『いいね!光源氏くんし~ずん2』最終回(4話)ネタバレと感想│すべては自分の意志!どうせなら素直に生きていこ~☆

出典:NHK『いいね!光源氏くんし~ずん2』

にこ

今回は、2021年6月28日放送『いいね!光源氏くんし~ずん2』最終絵巻(第4話)「いとをかし、ふぉ~えば~⁉」のネタバレあらすじと感想をまとめました。

沙織(伊藤沙莉)の予想ははずれ、紫さん(檀蜜)の正体は紫の上ではなかった!

 

紫さんの口から語られる真相に、光(千葉雄大)も沙織もびっくり…。

 

はたして光と沙織は仲直りできるのか?

 

そして中将(桐山漣)が選ぶ道とは!?

それではさっそく、最終回のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

これもチェック!

『いいね!光源氏くんし~ずん2』最終絵巻のネタバレあらすじ

沙織(伊藤沙莉)の予想ははずれ、紫さん(檀蜜)の正体は「紫の上」ではなく、源氏物語の作者「紫式部」でした!

 

しかも紫さんは以前、ほすとくらぶに来たことがあり、中将(桐山漣)カイン(神尾楓珠)にも会っていました。

 

次元ジャンプのからくり

気付いたらこちらの世界に来て2年。。

紫さんは少しだけ物語を書きました。

 

光源氏が突然、現代のOLの家に迷い込んでくる話。

それはまさに、光くん(千葉雄大)と沙織の話ではありませんか!

 

あくまで架空の物語で書いたつもりでしたが、公園で遊ぶ2人の姿を見て紫さんはびっくり!

すぐに後をつけ、SNS を探してフォローし、様子を見守っていたのです。

 

中将がこちらに来たのも、紫さんがメモ書き程度に書いたから…。

メ、メモ書き!?と、中将はショ〜ック!

 

カインが源氏物語の世界に行ったのも、ほすとくらぶに行ったときにカインが、

『平安時代に行ってみてぇ〜!』

と熱望していたからでした(;´∀`)

 

そんなわけでどうやら紫さんが書いたことはすべて実現するようです。

 

『それなら光くんを元の世界に戻れるようにしてあげてください』

と沙織は頼みました。

 

光には奥さんも子供もいるし、そのほうがいいと思ったのです。

 

『それは本心?』

紫さんにじっと見つめられ、沙織は光の欠点をこれでもかと並べます。

でも…

『好きなのね』と、紫さんにはお見通し。

慌てて否定する沙織を、紫さんは外に連れ出しました。

 

自分の意志で

外は緑がきれいで、これはこれで雅(みやび)です。

紫さんは今の世に来て本当によかったと思っていました。

 

でも紫さんとは違い、もともと光たちは自由。

紫さんは少ししか物語を書いていない。

あとはすべて光たちが自分の意志で紡いできたまことの物語だったのです。

 

だから光が花火大会の日に沙織のもとに戻ってきたのも、光の意志。

すべては、自分次第なのです。

 

それに源氏物語の中では今も、光源氏や中将が普通に暮らしています。

なので現代にいる2人があちらに戻る必要はありません。

 

それを聞き中将は、こちらの世で主役として生きていく覚悟を決めました。

 

それなら私がお世話になった弁護士さんを紹介するわと、中将は新しい戸籍と、名前も考えることになりました!

 

そんな中将とは裏腹に、光は『紫の上にはもう1人の私がいるのか…。よかった…』と寂しそうです。

 

それを見て沙織は複雑な気持ちになるのでした。。

 

光のプロポーズ

『じゃあ、またどこかの空の下で逢いましょう』

 

紫さんと別れた後、元気のない光と沙織を見て中将は『伝えることがあるのだろう?』と光を促します。

 

すると光は沙織のもとへ。。

『私は沙織どのと共に生きていきたいのだ。

 

これまで沙織どのばかりに重荷を負わせておったが、

 

必ずや屋敷を構え、沙織どのの元へ通うゆえ待っていてくれまいか』

とプロポーズ!!

 

しかし「屋敷」とか「通う」とか「独立」とか突然言われても、なんのことだか沙織にはわかりません。

光は自分から離れるためにバイトを頑張っているんだと思った沙織は怒って帰ってしまいます!

 

それに光とリアルに一緒に生きていくことを考えたら、急に収入や将来が心配になったのです。

生きるということは、ファンタジーじゃないから。

 

沙織は詩織(入山杏奈)に、一条(一ノ瀬颯)から『結婚を前提につき合ってほしい』と言われたことを打ち明けました。

 

一条への返事

そんなある夜のこと。。

光は月を見上げながら、そろそろ沙織への想いをしたためた文がつく頃だろうか…と思いを馳せていました。

 

するとそこに一条と沙織が仲良く笑いながらやってきて、光はびっくり!

 

『一条くんと話すときはどうして素直になれるんだろう…』

という沙織の言葉に、光はショックをうけ、立ち去ります。

 

ここは沙織にとって、大切な場所。

光と花火を見た想い出の場所です。

沙織はここで、一条の告白に対する返事をしたいと思っていました。

 

『一条くん、私…』

 

沙織が結婚!?

ある日、カインの家で光がぽてちを食べながらぼ~っとしていると、詩織がすごい剣幕で押しかけてきました!

 

『光くん、大変!おねえが他の男の人と結婚しちゃうよ!?』

 

ウエディングドレスを着て微笑む沙織の写真を見て、光は驚きのあまり声も出ません。

 

ずいぶんと急な話ですが、これから一条と2人で結婚式を挙げるというのです!

 

『沙織どのが選んだのならしかたない…』と光は身を引こうとしますが、

『おねえの気持ちじゃなく、光くんはそれでいいの?

おねえのこと、好きなんじゃないの?』

と詩織は食い下がります。

 

『私は…、沙織どのには幸せになってもらいたい。

自分の手でできないのは残念だが…』

 

その時、それまで黙っていた中将が口を開きました。

『愛した女人の幸せを他の男の手に委ねるなど、光源氏の名折れであるな』

『なに…!?』

 

『源氏よ…』

中将は光に近づくと、そのまなこをじっと覗き込んで言いました。

 

『私の目を見て、もう1度答えてくれ!おぬしのまことの心を…!

本当にこのまま引き下がってよいのか?』

 

すると光は中将の顔を潤んだ目でキッと見据え、

『嫌じゃ…。

嫌じゃ、嫌じゃ!沙織どのを他の男子になど渡しとうない!!』

と、ようやく本心を吐き出しました。

 

待たれよ!

カインの運転する赤いオープンカーで、鳥帽子が飛ばされないように押さえながら教会に向かう光と中将、詩織。

 

そんな中、着々と沙織と一条の結婚式は進められていました。

神父さんに促され、誓いの言葉を言おうとしたその時です。

 

バーン!

光が扉を開けて教会に入ってきました。

『待たれよ!!!』

 

光はドタバタと懸命に沙織のもとに走り、

『沙織どの、行こう!』

と呼びかけます。

 

『一条どの、すまん。だがこれだけは譲れぬのだ。

沙織どのは私が必ず幸せにしてみせる!』

 

光は沙織の手を取って走りました。

慌ててその手を安倍課長(小手伸也)がつかみ、光と引っ張り合いに!

そこに中将とカイン、詩織が加勢して、社員たちと綱引き状態!

 

『行けぇ〜!!!』

『藤原くん!藤原く〜〜ん!!!』

 

光と沙織は手をつなぎ、走っていきました。

それを見て、課長はカンカン!

 

『おい!どうすんだよ、撮影!

花嫁が消えちゃったじゃないか!』

 

実はこれは広告用のプロモーション動画の撮影だったのです!

 

幸せにな…

詩織は、一条のところに行くと『うまくいきましたね』とヒソヒソ。

なんとこれは素直になれない2人のために、一条と詩織がたてた作戦だったのです。

 

あの夜、一条は沙織にフラレていました。

 

それでも…

『 I’m happy for you. 』

 

一条は沙織の幸せを願っていました。

 

一緒に歩こう

一方、生まれて初めてこんなに走った光はゼイゼイハアハア言いながら『もうムリ…』と倒れ込みます。

あいかわらずの平安貴族の体力なさに、沙織は呆れ顔…。

 

光が、沙織と一条がちぎりを結ぼうとしていると勘違いしていることを知った沙織は大笑い!

あれは広告のテスト撮影だったと知り、光はがく然とします…。

 

『でもありがとう。嬉しかった』

 

ウエディングドレスを着てニコッと微笑む沙織を見て、

『今日はなんかいつもと違うような…』

と光は心惹かれます。

 

『なんというか、素直で可愛らしい…』

 

光はその想いを歌にして沙織に贈りました。

 

つぼみさへ〜いとしきものを〜君笑めば〜

 

光こぼれて〜花のほころぶ〜〜

 

詠み終わると光は沙織の両頬を優しく包んで言いました。

 

『沙織どの、これからもずっと私の隣で笑ってくれないか?』

 

すると『いいよ。光くんの隣にいる』と沙織は光と手をつなぎます。

 

『うちに帰ろっか』

 

沙織はさっき初めて光が手をつないでくれたことが嬉しかったのです。

 

『このように手をつなぐものはよく見るが、これにも意味はあるのか?』

 

『これは…、

一緒に歩こうっていう意味だよ』

 

断髪式

こうして光と中将はこれからも現代の世で生きていくことを選びました。

 

その覚悟を示すかのように、中将は烏帽子をはずし、カインに大切なまげを切ってもらいました。

 

『カインどの、いつもありがとう。

そなたと出会えたことが、我が人生の幸いである』

 

『…つか、俺もっす!』

 

中将はこちらの世で本物の主役になるべく、

大作映画の主役オーディションに応募することにしました。

 

心から

そんなある夜のこと。

光が目を覚ますとそこには平安時代の懐かしい風景が広がっていました。

 

琵琶の音がして、もう1人の光が紫の上と月を愛でています。

 

幸せそうな2人を見て、光はようやく心の底から思うことができました。

 

『幸せに暮らすのだぞ…』

 

そのとき光は沙織に叩き起こされ、ソファの上で目を覚ましました。

 

『ほら、とっとと起きる!今日から立派な現代人になるんでしょ?』

『朝は苦手じゃ…』

 

壁には「立派な現代人になるための8箇条」が掲げられ、沙織は張り切っています。

 

ふと見ると沙織が分厚い封筒を手にしていて、光はびっくり!

それは光が沙織に送った「文」ではありませんか!

 

重たすぎて切手が足りなかった上に、達筆すぎて住所が読めず、届くのに時間がかかってしまったのです!www

 

『てかこれ、恋文でしょ?どれどれ…』

『開けるでない!本人の前で恋文を読むなど無粋の極み!』

 

でも結局…、、

達筆すぎて読めない…!!!

 

ショックを受けてひざをつく光を見て、沙織は大笑い!

 

『そうそう、その笑顔…』

 

光は沙織に近づくと両頬を包み、キスしようとします。

でも緊張して目をギューッとつむった沙織の顔を見て光は思わず吹き出してしまい、

『今、笑ったでしょ〜!』

チュッ。

 

光は沙織の言葉をさえぎるようにキスをし、2人は幸せそうに微笑むのでした。

 

───いとをかし。

 

〜 おしまい 〜

 

 

『いいね!光源氏くんし~ずん2』最終回の感想

紫さんの正体は、やはり紫式部でしたね〜!

 

しかし自分が書いた物語の登場人物だけじゃなく、カインの願いまで叶えてしまうとは恐るべし。。

書いたことがなんでも本当になってしまうんだとしたら、怖いですね((((;゚Д゚))))

 

でも紫さんは大人で、光たちがこちらに来ているとわかってからも邪魔をせず見守ってくれていました。

 

こちらに来てからのことはすべて、光や中将の意思によるものだとわかり、よかったです〜。

結局、次元ジャンプとか全然関係なかったのね…(;´∀`)

 

そしてなによりずっと自分なんてただの脇役だと、結末のない人生だと思っていた中将が、これからは自分が主役の人生を歩むと嬉しそうにしていたのが印象的でした。

 

誰かにやらされてるわけではなく、すべては自分の意思。

どうせなら素直になって人生を楽しもう。

そんなメッセージが聞こえてきそうな最終回でした。

 

光くんが教会に入ってきて沙織を連れ去るところで、

あの「陰陽、陰陽」としか走れない光くんがドタバタと一生懸命走っているところもよかったですね!

誰もツッコんでなかったけど、そういう細かいところが好き。

風で飛ばされないようにちゃんと烏帽子を押さえているところとか。笑

最後はやっぱりぽてちが食べたいところとか。

 

これからもいろいろありそうだけど、光と沙織がにこにこ笑顔でいてくれたらいいな〜☆

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(◍•ᴗ•◍)✧*。

またの〜。

 

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