『ライオンのおやつ』 2話ネタバレと感想│もう少し生きていたい。そう思っちゃダメですか…?

にこ

今回は、2021年7月4日放送『ライオンのおやつ』2話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

今まであたりまえのように思っていたことがこんなに幸せなことだったなんて…。

 

ライオンの家に来てから、雫(土村芳)はもう少し生きたいと思うようになっていた。

 

そんな雫を見て、入居者のタケオ(綾田俊樹)は「最初で最後のデート」に雫を誘うが…

それではさっそく、2話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

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最終話のネタバレあらすじ

『ライオンのおやつ』2話のネタバレあらすじ

昨日は体調がよかったのに今日は辛い…。

 

雫(土村芳)はなんだか嫌な気持ちで、朝の食堂へ向かった。

 

『そんな時は、おかゆを食べよう』

 

辛そうな雫を見て、調理担当のシマさん(かとうかず子)舞さん(濱田マリ)が明るく声をかける。

 

今朝は、緑鮮やかな「アスパラガス粥」だ。

 

すると

『腸に春滴るや粥の味』

と急に窓側の席に座っておかゆを食べていたタケオ(綾田俊樹)が声を張り上げた。

 

『おかゆを食べると10の良きことがある。粥有十利(しゅうゆうじり)』

 

あとで雫が意味を調べてみると、

・おかゆには血色・肌ツヤを良くする、

・疲れにくい体になる

など10の利益があることがわかった。

 

ぬいぐるみたち

そのとき六花(ロッカ)がドアをひっかく音がした。

『どうぞ』とドアを開けると、六花は部屋の中を風のように走り回り、段ボールの前で立ち止まった。

 

『これが気になるのね?』

雫が箱を開けると中にはぬいぐるみがたくさん入っていた。

 

この前、余命宣告されたとき、八つ当たりしてボロボロにしてしまったぬいぐるみだ。

元通りにはならなかったけど、雫はそれをパッチワークしたりして修復していた。

 

我ながらひどいことをするものだ…。

 

雫はぬいぐるみたちを取り出し、部屋のあちこちに飾ってあげた。

 

あたりまえの幸せ

その後、雫は六花を連れて田陽地(竜星涼)の畑へ。

この前のお礼に差し入れを持ってきたのだ。

 

お弁当箱のフタを開けると、色とりどりのおかずやフルーツが。

外で食べたいというと、シマさんと舞さんが作ってくれるのだ。

 

『うん!うまい!』

タヒチが美味しそうにおにぎりを頬張っている姿を雫は黙って見つめている。

 

この前は自分の話ばっかりだったから…とタヒチほ雫の話を聞きたがった。

 

雫はここに来るまで、事務職をしていた。普通のOLで、趣味はヨガ。

 

雫はタヒチと一緒に草原に敷物を敷いて仰向けに寝っ転がった。

 

『これもヨガのポーズなんですか?』

『はい、屍のポーズです』

 

雫が言うとブラックジョークみたいだが、本当にそういう名前のポーズがあるのだ。

 

目を閉じてこうしていると、とても気持ちがいい。なにか力が湧いてくる。

 

仲のいい女友だちと一緒にごはんを食べたり、

好きな食器を選んだり、

今まであたりまえにしていたことがどんなに贅沢なことだったか…。

 

タヒチは薄目を開けて隣で目を閉じている雫の顔を見ると、

『すごいな、地球って』

と空を見上げた。

 

シスターのおやつ

そして15時のおやつの時間がやってきた。

ゲストのもも太郎(渋谷南那)という小学生の女の子は、自分のおやつが当たるかな?と楽しみに待っていた。

 

雫が座っていると、隣に滑り込むようにまた粟鳥州(和田正人)が来て座った。

あいかわらず距離が近い。。

 

雫が戸惑っていると、

『やるなぁ、あんた。男と一緒に帰ってきたろ。』

とニヤニヤしながらアワトリスさんが言った。

 

雫がタヒチに送ってきてもらったのを見ていたのだ。

 

『来てすぐ恋人を作るやつがいるなんてな。』

『違います…!』

『いや、見直したよ。お互い最後まで楽しもうな。ん?』

 

アワトリスさんが手を差し出すので、雫はしかたなく握手。

アワトリスさんは満足そうです。

 

するとちょうど15時の時報が鳴り、

『おやつの時間になりました』

マドンナ(鈴木京香)が現れ、みんなの前で手紙を開いた。

 

『芋ようかん』

 

『・・・・・・・』

『終わりかよ!』

アワトリスさんが突っ込むと、手紙にはそのひと言しか書かれていないという。

 

それは“シスター“と呼ばれる車イスに乗った女性(梅沢昌代)のリクエストで、彼女のヘルパー(伊藤修子)が代筆したものだった。

 

『芋ようかんにはどんな思い出があるの?』

スタッフのシンちゃん(名村辰)が話しかけると、シスターは恥ずかしそうに『フフフ』と笑って顔を隠す。

どうやら彼女はシンちゃんのことが好きらしい。

 

みんなの前に芋ようかんが運ばれてくると、もも太郎はちょっと残念そうだった。

『でも芋ようかんも美味しいよ』

 

もも太郎のお兄ちゃんの言うとおり、芋ようかんはとても美味しかった。

芋ようかんと同じ色の花も添えてあった。

シスターは何も言わないけど、それはそれは美味しそうに、芋ようかんを頬張った。

 

その後、雫はマドンナに呼び止められた。

 

『蘇、いかがですか?』

 

『ソ??』

 

見るとマドンナは白くて薄い紙に包まれたキャラメルのようなものを持っている。

雫がその場で口に含むと、なんだかとても懐かしい味がした。

 

これは牛乳を火にかけ、3時間くらいずーっと煮込んだもの。

 

牛より乳を出し、乳より酪を出し、酪より生蘇を出し、生蘇より熟蘇を出し、熟蘇より醍醐を出す。

醍醐は最上なり!!

 

酪は今でいう、ヨーグルト。

 

生蘇は、生クリーム。

 

熟蘇は、バター。

 

醍醐は、乳からできる最上級の美味しいもの。

 

醍醐味という言葉もここから生まれたのだ。

 

雫はまだおやつのリクエストをしていない。

 

マドンナは、いつ食べた…とか、こんな感じだった…とかそういうリクエストでもシマさんと舞さんが調べて再現してくれるというのだが…。。

なかなかこれというものが思いつかずにいた。

 

心配する父

その日は、父・弘人(石丸幹二)のチェロの定期演奏会だった。

 

「今日のコンサート、来れそうか?」というメッセージが届き、

雫は「連絡が遅くなってごめん!今日は都合が…」と打とうとして、やめる。

 

結局、コンサートが終わってからも雫から返信はなく、弘人はどうしたんだろう…と気にしていた。

 

我慢なんてしなくていい

その頃、雫は外の椅子に座ってアイスを食べていた。

 

するとタケオが近くのテーブルにやってきてお酒を飲み始めた。

 

雫が勇気を出して『こんばんは』と声をかけると、

『飲むか?』とタケオは言ってくれた。

 

『大丈夫です』

雫が断ると、タケオは強い酒を飲んだせいか、カ~!フッフッフッと騒いでいる。

心配する雫に、

『健康なんてくそくらえだい!』

とタケオは言い放ち、目をつぶってクーッとお酒を飲む。

 

『そうですよね。私もさっき食べたいと思ったアイス、2個とも買えばよかった。』

 

『飲むか?』

もう1度タケオに誘われ、雫は場所を変え、ライオンの家のロビーで一緒に飲むことにした。

 

家族への想い

タケオがここへ来てもう2年になる。

余命半年、夏までもたないだろうと言われてから、2回目の夏。

そういうこともあるのだ。

 

でも家族もみんな先に逝ってしまい、ほかに身寄りもないタケオは

『生きてたってしょうがないのになぁ』

と遠い目をしてつぶやく。

 

雫の家族()は東京にいるが、ここにいることを言っていない。

死んだ後にわかればいいかと思っていたけど、連絡がくると罪悪感が押し寄せる。

 

こういうとき、病気になる前の雫なら、無理して明るく返信していただろう。

でもそういうのも違う気がして…。

 

雫はタケオの好意に甘え、タヒチへの想いも聞いてもらった。

 

旅立つためにここに来たのに、タヒチに会うとキュンとする。

こんな体じゃなかったら、もっと一緒にいたいとか考えてしまう。

 

それにどうせ2人で出かけるなら、とびきりお洒落をしていけばよかった。

 

雫はここに来る前に、すごくいいワンピースを買ったのだ。

昔から好きなブランドで、でも高くて靴下とか小物しか買ったことがなかった。

 

でも赤いワンピースにひとめぼれし、値段は8万…!

いつもの雫なら諦めるところだが、最後だからと奮発して買ったのだ。

 

でもまだ1度も着ていない。

こないだ出かけたときに着ていけばよかった…。

 

そんな雫の想いを知り、タケオは

『俺とデートしない?明日』

と誘う。

雫は嬉しくなって『はい…!』と答えた。

 

タケオとのデート

翌日。

雫は赤いワンピースを着て、タケオはスーツにハットをかぶり、腕を組んだ。

 

シマさんたちが作ってくれたお弁当入りのかごバッグを持ち、

『なにかあったら、疲れたりしたらすぐに連絡してください』

とマドンナに念を押され、2人は仲良く海岸沿いを歩いていった。

 

タケオの出身は台湾で、5歳まで台湾にいた。

2年もいるのにタケオはまだおやつをリクエストしていない。

 

台湾の時に食べたおやつで、白くて豆腐みたいなやつ。

名前がわからなくて、リクエストするのをためらっていたのだ。

 

それから草原に座ってお弁当を食べ、ゆるやかな山道を歩いていくと「裏見が滝」についた。

ここをくぐると寿命が延びるらしい。

 

『行っといで』

 

タケオはもう延びなくていいというので、雫は1人で行くことにした。

 

手にしぶきを浴び、上を見上げるとなんだかとても神秘的な雰囲気だ。

滝の裏を通り抜けると、タケオが手を振っていて、グルっと一周するようジェスチャーする。

 

雫が見えなくなると、タケオは腰をおさえて苦痛に耐えた。

 

雫が戻ると、タケオは急に帰ろうと言い出した。

 

『しんどくないか?無理しないほうがいい。疲れたら連絡するという約束だ』

 

雫はまだ全然平気だったが、時折、辛そうに顔を歪めるタケオを見て、迎えにきてもらうことにした。

 

『今日はありがとな。これで天国に行っても自慢できるよ。人生最後にこんな美人とデートしたんだぞってな』

 

『8万のワンピースを着た女って、つけ加えといてください』

 

初めてのゲストの死

それがタケオと笑って話した最後になった。

タケオの容体が急変したのだ。

 

雫が心配して部屋を訪ねると、マドンナが部屋の中に入れてくれた。

 

雫が呼びかけると、『おお……』とタケオは手を差し出し、雫はその手をしっかり握った。

温かかった。

 

『や…、やっと…、か…、かぞくに会える…。

待ちに待った、お迎えだ…』

 

部屋の片隅には、白黒の家族写真が飾られていた。

 

豆花

こんな日でもおやつの時間はやってくる。

マドンナは便せんを広げ、手紙を読み始めた。

 

『私は“湾生(わんせい)”である。

湾生とは、日本が台湾を統治していたときに、台湾で生まれた日本人のことだ。』

 

それを聞き、みんなはその手紙が「タケオ」のものだとわかった。

 

戦前、私たち家族は、台湾で裕福な生活を送っていた。

 

だが日本が戦争に負け、母国に引きあげることが決まると、両親はこれまで台湾で築き上げたものをすべて失うことになった。

 

 

引きあげる前に、黃さんという台湾の方が来ておやつを作ってくれた。

 

白い豆腐の様な食感で美味しかった。

 

何よりひさしぶりに家族が笑顔になったことが嬉しくてしかたなかった。

 

 

思い返せば、家族みんなでおやつを食べたあの時間が、人生で1番幸せだったのかもしれない。

 

日本に戻った後、タケオたちは親戚の家を転々とし、両親は農業を始めた。

しかし数年後、相次いで亡くなり、きょうだいたちもそれぞれ別の場所で暮らすようになり、生きているのは自分だけになった。

 

また、あの台湾のおやつが食べたい。

 

早くみんなに会いたい。

 

調べたところ、ここに書かれている台湾のおやつは、豆花(トウファ)という豆乳を使ったデザートではないか?

 

『今日は暑いので、冷たいピーナツスープをかけてみた』

とシマさんと舞さんがみんなに豆花を配った。

 

『おいしい…』

それを食べてみんなは笑顔になった。

もも太郎は『雪みたい!』と喜んでいる。

 

雫はそれを持って立ち上がり、タケオのところへ向かった。

すると部屋から血相を変えてカモメちゃん(蔵下穂波)が出てきて、雫と目が合った。

 

カモメちゃんは、後ろから追いかけてきたマドンナを見つめ、悲しそうにうつむいた。

 

部屋の中に入ると、ちょうど医者がタケオの最期を看取ったところだった。

 

まるで眠っているようなタケオに、

『お疲れさまでした』

とマドンナは声をかけ、体をさする。

 

『よい旅を……』

 

雫はぼう然として豆花の器を持っておずおずとタケオに近づき、そっとベッド脇のテーブルに置いた。

 

 

もう、タケオさんが息をしていないなんて、信じられなかった。

 

お別れ

それからどれくらいの時間が経ったのだろう。

お別れの支度ができたと、マドンナが呼びにきた。

 

『雫さん、最後に挨拶されますか?』

 

雫はマドンナから花を受け取り、棺の中のタケオに近づいた。

 

花を供え、お腹の上できれいに組み合わされた手に触れる。

その手はびっくりするくらい冷たくて、雫はびっくりして手を離した。

 

不安

その頃、弘人は雫から返信がないことを気にしていた。

 

すると妻の早苗(西田尚美)がずっと気になっていたことを口にする。

 

『この前来たとき、雫さん、ウイッグをつけてなかった?

鍋も全然食べてなかったし』

 

本当に雫は近くまで来たので、寄っただけなのだろうか…?

 

死の恐怖

翌朝。

雫は重たい体を起こし、手をさすった。

指にはまだタケオのひんやりと冷たい感触が残っている。

雫は手をこすり合わせながら、タヒチの畑へ向かった。

 

すると汗をかきながら働いているタヒチの姿が目に入り、雫は急に怖くなった。

 

来た道を引き返してライオンの家まで戻ると、門の下にマドンナが立っていた。

 

『おかえりなさい』

 

『冷たかった…』

手をこすり合わせる雫を見て、マドンナは何も言わずに雫を抱きしめ、背中をさする。

 

『マドンナさん…』

『はい』

『私…、あったかいですか?

あったかいですよね…?』

 

『はい、あったかいです』

すすり泣く雫を抱きしめながら、マドンナは微笑みを浮かべ、答える。

 

『まだ生きてますよね?』

『生きています』

 

『死にたくない。あんなふうになりたくない。

嫌だ…、怖いよ……怖い…… 』

 

初めて身近な人を目の前で亡くし、雫はマドンナにすがりつき、大声をあげて泣きじゃくるのだった。

 

 

──3話につづく──

 

 

『ライオンのおやつ』2話の感想

今回、登場したおやつは3つ!

シスターがリクエストした芋ようかんと、タケオがリクエストした豆花。

名前がわからなくてもこんなだったといえば再現してくれるなんて、ほんとシマさん舞さんに、私の食べたいおやつも再現してほしいな〜と思いました。

 

そして満を持して、マドンナが作った『蘇(ソ)』も登場。

原作を読んだときは、すごく神秘的でミステリアスな食べ物という感じでしたが、ドラマではめちゃめちゃマドンナが語ってましたね。

 

牛乳を煮詰めて煮詰めて、最後に残ったとびきり最上級のものが『蘇(ソ)』なのかぁ…。

 

あれ、自分で書いていて気がついたけど、これって人生みたいなものなのかな?

年月をかけて生きてきて最後に残るもの、それがこんなふうにとびきり上質の、優しくて懐かしい温かいものになるように、

マドンナはそんな想いを込めて『蘇』を雫に渡したのかな?

 

余命半年と言われて、2年生きたタケオも、そろそろお迎えが来ることに気づいていたのかな。。

リクエストしたおやつを食べることはなかったけれど、最後にみんなを笑顔にして去っていった。

 

雫と最初で最後のデートをして、その途中で具合が悪くなり…。

雫は初めて目の前で身近な人が亡くなり、あっという間に冷たくなって、次は自分かもしれないという恐怖に襲われる…。

考えただけでつらすぎる。

 

汗ばむタヒチを見て、生きていることを実感する雫。

生きているタヒチと、死に向かう雫。

自分はもう死んでるんじゃないかという不安に駆られてライオンの家に戻ると、そこにはマドンナが待っていてくれた。

 

1話ではわからなかったゲストやスタッフたちの顔や名前も少しずつわかってきて、ただただ別れが辛い。。

 

だってみんないつか別れるのをわかっていて、ここにいるんだもの。

 

それでもその人にとって幸せな最後を送れるようにと願ってくれてるんだもの。

 

本当にこんな場所があったらいいのになぁ。

 

暗くなっちゃってすいません!

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

 

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