『今夜はコの字で』4話ネタバレと感想│おいしいうなぎとお酒、みんなの笑顔があれば…。上座も下座も関係ない

にこ

今回は『今夜はコの字で』第4話「自由が丘 ほさかや」のネタバレあらすじと感想をまとめました。

今回は、吉岡(浅香航大)が自由が丘で見つけたコの字酒場「ほさかや」♪

 

恵子(中村ゆり)にも『よく見つけたわね』と言われるほど通なお店ですが、うなぎを串で気軽に食べられる専門店として人気です。

 

さてさて、今回はどんな気づきを吉岡に与えてくれるのでしょうか?

それではさっそく、4話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

注:お店の情報は、2020年1月のものです。

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『今夜はコの字で』コの4 のネタバレあらすじ

ある日。

吉岡(浅香航大)は社長の角倉(堀部圭亮)から、接待でしくじった山田(小園凌央)と一緒に謝りに行くよう頼まれる。

山田は担当者よりも先に店に着き、上座でご飯を食べていたらしい。。

 

山田を連れて取引先に向かうものの、

あまりの山田の態度の悪さに『今の若者は、上座も下座もわからないのか?』と担当者はブチギレ。

菓子折りを突き返され、追い返されてしまう。。

 

いつになく落ち込んでいる様子の山田を見て、吉岡は飲みに誘うが…。

『それって仕事ですか? てか、そんなに上座とか下座って大事ですか?』と山田はまったく反省の色もなく帰っていく。。

 

しかたなく吉岡は1人で飲むことに。

でもここはおしゃれな自由が丘。なんだか落ち着かないな~。

吉岡がキョロキョロしながら北口のほうに回ってみると、あれ?こちら側はけっこう大衆的な雰囲気。

路地を1本入ると、

おっ! うなぎ屋!?

中をのぞくと、人でにぎわっています!

しかもコの字酒場ではないですか!

 

自由が丘「ほさかや」

うなぎを串で焼く甘くて香ばしいにおいにつられ、吉岡は迷わず入店!

恵子(中村ゆり)に素敵なコの字を見つけたとLINEで送る。

 

するとソッコーで恵子から返事があった。

「うなぎのほさかや、よく見つけたわね」

「うなぎを食べて、スタミナをつけなさい」

 

さすが恵子先輩、やっぱり知ってたか。

吉岡はとりあえずビールを頼み、カウンターで飲んでいるお客さんたちをぐるりと見回した。

 

みんなの楽しそうな顔、顔、顔。

夕方のまだ明るい時間からもうこんなにお客さんでいっぱいなんて、いい店を見つけたかも。

 

吉岡がニヤリとしていると、斜め隣に座っている常連・オカさん(ジジ・ぶぅ)と目が合った。

 

オカさんはにひゃっと笑い、日本酒に氷を入れて飲みはじめる。

こうして飲むと、口あたりがまろやかになるらしい。

 

『兄ちゃんもあとでやってみな』

オカさんに言われ、『はい』と元気に吉岡は返事をした。

 

でもまずは、頼んでいたビールから。

吉岡はうまそうにビールを飲むと、壁に貼られたお品書きを眺めた。

 

うなぎの串焼きは1本300円から。

「蒲焼き」「からくり」「きも焼き」「ひれ焼き」「かしら焼き」「塩焼き」の6種類。

 

うなぎの部位がわからず、吉岡が悩んでいると、

『まずは、”かしら”と、”きも”だよ』

とオカさんが豪快に笑って教えてくれた。

 

うなぎとお酒

吉岡の席は、ちょうど炭火でうなぎを焼いているところを後ろから見られる特等席だった。

うまそ~。

吉岡が見つめていると、はい、お待たせ!

おかみさんが”かしら”と”きも”を持ってきてくれた。

かしらには山椒を振るといいとオカさんに言われ、食べてみると、

ん~~っ。

すごく噛み応えがあって、アツアツがうまい!

 

吉岡はビールを飲みながら、今度はきもを食べる。

『これこれ…。子どもにはわからない、大人の味って感じですね』

『おいおい、子どもっていくつだよ』

『28歳です』

吉岡は隣のオカさんに見守られながら、大人の味を堪能した。

 

その次は、日本酒。

オカさんがやっていたように氷を入れて飲むと、たしかに口あたりがまろやか~。

安く飲むための庶民の知恵だと、オカさんは言う。

 

恵子登場!

オカさんと吉岡が話していると、恵子がやってきて間に座った。

『ずいぶん通な飲み方してんじゃ~ん』

吉岡に言われてじっとしていられなくなり来てしまったのだ。

 

『どうしよっかな~。塩焼きと、ここに来たら”からくり”よね』

 

そう言って恵子は、吉岡のぶんも入れて2本ずつ頼む。

 

からくりは、うなぎをさばいて出た切れ端を串に焼き付けて巻いたもの。

もともとは俱利伽羅不動明王が右手に持っている龍が巻きついた俱利伽羅剣に似ていることから「くりから焼き」。

そこから転じて「からくり焼き」と呼ぶことにしたようだ。

 

物知りな恵子の説明を聞いていると、白焼きが運ばれてきた。

タレと違ってあっさりとしていて、これもいい。

恵子おススメのわさびをつけて食べると、吉岡はわさびでツーンと涙ぐみながら『ウマいっす、最高っす』と一生懸命飲み込んだ。

 

そしてお待ちかねの、からくり焼き!

プリプしててスタミナがつきそうで、何十本でも食べれそう!

 

吉岡が興奮すると、『粋じゃないなー!』と恵子。

『でももう1本だけ』

吉岡がねだると、

『え~じゃあ、私ももう1本追加しようかな』

と恵子。

この部位は、恵子が1番好きな部位なのだ。

 

『仲がいいですね~、お2人』

女将さんが目を細めると、

『違いますよ~、ただの後輩です』

とサラリと恵子は否定する。

 

ささやかな生きがい

この席からだと、店内をまるで舞台のように一望できる。

 

『いい席だろ。

店主や店員の仕事を見てるだけで、うまい肴になる。

それにコの字ならみんな、上座も下座もなく平等に酒が飲める。

だから酒がうまい』

 

そう言ってオカさんは上機嫌で帰っていく。

オカさんは毎日ここにきて、帰ったら今日あったことを奥さんに話す。

この店に寄って少しだけお酒を飲むのがささやかな生きがいなのだ。

 

オカさんは気持ちよさそうに鼻歌をうたいながら、商店街を自転車を押して帰っていった。

 

吉岡の成長

『夫婦っていいですよね』

『ヘタレのあんたに結婚なんてできんのかね~』

 

恵子にツッコまれて、吉岡は今日、山田に言われたことを思い出す。

上座と下座ってそんなに大事なんですかね~と言っていた山田。

飲みに誘っても『それって仕事ですか?』と、さっさと帰っていってしまった山田。

 

吉岡は急に暗い気持ちになって『俺ってやっぱり頼りないですかね?』と恵子に言う。

 

上座も下座も大事だけど、そういうの関係なくこうして飲めるのもいいものだ。

俺もオカさんみたいに自然に教えられる大人になりたい。

 

そう語る吉岡の横顔を、微笑みながら恵子は見つめる。

 

『珍しくまじめな話してんじゃん』

『俺だってこう見えていろいろ考えてるんですよ』

『ああ、そうですか』

 

店を出た後。

ここはおごるのでもう1軒行きましょうと、吉岡は恵子を誘う。でも

『アカーン!お酒はほどほどが1番おいしいの!

粋やないな~、ほら帰んで!ヘタレやな~』

と恵子に背中を押され、吉岡は渋々歩き出す。

 

『ヘタレじゃないですよ』

『幼稚園からやり直しますか?』

『え~?勘弁してくださいよ』

『赤ちゃんからやり直しますか?バブバブ』

 

 

コの字に教わる、人とのつながり。

吉岡は今夜も大切なことを教わり、自由が丘の街を後にするのだった。

 

 

~5話につづく~

 

 

『今夜はコの字で』4話の感想

う、うなぎ〜!

今とてもお腹が減ってるし、疲れてるので食べたいです、欲してます、スタミナつけたい〜!

 

冬に見るより夏に見たほうが美味しそうに見えるかも。

恵子先輩のノースリーブも自然に見える。

 

今回知り合った常連さんは、オカさん。

毎日ここに来てお酒を少し飲むのが日課のオカさんは、すごく場に馴染んでいて威圧感がない。

今までで1番自然で、セリフがすぅ〜っとしみ込んでくる。

お説教くさいわけでもない。

ただ思っていることを口にするだけ。

吉岡も最初の頃と違い、初めて出会った人の言うことも構えずにすんなりと受け入れることができるようになったからかもしれない。

一期一会で出会った人の言葉が、その人の一生を変えたり、支えになったりすることもあるよな〜。

 

恵子先輩もバブバブ〜と吉岡をからかいつつも、吉岡の成長をちゃんと認めてあげてたり。

店を出てから歩いていくシーンはずいぶん長かったけど全部アドリブなのかな?

 

吉岡も早く山田と飲みにいけるといいんですけどね〜。

どうなることやら?

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

 

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