『探偵 由利麟太郎』2話ネタバレあらすじと感想│叫びまくりのホラー回。謎が残る終わり方

今回は、2020年6月23日放送『探偵 由利麟太郎第2話 憑かれた女のネタバレあらすじと感想をまとめました。

 

祇園のクラブで働くエマ(水上京香)は、得体の知れない黒い影につきまとわれるようになり、同僚の神崎美沙子(柳ゆり菜)の死体を見たと言い出す。

 

でも現場にはそんな痕跡はなく…。

 

 

今回もゆりりんと俊助コンビが、複雑怪奇な事件の解明に乗り出します!!!

 

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それではさっそく、2話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『探偵 由利麟太郎』2話 憑かれた女のネタバレあらすじ

祇園のクラブ『マダム・シルク』でホステスとして働く吉岡エマ(水上京香)は、黒い男の影に悩まされていた

それは街角や店内、部屋の中、恋人の五月翔太(赤楚衛二)と一緒の時でさえ、ところ構わず現れる。

そんなある日、エマはベッドの中に何かがあることに気づく。

それは女の腕で、同じ店で働く神崎美沙子(柳ゆり菜)と同じタトゥーが彫られていた。

『ヒィ〜~ッ』

エマが腕を投げ捨てると、腕はピクピクとうごめいた。

 

幸いそれは夢だったが、エマの精神は限界寸前だった。

 

追憶の椅子

その頃、三津木俊助(志尊淳)は、閉店間際の花屋で赤いバラの花束を買っている由利麟太郎(吉川晃司)を見かけ、声をかけた。

俊助はそれを何かの記念日か、誰かの命日だと考えるが、どちらもハズレ。

『君はミステリー作家を目指しているのだと思ったが…。作家は観察力が大切だ』

由利はそう言うとサッサと行ってしまった。

 

由利が間借りしている骨董品屋・加茂句堂に着くと、由利は花束を大家の波田聡美(どんぐり)に渡した。

どうやら彼女は恋をしているらしく、由利におつかいを頼んだのだ。

 

聡美はお礼にと、夜遅くにも関わらずオムライスを作ってくれた。

俊助は昔書いたトリックが思い出せなくて由利に相談にきただけなので、『こんな時間にオムライス…』とげんなりする。

 

由利は俊助のオムライスにケチャップでニコちゃんマークを描くと、ナプキンをつけ始めた。

『もう、子供扱いして』

俊助は膨れながら、ふといつも庭に向かって置かれている椅子が気になった。

 

『それは“追憶の椅子”。彼女はそう呼んでいた』

由利は椅子に目をやるとそう言った。

そして『小説というからには誰かに読ませたんだろ?』と話題を切り替えた。

 

俊助は学生時代のミステリー同好会のメンバーに聞けばいいことに気づき、連絡を取ることにした。

 

神崎美沙子

数日後、『マダム・シルク』で開店5周年パーティが開かれた。

エマは店に出るが、やはり具合が悪い。

五月は帰ったほうがいいんじゃないかと心配する。

 

その時、カランカランと店のドアが開き、血まみれの美沙子が入ってきた。

エマは『早くしないと美沙子が死んじゃう!』と叫びまくるが、それは幻想だった。

美沙子はそんなエマに『虚言癖はもうたくさん!目を覚ましなよ』と酒を頭の上からぶっかける。

 

すると怒った五月が美沙子の首を絞め、常連客に止められる。

『浮気男に脅されて、かわいそうなのは私だよ!』

美沙子は、エマの見た夢は近いうちエマ自身が血みどろになる夢だと言い捨てると、店を出ていった。

 

五月は『美沙子がもうエマの前に現れないよう話をつける』というが、クラブのマダム・梶原絹江(山口香緒里)に止められる。

マダムは美沙子には自分が話をするからと、その場をとりなした。

 

『エマに必要なのは気分転換よ。何か前向きなことを…』と、マダムはエマにドラマ出演の話がきていることを伝えた。

 

エマは女優になるのが夢だし、ドラマに出演できれば、借金だって返せるだろう。

五月は反対するが、エマはオーディションを受けてみることにした。

 

洋館の死体

オーディション当日。

エマはイギリス人男性の運転する車に乗り、オーディション会場へ。

場所は極秘だと言われ、エマはアイマスクをつけるよう英語で指示される。

車がガタンと大きく揺れ、エマはアイマスクを外して外を見た。

でもすぐにアイマスクをつけるよう言われ、エマは古い洋館に連れて行かれた。

 

アイマスクを外したエマは黒い男の影を見て驚き、後ろの壁にぶつかり気を失ってしまう。

気がつくと、暖炉がパチパチと燃え、美沙子のものと思われる腕がかざされていた。

さらに奥にあるバスタブには、血だらけの美沙子の死体が!

 

エマとの出会い

その後、どうやって戻ったのだろうか?

自宅マンション前に倒れていたエマは、店の常連客・井手圭一(尾上寛之)に話しかけられ、飛び起きる。

井手は、俊助の大学時代の旧友だった。

エマは井手と同じマンションに住んでいて、そこに居合わせた俊助も話を聞くことになった。

 

女性の死体を見たんです。あれは美沙子だった

というエマの言葉を聞き、俊助は警察に連絡しようとした。

でもその手を、美沙子は『幻です、きっと!』と引き止める。

 

美沙子は最近、真っ黒な影みたいな男の人が立っていたり、天井から手が落ちてくる幻に悩まされていた。

それを聞き、俊助はこれは自分たちには手に負えないと判断。犯罪心理学者でもある由利を呼ぶことにした。

 

消えた死体

由利は井手の部屋に入ると、まず大きな本棚をチェックした。

そこには俊助が昔書いた小説が載った冊子もあった。

これで俊助の悩みは解決したが、由利のバカにしたような態度に俊助は釈然としない。

 

俊助は、自分と井手を比べて『なんか格差社会を見せつけられてるようで』と言った。

井手は、井手レンズの御曹司なのだ。

 

それから、俊助たちはエマが見たという『大きな1つだけの目』『たくさんの顔が見ていた』という証言を元に近隣の地図を検索。

エマが見たという眼科の看板と、人形がたくさん置かれた場所を突き止める。

そしてついに問題の洋館にたどり着いた。

 

エマたちが中に入ると、暖炉には火はついておらず、バスタブも綺麗なままだった。

そこに五月が入ってきて、エマは五月に抱きつき、泣き始めた。

 

美沙子は生きてる!?

翌日、エマはマダムに、美沙子の死体を見たことを話した。

するとマダムは『それはないわね』と笑った。

美沙子は昨日、店をやめることを告げに『マダム・シルク』を訪れていたのだ。

 

その帰り道、エマは誰かがついてくる足音と影に気づく。

エマが慌ててエレベーターに飛び乗ると、影はへばりつくように扉にのしかかってきた。

エマはなんとか自宅に戻るが、部屋の中には巨大な眼球が浮かんでいた!

 

再び現れた遺体

一方、洋館では、暖炉にかざされた美沙子の腕と、バスタブに入れられた死体が発見されていた。

等々力警部(田辺誠一)は、近くの防犯カメラに映っていた由利と俊助、井手、エマ、五月を現場に呼び出した。

 

由利は美沙子の死体を見て、腕の切断部だけが冷凍されていたことに気づく。

由利はこの状況をどこかで見たような気がしたが、思い出せない…。

 

その後、警察に関係者が呼ばれ、取り調べが行われた。

エマは『昨日洋館で死体を見たが、戻るとなくなっていて、…だからやっぱり私が殺したんだと思います』と憔悴しきった様子で言った。

 

でもエマが死体を見たという時間に、美沙子は『店をやめる』とクラブに顔を出している。

その後、エマが洋館に行くと死体はなく、今日になってまた死体が発見された。

 

エマを洋館に連れて行った外国人も見つからず、エマはもう何がなんだかわからず、泣くしかなかった。

 

的は捉えた

次に疑わしいのは、五月だった。

五月は、エマに嫌がらせをする美沙子に『今度やったらズタズタにしてやる』と言っていた。

それにエマとつき合う前、五月は美沙子とつき合っていたのだ。

 

その後、取り調べは、昨夜洋館にいた由利にも及んだ。

由利が『あのバスタブの周囲で捜査陣以外の足跡は1つだけだ』と言うと、等々力は『エマのものか!』と食いついてきた。

 

由利は『エマが自分が殺したかもしれない』と言っていることを聞き出すと『的は捉えた』と言う。

 

とその時、五月が取り調べの途中、トイレから逃げたという知らせが入った。

警察は逃げた五月が怪しいと考え、由利たちを解放した。

 

由利は部屋に戻ると、本棚からミステリー映画大全を取り出した。それは井手の本棚にもあったものだ。

由利はパラパラとページをめくると、あるページに目を留めた…。

 

五月とエマの逃亡

翌日、エマが五月と落ち合うと、警察が追いかけてきた。

由利は逃げる五月に『バスタブ付近にあった足跡は君のものじゃない。だから逃げる必要はない』と言う。

だが五月は警察を振りきり、逃げてしまった。

 

一方エマは、近くに停まっていたタクシーに乗り込んだ。

だがその後部座席には、気を失ったマダムが乗せられていた!

 

真犯人

 

由利と俊助はそれを車で追いかける。

俊助は五月が洋館に向かったと聞き、洋館に行こうとするが、

由利は『井出くんが向かったのはその洋館ではない』という。

 

由利は洋館でバスタブに入れられた美沙子の死体を見た時、どこかでこの情景を見たような気がした。

そしてそれが、昔見た映画の殺害現場に似ていることに気づいた。

 

その映画の監督は、井出江南。井手の父親だ。

井手はエマをヒロインにしてその映画を再現しようとしているのだ!

 

マダムの危機

その頃エマは、別の洋館に拘束されていた。

 

マダムはバスタブに入れられ、全身黒タイツの男にチェーンソーで今にも切られそうだ。

エマは『なぜマダムを!』と必死に叫んだ。

 

すると男は『マダムが君をあの部屋から出そうとするからだ』と言う。

なんと男は、エマの部屋を観察していたのだ!

 

男は被っていた覆面を取り去ると、その素顔をさらけ出した。

それは井手だった!

 

いつか気づいてくれると思っていたのに、君はあんな男を部屋に連れ込んで!君は反省すべきだ!

井手はチェーンソーでマダムに襲いかかった!

 

犯人との攻防

 

一方、井手のいる洋館にたどり着いた俊助と由利は、外国人に変装するための覆面や、美沙子の腕を模したもの、エマの部屋を映した監視カメラ映像や、エマに見せたホログラムを発見する。

 

あのマンションは井手不動産のもの。

井手はマスターキーを入手し、エマの部屋に細工をしたのだ。

それに幻を見るような薬物も…。

 

俊助がエマを見つけ駆け寄ると、井手が出てきて、チェーンソーを構え立ちふさがった。

井手くん。君はこの茶番で父親を超えたつもりなのか?

由利が問いかけると、井手は声を荒げた。

親父が道楽で作った映画は、由利麟太郎ですら思い出せないくらいの駄作だ。でも俺のは違う!』

井手はエマをヒロインにして、誰もが忘れられないような作品を作り、父親を見返してやろうとしていたのだ。

 

美沙子を殺したのも、井手だった。

井手はエマと同じマンションに住んでいることを美沙子に知られ、『もしかしてエマの部屋を覗くため?』と言い当てられた。

さらに『あんたみたいに大人になれないボンボンが1番 たち悪いんだよ』とバカにされた。

それで美沙子を殺したのだ。

 

井手はいつも父親にバカにされて生きてきた。

それは井手の心を歪ませた。

 

もう誰にもバカにされたくない!!!』と叫ぶ井手に、

君はいつからこの悪夢を見ている?』と由利は落ち着いた声で問いかける。

 

井手は子供の頃、映画の撮影現場を見たあの日からずっと悪夢に囚われている。

でも、リメイクがオリジナルを超えることは決してない。

『それは君もわかっているはずだ!』

由利はチェーンソーを振り回す井手をかわしながら説得を続けた。

映画では怪物が死ねばハッピーエンドかもしれないが、そんなラストシーンにはさせない

うるさい!俺には理想があるんだ。何年も思い描いた理想のエンディングが〜〜!!!

襲いかかる井手に、俊助は消火器を噴射した。

 

由利は井手を素早く確保すると、警察に連絡。

エマとマダムは無事保護された。

 

だが五月は洋館で刺殺され、死亡。

捕まった男は誰かに指示されて殺ったようだが、結局名前はわからなかった。

 

エマはそれを知り、嘆き悲しむ。

 

事件の陰にはいつも誰かの涙がある。

 

由利は赤々と燃える暖炉を見つめるのだった…。

 

 

〜3話『殺しのピンヒール』につづく〜

 

 

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『探偵 由利麟太郎』2話の感想

これは確かに叫びまくりだ〜!

ヒロイン役の水上京香さんが叫びまくる役だと言ってましたが、予想を上回る回数でびっくり。

しかもその驚き方、叫び方が自然で話に引き込まれました。

 

黒い男の影も、美沙子の腕も、空中に浮かぶ目玉も、全て井手が仕組んだものだったんですね。

黒づくめの格好をして、エマがいるときに堂々と部屋の中に入ってきていたなんて怖すぎる!!

井手役の尾上寛之さんのインタビューも読んでたんですが、まさか犯人だとは思わず、びっくりしました。

 

由利はいつも突然、犯人のところに行く車内で真相を語り出すんだもん。

由利にはわかっていたのかもしれないけど、なんか唐突な気がしてしまうんですよね(^_^;)

エマとマダムが襲われそうになってるというのに、洋館内でのんきに監視カメラの映像を見たり、ホログラムを映したりしてるのも気になりました。

その間に殺されてるよね〜と。。

 

それに、五月を殺した犯人の名前が明かされなかったのも悲しい。

たぶんこれも、五月が悪い奴らと取引しているのを知った井手が『洋館で殺せばいい』と言ったんでしょうが、はっきり名前を言ってくれればよかったな〜。

五月が警察から逃げたのは、悪い取引(麻薬っぽかった)がバレるのを恐れたからなんですね。

 

それから映画のラストに犯人が死ぬというのは、オリジナルの映画にはないシーンだったのかな。

それとも模倣なのかな。

今回は救いのない話で見てて辛かったなぁ。

 

でも、序盤でゆりりんがナプキンをしてオムライスを食べようとしてるのが意外で可愛かった。笑

『食卓には笑顔があったほうがいい』と、オムライスにニコちゃんマークを描くゆりりんも。

 

それに、部屋に置かれている追憶の椅子。あれも気になりますね〜。

『彼女』って奥さんのことですかね?

ゆりりんには秘密がいっぱいだわ!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。

 

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