『うきわ』5話ネタバレと感想│うちだって…、うちだって思ってること二葉さんに全部言っちゃる!麻衣子の思いがけない行動に(゚д゚)!どっきゅん

にこ

今回は、2021年9月6日放送『うきわ─友達以上、不倫未満─』5話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

二葉さん(森山直太朗)という浮き輪を失った麻衣子(門脇麦)は、心ここにあらず状態…。

そんな麻衣子を見て、もしかして浮気がバレたんじゃ…とたっくん(大東駿介)は焦る。

一方、田宮くん(田中樹)が若い子と歩いていたことを知った聖(西田尚美)は、そんな資格はないと思いながら嫉妬に駆られ…。

 

それぞれの想いが動き出す5話!

今回も最後まで見逃せません!

 

それではさっそく、5話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『うきわ』5話のネタバレあらすじ

『あれはなかったことにしましょ?

僕はただの相談相手。

なかったことにして気楽にいきましょ?』

 

二葉さん(森山直太朗)にそう告げられた麻衣子(門脇麦)は、自分からどんどん黄色のうきわが離れていってしまうような気がしていた。

 

そんな心ここにあらずの状態の麻衣子を見て、もしかして浮気がバレたんじゃ…とたっくん(大東駿介)は不安になる。

 

止められない想い

パートの帰り道、麻衣子はめずらしく佐々木くん(髙橋文哉)と帰った。

 

『今日、早いね。

もしかしてデート?それとも失恋?』

からかうように麻衣子が尋ねると、

『失恋したのは中山さんでしょ?

今日は今までにないレベルのモヤモヤが出てましたよ』

と佐々木くんは返り討ち。

 

不倫はいろんな人を傷つけるからやめたほうがいいと言われてしまう。

 

『違うって。不倫じゃ…』

『ああ、愛とか恋とか正当化しちゃうんだ』

 

『私だって誰かを傷つけたいわけじゃないよ。

でも想っちゃうんだよ』

 

麻衣子が立ち止まって思わず本音をぶつけると、

佐々木くんは逃げるように『俺、こっちなんで』と自転車をこいで行ってしまった。

 

家に帰った麻衣子はベランダにしゃがみ込み、壁の下のすき間をじっとのぞきこむ……。

 

母の呪い

一方、たっくんは福田さん(蓮佛美沙子)に今日はどうする?と聞かれて、今日はやめとくと断る。

 

『もしかして彼のこと、気にしてる?』

福田さんの問いに、

『いやぁ。東大出のエリートの彼氏がいるのに、なんで俺と一緒にいるのかな?って』

とたっくんは疑問を口にする。

 

すると『私にとって彼氏は武器みたいなものだから』と福田さんは答える。

 

福田さんは会社でも「輝く女性賞」を受賞するくらい有能だ。

 

子どもの頃、『お父さん、いってらっしゃい』とままごとをしていた福田さんは、

母親から『お母さんも仕事に行くのよ。歩の時代はね』と訂正されたことがあった。

 

『あなたは自分の足で歩く。負けちゃだめよ。絶対』

その言葉が呪いのように心に残って。

 

でも仕事ができても、結婚も出産もしていない福田さんは負け組のように陰で言われていて、

女が社会で勝つためには必要なものがたくさんあることを知った。

 

だから福田さんは、そういう打算的なことを考えずに恋愛できるたっくんと一緒にいるのかもしれない。

 

読めない心

その頃、スーパーで買い物をしていた聖(西田尚美)は、陶芸教室のLINEで田宮(田中樹)が楽しそうに若い女性と歩いている写真を見てしまい、ショックをうける。

 

一方、麻衣子はベランダでタバコを吸っている二葉さんに気づき、二葉さんが立ち去るまでそっと部屋の中からうかがう。

思い出すのは、優しく微笑む二葉さんの顔ばかり。

 

『うーん。飲んじゃろか』

麻衣子がテーブルに置かれたビールをじっと見つめていると、

急にたっくんが帰ってきて慌てて麻衣子はビールを冷蔵庫にしまう。

それは二葉さんが飲んでいるものと同じだった。

 

そんなこととは知らないたっくんは、仕事が落ち着いたのでしばらくは早く帰れると言って買ってきたドーナツを渡す。

 

『うわき(うきわ)…?』

 

麻衣子の声が二重になって聞こえ、たっくんはギョッとして振り返る。

『なんだって?』

麻衣子は箱の中の3色のドーナツを見て、ドーナツって”うきわ”みたいだなぁと思ったのだ。

 

『たっくんってドーナツ好きだよね~』

『麻衣子だって好きだろ?』

『うん、そうだけど…』

『けど?』

『うん、好き。好きだよ?』

麻衣子が曖昧に答えると、

『麻衣子っていつもそうだ』

とたっくんは言い、困ったように笑って『なんでもない』と寝室に入る。

 

ぐったりとベッドに仰向けに倒れこむたっくん。

脳裏に浮かぶのは、まだ麻衣子と恋人だった頃のこと。

 

観覧車に乗りながら、たっくんは聞いた。

『麻衣子、俺のこと好き?』

『はい、それは…。

中山さんが私のこと”好き”って言ってくれて嬉しかったです』

 

『いや、そこは…、できれば”好き”って言ってほしかった』

『ああ、ごめんなさい。好き。好きです』

 

お互い笑顔だけど、どこかすれ違っているような。

 

『俺と、一緒にいてほしい』とたっくんがプロポーズしたときも、

麻衣子はうつむいてちょっと考えてから、

『うん』と答えた。

 

東京本社に決まったと知らせたときも、

よかったねーと麻衣子は喜んでくれたけど、

麻衣子が地元・広島を離れるのは初めてだから

『ほんとにいいんだよな?』と、たっくんが念を押しても、

『たっくんがずっと目標にして頑張ってたの知っとるけん』

と麻衣子は自分のことは言わない。

 

『嫌じゃないよね?』

『うん、大丈夫』

そう答える麻衣子の顔は口元は笑っているけど、目は笑ってなくて…。

 

『わっかんねぇ~』

 

麻衣子の本心がわからず、たっくんはつぶやいた。

 

大人だって

翌朝、麻衣子はゴミ捨ての帰りに二葉さんと出会う。

普通に、なにもなかったかのように『おはようございます』と挨拶をかわし、通り過ぎる二葉さん。

そんな二葉さんの姿を麻衣子は切ない顔で振り返った。

 

そしてお昼休み。

二葉さんは愛宕さん(小西桜子)経由で、福田さんにたっくん以外にも彼氏がいることを知る。

近いうちに終わっちゃうかもしれませんよ~という愛宕さんに、

いいことじゃないかと二葉さんは答えるが、

『ほんとに思ってます?』

と愛宕さんは怪しむ。

 

『思ってるよ』

二葉さんが答えるや否や、

愛宕さんは二葉さんのお皿から大きなから揚げをさっとかすめ取り、ガブリ。

『こうやっていいとこだけ持ってく人っていますよね~』

『もう、子どもじゃないんだから』

『大人だって取られたくないものはちゃんと守らないとだめですよ』

 

二葉さんは恨めしそうに愛宕さんをにらみつけ、1個だけ残ったから揚げを見つめた。。

 

本音

一方、パート先の麻衣子は佐々木くんと気まずい。

でも佐々木くんのほうから謝ってきてくれて、麻衣子も『ごめん』

2人は佐々木くんの買ってくれたプリン(ふりん!?)ジュースを飲みながら話す。

 

『実は…、僕の両親、不倫してたんですよ。どっちも』

 

佐々木くんの抱える衝撃的な過去に麻衣子は驚いて言葉をなくす。

 

僕の前では普通にしてたけど、家中、嘘があふれていてサイアクだったという佐々木くん。

とっとと離婚すればいいのにと思ったけど、いまだに一緒にいるところを見ると、

ひとの気持ちってそう単純なモノじゃないのかもしれない。

 

『嘘は見抜けても、そんなことは考えませんでした。

中山さんがあんなふうに本音を言うとは思いませんでした』

 

『あれは…』

佐々木くんにじっと見つめられ、麻衣子は言葉につまる。

 

ところが佐々木くんの口から飛び出したのは意外な言葉だった。

 

『やればできるじゃないですか』

『なにそれ』

驚いて麻衣子が聞き返すと、

『中山さんって表情には出すくせに、言葉にするのが苦手だから』

と佐々木くん。

 

図星をつかれた麻衣子はプリンジュースをごくりと飲むと、

『このジュース、いまいち』

と本音を言う。

 

『そうっすね』

佐々木くんは笑って、プリンジュースを飲んだ。

 

本気だから

一方、聖は陶芸教室へ。

 

聖の顔を見たとたん、田宮くんは悲痛な顔で駆け寄り、

『聖さん、あれ違うから』

写真にうつっていた女性は彼女ではないことを伝える。

どうやら今日、教室にきた生徒さんたちから問いつめられたようだ。

 

田宮は必死に、あの子は昔から仲がいいだけで、全然そういう関係じゃないと否定する。

 

『本当だよ。聖さんがいいなら、会ってもらってもいい』

 

そんな田宮を見て、

『気にしてないよ』

と聖はにっこり笑って、棚に飾られた陶器の中で1番高いものを買おうとする。

自分にはそれしかできないから…。

 

『いいって、そういうの』

悲しそうな顔で田宮は断るが、

『これは?いくら?』

と聖は手近にあった大きな皿を手に取る。

 

『・・・・・・・』

 

『嘘。あなたに恋人がいるって知って嫉妬した。

でも今、必死になって弁解してくれて嬉しかった。

嫉妬なんて、そんな資格ないのに…、救われてばっかりで。

だからお願い。受け取って』

 

バッグの中からお金を出そうとする聖を田宮は抱きしめる。

 

『聖さん…。俺、待ってる。

決めたんだ。ずっと待ってる』

 

『そんなこと言わないで…』

『本気だから』

 

『そんなこと言われたら…終わりにするしかないよ』

聖の言葉に、田宮は驚いて腕をほどき、聖の目を見つめる。

 

『あなたにはもっと いい人がいる』

 

どっちを取るの

一方、たっくんは麻衣子の煮え切らない態度にいら立ちを感じていた。

 

『大丈夫ってなんだろうな。

最近、大丈夫って言葉、嫌だなぁって思ったんだよね。

期待されてないっていうかさ』

 

珍しく嫌悪感をあらわにするたっくんに、

『期待なんてされないほうが楽じゃん』

と福田さんは答える。

 

『なんかあったの?』

尋ねても答えのないたっくんに、

『今日はどうしますか?』

といつもの分かれ道で福田さんは尋ねる。

 

『寂しいなぁ』

福田さんが言うと、

『寂しいなんてひさしぶりに言われた』

と先に立ってたっくんは福田さんの家のほうへ歩き出した。

 

ブレイクスルー

その夜。

麻衣子はベランダの壁の近くに座り、たっくんからのメッセージを見ていた。

 

昼には「早く帰れそうだから外食でもする?」と言ってたのに、

夜には「やっぱり遅くなる」に変わり、

無言で携帯を脇に置く麻衣子。

 

『あれはなかったことにしましょ?』という二葉さんの言葉がよみがえり、

『わかっとる。わかっとるけど』と麻衣子はつぶやく。

 

『うちだって…』

 

麻衣子は脳内で星飛雄馬のように重いタイヤを引きずるところを想像しながら、

『二葉さんに思っとること、全部言っちゃる』

と気合いを入れる。

 

そのとき、がらりと窓が開いて二葉さんがサンダルを引きずって歩いてくる音がして、麻衣子はその音に全神経を集中させる。

 

二葉さんが壁際に座り、ライターで火をつける。

壁がなければ2人の距離はこんなに近いのに。

 

麻衣子は思い切って『お疲れ様です』と声をかけた。

くぐもった声で『こんばんは』と二葉さんの声が返ってくる。

 

脳内の麻衣子がタイヤを引っ張り、全速力で走り始め、

『二葉さん』と麻衣子は呼びかける。

すると『最近、どうです?』と同時に二葉さんに話しかけられ、麻衣子は拍子抜け。

 

今日もたっくんが遅いことを伝えた麻衣子は、

砂地に転び、そんな話はしとうないんじゃ…と立ち上がる。

 

『なかったことになんて、しとうないんよ』

 

麻衣子は「非常時にはこの壁を突きやぶって隣へお逃げ下さい。」という壁を見つめ、

『うちは、二葉さんのことが、二葉さんのことが…』

とタイヤのロープが引きちぎれるほどの勢いで壁に向かって一直線に走っていく。

 

脳内の麻衣子がバーンッと壁を突き破り、

麻衣子は信じられない行動に出る。

 

なんとベランダの手すり沿いに、二葉さんのほうへ行こうとしたのだ。

 

一歩間違えれば下に落ちて死ぬ。

そんな危うい状況の中でサンダルで手すりを伝って二葉さんのもとへ向かう麻衣子。

 

『うわっ』

麻衣子が滑ってサンダルが落下する。

 

気づくと二葉さんは無我夢中で麻衣子を抱きかかえいた。

 

はっと我に返った二葉さんは手を離して『大丈夫だった?』と尋ねる。

『はい』

幸い麻衣子には怪我がなく、急に恥ずかしくなった麻衣子は床にしゃがみ込んだ。

 

『すいません、つい…』

『ついって…』

 

サンダルは片方落ちてしまったけど、

大冒険のおかげでこうして麻衣子は今、あんなに会いたかった二葉さんの隣にいる。

 

『早く戻らなきゃ』という麻衣子に、

『大丈夫、今日は陶芸教室だから。

せっかく来たんだし、ゆっくりしましょう』

と二葉さんは微笑む。

 

『あの、私…。

二葉さんに思ってること、全部伝えようと思って…。

ずっと私、二葉さんがうきわで私を救ってくれてるみたいだなぁって思ってて、

二葉さんが話を聞いてくれると、

うきわで浮いてるみたいで。

救われてたんです』

 

オレンジ色のロープを笑顔でたぐり、黄色いうきわの麻衣子を助ける二葉さん。

 

 

『二葉さん、うち…。二葉さんのこと…… 』

 

 

~6話につづく~

 

『うきわ』5話の感想

誰でもそうだと思うけど、気持ちを素直に出せる人と出せない人がいて、

麻衣子にとってはそれが二葉さんであり、佐々木くんだったんだな。

 

二葉さんと麻衣子の関係は見ていて苦しくなるけど、

佐々木くんとの関係は恋だの愛だのがない関係だから居心地がいい。

ケンカしても仲直りできるところがよかった。

 

何気に自販機でろくなのがないと言って佐々木くんが買ってきたジュースが「プリンジュース」なのも、プリン(ふりん)かい!とツッコんでしまった。

いつもどこか冷めていて大人な佐々木くんのバックグラウンドも判明し、佐々木くんの魅力が増していく。

愛宕さんとのサブストーリー、見てないけど気になる。

あの愛宕さんと佐々木くんのやり取りってどんなだろう。

素直じゃない2人が、素直になったところが見たい。

今日も愛宕さんが、唐揚げを二葉さんからサッと奪い取るシーンが秀逸でした。

大人でも取られたくないものは守らないとって。

そこから始まるビターな物語。

 

聖さんに本気だからと伝える田宮くんも、

それならもう別れないといけないと田宮くんに切り出す聖さんも、

麻衣子の本心がわからずモヤモヤするたっくんも、

(たっくんはなんでそんな麻衣子に結婚を申し込んだんだろう?

ああ、それも一筋縄ではいかない気持ちというやつか…)

 

女性もバリバリ働く時代だと母親から刷り込まれて育った福田さんも、

表情には出るけど言葉にするのが苦手だと言われてしまった麻衣子も、

みんな不器用で一生懸命に生きてる。

 

それが正しいかどうかは、人によって違う。

ちょっとのすれ違い、分かれ道でどちらを選ぶかでまったく違ってくるんだ。

 

始めは冷静に話そうと思ったのに、売り言葉に買い言葉でどんどんねじ曲がって言いたいことがわからなくなってしまうケンカみたいに。

本当の気持ちを伝えることほど、難しいことはないと思う。

 

だから脳内のイメージがあれほど強固な麻衣子は、ある意味すごい。

壁を突き破っていく麻衣子のフォーム、意志の強い瞳、暗闇にほとばしるオーラがすごかった。

 

次の瞬間、麻衣子がベランダの手すりをサンダルで伝っていこうとする姿には度肝を抜かれた。

 

そんな二葉さんだけを見て危険をかえりみない行動に、二葉さんも思わず麻衣子を抱きしめる。

慌ててぱっと手を離す二葉さんがかわいい。

 

でもドンデンドンデンドンデン!

次回は麻衣子がベランダに来ているのが聖に見つかってしまい、大変なことになる模様!!!

キャー!想像しただけで怖い。

深海のように静かな始まりだったドラマの流れが今は速く感じる。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(,,>᎑<,,)

またの~。

 

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