『うきわ』3話ネタバレと感想│恋のはじまりのドキドキわくわく。2人でいれたら、どんなことも楽しい

にこ

今回は、2021年8月25日放送『うきわ─友達以上、不倫未満─』3話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

麻衣子(門脇麦)は、夫・たっくん(大東駿介)と愛宕さん(小西桜子)の朝帰りを目撃!

 

しかしどんなにショックかと思いきや、麻衣子の中には二葉さん(森山直太朗)への思いが芽生えていて…?

 

ごみ捨てに行くまでのほんのわずかな時間が、愛しくて大切な時間になっていく…。

それではさっそく、3話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『うきわ』3話のネタバレあらすじ

麻衣子(門脇麦)は、夫・たっくん(大東駿介)愛宕さん(小西桜子)の朝帰りに遭遇。

気まずい空気が流れる中、たっくんは麻衣子に、仕事のトラブルで、愛宕さんも社宅に住んでいるので一緒に帰ってきただけだと説明する。

 

この時、初めて顔を合わせた麻衣子と愛宕さんは挨拶を交わすが、麻衣子の表情は不機嫌そのもの。。

間に挟まれた二葉さん(森山直太朗)は、いたたまれない気持ちになる。

 

その後、クリーニング屋のパートに出かけた麻衣子は仕事中もぼんやりと回る乾燥機を見つめたまま。

『中山さん、なんか今日、黒いモヤモヤしたものが出てますよ』

佐々木くん(髙橋文哉)に心配される。

 

『なんかあったんですか?』

そう訊かれて、なにかあったといえばあったかな?と麻衣子は答える。

 

夫が女性と朝帰りしたのだ。誰だってそれが原因だと思うだろう。

でもたっくんが愛宕さんと仕事で一緒にいた、というのは嘘じゃないと麻衣子はわかっていた。

 

それよりも麻衣子は、せっかく仲良く二葉さんとつくった砂のお城を

『おはよ~!』『おはでーす!』

と、いきなりたっくんと愛宕さんが走ってきてぶっ壊されたような、そんな悲しみに襲われていた。

 

された側の気持ち

一方、お昼ご飯を食べながら、愛宕さんは居眠り…。

午後休を出したので、これを食べたら帰るという。

 

『でもやばかったですね、今朝の空気』

急に目に生気が戻った愛宕さんは、今朝のことを振り返る。

たしかにあの状況では、愛宕さんとたっくんが不倫してると思われてもしかたない。

 

けど不倫なんてただの現実逃避、リスクが高すぎると、愛宕さんは一蹴。

ちなみに相手は「福田さん」だと、愛宕さんは思っていた。

 

『どうします?課長』

『どうしますって言われても…』

『かわいそう、中山さんの奥さん』

 

その言葉を聞き、二葉さんの顔から笑みが消え、言葉が途切れる。

不倫された側がかわいそうなら、それは妻に不倫されている自分もかわいそうということになる。

 

『そういうのはよくないよ。

かわいそうって、君の物差しで人を決めつけないほうがいいと思う』

 

珍しく自分の意見をいう二葉さんを見て、愛宕さんはちょっと申し訳なさそうに首をすくめた。

 

気にしてくれてたんだ

夕方。

弁当を買って家に帰った二葉さんは、宅急便を受け取っていた麻衣子と顔を合わせる。

 

『おかえりなさい』

『ただいま』

 

二葉さんの妻・聖(西田尚美)は、今日は陶芸教室。

たっくんも徹夜明けだというのに、残業だ。

 

それよりも二葉さんは、今朝、麻衣子が「二葉さんと話したかった」と言っていたことが気になった。

いつもと違う様子だったから。

 

『あ、あれは…』

麻衣子が言葉を濁し、

『すいませんでした、気にしないでください』と家に入っていき、二葉さんはちょっと拍子抜け。

 

気にしてくれてたんだ…と麻衣子は嬉しくなる。

 

この壁がなければ

その夜。

二葉さんがベランダでタバコを吸っていると、がらりと窓が開く音がして、二葉さんは急いでタバコの火を消す。

 

すると壁の下のすき間からズイッとドーナツが差し出され、二葉さんはびっくり!

『早く取ってください』

 

それは麻衣子なりのお礼だった。ティッシュとか、いろいろの。

 

さっき届いた宅急便の中に入っていたのだろう。

たっくんのお母さんが作ったというドーナツを、二葉さんはもぐもぐ味わって食べる。

 

『知ってましたか?夫に不倫されると、夫の親にまで腹が立ってくるんですね。

でも美味しかったので許してあげることにしました』

 

麻衣子の言葉に、二葉さんはドキッとして、ごくんとドーナツを飲み込む。

 

二葉さんはドーナツを美味しいと言ってくれたが、顔が見えないので麻衣子にはよくわからなかった。

 

『この壁、本当に突き破れるんですかね?』

麻衣子は目の前に立ちはだかる壁をノックするが、

『緊急時じゃないでしょ、今は』

と二葉さんに言われて、しょぼん。。

 

でもすぐに『ゴミ捨ての時には顔を合わせて話せますよ』と二葉さんが言ってくれて、麻衣子の心は急浮上。

二葉さんはいつも麻衣子が欲しい言葉をくれる。魔法のようだ。

 

『お弁当、美味しかったですか?今度、私が作りましょうか?』

『いや、さすがにそれは…』

断りながらも二葉さんはまんざらでもない顔で微笑む。

 

車修理110番

その頃、たっくんは福田さん(蓮佛美沙子)と福田さんの家へ行く途中だった。

 

『イチイチ妬いてらんないでしょ』

強がってはいるが、福田さんは、たっくんと愛宕さんが徹夜で仕事をしていたことにちょっと嫉妬している様子…。

そんな福田さんを見て、たっくんはそっと手をつなぐ。

 

『だめだって!誰かに見られたらまずいでしょ~?』

焦る福田さんの手を、ニヤニヤ笑いながらたっくんはつなごうとする。

 

ごきげんな日々

翌朝。

ノロノロと二葉さんがゴミ出しに出てくると、

『おはようございます!』とつぶした段ボールを抱えて麻衣子が笑顔で現れ、二葉さんも笑顔になる。

 

『コアラのTシャツ、かわいいですね』

ゴミ集積所までのほんのわずかな時間、2人は並んでゆっくり歩いていく。

麻衣子の持っていた段ボールもゴミ捨て場に入れてあげる。

 

『今日もいい天気ですね』

『そうですね』

 

2人で空を見上げる。

そんなたわいもないことに幸せを感じる。

 

麻衣子はカレンダーにゴミの日の日程を書き込み、楽しみにするようになった。

 

マンホールから出た雑草をしゃがんで一緒に見たり、

白線の上だけを歩いて、白線が途切れたらジャンプして渡ったり、

なんだかTシャツの柄まで似てきて、まるでお似合いの夫婦のよう。

 

この前とは別人のように明るい表情で働く麻衣子を見て、

『モヤモヤ、消えたみたいですね~。なんかいいことでもあったんですか?』

と佐々木くん。

 

麻衣子の頭に、二葉さんと公園の砂場でつくった大きな砂のお城が浮かぶ。

2羽の鳥が頭上を飛んでいき、

『カップルみたいですね~』

『うん』

と麻衣子と二葉さんは眩しい空を見上げる。

 

『最近、天気がいいからかな~』

と麻衣子は、佐々木くんの質問に答え、店の外に目をやった。

 

見られてた!

しかしそんな幸せは長くは続かなかった。

なんと仲良くゴミ出しをしているところを、愛宕さんに見られていたのだ!

 

愛宕さんはすっかり二葉さんと麻衣子はデキているものだと勘違いしていて、

『私はアリだと思いますよ。中山さん(たっくん)だけズルいもん。夫婦はフェアじゃないと』

という。

 

『じゃあ、僕の奥さんはどうなっちゃうんだよ』

二葉さんがもごもご言うと、

『課長は奥さんのこと、大切なんですか?』

と、愛宕さん。

 

『…そりゃ、大切だよ』

二葉さんは一瞬、言葉につまり、そう答えた。

 

子供への想い

その頃、聖は産休に入った同僚に出産祝いを渡しに病院に来ていた。

 

でも生まれたばかりのかわいい赤ちゃんを見て、声をかけられずにそのまま帰ってしまう。

 

公園で出産祝いに渡すはずだったお菓子の箱を開け、食べる聖。

 

一方、二葉さんはビールにコンビニのからあげ吾郎レッドをつまみながら、家でチャーハンを作っていた。

 

同じころ、聖は陶芸教室の台所を借りて、からあげを作っていた。

食卓では、陶芸教室の講師をしている田宮(田中樹)がもぐもぐと聖が出産祝いに買ったお菓子を食べている。

 

『ねえ、これどうしたの?』

田宮に聞かれて、

『まあ、いろいろと』

と、聖は答える。

 

からあげを盛る皿を探しにいった聖は、黒いお皿を気に入り、その皿を購入する。

 

ダメなたっくん

一方、福田さんの家に来ていたたっくんは『今日泊まろうかな?』と言い、『奥さん待ってるんでしょ』と福田さんにたしなめられる。

『なんだかんだ、大切なくせに』

 

たっくんはフッと笑い、

『君と違ってさ、あいつは1人で生きていけないから』

と缶ビールをコップに注ぐ。

 

イラっとした福田さんは『バカにしすぎだと思うよ、女の人』と釘をさす。

 

奪われた幸せ

そんな中、麻衣子はベランダで二葉さんがタバコを吸いにくるのを待っていた。

ガラリと窓が開き、カチッ…、カチッとライターをつけ、サンダルを引きずりながら二葉さんがこちらに向かって近づいてくる音がする。

 

『こんばんは』

麻衣子が声をかけると、二葉さんはタバコをしまった。

 

今日は陶芸教室じゃないはずなのに、聖は帰ってこない。

たっくんは残業。(という名の浮気)

でも明日は燃えるゴミの日だからと、麻衣子は二葉さんと顔を合わせて話せるのを心待ちにしていた。

 

けど、ゴミ出しはちょっと危険かも…と二葉さんは切り出す。

愛宕さんに2人でいるところを見られたのだ。近所の人の目もあるし、変な噂がたっても困る。

もう立ち話をするのは控えようと二葉さんは麻衣子に告げるが、

それでは顔を見て話す機会がなくなってしまうと麻衣子はショックをうける。

 

手を伸ばせば届く距離にいるのに。

2人の間を、1枚の壁が阻む。

麻衣子はなんだか急に二葉さんを遠くに感じ、苛立ちを感じた。

 

日付が変わる頃、たっくんが帰ってきて、麻衣子はわざと寝室のドアを開け、電気をつける。

 

すると消臭剤をシュッシュとかけまくっていたたっくんは、焼き肉を食べてきたからと苦しい言い訳をして洗面所へ。

慌てるたっくんを見て、麻衣子はたっくんの浮気を確信する。。

 

モヤモヤ

翌朝、二葉さんは食器棚に見たことのないお皿が増えているのに気づき、聖が昨日、陶芸教室へ行っていたことを知る。

さらにゴミ箱の中には、出産祝いののし紙が捨てられていて…。

 

二葉さんと聖はなかなか子供に恵まれず、病院へ通ったこともあった。

 

『僕は今のままでもいいと思う』

そう言ったときの聖の顔が浮かび、チクリと二葉さんの胸をさす。

 

ゴミ集積所の前で、麻衣子と会った。

『おはようございます』

2人は挨拶をかわし、別れる。

 

去っていく二葉さんの後ろ姿を見つめる麻衣子。

二葉さんが振り返ると、麻衣子はもうこちらを見ておらず…。

2人の視線はすれ違う。

 

なんだかモヤモヤした気持ちを抱えた二葉さんは、会社で人の目も気にせず、親密な様子で仕事の打ち合わせをしているたっくんと福田さんを見かけ、用もないのに話しかけ、邪魔をしてしまう。

 

甘い誘惑

その夜。

たっくんがお風呂に入っている隙に、麻衣子はたっくんの携帯を見ようとした。

でも無理。

パスワードを解除した麻衣子はそこで怖くなって見るのをやめる。

 

麻衣子は暗い気持ちで、小声で歌を口ずさみながらベランダで二葉さんを待つ。

 

〽ほっ ほっ ほーたる来い こっちのみ~ずはあ~まいぞ~

って何言ってるんじゃろ、私。

 

そのとき、がらりと窓が開く音がして、サンダルを引きずって歩いてくる音がした。

カチッ。

ライターをつける音に耳を澄ませ、

『来た。ほたる』

と麻衣子はつぶやく。

 

『ほたる?』

二葉さんに聞き返され、麻衣子は慌ててごまかす。

 

麻衣子はたっくんがお風呂に入っている間に、携帯を見ようとしたことを二葉さんに打ち明ける。

でもできなかった。ドキドキバクバク、怖くて。

 

なにより、パスワードが「麻衣子とたっくんがつき合った記念日」だったから。

それなのに見ようとするなんてサイアクだ。

 

『そんなことないです』

そう言って、二葉さんは

『でもわかります。自分を責めるほうが楽。

頑張りましたね。中山さんは戦おうとしている。1歩前進です』

と麻衣子を励ます。

 

今、二葉さんはどんな顔をしているのだろう?

麻衣子は壁の間に、304号室があればいいのにと思った。

そうすれば、2人だけの空間で、誰の目を気にすることもなく、気がねなく話すことができる。

 

麻衣子が空想から醒めると、

『今度、ごはんでも食べに行きましょうか』

という二葉さんの声がした。

 

麻衣子が驚いて何も言えずにいると、

『すいません、勢いで』

と二葉さんが謝る声がする。

『はい。行きます』

麻衣子は壁の向こうを見つめ、二葉さんが聞こえるようにはっきりと答えた。

 

秘密の約束

303号室の麻衣子と、305号室の二葉さんはお隣同士。

 

翌朝、2人はゴミ集積所で顔を合わせ、笑顔で挨拶をかわす。

たったそれだけだけど、それだけじゃない。

2人には「約束」がある。

 

その夜。

ベランダの壁の下のすき間から携帯を差し出し、2人は連絡先を交換。

食事に行く場所を決め、2人はその日を楽しみに過ごした。

 

初めての嘘

約束の日。

麻衣子は朝食を食べながら、今日はパート先の人と飲みにいくと嘘をつく。

 

でも麻衣子が酒が弱いのを知っているたっくんは、大丈夫?迎えにいこうかと心配する。

麻衣子は少し罪悪感を感じつつも、ワンピースを着て、メイクをしてドキドキしながら料亭に向かった。

 

この扉を開けたら、もう後戻りはできない。

麻衣子は勇気を出し、中に入り、

『二葉です』

と名乗って先に部屋に入り、緊張しながら二葉さんを待つ。

 

『こんばんは』

二葉さんが息を切らせてやってきて、麻衣子の前に座る。

 

こんなふうに顔を合わせて食事をする日が来るなんて。

 

『なんか変な感じ』

 

麻衣子と二葉さんは照れくさそうに顔を見合わせた。

 

 

~4話につづく~

 

 

『うきわ』3話の感想

うわー、なんか今回は麻衣子と二葉さんにやられっぱなしだったなー。

完全に好きじゃんか、もう~。

2人でいたら、雑草を見てても空を見てても何をしてても楽しいっていうのが伝わってきて幸せになる。

でも砂の城壊されたり、白線しか歩いちゃいけなかったり、2人の恋はおとぎ話のようで現実みがなかったりする。

 

それが愛宕さんにゴミ出ししてるところを見られてしまい、状況が一変!

距離を置いたことで、会いたいという気持ちが燃え上がっちゃった感じ?

急に高そうな料亭が現れて、この扉をくぐったら、おままごとじゃなく、本物の大人の恋に突入するような圧迫感を感じて怖くなった。

 

しかも二葉さんと聖の関係が空気みたいになってしまったのは、やっぱり子供のことが原因だったんですね。

二葉さんが家でからあげ吾郎食べながらチャーハン作ってるときに、聖が田宮さんにからあげを作ってあげてるところが切なかった。

けどもう、二葉さんもひとりじゃないもんね。

二葉さんはそんなんじゃないと否定してるけど、完全に麻衣子の存在が心の拠り所になっちゃってるもんね。

二葉さんのTシャツの柄を見るのがひそかに楽しみ。

ふたりが笑っているとなんだかこちらまで幸せになってしまう。

 

でも現実的に見ると、みんな浮気してて、かなりマズい。

いったいこれからどうなってしまうんでしょう?

次回はさらに二葉さん家の事情にも踏み込んでいくようで、そちらも気になりますね。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(*´ω`*)

またの~。

 

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