『ナイト・ドクター』8話ネタバレと感想│同じ月を見上げて…。朝まで命のバトンをつなぐスペシャリスト!

にこ

今回は、2021年8月23日放送『ナイト・ドクター』8話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

成瀬(田中圭)が夢だった脳外科に誘われ、ナイトドクター存続の危機が…!

 

そんな中、美月(波瑠)は、深澤(岸優太)と妹の心美(原菜乃華)、勇馬(宮世琉弥)とダブルデートでキャンプに行くことになり…?

 

はたして深澤にラブチャンスは訪れるのでしょうか?(=^・^=)

それではさっそく、8話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『ナイト・ドクター』8話のネタバレあらすじ

美月(波留)は、成瀬(田中圭)が後輩の里中(古舘佑太郎)から脳外科に戻ってきませんかと言われているところを見かけ、ショックをうける。

 

前にもこんなことがあった。

そのとき、成瀬はとつぜん他の脳外科に行ってしまい、お別れも言えなかった。

 

『やっぱり、また戻りたいんですか?』

美月が尋ねると、成瀬は脳外科の高梨部長(益岡徹)からも、ひとつの分野を極め、唯一無二のスペシャリストを目指すべきだと言われたことを明かす。

 

しかし行き場のない成瀬をナイトドクターに迎え入れてくれた八雲院長(小野武彦)本郷(沢村一樹)には恩がある。

それに『俺がおまえたちを鍛える』と言った手前、美月たちを残していくのは気が引けた。

 

キャンプのお肉は牛派?それとも豚派?

美月が深澤(岸優太)幸保(岡崎紗絵)に話すと、

『いや、ダメでしょ!全力で引き止めないと』

と幸保は主張。

 

成瀬がいなくなったら、まともな医者は幸保と美月だけ。

そんなことになったら、人手不足で、ナイトドクター制度をやめようという話にもなりかねない。

 

でも成瀬の気持ちを考えたら、美月は強く言えなかった。

 

そんな中、深澤はダブルデートのことで頭がいっぱい!

妹の心美(原菜乃華)にもらったノートを見て、肉は牛派か、豚派か聞こうとして、

『朝倉って、その…、牛?それとも豚?』

と聞いてしまい、

『人間ですけど』

と美月を怒らせてしまう(;´∀`)

 

手術を断念する成瀬

その夜から、幸保は成瀬の机を磨き、

『成瀬先輩、今日もお願いいたします。

私たち、成瀬先輩にご指導していただかないと無理ですから。

絶対無理ですから』

と敬語で成瀬におべっかを使い始める。

 

それを見て美月は慌てて顔を隠すが、

『驚くほど口が軽いな』

と成瀬にはバレバレ!

 

そんなとき、くも膜下出血の患者が運び込まれる。

その患者を運んできたのは、新人救急隊員の星崎(泉澤祐希)だった。

 

先日、運び込まれたホームレスの浜辺が一般病棟に移ったことを知り、安心する星崎。

一人ひとりの患者に入れ込んで、自分の身をすり減らしていく感じは、この病院へ来たばかりの頃の美月そっくりだ。

 

成瀬は進んで患者のオペにあたるが、通常の動脈瘤ではなかったため、オペを中止。

『ここからは専門の脳外科医に判断を任せたいと思います』

と親族に説明する。

 

サポートに当たっていた美月たちはショックをうけるが、

何より諦めざるを得なかった成瀬の心中は計り知れない…。

もしかしてこれを機に、やっぱり脳外科に行くと言いだすかもと幸保は不安になる。

 

でも『成瀬のためにはそのほうがいいのかもね』と桜庭(北村匠海)は言う。

 

救急医は幅広く初期治療ができる代わり、専門性は皆無。

一生中途半端な医者で終わるだろうと、世間から言われている。

 

若い医者が救急医になりたがらないのもそのせいだろう。

だから、脳外にひかれる成瀬の気持ちもわからなくもない。

 

一方、高梨部長に手術を頼みにいった成瀬は、居合わせた里中に患者のCT画像を見せる。

 

するとこれならハイフローバイパスでできますねとあっさり言われ、里中がオペすることに。

自分との差を見せつけられ、成瀬はがく然とする。。

 

そんな成瀬に本郷は、

『脳外科に行くのを迷っているなら止める気もないし、背中を押す気もない。

おまえの本当にやりたいことをしろ』

と告げ、去っていく。

 

ダブルデート!

そして待ちに待ったダブルデートの日。

心美のノートを見て、深澤は美月に華麗なハンドルさばきを見せようと張り切って寮の前で待つ。

 

しかし深澤が美月のために助手席のドアを開けると、

『早く乗って!私が運転する』

と美月が運転することに。

 

キャンプ場についた深澤は、はしゃぐ心美に『重いものは一切持たないこと、具合が悪くなったらすぐに教えること』と注意する。

 

『はいはい、わかってます』

『心美、行くよ』

勇馬(宮世琉弥)が手を差し伸べてくれ、恥じらいながら手をつないで歩いていく2人。

 

『いい彼氏だなぁ、勇馬くん』

美月の言葉に焦った深澤は、心美ノートをチェック!

次のアピールポイント、「隠れ細マッチョで男らしさを全面アピール」で巻き返しを図る。

 

Tシャツの袖をまくり、火起こし棒を必死で回し、火をつける深澤。

どうだと深澤が隣を見ると、美月はフェザースティックを作って華麗に火をつけていて…。

次こそと深澤は得意の料理で挽回する。

 

でも喜んだのもつかの間、この野菜はうちの店から持ってきた奴でと勇馬にポイントを取られてしまい、深澤は大ショック。。

心美が気を利かせてくれて、深澤は美月と2人きりになった。

 

ボートに乗る心美と勇馬を見ながら、美月はいつか心美ちゃんの病気を治せる日が来るといいねと話す。

 

でも本当に心美の病気について研究しようと思ったら、ナイトドクターをやめなくちゃいけない。

美月の影響を受け、救急医の仕事にやりがいを感じるようになった深澤は、いつか日本の救急医療の未来を変えられたらと思うようになっていた。

 

『もしかしたら、成瀬先生も同じなのかもな?

脳外科医に戻りたいって気持ちはもちろんあるんだろうけど、ナイトドクターをやめたいわけでもない。

だからなかなか答えを出せないっていうの?』

 

その頃、成瀬は脳外に転科すべきか、真剣に悩んでいた…。

 

自分たちにできること

そんな成瀬を見て、美月は

『私たちが重荷になってるようじゃダメだと思う。先輩なしでもやれるようにならないと』

と幸保たちを奮い立たせ、引き継ぎに向かう。

 

すると有名な料理人、安西尚道が脳卒中を起こし、緊急搬送されてくる。

 

しかし脳外科の高梨部長たちは出張中で、受け入れるなと言われている。

嘉島センター長(梶原善)は他の受け入れ先を探させるが、なかなか見つからない。

 

しかたなく嘉島は高梨部長に電話するが、

戻れるのは明朝でそれまで持たせろと言われてしまう。

 

そんな中、安西さんの意識レベルが低下し、危険な状態に!

このままでは脳ヘルニアになってしまうと、成瀬は本郷にオペを申し出る。

 

本郷がゴーサインを出し、成瀬が執刀し、美月と本郷がサポート。

嘉島は帰るに帰れず、モニターを見つめる…。

 

そこに重症者2名の受け入れ要請が入り、深澤と幸保はどうするか迷う。

 

『おまえらみたいな未熟者ができるわけないだろ!断れ!』

と嘉島は叫ぶが、

ここで引き下がったら、いつまでも成瀬の足を引っ張ってしまう。

そう思った深澤と幸保は患者を受け入れ、処置を行う!

 

ビジネススクールを終えた桜庭も加わり、なんとか処置は終了。

たくましくなった3人を見て、

『伊達に場数を踏んでないからね』

と看護師の舞子(野呂佳代)たちは目を細める。

 

しかし手術室では、腫瘍からの出血がひどく、これ以上手術を進めるのは無理だと成瀬がまた決断を迫られていた…。

 

成瀬は患者のことを思って、中止を決断。

美月も本郷もそれに従うが…。

──本当は自分で助けたかった。

オペを終え、眠っている安西さんを見つめる成瀬の目はそう物語っているようだった。

 

夜から朝へ 命のバトン

翌朝、病院に戻ってきた高梨部長はオペの画像を見て、すぐにオペを開始。

嘉島はそんなにまずい状況なのかと焦る。。

 

でもそうではなかった。

安西さんの腫瘍はあのままオペしていれば、脳幹部に損傷を受け、障害が残る可能性があった。

 

そうなれば安西さんの料理人としての人生は終わりだ。

だから成瀬はあえて小脳だけを部分摘出して脳圧を下げ、高梨部長がすぐに処置に取りかかれるよう工夫していたのだ。

 

それにオペが成功したのは、朝まで丁寧に成瀬たちが安西さんの全身管理を行ったから。

こんなありがたいバトンはありませんよと、里中は成瀬に感謝の思いを伝える。

 

『優秀な医者が夜にいてくれて本当によかったです。本当にありがとうございました』

 

『さすがですね』

美月がにっこり微笑むと、

成瀬は照れくさそうに『戻るぞ』と足早に救急センターに戻っていった。

 

夜のスペシャリスト

意識を取り戻した安西さんは、手が元どおりに動くのを確認し、ほっとする。

 

実は八雲院長は安西さんの店の常連で、

『これでまた八雲さんに美味しい料理を食べていただけますよ。

彼らと一緒に来てくださいね』

と安西さんは喜ぶ。

 

安西さんは高梨部長にお礼を言った時に、こう言われていたのだ。

 

『礼を言うなら執刀医の私じゃなく、体調を夜通し管理してくれた先生たちに言ってくれ』と。

 

でもそのとき既に成瀬たちは帰った後だった。

 

──彼らは、朝まで患者の命をつなぐスペシャリスト。

夜間専門の医師、ナイトドクターだから…!

 

同じ月を見ている

寮に戻った美月たちは、屋上で流しそうめん!

こんなときも成瀬がダントツ器用で、

『こんなものもすくえないなんて、それでも医者か?』

とすくったそうめんをツルっとすする。

 

それで成瀬がこれからどうすることにしたかというと、

『俺はここに残って、ナイトドクターを続けることにした』

だそうです。

 

里中よりも自分の方が技術が劣っていると知ったとき、成瀬は悔しかった。

でも患者がまた朝を迎える。

それを叶えられる技術をもった医者は、あの病院で自分たちだけだ。

 

それに脳外のほうも諦めるつもりはなかった。

ナイトドクターのシフトを調整し、ときどき脳外に研修しに行く。

そうやって、それぞれがいろんな場所でいろんな専門性を高めていけば、本郷のいう「一流の医者」に近づけるかもしれない。

 

それを聞き、そっか!何かひとつに絞る必要はないんだとみんなの心はスッキリ!

 

深澤はナイトドクターを続けながら、いつか心美の病気を治せる医者になる。

桜庭は、経営者とナイトドクターの二刀流。

幸保はこの仕事を続けながら、絶対幸せな家庭を築いてみせると誓う。

 

成瀬は自分たちに新しい道があることを身をもって教えてくれたのだ。

 

美月がお礼を言うと、照れたのか『何言ってんだ、いいから普通に食わせろ』と成瀬は悪態をつく。

 

『ね!あれ、月じゃない?』

桜庭が青空に浮かぶ月を見つけ、声を上げる。

同じ月を見上げながら、美月は思う。

 

今という同じ時代にいる私たちは、いったいどのくらいの偶然が重なり、こうして出会ったのだろう?

 

このとき、美月たちは間違いなく同じ場所で、同じ方向を見つめていた。

 

日本の救急医療の未来を変えるために──。

 

そんなある夜のこと。

心美の容体が急変し、深澤は病室へ急ぐ。

 

しかしこの夜を境に、美月は思い知る。

 

この5人の出会いは、

単なる偶然ではなかったということを。

 

 

~9話につづく~

 

 

『ナイト・ドクター』8話の感想

今回はわかりやすくて面白かったぁ。

2度も途中で手術を諦めなくちゃいけないなんて、成瀬はそうとう悔しかっただろうな。

でもそこで投げ出したりせず、高梨部長たちがやりやすいように、そして何より患者さんの将来を考えて、今の自分に何ができるか考えて行動できる成瀬はすごいと思いました。

 

当たり前かもしれないけど、自分のプライドよりその人の人生。

成瀬は安西さんの命を救っただけじゃなく、料理人としての安西さんの人生、夢を救ったんだ。

 

そして患者さんからお礼を言われることもなく、スペシャリスト集団は去っていく。

たしかに私も頭をぶつけてくも膜下出血を起こしたことがあるんですけど、その時の記憶がなくて…。

ICUでお世話になった看護師さんに『元気になってよかったわね〜』と言われてもわからなかったんですよね。

 

でもその時、全身管理をしてもらったから今の自分があるんだと思うと、感謝しかないです。

その節はありがとうございました〜!

 

ダブルデートもよかったですね!

アピール作戦はことごとく失敗に終わっていたけど、深澤の良さはじゅうぶん美月に伝わってるはず。

筋肉モリモリすごかった!

 

でも心美の容体が急変して心配ですね。。

しかもお兄ちゃんに内緒でドナー登録してたのかな?

桜庭の心臓のドナーの件も再び出てきて、これからどうなってしまうのでしょう…。

この5人が出会ったのは単なる偶然じゃなかったという美月のモノローグが気になりますね。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

 

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