『#家族募集します』8話ネタバレと感想│おやっさんの本当の家族、現る!キャベツを切りながら涙する蒼介が切ないっ

にこ

今回は、2021年9月17日放送『#家族募集します』8話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

おやっさんが倒れ、慌てて旅行先から戻った俊平たち。

幸い、おやっさんは無事でしたが、もしまたこんなことが起きたら心配だ。

そこで俊平たちはSNSを使って、おやっさんの”本当の家族”を探すことにしますが…!?

 

それではさっそく、8話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

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『#家族募集します』8話のネタバレあらすじ

⒞TBS「#家族募集します」

おやっさん(石橋蓮司)が倒れたと大地(三浦綺羅)が泣きながら電話をかけてきた。

 

旅行中の俊平(重岡大毅)礼(木村文乃)は、出かけていた蒼介(仲野大賀)めいく(岸井ゆきの)の代わりに救急車の手配をし、急いで東京に戻る。

 

帰宅した蒼介たちと、知らせをうけた黒崎(橋本じゅん)親子も駆けつけ、病院に集まるにじやの”家族”。

おやっさんは心筋こうそくを起こしていたが、カテーテル手術を受け、無事だった。

 

黒崎は、万が一の時に備え、おやっさんの家族に連絡をするべきじゃないかと蒼介に言うが、

おやっさんは家族のことを全然話さないので、連絡先も何もわからない。

 

それに蒼介にとって、おやっさんも含め、みんなはやっとできた家族。

誰かがいなくなるなんて考えたくない。

 

おやっさんとの面会

翌日。

おやっさんと面会するため、俊平たちはみんなで病院へ。

大人数だと体に負担がかかるため、病室には代表で蒼介が入ることに。

 

すると大地も入りたいと、ひしっと蒼介の服をつかむ。

大地は、おやっさんが倒れたのは自分が無理をさせたせいじゃないかと心配していたのだ。

 

『銀じいちゃん?』

大地が声をかけ、手を握ると、

『もう大丈夫だ』

とおやっさんは答える。

 

おやっさんが『命の恩人だ』と大地の頬をなでると、やっと大地は安心し、涙ぐむ。

それを見て、蒼介もゔぅっ…(ノД`)

 

おやっさんはしばらく入院することになり、

『にじやの暖簾は俺が守るから』

と蒼介は約束する。

 

しかし蒼介が家族の連絡先を聞いても、おやっさんは『あいつらには連絡するな。お前らだけでじゅうぶんだ』と頑なに話そうとしなかった。

 

──いったい家族と何があったのか…?

 

説明はめんどくさいけど

ところが、こんな時に限ってSNS効果でお客さんがいっぱい!

そこで夏休み中の俊平、礼、黒崎も手伝い、お店を開けることに。

 

お客さんの中には保育園の先生や、礼の同僚の中里先生の姿も。

『礼先生、なんでここに?まさかここでバイトしてるんですか?』

と言われ、礼は今度話しますね!とその場を退散。

 

『なんですか?あのイケメン2人。ナンパですか?』

蒼介に聞かれ、

『そんなんじゃないわよ。私たち、説明するとつくづく長くなることをやってるよね~』

と礼。

 

『うちら、なんの説明もいらない家族だっつの』

蒼介が腕組みをして鼻をふくらませると、

『ほんとにねっ』

と礼は満面の笑顔で答える。

 

蒼介の過去

ランチの時間を終えると、蒼介はみんなにおやっさんの家族にやっぱり連絡したほうがいいんじゃないかと伝える。

もしものとき、ではなく、おやっさんが元気なうちに。

どうやらお好み焼きを焼いているうちに、蒼介のお節介魂にまた火がついたようだ。

 

蒼介と俊平が何か手がかりはないかと、おやっさんの部屋を物色していると、懐かしいものが出てきた。

それは蒼介が駆け出しのカメラマンだった頃に取材で撮った、にじやの写真。

 

蒼介が初めて来たときには、まだ家族でお店をやっていて、写真には笑顔の家族の姿がたくさんおさめられていた。

 

俊平が学童からいなくなってから今までのことを聞かせてよと頼むと、

蒼介はザーッとダイジェストでいいか?と話し出す。

 

母親がいなくなった後、蒼介は栃木の祖父母の家に預けられた。

でも中学の時にじいちゃんが、高校の時にばあちゃんが亡くなって、18歳で本当に1人になった。

 

家族の思い出写真とか1枚もなくて、いつからかカメラマンに憧れるようになった。

自分にはないから、他人の幸せな瞬間がキラキラして見えて、それを撮りたかった。

 

高校を出てすぐに東京の有名なカメラマンに頼み込んで弟子入りし、

ようやく独り立ちしたころ、この店の取材があった。

 

『俺の知らなかった、俺が撮りたかった幸せはこれだって気づいたら、

夢中でシャッターを切ってた』

 

そのとき撮った写真が評価され、プロで食べていける自信になった。

 

でもそれ以来、こんなふうに夢中に写真を撮れることは2度となくて、

技術でごまかすような写真ばかり撮るようになって、だんだん仕事も減り、すっぱりやめた。

 

『まあ、プロじゃなかったんだよ。

バ~~ッと自分が熱くなれる瞬間がないと、写真が撮れない』

 

ずっと熱くいられるかどうかが、プロとアマチュアの差なのかもしれない。

 

だけど「にじやフェス」はひさしぶりに夢中になれた。

黒崎の笑顔や、礼の浴衣姿は久々のベストショット。

 

でもまた写真をやろうとは思わない。

今の自分には、おやっさんとこの店があるから。

 

蒼介は、にじやに昔のような活気を取り戻したかった。

 

#家族を探してます!作戦

結局、おやっさんの家族の手がかりは、蒼介が撮った写真だけ。

 

そこで俊平は、蒼介の必殺技、トリプルブルーの「#ハリケーン」をやってみる?と提案。

 

「#家族探してます」とSNSでこの写真を拡散して情報を求めようというのだ。

 

さっそく蒼介は、めいくの弾き語りを録音し、それをバックに写真をあげ、

「にじやのご主人のご家族を探しています」と書いてシェアする!

 

飛び出す絵本

翌日。

俊平はこの2日間、特別な日を過ごして感じたインスピレーションを元に、飛び出す絵本はどうか枕崎(小松和重)に話す。

 

子供たちと海で砂のお城を作っていて思ったのだ。

みどりが描いていたような、かわいい家が立体で立ち上がったらいいなと。

絵本だからこそできる、体感や発見を子供たちに届けたい。

 

ただ、飛び出す絵本を製作するには普通の絵本の何倍もかかる。

 

でも

『読みたいな~、その絵本。読ませたいよな、世界中の子供たちに』

と枕崎は絶賛。

俊平は枕崎たちの後押しをうけ、もっとアイディアを膨らませることにした。

 

おやっさんの家族

一方、ランチの営業を終えた礼と子供たちは、おやっさんのお見舞いに。

子供たちは毎日、お昼にいろいろ考えて練習し、おやっさんに見せるのが楽しいようだ。

 

黒崎も買い出しに出かけ、蒼介が店の片付けをしていると、

『SNSを見たんですけど…、野田銀治の家族のものです』

と、おやっさんの息子の妻・久実子(ヒコロヒー)がやってくる。

 

久実子によると、おやっさんと息子さんは6年前から絶縁状態だという。

 

お母さんが亡くなった後、大阪で店をやらないかという話が来た。

でも久実子たちはおやっさんと店を続けたかったのでそう伝えた。

するとおやっさんは『この店は俺1代で終わりだ。誰も継ぐ必要はない』と言い出し…。

 

今思えば、その言葉の裏には、息子たちに迷惑はかけられない、おまえらの好きにしろという意味が込められていたのかもしれない。

 

でもおやっさんはああいう人なので、ストレートにそうは言ってくれず。

息子さんも頑固だから、売り言葉に買い言葉で『じゃあ、出ていく。勝手にしろ』と言ってしまったという。

 

その後、息子さんは大阪で店を出したもののうまくいかず、去年店をたたみ、今は普通の会社に勤めていた。

 

『何度もお父さんに相談する機会はあったと思うんですけど、私も親子のことには口を挟めなくて、気づけば6年も…。

情けない話です…。家族なのに』

 

悲痛な表情で語る久実子に、蒼介は8年前に撮ったにじやの写真を見せる。

 

みんなが笑っている写真を見て、

『本当はまたこんなふうに暮らせたらなって…。もう、叶わないことかもしれないけど』

と久実子はつぶやき、

『今、ここの2階には誰か?』

と尋ねる。

 

『僕が、家族と一緒に…』

蒼介がためらいながら答えると、

『それじゃあ、無理ですね』

と久実子は切なそうな顔で写真を見つめる。

 

一方、礼と俊平は病院にお見舞いに行った帰りに公園に立ち寄る。

子供たちが遊びに行くのを見て、礼は言う。

絵日記に描けるようなところへ連れていくことが、特別な思い出になると思ってたけど、違うんだなと。

 

子供たちはこうして毎日お見舞いに行くことが楽しいイベントになっている。

それも全部自分たちで自主的に。

そして一段と仲良くなっている。

 

今まで礼は、雫(宮崎莉里沙)にも学校の子供たちにも、興味がある課題や学習のテーマを与えてあげることが大切だと思っていた。

 

でも、にじやの2階みたいに、子供たちが自由に相談したり、遊んだりする場所さえあれば、子供たち同士で成長していけるのだ。

 

実は俊平も、子供たちがみどり(山本美月)の絵本をおやっさんに読んで聞かせてあげているのを見て気づかされたことがあった。

 

うれしいこと たのしいことをわかちあおう

 

つらいことも かなしいこともいっしょにわかちあおう

 

ひとつのケーキをみんなでわけるみたいにね

 

俊平と礼はすっかりそのフレーズを覚えていて、声を合わせて言う。

礼と顔を見合わせて笑った後、俊平は言葉を続ける。

 

『いつも何気なく聞いていたけど、確かにそうだ。

楽しいことばっかりだったら幸せだけど、辛いこともある。

その両方をずっと繰り返していくのが、家族だよなって』

 

『飛び出す絵本のテーマがやっと掴めそうです』

 

すると礼は微笑んで俊平の目の前に両手を差し出し、

『はい、どうぞ』

と俊平が出した手のひらの上に落とす。

 

『掴みました!』

俊平がそれをキャッチし、逃がさないぞと魚を捕まえたみたいに手を震わせてみせる。

それを見て、きゃあきゃあ笑う礼。

 

奇跡の家族

2人はにじやに帰ると、SNSに反応はあったか尋ねた。

 

蒼介は

『あいかわらずなんにもない。来る気配もない』

と嘘をつき、

『やっぱり、#家族募集しますは奇跡だったんだな。

俺たち、奇跡の家族だな』

と苦笑いする。

 

そんな蒼介を見て、疑問に思う俊平と礼。

 

その夜も、にじやは大盛況。

エッグプラントの伊野(丸山礼)もやってきて、

『大好きです~、あの曲~』

とSNSで流れていためいくの曲を絶賛する。

 

それを聞き、めいくだけじゃなく、礼も俊平も嬉しそう。

みんなの笑顔を見て、蒼介の脳裏に久実子の声がよみがえる。

 

本当はあの頃のように暮らせたらなって。もう叶わないことかもしれないけど…」

 

蒼介はそんな思いを断ち切るように、キャベツを切り始める。

 

その頃、2階にいたいつき(板垣樹)のもとに、海外でコンサート活動をしていた母・倫子(平原綾香)から、

「予定変更!明日帰るね」

というメッセージが届く。

 

蒼介はキャベツを切りながら思い出していた。

今までにじやでみんなで過ごした日々。

愛すべき、にじやの家族のことを。

でもおやっさんのことを思うと、蒼介の手は止まる。

 

涙を流しながらまたキャベツを切り始める蒼介を見て、

俊平たちは何があったのかと心配になるのだった…。

 

 

~最終回につづく!~

 

 

『#家族募集します』8話の感想

本当はそうなんだよな。

安心していられる場所さえあれば、親がキーキー言わなくても子供たちは自分たちで考え成長していく。

親は、子供たちが不安になって振り返ったときに笑顔で手を振ってあげたらいい。

そんな形が望ましいんだろうな。

そんな環境だったら、親だって必要以上に悩まずにいられると思うのだけど…。

 

私は日曜日といえば、おばあちゃんの家やいとこの家に遊びにいかされる子供だったので、そこでずいぶんいろんなことを教えてもらったし、緊張もしたけど新鮮で、怒られることも少なく、思い返すと大切な時間だったように思う。

だから娘ちゃんにもそういう体験をさせてあげたいけど、近くに親戚がいない(;´∀`)

じいじばあばはいるけど、迷惑になると思い、短時間しか預かってもらったことがない。。

いとことか、近くに住んでればよかったんだけどなぁ。

だから、にじやみたいな場所がうらやましい。

 

でもそんな奇跡みたいな家族の形も、本当の家族の出現でなくなってしまうかもしれない。

 

6年前に絶縁状態になってしまったおやっさんと息子さんだけど、嫌いでそうなったわけではなく、お互い意地になっているだけで、本当は昔のように一緒に住んで、店をやれたらと思っているのだろう。

それを知った蒼介が、みんなには黙って1人黙々とキャベツを切っている姿が切ない…。

 

おやっさんの想いを叶えることは、やっと出会えた家族との別れを意味する。

 

家賃8万もみんな払ってるんだから、どこか1戸建ての家を借りたりできないのかな?と思ったりもするけど、そういうことではないんだよな、きっと。

蒼介にとっては、おやっさんと一緒ににじやに活気を取り戻すことが、生きる意味のようになっているから。

 

そして黒崎親子も、にじやのみんなに会えてとてもいい関係を築いてきたところで、お母さんが予定より早く帰ってくることになって、またひと波乱ありそう。

しかもお母さん役が平原綾香さんと来たもんだ。

この組み合わせはすごいぞ〜。

 

次回、最終回。

本当の家族と、心でつながった家族。どちらも家族。

みんながどんな選択をするのか、その後、どうやって暮らしていくのか、最後まで目が離せません!

 

俊平の考えた「飛び出す絵本」の完成も待ち遠しいなぁ。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました٩(*´꒳`*)۶

またの~。

 

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