『リコカツ』1話ネタバレと感想│想像を超える破壊力!ラストシーンに向かう盛り上がりがいい!

にこ

今回は、2021年4月16日放送『リコカツ』1話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

雪山で遭難した咲(北川景子)は自衛官の紘一(永山瑛太)に救出され、交際0日で結婚!

 

これが運命の相手だと思ったものの、勘違いだったことに気づき、離婚を決意する。

 

でも周囲の状況からなかなか言い出せず、結婚生活を続けていく・・・というストーリー。

 

プロデューサーが2年待ったキャスト陣というだけあって、初回からガツン!とパンチ力のある笑って泣けるドラマになっています!

それではさっそく、1話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『リコカツ』1話のネタバレあらすじ

『俺、結婚のイメージ湧かないんだ。咲もそうだと思ってた 』

 

5年つき合っていた彼氏にフラれ、後輩の三本木なつみ(大野いと)と冬山登山にきた咲(北川景子)は、頂上から積もりに積もった想いを叫んだ。

 

『はあ!?当然結婚するもんだと思ってた!

なんならいつプロポーズされるのかって。

私、もう33歳だよ。

今から新しい人探して子供産むまでに何年かかると思ってんの?

私の大事な、大事な・・・、

5年間を返せ〜〜〜!!!』

 

そのとき、バランスを崩した咲は斜面を滑り落ちた。

 

── 寒い。誰か、誰か、助けて・・・。

 

その時だ!

バラバラバラ・・・というヘリコプターの音と共に、航空自衛隊航空救難団の緒原紘一(永山瑛太)が現れた。

 

『自分がいるかぎり、もう大丈夫です。どこか痛いところはありますか?』

『あなたのこと・・・、ずっと待っていました』

 

咲と紘一のなれそめムービーを見て、来賓客は『盛ってる』と大笑い。

こうして2人は運命の出会いを果たし、3か月後にスピード結婚。

晴れて結婚式を迎えた2人は、みんなの前でお互いを幸せにすると誓い合った。

 

結婚生活

その夜、2人はホテルには泊まらずに新居へ。

紘一はひどく酔っぱらっていて、話の途中で寝てしまったが、咲はこれからこの人と幸せな家庭を築いていくんだと幸せいっぱいだった。

 

ところが、翌日。

〽パッパラッパラッパラッパ パッパパッパパッパラー!!

咲は早朝4時にラッパの音で起こされる。

 

『0400(まるよんまるまる)起床っ!!!』

紘一はカッと目を覚まし、叫んだ。

朝4時に起きてトレーニングするのが紘一の日課なのだ。

 

そしておもむろに取り出したるは、緒原家家訓。

『昨夜は酔って醜悪な姿を見せてすまない。

本来は昨日のうちにゆっくり語るべきだったが、口下手につき書状にて自分たちらしい家庭生活を送る上で必要な心構えを掲げたいと思う』

 

紘一はリビングの1番目立つ場所に掛け軸を飾ると、大声で咲にも唱和させ、ランニングへ出発。

 

『朝食は1時間後、0500(まるごーまるまる)

献立は、ごはんと魚と漬物、みそ汁を要望したい。行ってくる』

 

え!?

しかたなく、咲はコンビニで買ってきた出来合いの鮭やレトルトのみそ汁などをお盆にのせ、紘一の前へ。

紘一は疑問に思いながらも黙ってご飯を食べた。

 

咲が結婚を決めた理由

その後、紘一はすぐに任務があると出て行ってしまい、1人でいてもしょうがないので咲は仕事に行くことに。

咲は出版社でファッション誌の編集者をしているのだ。

 

出版社につくと、咲は後輩のなつみに愚痴をきいてもらった。

今まで一緒にお泊りもしたことがないので、昨夜はドキドキしていたのに、紘一は寝てしまった。

 

『やっぱり変かなぁ』

『いや、変というか奥手というか、

やっぱり咲さんには青山さんのほうがよかったかなあ・・・

 

青山(髙橋光臣)とは、咲の元カレのこと。

『でもどうして咲さん、紘一さんと結婚しようと思ったんですか?』

 

それは初めてデートしたときにこんなことがあったから。

 

『じゃあ、また』

咲がエスカレーターで降りていくと、

紘一は突然『結婚してください!』と叫んだ。

そして咲のことを追いかけながら言った。

 

交際期間が必要ならば、結婚を前提におつき合いを申し込みます!

ですが、自分はすでに心を決めています。

自分が結婚するのは、さ、さ、咲さんしかいないとっ。

今まで何度も結婚を勧められてきましたが、心が動かなかった。

でも今ならわかります!』

 

紘一は階段を飛ぶように降りると、エスカレーターで降りてきた咲の前に立った。

 

『あなたに!出会う ためだった!

 結婚!してくださいっ 』

 

それを聞き、咲は大泣きしてしまった。

『な、なぜ泣いてるんですか!?』

咲は泣きながら首を振った。

 

そのとき、咲はこの人に賭けてみようと思ったのだ。

 

咲と紘一は、いわゆる交際0日婚。

結婚するまでに会った回数は5、6回。

今まで会ったことないタイプだったから新鮮だったけど、今朝の洗礼はさすがに強烈だった。

 

でも紘一は不器用だけど、すごく真っすぐで純粋だし、口調はちょっと個性的だけど、慣れれば癖になるというか。。

 

なつみに話を聞いてもらっているうちに、咲は紘一の良さを再確認し、もっと頑張ってみようと思うようになった。

 

すれ違い

翌日、咲は本を見ながら、一生懸命肉じゃがを作った。

でも何度 紘一に連絡をしても、返事はなく・・・。

紘一が自宅に戻ったのは深夜だった。

 

『先に食べてくれてよかったのに』

『返事がないからどうしたらいいのかわからなかった』

 

でも任務中は携帯を見ることはおろか、国家機密のため、どこで何をしているかも言えないという。

 

『夕飯をいただこう』

『私はいらない。1人でどうぞ』

『え!?』

 

咲は自分の部屋に行くと、買ってあった食パンをむしゃむしゃ食べた。

 

仲直りの鮭

翌朝、咲は朝食に鮭を焼いてくれた。

それを知り、紘一は『本当か!』と大喜び。

 

『昨日はきゅ、きゅ急な任務で悪かった。

 っ!生焼けだあ!!!』

『え?ご、ごめんっっ』

 

慌てる咲に、紘一は『次の休みは外で食べないか?期待していてくれ』と笑ってみせた。

 

ちぐはぐなデート

そして迎えた休日。

 

『お待たせ~!』

咲は気合いを入れておしゃれをし、外で待っていた紘一に声をかけた。

 

すると車に逆立ちをしてトレーニングをしていた紘一は、シュタッと立ち上がり、咲を見て笑った。

その格好はとてもおしゃれとは言い難い。

 

前から気になってたんだけど、その服ってどこで買ってるの?

基地の売店だ。こう見えて、質実剛健、もちもいい

『たまには違う服も着てみない?』

『自分はこれでいい』

 

紘一は13時に予約しているからと言って車に乗り込むと、几帳面に前後左右の安全を確かめ、アンテナが出るかまで確認した。

 

そうして着いた場所は、よしの食堂。

紘一はお昼を食べに行くだけなのに大きなリュックを背負っていた。

両手が開いていれば、いつでも咲を危険から守ることができる。

 

この食堂は昔からの行きつけで、おばちゃんはサービスでご飯もから揚げも大盛りにしてくれた。

でも咲はこういう店じゃなく、フレンチとかイタリアンとかそういうのがよかった。

紘一が『期待してくれ』なんていうから楽しみにしていたのに。

 

だが紘一は食べるなら『米!』と決めているという。

それなら和食でもいい。

咲はもっとオシャレなところに連れて行ってほしいと訴えた。

 

その帰り道、紘一は『カーテンを買う!』と言ってホームセンターに寄った。

カーテンはもう咲が選んで海外から取り寄せてあるのだが、まだ届いていないため、紘一は外から敵に侵入されそうで嫌だったようだ。

 

『これは君にピッタリだ!』

紘一は咲の意見も聞かず、見た目より機能性を重視してカーテンを購入。

咲は怒って、黙り込んでしまった。

 

不満が爆発!

家につくと、雨が降ってきた。

『サイアク。傘、持ってこなかった』

『このくらいの雨、傘なんてなくても大丈夫だ』

 

咲は小学生時代の嫌な記憶を思い出し、『雨、嫌いなの』と走って先に帰ってしまった。

 

『待てと言っただろ!1人で行かれたら緊急事態に君を守れない』

『ほっといてよ、1人になりたいんだから』

『何を怒っている。カーテンか?食堂か?』

『それだけじゃない!出かける前から不満だった、そんな服で』

 

紘一はショックを受けて、自分の服を見た。

『君は人の見た目ばかり気にするんだな。見た目や外見がそんなに大事なのか?』

『もちろん中身が1番大事だけど、人からどう見られるかっていうのも大事じゃない?』

『では、あえて聞こう。

外見は超1流の君が思う”中身”とはいったいなんだ!』

 

それを聞き、咲は怒った。

『外見は超1流って何!?

あなたは見た目で私を選んだの?それ以外に結婚した理由はないの?

 

咲が責め立てると、紘一は苦悶の表情で言葉に詰まった。

『・・・それは、関係ない』

 

『あ~、ああ、そうですか。じゃあ、私が結婚した理由を教えてあげる。

私の 勘違いでした!!!』

 

咲はクワッと紘一をにらみつけ、怒号を浴びせる。

『命の危険にさらされて、平常心じゃなかった。

だからヒーローだと勘違いした。

でも、ただの堅物じゃない!』

 

紘一はショックで目を大きく見開きながらも、『思ったことはこの際、全部言ってくれ』とメモに取り始めた。

 

そこで咲は、自分がご飯を作ることになっているのはおかしいので「当番制」にするとか、服ももっとセンスのいいものに変えてほしいと訴えた。

カーテンも同様。この部屋には合わないから任せてほしいし、

なによりおかしいのは、壁に掛けられたこの家訓。

朝4時から復唱させるなんておかしすぎる!

 

『つまり・・・。

自分たちは結婚したのが間違いだったのか?』

 

紘一は持っていたペンを落とし、咲を見つめながらにじり寄った。

 

『いや・・・、間違いってそこまで言ってない』

 

『こっちだって思ってたのと違った。

鮭はレトルト。作れば、生焼け。

インテリアにこだわりすぎて息苦しい!

自分が着ている服に文句を言う。

あげくに!自分が大事にしている家訓を笑いものにした!』

 

『間違いだ。大間違いだ』

『そうだね、大間違いだった。

こんなことなら離婚したほうがいいかもね!』

 

『り、離婚? 離婚とはなんだ?』

『離婚は離婚よ』

 

こうして結婚数日で、咲と紘一は離婚することに。。

勢いで言ってしまったものの、なんとも言えない気持ちが押し寄せ、2人はその夜、なかなか寝つくことができなかった。

 

言い出せない空気

翌日、咲は会社で「離婚」について調べた。

すると「リコカツ」という言葉を見つける。

 

離婚すると言っても、こんなに手続きが必要なのか・・・。

咲がそんなことを考えていると、いつの間にか編集長(松永天馬)がそばにいてびっくり!

咲の考えた企画が通ったというのだ。

それを知った同じ部署の中谷ユミ(武田玲奈)は自分も企画を出したのに・・・と面白くない。

 

咲は姉の鹿浜 楓(平岩紙)に電話し、今から家に行っていいか尋ねた。

でも実は楓は、娘を連れて家出中。

ホテル暮らしをしていることは家族には内緒だった。

 

『相談なら、ママにしなよ。あ、もしかして離婚考えてる?』

『えっ!?』

『そんなわけないか。結婚してすぐに離婚するなんて、すっごく頭悪いみたいだもんね』

咲は笑ってごまかした。

 

一方、紘一は、女性パイロットの一ノ瀬純(田辺桃子)に『腕をあげましたね』と声をかける。

一ノ瀬は、先輩パイロットである紘一に尊敬の念を抱いていた。

 

『緒原1曹は、女性に優しいですからね~』

同僚たちが冷やかすと、

『そんなふうにいうな!任務に出れば男も女も関係ない!

一ノ瀬3尉を女性として見たことはない。

信頼する仲間であり、上官だ 』

紘一は大声をあげ、否定した。

 

『緒原1曹にとって、女性は奥さんだけってことですね』

紘一は否定しようとするが、奥さんのために片道1時間半かけて都内から通うなんて愛妻家、とまったく話を聞いてくれない。

 

さらに上官にまで新婚だのなんだの言われて、紘一は「離婚する」などとは言えない状況になってしまう。

そんなやり取りを、一ノ瀬3尉は複雑な面持ちで聞いていた。

 

自由奔放なママ

その後、咲は実家に行き、母・美土里(三石琴乃)に相談しようとした。

でもそこには編集者の立川(中山麻聖)がいて、美土里は今度また本を出すことになったとご機嫌だった。

美土里は「奇跡の美魔女モデル」として、いくつも本を出していた。

 

一方、父・武史(佐野史郎)はゴルフ教室へ。

そこで今日から参加する城木里奈(中田クルミ)を紹介される。

若くてかわいい彼女は、ゴルフ場の会員券と一緒に、立派なゴルフクラブのセットをプレゼントされたというのだが・・・。

 

そんな武史は定年退職して以来、妻への束縛が激しくなり、しょっちゅう『何してる?』と美土里にメールを送っていた。

きっとここ数年で美土里が急に有名人になったものだから、焦っているのだろう。

 

美土里が武史と結婚した理由は、

優しくてちやほやしてくれて広告代理店勤務で、

結婚したら”美土里の好きにしていい”と言ってくれたから。

 

咲が話を切り出そうとしたとき、

アラート。1900(ひときゅうまるまる)より緒原家食事会。

 

1850(ひとはちごーまる)現地集合。時間厳守。

紘一からLINEが来て、慌てて咲は緒原家に向かった。

 

リコカツしていた母

『来てくれたのか・・・』

『別にあなたのために来たわけじゃない。前からご両親と約束していた食事会だったから』

 

言いにくいことだが、いい機会だ。

紘一は頑張って、離婚することを両親に伝えることにした。

 

緒原家の茶の間には、家訓が掛けられていた。

紘一はもりもり黙ってご飯を食べているだけで一向に話す気配はない。

食事も済み、咲が話をするように紘一に促すと、紘一の母・薫(宮崎美子)がみんなからもらったご祝儀袋を取り出した。

 

さすがにこの状況で言うのは厳しい。

それでも言うと紘一が口を開いたそのとき、

『実はね、お父さんとお母さん、離婚することにしたの』

薫が言った。

『・・・そう、離婚。。』

『離婚!?』

 

薫は、紘一が結婚したら離婚しようと ”リコカツ”していたのだ。

“リコカツ”とは離婚活動の略。

 

『そんなのだめだ!そりゃ、夫婦の間にはいろいろあるでしょう。

でも一時の感情で判断すべきではない。

自分はどうなるんですか?帰る場所がなくなってしまう!』

 

『帰る場所はもうあるでしょう。咲さんとの新しい家庭が』

『いや・・・、そのっ』

紘一は救いを求めるように元自衛官の父・正(酒向芳)のほうを見た。

しかし、正は黙ってたばこを吸っているだけ。

とにかく反対だと紘一は言った。

 

でもこれは相談ではなく、報告だと薫は言い切る。

今は人生100歳という時代だ。

それなら薫にだって、あと40年もある。

若くないとしても終わるにはまだ早い。

たとえ外で働いたことがないにしても、

この辺で1度 人生をリセットしてみてもいいんじゃないかというのだ。

 

『・・・ううっっ』

話し終えると、薫は涙をこらえ、目の前のお茶をすすった。

それ以上 何も言えず、咲と紘一は顔を見合わせ、家に帰った。

 

考え方の違い

『私、お母さんの気持ち、わかるけどな。

お母さんの気持ちは無視するの?

女の人は守られてるだけでいいと思ってるんでしょ?』

 

『そうは言ってない。

だが男は古来から女を守るものと決まっている。

そして女は、男の足りない部分を陰になり、ひなたになり、あうんの呼吸で支える。

それが自分の理想の家庭だ』

 

でも咲はその考え方は古いと訴えた。

『古くなどない!現にうちはそうだった』

『けど、違った。

お母さんはずっと前から、違う何かを見てたの。

それがわかったでしょ?』

 

君にはわからないかもしれない。

君の家は、個人主義でバラバラだから』

 

それを聞き、咲は傷ついた。

そりゃ、咲の両親は好き勝手しているように見えるかもしれない。

でも言っていいことと悪いことがある。

 

悲しそうに部屋のドアを閉める咲を見て、紘一は自分の頬をバチンと叩いた。

 

元カレとの出会い

翌日、スポーツジムに出かけた紘一は、浮気相手と間違われる。

男に手を出され、その腕をねじあげる紘一。

 

警察を呼ぶと、男が騒ぎ立てると、

『警察を呼んでも暴行事件にはなりませんよ。先に手を出したのはあなたですから』

と、弁護士の青山(髙橋光臣)が助けてくれた。

 

青山は結婚に対し、ひどい偏見を持っていた。

結婚指輪なんて犬の首輪みたいなもの、所有されている証だという青山。

 

紘一がしげしげと結婚指輪を見つめると、

『結婚してるんですか!失礼しました』

と、慌てて青山は謝った。

 

実は、青山は咲が5年つき合って別れた元カレ。

そうとは知らず、紘一と青山は偶然の出会いを果たしたのだった。

 

パワハラ疑惑!

一方、咲は人事部長に呼び出される。

咲にパワハラを受けたという人がいるというのだ!

その結果、咲は自分が考えた企画から外されてしまった。

 

トイレで咲が落ち込んでいると、ユミが友達と話しているのが聞こえてきた。

咲を陥れようとしたのは、ユミだったのだ。

 

咲が理由を尋ねると、

咲さんが出世したのは全部見た目がいいからじゃないですか

とユミは言い放つ。

 

内容がなくても企画が通るのも、

編集長に気に入られているのも、全部 美人だから。

 

『顔がいいだけで何も努力しないで 楽できていいですね~』

と嫌味たっぷりにユミは言った。

 

でも咲からすれば、ユミにはまだ頑張れるところがたくさんある。

咲が若かった頃は、遅くまで残って原稿を書いていたし、企画書がいくらボツになっても上司を追いかけて話を聞いてもらったりしたものだ。

せっかくいいものを持ってるんだから、こんなことしてないで今の企画を頑張ってみたら?と、咲は励ました。

 

だがユミはそれをババアの説教扱いし、

『見た目だけの先輩の言葉はなにも響きませんので』

と去っていく。

 

咲は打ちのめされ、会社から姿を消した・・・。

 

本当の私を見てほしい

その後、紘一のもとに知らない番号から電話があった。

それは咲の後輩・なつみからだった。

 

咲が後輩ともめて会社を飛び出したことを知った紘一は、なにか手がかりはないかと咲の机の上を見た。

すると仕事の資料と一緒に、ふせんの貼られた和食の基本の作り方の本が・・・。

 

これを見ながら、咲は頑張って料理をしてくれていたのか。

紘一の脳裏に、『私も紘一さんを幸せにします!』と咲が結婚式で言ってくれた声がよみがえった。

 

その頃、咲は街を歩いていた。

ユミに外見だけといわれ、

紘一に『外見のいい君にとって、中身とはなんだ』と責め立てられ、これじゃあ小学生のころと何も変わっていないじゃないか。

 

『咲ちゃんばっかり褒めて、えこひいきじゃない、先生』

『いいよね、見た目で得してる人は』

と、同級生に陰口を叩かれていたあの頃と ──。

 

冷たい雨が降ってきて、咲はもうひとつの辛い記憶を思い出した。

 

ママは、雨が降っても1度も迎えにきてくれたことはなかった。

ママは自分の人生でいつも忙しかったから。

だから、咲はいつもずぶ濡れで家に帰った。

 

そのとき、咲がSNSにあげた結婚式の写真に元カレの青山がコメントをくれた。

「いい笑顔だね。お幸せに」

 

咲はふと、青山の声が聞きたくなった。

青山はいつも仕事している咲の応援をしてくれた。

咲がなんでも器用にできるように見えて、実は不器用で人一倍努力していることをわかってくれていた。

 

そんなところが、大好きだったのに。

 

『結局、1人か・・・』

咲は地下道を出ると、雨に濡れながら信号が変わるのを待った。

そのとき、後ろから肩に手を置かれ、咲は青山かと思い、振り返った。

 

でもそれは、紘一だった。

『そのっ・・・、なにか、誤解があったらいけないと思い、

君を見た目ばかりと言ったのは悪かった。

自分が、き、君と結婚したのはその・・・』

必死に頭を下げ、弁解しようとする紘一。

 

でも『もうそういうのいいよ』と咲はその場から走り去った。

 

『危ない!』

歩道橋から足を踏み外しそうになった咲をかばい、紘一は咲を抱えて滑り落ち、咲を守った。

 

『大丈夫!?』

『問題ない』

『こんなことしなくていいのに!!私たち、離婚するんだから』

 

『だが・・・、まだ、 君の夫だ』

 

咲をきつく抱き寄せ、怖いくらい真っ直ぐな目で紘一は咲を見下ろす。

 

その頃、咲の母・美土里はネットで ”リコカツ”の本を購入。

レディースクリニックから届いた手紙を読み、ため息をつく。

 

そんな中、咲の父・武史はゴルフ教室で知り合った城木里奈とデートを重ねていた。

 

一方、紘一の父・正は家に帰って、テーブルの上に離婚届と結婚指輪が残されているのに気づく。

薫は本当に家を出ていってしまったのだ。

「お世話になりました。」という置き手紙1枚を残して。

 

 

── 土砂降りの雨の中。

咲と紘一は、きつく、お互いのことを抱きしめ合った。

 

 

~2話につづく~

 

 

『リコカツ』1話の感想

紘一のキャラが思ったよりずっと濃くて、すごかったー!

特にしゃべり方。

最初は気になったけど、咲がいうとおりだんだん癖になるというか。

今までにない強烈なキャラで面白かったです。

 

朝4時に起きて朝食を作らされるなんて私だったら絶対無理だけど、咲は紘一のために頑張ってみようと思えてすごいな~。

そして何より、自衛官のお父さんと、文句も言わず家訓を守っていたお母さんを見て、家族というのはそれが普通だと思ってる紘一が恐ろしい・・・(>_<)

 

紘一のお母さんも、紘一が結婚したら離婚しようと決めていたなんてすごい。

これからは誰かのためじゃなく、自分のために生きたいと思ったんでしょうね。

でも、1度も働いたことないのに離婚しようというのは、相当な覚悟だと思いました。

 

そしてグッときたのは、咲が自分のために苦手な料理を頑張って作ろうとしていたことに、紘一が気づくシーン。

あそこから紘一が迎えにきてくれるまでの怒涛の流れがやばかった~。

 

咲が持ってる劣等感とか、お母さんへの想いとか、元カレのほうが自分のことわかってくれてたしと戻りたくなる気持ちとか、なんかひしひしと伝わってきてやばかったです。

 

でも雨の中、迎えにきてくれたのは元カレじゃなく、紘一で。

咲を危険から守ってくれたのも紘一でした。

 

あの、紘一の暴力的とも思える強引さと荒々しさはどこから来ているのか。

すんごい怖いのに、弱ってるときにちゃんと追いかけてきてくれて、抱きしめてくれたら、引き寄せられてしまうよね。

 

あの瞬間、タイトルは”リコカツ”だけど、2人は出会った時からもう、言葉じゃ説明できないようなものに支配してるとしか思えませんでした。

 

でも現実的に、紘一とちゃんと暮らすのは難しそう。

やはりそこはお互いにかなり譲歩しなきゃいけないところがあると思います。

 

それに主人公2人だけじゃなく、周りの人たちも問題のある人ばっかり!

咲のお母さんはなにか病気を抱えてそうだし、離婚考えてるし、お父さんは浮気に走っちゃうし。

しかも騙されてそうで怖いし。

お姉ちゃんは、娘と家出中だし。

紘一のお母さんが出ていって、お父さんは今まで家事とかしたことなさそうだから生活していけるのか不安だし。

紘一に想いを寄せる後輩に、

結婚に対して嫌悪感を抱いている元カレ・青山まで!

 

はたしてこの問題だらけの人々が、リコカツを通してどんなふうに変わっていくのか?

楽しみです〜!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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