『行列の女神〜らーめん才遊記〜』8話(最終回)あらすじと感想│終わりなき旅路。進め!ラーメン道!

行列の女神~らーめん才遊記~

にこ

今回は、2020年6月8日放送『行列の女神〜らーめん才遊記〜第8話(最終回)のネタバレあらすじと感想をまとめました。

『ジャパンフードサミット2020』の運営委員長に、ゆとり(黒島結菜)の母・橋爪ようこ(高畑淳子)が就任!

 

ようこをワクワクさせるようなラーメンができなければ、ラーメン部門は廃止されることに…

 

 

さらに、芹沢(鈴木京香)に恨みをもつ安本(岡本健一)が『らあめん清流房』を潰しにかかる!

 

 

はたして、芹沢たちは両者を唸らせるような一杯を作ることができるのでしょうか?

それではさっそく、8話(最終話)のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

今までのあらすじはコチラ

 

『行列の女神〜らーめん才遊記〜』8杯目のネタバレあらすじ

「らあめん清流房」の本店・支店を含む全店舗の近くに、濃口醤油ラーメンが売りのラーメン屋「たかじ」がオープンした。

開店初日は1杯100円ということもあり大行列が!

 

汐見ゆとり(黒島結菜)夏川彩(高橋メアリージュン)が偵察に行くと、なんと味も見た目も清流房にそっくり!

違うのは鮎の煮干しの風味がないことだけだった。

おまけに150円も安いとあって、お客さんは「たかじ」に流れ、「らあめん清流房」は閑古鳥が鳴いていた。

 

「たかじ」は千葉や茨城を中心に展開している麺獄グループが運営しているチェーン店だ。

その麺獄グループがなぜ清流房を狙い撃ちするようなことをするのか?

皆が不安になる中、芹沢(鈴木京香)はしばらく様子を見て対策を立てると言う。

 

そんな時、追い打ちをかけるようにジャパンフードサミット2020の運営委員から、ラーメン部門参加中止の知らせが舞い込む。

 

なんと体調不良の前委員長に代わり、ゆとりの母・橋爪ようこ(高畑淳子)が運営委員長に就任。

さっそくラーメン業界に圧力をかけてきたのだ。

 

ようこの申し出

ゆとりはフードサミットの会議中にもかかわらず、『卑怯者!鬼婆!意地悪大魔王!』と怒鳴りこむ。

芹沢もゆとりを止めつつ、自分の嫌いなラーメンを排除しようとするなんて子供じみてると、ようこを批判した。

 

するとようこは、日本の食文化を世界に紹介する上でラーメンのようなフェイクフードはふさわしくないと言い放つ。

 

ラーメンが大衆料理として普及したのは戦後になってから。

麺は機械打ちだし、本来は焼き豚を意味する言葉なのに煮豚(チャーシュー)が主流。

ラーメンが人気なのは事実だが 、B 級グルメの王様で十分とようこは言った。

 

しかしここまで言われて黙っていられるわけがない。

会議が終わるとゆとりは『外国のお客さんに社長のワクワクするラーメンを食べてもらいたいの!』とようこに頼んだ。

 

じゃあそれを証明してみなさい。私をワクワクさせるようなラーメンができたら、ラーメン部門の中止は撤回する。期日は10日後。いいわね?

ようこの申し出にゆとりは喜んだ。

 

だがもしようこをワクワクさせられなかったら、ゆとりは清流企画を辞め、ようこの元に戻らねばならない。

芹沢は話を受けて立つと、ようこと睨み合った。

因縁の相手・安本

その頃、らあめん清流房には、『これはイマイチだよ。作り直してくれ』とラーメンに注文をつける男(岡本健一)がいた。

店の外には部下の下平(福田悠太/ふぉ〜ゆ〜)が待っていた。

 

その姿を見つけ、芹沢の顔が険しくなる。

芹沢は店の中に入ると『来る頃だと思っていたわ』と男に声をかけた。

男は『お久しぶりです、芹沢社長。いや、あの頃のように達美さんと呼んだ方がいいのかな?』と思わせぶりな言葉を吐いた。

 

男の名前は安本高治。

麺獄グループの代表で、「たかじ」を取り仕切っている人物だ。

彼は10年前まで清流企画で働いていた。

その安本がらあめん清流房を潰そうとしている。

あの時の恨みを晴らさせてもらう』と安本は宣言すると部屋を出て行った。

安本の裏切り…

部長の河上(杉本哲太)によると、10年前、安本はらあめん清流房・品川店の店長を任されていた。

その時、彼は30代。

全くの未経験でこの業界に入ったが、その味覚と調理センスで品川店は大繁盛。

芹沢は社員としても料理人としても安本を高く評価していた。

 

そんなある日、安本は鮎の煮干しを使うのをやめ、他の安い煮干しに変えたらどうかと芹沢に提案した。

しかし鮎の煮干しは高知の生産会社で委託生産している特注品。大量注文しないと値段が上がる。

そうなると淡口(うすくち)醤油らあめんの値段にも影響がある。

でも淡口醤油らあめんと薄口醤油らあめんの売り上げ比率は9対1だ。

安本は、淡口醤油らあめんをメニューから外したらどうかと言い始めた。

 

だが鮎の煮干しを使うのは芹沢のこだわり。

そして淡口醤油らあめんは、芹沢が精魂込めて作った作品だ。

芹沢は金儲けのためにラーメン屋をやっているんじゃないと、安本を説得した。

 

でもその思いは安本には通じなかった。

なんと安本は品川店での鮎の煮干しの使用を勝手にやめてしまったのだ!

煮干しを安いカタクチイワシに変え、高価な鮎の煮干しは他の業者に横流しした。

 

ラーメン評論家の有栖(石塚英彦)が『品川店の味が変わった』と怒ってやってくるまで、芹沢たちはその裏切りに全く気付かなかった。

芹沢は有栖に自分が何とかすると約束し、品川店に向かった。

悲しい結末

芹沢は安本に鮎の煮干しを使っていないことを指摘したが、安本はそれの何が問題なんです?と開き直った。

 

味が変わっても店は相変わらず大繁盛。

文句をつけてくるのは、ラーメンオタクやラーメンフリークの連中だけだ。

淡口醤油らあめんの件で、達美さんも分かってるでしょ?自分のこだわりなんてほとんどの客には伝わらないって

と安本はせせら笑った。

 

その瞬間、芹沢は今日限りで品川店を閉店することを決断した。

そして安本は清流企画を去った。

 

2人は恋人だった。

だからこそ、この傷は深く芹沢の胸に残った。

このままでいいの?

ゆとりが清流房に行くと、芹沢は1人で寸胴鍋を洗っていた。

昔、店を始めた頃はずっと閑古鳥が鳴いていた。ラーメンを作るより店の掃除と金策に走り回っている時間の方が多かった。

でも濃口醤油らあめんができてからはそんな日もなくなった。

 

そう語りながら鍋を磨く芹沢に、『このままでいいんですか?』と、ゆとりは問いかけた。

芹沢はしばし黙り込むと『帰りなさい』とゆとりに言った。

 

味惑コーポレーションに行く安本

一方、味惑コーポレーションでは、安本が「たかじ」の月替わりラーメンのメニュー開発を依頼していた。

 

麺獄グループでは自社開発はしていない。

安本は依頼を引き受けてくれたら、フードサミットでラーメン部門が空いた枠に味惑コーポレーションを紹介することもできるという。

 

それを聞いた難波倫子(松井玲奈)は『随分こだわっておられますね、清流企画さんに』と鋭い目で安本を見つめた。

打倒・芹沢達美のタッグを組むというのは、悪い話じゃないでしょう?』と、安本はニヤリと笑った。

踏み出せない芹沢

一方、芹沢は、河上と共に各支店の見回りをしていた。

河上は、清流房の方が味は勝っているので、一時的に値下げして客足を取り戻した方がいいというが、芹沢は別の方法を考えていた。

 

でもいつも先を読み、みんなを先導している芹沢も、それをするのは怖いという。

淡口醤油らあめんで勝負をかけたあの時のように、またお客さんに受け入れてもらえなかったらどうしよう…と芹沢は二の足を踏んでいた。

打倒!たかじ

芹沢と河上が清流企画に戻ると、誰もいなかった。

芹沢はみんなが調理室にいるのに気づき、ドアを開けた。

 

すると夏川、須田(前野朋哉)白坂(小関裕太)、ゆとりの4人は、鮎の煮干しの旨味を最大限に高めた「たかじ」には真似できないラーメンを作ろうとしていた。

 

さらにゆとりは、今の危機を乗り切ったら会社を辞め、ようこのところへ戻る覚悟を決めていた。

ゆとりがようこの後を継ぐ代わりに、フードサミットのラーメン部門をなくさないよう頼むというのだ。

そこまでしてでも、ゆとりは世界中の人たちに芹沢のラーメンを食べてほしかった。

 

芹沢は一人ひとり顔を見つめると、溢れるものをこらえた。

その瞳はキラキラとして、明日を信じている瞳だった。

 

『あなたたちのやってること、考えてることは無駄よ無駄』

芹沢はいつもの調子で言い放つ。

 

私に橋爪ようこをワクワクさせるラーメンが作れないとでも思ってるの?自分を犠牲にして私を助けようなんて100万年早いのよ

そう言うと芹沢は腹を決めた。

 

勝負は1週間後!来週の日曜日だ。

 

芹沢は、らあめん清流房全店を臨時休業させ、準備に取り掛かった。

これで芹沢は勝負する!

勝負の前日、ゆとりはようこに電話した。

お母さんをワクワクさせるラーメンができたから、食べにきて!と。

これを食べたらきっとお母さんもラーメンが好きになる!

 

ゆとりは『これからもずっと清流企画で働いていくから』と弾んだ声で言うと電話を切った。

 

ようこがパソコンでホームページを調べると、そこにはドーンと新メニュー『濃口醤油ラーメン・解 1000円』という見出しが踊っていた。

 

その噂はラーメンおたくやラーメンフリーク達の間でたちまち話題になった。

「解」は7年前デパートの創作ラーメンフェアで出して大好評だったものだ。

フェアの開催が3日間だったため、食べられなかった人も多く伝説のラーメンになっていた!

運命の一杯

1週間後、雪が降るあいにくの天気にも関わらず、らあめん清流房の前には行列ができていた。

偵察に来ていた安本を巻き込み、有栖とようこ、フードサミットの運営委員の面々はカウンターに座った。

ゆとりの父・亮二(利重剛)も駆けつけ、写真を撮った。

 

そして出来上がったラーメンが目の前に置かれ、まずスープを一口飲む一同。

ハっとする安本とようこ。

そして麺をすする。

笑顔の有栖。

 

その後、みんな一言も声を発さず、夢中で麺をすすり一滴残らずスープを飲み干した。

 

『全部食べちゃったよ〜』と笑顔で言う亮二に対し、ようこはつい笑顔で頷きそうになり口をつぐむ。

そのラーメンは、今までの濃口醤油らあめんとは比べ物にならないほど、濃縮された鮎の風味が打ち出されていた。

安本は、まさかダシだけでなく醤油ダレにも鮎を入れたのか?と芹沢に尋ねた。

 

骨を抜いて鮎を柔らかく煮て腸をすりつぶし、醤油とみりんで煮て1週間寝かせる。

1週間臨時休業していたのは、そのためだ。

さらに香味油には、鮎によく合う蓼油(たであぶら)を使い、複雑で濃厚、かつ鮮烈な味わいを生み出していた!

 

それに加え、伝説のラーメンのイメージを利用した宣伝効果もお見事だった。

ラーメン千円は高いという人もいるが、今回はそれが高級感を生み出し、それだけの値打ちがあると期待感を抱かせた。

 

ラーメンはフェイクから生まれた B 級グルメ

ようこが言ったことは決して間違いではない。

でも工夫次第で、これだけの味を生み出すこともできるのだ!

ワクワクの正体

芹沢はゆとりに『ラーメンのワクワクの正体はアンバランスだと言ったわね』と言った。

でもそれは答えのひとつでしかない。

なぜならアンバランスというのはあくまで結果。

ラーメンのワクワクの正体は、自分の個性をもっとラーメンに出したい!もっと美味しい、もっと新しいラーメンを作りたい!という職人の想いと探究心の結晶なのだ。

 

それは確かにようこにも伝わった。

ようこは立ち上がると『ワクワクするラーメンだった。達美ちゃん、フードサミットのラーメン部門もよろしくね』と笑顔で去っていった。

 

でも安本の気持ちはまだおさまらない。

確かにすごいラーメンだが、世の中には味より安いのが1番という客もいるのだ。

 

するとそこに、倫子がやってきて『こないだの依頼は謹んでお断りさせて頂きます』と安本に言った。

麺獄グループは、ブームに飛びついて一時的に繁盛してもすぐ苦しくなっては新しいブームに飛びつくの繰り返し。

そんな店に手を貸すことはできない。

 

打倒・芹沢達美は、味惑コーポレーションが成し遂げますので』と、倫子は静かに燃える眼差しで安本を見つめた。

 

自分の力で新しい味を作り出せない人間に、清流企画を潰すなんてできるわけがないのだ。

 

だからこそ安本は、常に新しい味を模索し続ける芹沢に嫉妬していたのかもしれない。

芹沢のこだわりを否定し、勝ちたいと思った。

安本は『うちの店には月替わりなんて必要ない。だってうちのラーメンは700円で清流房のラーメンより安いんだから』と言った。

しかし芹沢たちは、カタクチイワシを使った濃厚煮干し麺700円も用意していた。

それを聞き安本は焦った。

『ちょっと待った、達美さん。いくらなんでも…』

『ストップ!』

近寄ってくる安本を、芹沢はピシャリと遮る。

あいにく別れた男にかける情けはあっても、敵の男にかける情けはないのだ。

 

未来に向かって!

その後、「たかじ」は全店撤退。

らあめん清流房の売り上げは回復した。

 

だが芹沢は『うちに構わず、別の場所で開店してたら長続きしてたかもしれないのに…』と浮かない様子だ。

 

今回勝てたからといって、次回勝てるとは限らない。

今日行列ができていても、明日はお客さんが来ないかもしれない。

 

潰れて消えていく店の姿は、明日の我が身。

芹沢はそれを肝に命じるようゆとりたち社員の気を引き締めた。

 

その後、フードサミットの会場の下見に出かける芹沢に、ゆとりも同行することに…。

そこでゆとりは熱く夢を語る。

 

サミットの間の3週間、毎日日替わりラーメンを出すのはどうだろう?

そして、いつか新しい支店で1年365日毎日日替わりラーメンを出すのだ。

だってアイディアは山のようにあるんだから!

 

それを聞いた芹沢は…

『ワクワクするわね!詳しく話をしましょう』と目を輝かせた。

 

芹沢は前を指差す!

2人はまだ見ぬ未来に向かって走り出す!

このどこまでも続くラーメンロードを…!!!

 

〜 終 〜

 

 

 

『行列の女神〜らーめん才遊記〜』8杯目の感想

 

いいものはいい!』と認めるようこさんが潔くてかっこよかったです。

 

今までなんとなくゆとりサイドでドラマを見てきたけど、最後は芹沢達美が主人公なんだと、思い知らされるような回でしたね。

 

惜しむらくは、お客さんに受け入れらなかったら怖い…と言いながら、7年前に大好評だった伝説のラーメンを勝負に用いたこと。

 

常に新しいもの、オリジナリティを追及し続けるのが大事だと説きながら、昔のアイディアを使うというのはなんだか矛盾していて残念でした(>_<)

 

 

でも、鉄の女のような芹沢も人間だって、

恋をして、人の怖さを知り、弱さを知り、それを乗り越えて、今も迷いながら闘い続けてる。

そんな芹沢の生き様を、ドラマを通して見せてもらったような気がします。

 

それに、迷っている芹沢を勇気づけるように、自分たちも何かしようって立ち上がる夏川たちがよかったなー。

『うちに喧嘩を売ったことを後悔させてやりましょう!』と夏川さんが言うところは感動でした!

みんな、逞しくなったな〜☆

 

そして、ゆとりの365日新メニュー宣言には驚きましたが、ゆとりと芹沢ならできるかもしれませんね!

やりたいことがあって希望に満ち溢れてるからこそ、あの2人はあんなに生き生きしてるんだろうな。

 

 

それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。