した後に、何者かが3回刺したということになる。

 

『この流れで怪しいのはあなただ』と深山は丹下の顔を見た。

すると丹下は慌てて『俺じゃない』と否定した。

そして知っていることを洗いざらい話し出した。

 

丹下が『大丈夫か』と木内に近づいたとき、木内はまだ生きていた。

そこにもう1人男が来て、丹下は隠れた。

男は刺さっていたナイフで木内を刺した。

それで丹下は思わず『おい!』と声をかけた。

そしたら『死にたくなければ黙ってろ』と男は血まみれの封筒を渡した。

 

『なるほど…。やっぱりお金はおっかねぇ。なぁお金さん』

深山は話を聞き終わると、ニヤリと笑みを浮かべ呟いた。

ヒュゥ〜〜と風が吹き抜けた。

しかし佐田だけはどうも気に入ったらしい。佐田は必死で笑いをこらえた。

犯人を捜せ!

佐田を除く一行は、手分けしてコンビニとガソリンスタンドの防犯カメラを調べた。

しかし怪しい人物は映っていなかった。

 

やはりここか。深山は初めに断られた商店街の防犯カメラを見上げた。

明石が地べたに倒れて頼み込み、なんとか見せてもらうと『あー!』と立花が叫んだ。

深山はその映像をコピーすると『証人尋問だ』と“ある場所”に向かった。

木内を殺したのは…

それは居酒屋だった。

深山は店長の脇矢に商店街の防犯カメラの映像を見せた。

そこにはフードをかぶりマスクをした脇矢の姿が映っていた。

 

脇矢はあの日、店を出ていった山下と木内を追いかけ、コンビニとガソリンスタンドの辺りを探したと言っていた。

しかしそれは嘘だった。

 

さらに深山は脇矢が『だもんで』と静岡の方言を使っていたことから、木内と知り合いなのではないかと考えた。

木内の過去の非行歴を調べたら、そこに脇矢の名前もあった。

 

深山は脇矢に強姦事件の被害者の写真を見せると、

犯人は2人いたと彼女は証言しています。その1人はあなたですよね

と言った。

 

共犯者がいるとわかれば、集団強姦罪となり罪は重くなる。

そこで木内の祖父・朝霧会長は、弁護士を雇って彼女を脅し、警察にも圧力をかけたのだ

 

木内さんを殺したのは、山下さんじゃない。事件に便乗して、あなたが殺したんだ

と深山は言った。

 

証拠は、口封じのために丹下に渡した血のついた封筒だ。

これにはべったりと脇矢の指紋が残っている。

すると脇矢は観念して、木内に強姦事件のことで脅されていたことを白状した。

脇矢はこのままでは一生木内にたかられると思ったのだ。

ありがとうの言葉

脇矢は逮捕され、深山と立花は山下に会いに行った。

山下は正当防衛ではなく、殺人罪で捜査されることになる…。

 

山下はあの日、店で木内に小声で囁いたという。

『お前の過去は消せないぞ』と。

それで人目につかない工事現場まで誘い出したのだ。

 

山下は警察にも婚約者の多佳子のことは言いたくなかったと涙ぐむ。

あなたたちのおかげで、彼女を死に追い込んだ憎むべきもう1人の犯人を捕まえることができました

そう言うと、山下は深々と頭を下げた。

しかし深山は何も言わず立ち去った。

抜け目のない男

一方、佐田と斑目所長(岸部一徳)は、朝霧会長のもとを訪れていた。

顧問契約は解消し、他の企業にも手を打つと激怒する会長に、斑目は『御社との契約を打ち切っても結構です』という。

ただし、別のクライアントにも圧力をかけるならそれは別だ。

斑目は『弁護士を脅すなんてもってのほか。倒れるときは一緒に倒れるぞ』と会長に宣告すると部屋を出た。

 

その帰り道、心配する佐田に斑目は飄々と答えた。

斑目は実は、朝霧インターナショナルのライバル会社から顧問弁護士の依頼を受けていた。

斑目は最初からこうなることを見越して、乗り換えるつもりでいたのだ。

 

『この狸親父め〜』

佐田は前を歩く斑目の背中を睨みつけた。

 

〜特別編・3話につづく〜

 

『99.9ー刑事専門弁護士ー』特別編・2話の感想

『だもんで』が妙に気になってしかたなく、それが犯人に結びつくキーワードでスッキリしました。

これで全く関係なかったらどうしようかと(^_^;)

 

今回も次々と展開されていく深山の推理と行動に引き込まれ、あっという間に終わってしまいました。

 

でも今回の事件は観終わった感がよくないというか、木内を殺した犯人は捕まったけど、暴行事件のほうは裁かれないのかなと。そこが気になりました。

カットされてただけかもしれませんが〜。

なんにせよ、殺人事件が起こったわけだから、気分爽快に終わるわけないか。

 

それから山下に「ありがとうございます」と言われて深山がどう思ったのか…、そこが気になりました。

お礼を言われた時の深山の顔がなんとも言えない顔だったから。

そしてすぐに立ち上がり去っていく。

2度目のありがとうは、背中で受け止めていました。

 

前回は、真実を突き止めることで濡れ衣を着せられていた赤木さんが釈放されて、嬉しそうだったのにな。

今回はなんですっきりしなかったのかな。

本当は彼女が亡くなる前に、山下がこんな事件を起こす前に助けたかったということなのかな。

なんていろいろ考えてしまいました。

 

 

でも、佐田が1人だけ深山のオヤジギャグにウケてたとこは面白かったです(^m^)

あと、ラストに岸井ゆきのさん演じる加奈子ちゃんも登場しましたね!

加奈子はシンガーソングライターのようですが、これからどう深山たちと関わっていくのか?

画像はシーズン2のものですが、ただものではない感じで楽しみです♪

 

次回、3話の放送も決まりましたね〜!

次の担当は、立花さんのようです。

またプロレス技決めてくれるかな〜?

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。

 

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