『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』1話ネタバレと感想│制約を逆手に取った自由な作品!みんな楽しそうにやってるなー

にこ

今回は、2021年9月17日放送『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』1話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

脚本・演出を務めるオダギリジョーさんのもと、豪華なキャストが集結!

警察犬が出てくるということで、楽しみにしていましたが、

まさかオダギリジョーさんが着ぐるみを来て、オリバー(犬)を演じるとは…!?

いったいどんなドラマが繰り広げられるのでしょうか…!?

 

それではさっそく、1話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

その他のあらすじ
1話 2話 最終話

『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』1話のネタバレあらすじ

⒞NHK「オリバーな犬、(Gosh‼) このヤロウ」

『でこぼこ道で、キリンが道に迷っているのが見えます。 大殺界ですね』

 

洞窟にいる女性占い師(香椎由宇)にそう告げられ、一平(池松壮亮)はショックをうける。

 

どうやら一平は、大殺界のど真ん中にいるらしい。

どおりでいろんなことがうまくいかないはずだ。

両親は今になって熟年離婚。

妹は地下アイドルにのめりこみ、給料のほとんどをつぎ込んでいる。

 

一平はというと、持て余す正義感を少しでも生かそうと警察官になったのはいいものの、空回りばかり。。

 

そんなある日、大学の同期に勧められた「警察犬の唄」という古い漫画に感化され、もともと動物好きだった一平は思い切って鑑識課の警察犬のハンドラーに!

せっかく希望が通ったというのに、なんでかなぁ。。

 

…僕の何が悪いのか?大殺界だからか?

 

愛すべきパートナー・オリバーが、一平にはぐうたらな犬の着ぐるみを着たおっさんに見える。

それがオダギリジョー!

 

いつものようにオリバーと朝のランニングをしていると、

『おい!待て!なんで俺が待てって言ってるに待たないんだよ』

とオリバーはいきなり立ち止まり、ゼイゼイ…。

昨日の酒が残っているから本気で走らせるなよと文句を言う。。

 

そんなオリバーを見て、一平は呆れて、はぁとため息をつくのだった。

 

個性的なハンドラーたち

その後、出勤した一平は、課長(國村隼)から『どうした、朝からどよーんとした顔して』と言われる。

でもそれは課長がサングラスをかけっぱなしだったから。

 

一平が冷静にツッコむと、先輩ハンドラーの漆原(麻生久美子)がやってきて、

『やっぱオリバーにてこずってるんじゃないの?

優秀なオリバーの足を引っ張らないでよ』

と釘をさす。

 

テレビでは、スーパーボランティアの小西幸男(佐藤浩市)が山の中で遭難した女児を無事に発見したというニュースでもちきりだ。

彼が行方不明者を発見したのはこれで7人目。

先日、11年前に失踪した少女の遺体を発見したのも彼だった。

 

オリバーは犬

『世の中にはスーパーボランティアとか言われてバンバン救助してる人もいるのにさ~』

 

一平がぼやくと、オリバーは小西のことを知っていた。

それもそのはず、オリバーはベンチに座り、たばこをくわえながら一平の携帯で出会い系サイトを見ている。

 

『もう!自分の立場わかってる?

今日も言われたからね、漆原さんにもっとしっかりしなさいって』

 

一平がオリバーから携帯を取り上げてポケットにしまうと、オリバーは舌打ち。

『あのブス、なんにもわかってねえくせに前髪ばっか短くてよ』

と、ピー音が出るような悪口を言い、一平に注意される。

 

そこに掃除用具を持った志村(鈴木慶一)が現れ、慌ててオリバーはたばこをもみ消す。

 

『あれ~?青葉君。ずいぶん立派なひとり言だね~。

向こうから見たら、オリバーと会話しているように見えたよ』

 

『あ~。オリバーと会話してたんですよ。

会話といっても一方的なコミュニケーションですけど』

 

オリバーの姿は他の人にはちゃんとしたシェパード犬しか見えない。

なんとかごまかそうとする一平に、またオリバーがちょっかいを出してきて一平は焦る。

 

そこにタイミングよく出動要請入り、一平はオリバーと共にそそくさとその場を離れた。

 

謎の男・神々廻

その頃、謎の老人・神々廻(シシバ/橋爪功)は床屋でひげをそってもらっていた。

 

神々廻は夜眠れないらしく、その時間でアルバイトしようかなんて、床屋の旦那(細野晴臣)と話している。

 

神々廻は昔のアメリカ映画が好きらしく、ひげをそると血が出ちゃうシーンがあったよねと話す。

『血が出ちゃうの?なんだそれ』

そう言って2人が笑い合った直後、神々廻の顔に真っ赤な血がにじむ。

 

詐欺事件発生

その頃、一平と、同じくハンドラーのユキナ(本田翼)、漆原の3人は、特殊詐欺にあった漆原の知り合いのおばあちゃんの元へ向かっていた。

家に受け子がきて、お金を渡してしまったらしい。

最近、この近辺では同じような手口の詐欺が多発していた。

 

おばあちゃんに事情を聞くと、家に来たのは大学生くらいの女の子だったという。

 

そのとき、外から楽しそうな声が聞こえ、一平は窓から玄関のほうを見る。

するとオリバーとラッキーが『かわいいね~』と若い女性になでられていて、オリバーはデレデレになってお腹を見せていた。

 

調子に乗るオリバーを見て一平は、

『あの~、ノミとかシラミとかいるんで、あんまり触らない方がいいですよ』

と女性に注意する。

 

まるで犬のような小西の嗅覚…

一方、フリーライターの溝口(永瀬正敏)は大の犬好き。

行きつけのカフェで抱っこしているのは、もしかしてドラマ「ライオンのおやつ」に出ていた六花では…?

 

テレビでは、スーパーボランティア・小西の密着取材番組をやっている。

小西が行方不明者を見つける秘訣は、対象者の置かれた状況や心理を見極めること。

 

そして「匂い」

常人には理解できないが、どうやら小西は対象者が感じている不安や恐怖などの感情を「匂い」として感じ取ることができるらしい。

 

小西は警察犬のように、ビニール袋に入った対象者の物の匂いを嗅いでいた。

 

オリバーが見つけたもの

一方、犯人が香水をつけていたことを知り、漆原はオリバーとラッキーに匂いをかがせ、手がかりを探す。

でも慢性鼻炎だというオリバーは、ラッキーとは全然違う方向へ…。

 

ほどなくして、ラッキーは犯人がお金をおろしたと思われるコンビニの前で立ち止まる。

 

ところがオリバーは一平がもういいと言うのもきかず、

『ちょっと待って。なんかエロいの来てるぞ』

と神社の境内に入り、木の下に埋められた缶を発見!

 

『どうせゴミでしょ?』と一平が開けると、

その中にはなんと、人の耳と拳銃が入っていた!!!

 

だまされたラッキー

警察犬係に戻った漆原は『ガンバタネ~』とオリバーとラッキーに骨をあげる。

しかもなぜか漆原の前髪は朝より短い。

まさか仕事中に切ってるんじゃ!といぶかしむ一平に、そんなことないわよと漆原はフフンと反り返ってみせるが、しょっちゅうトイレに行っているのはそのためだったらしい…。

 

そこに骨を持ったオリバーがやってきて、

『だいたい骨とか古くないか?今の俺はバーボンの気持ちなんだよ』

と悪態をつく。

一平はそんなオリバーの顔を両手で包み、『ガンバタネ~』と褒めてあげた。

 

しかし喜んだのもつかの間…。

ラッキーが見つけたコンビニの防犯カメラには、受け子と思われる女の姿は映っておらず、

ATMから引き出された形跡もなかったことが判明。

 

そしてその女性は途中のアミューズメントパークのトイレで着替えていたことがわかる。

 

しかも出てきたのは別人で、その服が近くのコンビニのATMのそばのゴミ箱に捨てられていて。

ラッキーはその服についた香水の匂いに惑わされてしまったようだ。

 

それを知り、ユキナはショックをうける。。

 

ユキナの涙

その夜。

外でオリバーと一平が話していると、ユキナがやってくる。

 

『オリバー、すごかったね~。偉い!偉いね~。み~んな、オリバーのこと褒めてたよ~。さすが天才警察犬ルドルフの子供だって』

 

ユキナはオリバーの頭をなで、わしゃわしゃする。

 

『ラッキーは私と似てて、鈍くさいところもあるよ?

でも私はラッキーを最高のバートナーだと思ってるから』

 

ポロリと涙を流すユキナを見て、オリバーはユキナの涙をなめる。

それを見て焦る一平。

 

『私はラッキーを信じてる。

今日のことだって、ラッキーはちゃんと香水の匂いを追っていたわけだし。

そりゃ犯人の策略に騙されたのかもしれないけど、私はラッキーを誇りに思ってるよ』

 

まだまだ舐めようとするオリバーを避けながら、ユキナは話し続けるが、そのうちオリバーに押し倒されてしまう。

 

それを見て耐え切れなくなった一平は、オリバー、さっき自分のう〇こを食べてたからあまりペロペロしないほうがいいよと忠告。

ユキナは慌てて立ち上がり、帰っていく。

 

そこに志村がやってきて、話題は、詐欺グループの足取りに。

 

その後の調べで、受け子から5人ぐらいを経由してあの服がゴミ箱に捨てられていたことがわかった。

 

最後にゴミ箱に捨てたのは中学生くらいの少年だったと一平が話すと、

志村は、裸足のチョウスケ(柄本明)なら、オリバーが見つけた耳や拳銃についても何か知ってるんじゃないかと教えてくれた。

 

怪しげな半グレ集団

その頃、半グレ集団「TMT」のリーダー・宗手(永山瑛太)は、ダイバーを雇い、夜の海の底から何かを引き揚げさせていた。。

 

情報屋のチョウスケ

翌日。

一平は、漆原と一緒に川べりに住むホームレスのチョウスケに会いに行く。

しかし基本、「押忍」しか言わないチョウスケとの会話はまるで暗号のようだ。

 

『こりゃあ押忍なんだけどさ、

TMTっていう半グレ集団っていう押忍のグループが、

関東明神会の押忍をだまして押忍を奪ったっていうのは押忍したなぁ。

それが最近、どんどん押忍してるらしいんだ

という情報をゲットする。

 

一平にはなんだかわからないが、漆原が押忍語で話を合わせると、

チョウスケは地面に「地図」らしきものを書き始める。

 

11年前の事件

その頃、フリーライターの溝口は、先日遺体で発見された女性の身元が判明したというニュースを見ていた。

 

女性は、北条かすみ(玉城ティナ)、23歳。

11年前から行方不明で、捜索願が出されていた。

 

溝口は鋭い視線でテレビをにらみつけ、近くの棚から北条かすみの事件について詳細に調べたファイルを取り出す。

 

2009年に行方不明になったとき、かすみはまだ12歳。

そして1番下には、龍門(関東明神会)の名前が。

 

溝口は壁に貼られた地図に、この辺りを牛耳る「関東明神会」の若頭・龍門(松重豊)の写真をピンで刺す。

溝口はずっとこの事件を追っていた。

 

409号室の女

一方、一平とオリバーは、チョウスケの地図を頼りにたどり着いたマンションの409号室を目指す。

 

しかしオートロックのため入れず、オリバーは一平から紙とボールペンを借り、ボールペンを一平の唇と鼻の間に挟ませ、写真を撮る。

 

そしてモザイクをかけた状態で自動ドアの前にしゃがみ込み、ゴソゴソ。

 

どうやら使いたかったのは紙だけで、ペンはどうでもよかったらしい。

なんなく自動ドアが開き、オリバーは『良い子は真似しちゃだめだぞ』と防犯カメラに向かって言う。

 

なんだ、ペンなんて関係ないじゃないかと怒りまくる一平に、

そのバカ面が見たかっただけだよと返事をしながら歩いていくオリバー。

 

そこに『わぁ~かわいい!立派な子ね』と女性が現れ、

美女大好きオリバーは『いい匂いですね』と迫る。

 

慌てて一平が引き綱を引っ張ってオリバーを止め、2人は目的の409号室へ。

 

するとオリバーは、この部屋からさっき会った女性の匂いがするという!

 

『あのボインちゃんを追ってみるか』

 

俄然やる気になったオリバーはクンクン臭いを嗅ぎながら、女性の跡を追っていく。

 

そしてついに女性を発見!

着いた場所はキャバクラだった。

 

オリバーは尾行している間に、薄茶色の丸いサングラスをかけている。

一台の車が来て、横断歩道の前で停まる。

 

するとなぜか一平が横断歩道の真ん中で漆原に電話をかけはじめ、車に乗っていた神々廻は呆れてしまう。

 

一平がいなくなり、車を走らせる渡邊(甲本雅裕)

 

『渡邊、おまえ、歩きスマホする?』

神々廻に聞かれ、渡邊が『します』と答えてすいませんと謝ると、

『いいんだよ。人間、もっと悪いことしちゃうんだから』

と神々廻は言い、再び、ひげをそるシーンが出てくる古い映画の話をする。

 

でもどうしてもその映画のタイトルを思い出せず、このままだと死ぬまで出てこなそうだと神々廻は嘆く。

 

潜入捜査!

夜になり、一平はオリバーと一緒にボインちゃんが入っていったキャバクラへ潜入!

そのとき、半グレ集団「TMT」のメンバーとすれ違う。

毛がある動物全部ダメだという宗手は、アレルギーで咳き込み、

『コアラもっすか?』

と手下に驚かれる。

 

店内では、オリバーが『かわいい~』とホステスたちにモテモテだった。

 

そんな中、オリバーはホステスのうちの1人が、受け子の女性だと気づく。

 

チョウスケに教えられた場所に住んでいる女性も、受け子の女性も、どちらもいるなんて一体この店はなんなのか?

物証を探すため、オリバーは奥の部屋に入る。

 

『あの、お客さん、そこは女の子たちの控室なんで』

 

外で見張っていた一平は、黒服の男に話しかけられ、なんとか時間を稼ぐ。

 

部屋の中ではオリバーがうっかり物をひっくり返し、芋づる式に部屋中の物が落ちてしまい、激しい物音が!

一平は必死に黒服を止めるものの、一緒に部屋になだれ込むように入ってしまう…。

 

すると『おい』とオリバーが白い粉の入った袋を見せ、一平はホッ。

他にもオリバーは、段ボール箱に入った預金通帳やカードを見つけていた。

 

半グレ集団とヤクザと失踪事件の関係

後日。

この店は、半グレ集団「TMT」が関わっている店だと判明。

バックにヤクザがついているのかどうかも含め、特殊詐欺や麻薬売買について捜査することになった。

 

『青葉君、よくやった。オリバーも素晴らしい働きだった』

『さすがルドルフの血を受け継いでいる天才警察犬ね』

 

課長と漆原にほめられ、一平は心の中で思う。

 

オリバーは、そんな天才警察犬じゃない。

天才警察犬ルドルフの血を引く、ただのぐうたらなおじさんだ。

 

今回、物証を見つけられたのだって、ほとんど偶然でしかない。

僕が大殺界から抜け出すにはやはり時間がかかるのだろうか?

 

その頃。

フリーライターの溝口は、関東明神会の龍門に取材を申し入れていた。

軽くいなして去っていこうとする龍門を溝口は呼び止める。

 

『先週、11年前に行方不明になった北条かすみさんが遺体で発見されたのはご存知ですか?

しかも発見される数日前まで生きていたそうです。

あなた、この件に関してなにかご存じじゃないですか?』

 

龍門はゆっくりと溝口のほうを振り返り、にらみつけた…。

 

~2話につづく!~

 

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『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』1話の感想

いや~次から次へと現れる豪華俳優陣、EGO-WRAPPIN’の主題歌のカッコよさもさることながら、やっぱオリバーが怠惰なおじさんだという設定がダントツに面白かったですね。

うちの犬も9歳でもうおばさんなんですけど、見た目はおばさんに見えない。

よくわんこの言っている言葉を代弁してみたりするけど、まさにそんな感じ。

最初はオダギリジョーさんではなく、他の人が演じる方向性で考えられていたようですが、オダギリジョーさん自身が演じて正解!まさにはまり役~。

真面目な一平との掛け合いにニヤニヤが止まらない。

 

NHKということでいろいろ制約も多かったようで、ピー音や言葉を逆さにしたり、モザイクも飛び出したりして、制約を逆手に取った演出が面白かったです。

 

事件のほうでは、半グレ集団と明神会が11年前の事件に関係しているようですね。

遺体が発見される数日前まで生きていたということは、かすみは11年も監禁されていたんですね。。辛い。

 

宗手が海から引き揚げさせていた物も謎だし、

あの缶から出てきた耳は誰のだろう?それを埋めたのは誰??

 

そしてこの界隈の情報をすべて知っている「押忍」なチョースケと、

謎の映画好きおじさん、神々廻(ししば)、

さらに最近、立て続けに行方不明者を見つけているスーパーボランティアの小西と、気になる人物が目白押し。

事件に関係あるのかな?

 

うーん、次回も楽しみです!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(*´ω`*)

またの~。

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