『家、ついて行ってイイですか?』5話ネタバレと感想│いつも笑顔の彼女の裏に隠されたものとは…!?

にこ

今回は、2021年9月11日放送『家、ついて行ってイイですか?』5話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

今回、玉岡が声をかけたのは、路上でパフォーマンスするダンサーに元気に声援を送っていた、あやの(剛力彩芽)

でも10万人に1人の難病を抱えるあやのは、その笑顔からは想像もできない人生を送っていて…!?

 

それではさっそく、5話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

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『家、ついて行ってイイですか?』5話のネタバレあらすじ

立川駅でダンスを踊っていた女性に取材を申し込もうとした玉岡(竜星涼)

でも他局の「占ってイイですか?」のスタッフに先を越され、大ショック!

 

そこで玉岡が次に声をかけたのは、ダンサーに向かって『けっぱれ!』と笑顔で声援を送っていたのが印象的な女性だった。

 

『けっぱれ』というのは青森弁で『頑張れ!』という意味。

夢を追いかけている人を見かけると、応援したくなるのだという。

 

玉岡が家までついて行っていいか尋ねると、彼女はしばらく考えた後、

『うーん、決めました!いいですよ』

と笑顔で快諾。

玉岡はタクシーで駅からほど近い彼女の家へ向かった。

 

あやのの病気

彼女の名前は、あやの(剛力彩芽)、30歳。

好きなお菓子は、ハイチュウ。仕事はざっくり言うと公務員。

 

そこまで話すと、あやのはバッグからスマホを取り出し、腕に当てて数値をはかる

なにやら彼女は持病があるようだ。

 

マンションに到着したあやのは、片付けることなくそのまま玉岡を部屋に通す。

今日は全部、洗いざらい見せると決めたらしい。

だからさっき「決めた」と言ったのだ。

 

築33年、家賃75,000円の2LDK の住まいは、綺麗に片付けられスッキリしている。

冷蔵庫の中身もさっぱりしていて、親戚がつけたという大きな梅干しの入ったタッパーが玉岡の目に留まる。

 

さっそく味見させてもらうと、めっちゃ肉厚で美味しい~!

冷蔵庫の中には、謎の注射も入っていた。

 

するとあやのは、またスマホを腕にあて数値を測りだす。

腕に管が刺さっていて、これで血糖値の数値を測ることができるのだ。

 

あやのは服をまくって腕を見せると、

『今、数値が高いのでちょっと注射してもいいですか?』

とケースから注射を取り出し、目の前でおなかに射す。

 

彼女は、10万人に1人が発症する難病、1型糖尿病なのだ。

1型糖尿病は、すい臓の一部が機能しなくなり血糖値のコントロールができなくなる病気で、治療法は存在しない。

 

注射で血糖値をコントロールしないと、足が腐ったり目が見えなくなったり、将来的に心臓病になったりしてしまう。

(症状は人によって違います)

 

だから常に注射を持ち歩き、ヤバいときには電車の中でも前かがみになって注射することがあるという。

 

諦めた夢

あやのが病気になったのは、大学生の時。

ダンス部のキャプテンで、全国大会に向けて練習していたときに突然倒れ、病気がわかった。

 

しばらく入院することになったあやのは、大会に出るのは諦めたとノートに書いた自分抜きのフォーメーションを部員に見せる。

 

『私がいないほうがバランスよくてさ。これは優勝狙えるかもよ?』

 

泣きそうな顔になる友人に、あやのは明るく振る舞う。

 

『私はみんなが全国に行ければ、それで満足なの。もう、決めたから』

 

あやのは友人に頼んで練習場に行き、踊った。

それがあやのの人生最後の渾身のパフォーマンスになった。

 

『は~、これで心おきなく引退できる』

 

そんなあやのを見て泣きだす友人。

彼女がこれからあやのの代わりに部長になる。

 

『そんなんじゃ誰もついてこないよ。けっぱれ』

とあやのは笑顔で彼女を励ました。

 

運命の人

あやのは1度決めたら、前に進むようにしているという。

その道が正解だろうが不正解だろうが、絶対に正解にしてやろうと。

 

ダンスをやめた後、あやのはしばらく入院していて何もやる気が起きなかった。

そんなとき、意外な出会いがあった。

 

外来の待合室にきのこ検定の本を忘れてしまったあやのは、取りに戻った。

するとそれを見て首を傾げている男性が…。

 

あやのが声をかけると、

『あれ?あやのだよな?青森第一高校の』

と男性は青森なまりであやのに話しかける。

 

『あ!』

とあやのも驚いて『ひさしぶり~!』と喜び合う2人だったが、

『誰だっけ?』

『え~。中島だよ』

『たけし!』

『良平だよ』

と、あやのはふざける。

 

あやのにとって、良平は頭の中に苔が生えるくらい記憶されている男性だった。

 

良平(堀井新太)の実家は、老舗和菓子屋。

今は東京で修業中で、花粉症の薬を取りに病院に来ていたのだ。

 

『あやのは今もダンスを続けてるの?』

良平に尋ねられ、あやのは病気になったことを話す。

だから今、あやのは手当たり次第に夢を探している。

「きのこ検定」もそのひとつだ。

 

『なんか方向性間違ってない?』

良平が思わずツッコむと、

『私も薄々そんな気はしてた…。でも私は新しい夢を見つけるって決めたから』

と、あやのは笑う。

 

すると

『よし、叫ぶか!こういうときは叫ぶといいんだよ』 

と、良平は目の前の川に向かって叫ぶ。

 

『なんで!俺の和菓子!認めてくれないんだ~~~!』

 

そのとき、あやのはちょっとだけキュンとして、退院してからつき合うようになり、彼の実家に挨拶にいった。

 

彼との別れ

実家で、あやのは彼が初めてつくった和菓子を食べさせてもらった。

 

食べた人の願いが叶いますようにという祈りが込められた「流れ星」というお菓子。

あやのはそれが1番気に入った。

 

でも和菓子を食べすぎたあやのは血糖値が高くなり、注射しに別室へ。

 

『決めた。俺、これからもあやのが喜んでくれるお菓子をたくさん作る』

 

そう言って良平はキスしようとして、あやのに止められる。

 

翌朝、あやのが目を覚ますと良平はもういなかった。

あやのがそっと台所のほうへ近づいていくと、良平と彼のお母さんが話している声が聞こえてきた。

 

お母さんは昨日、あやのが1型糖尿病だと知り、妊娠が難しいと思ってしまったのだ。

 

『子どもなんていいべ。あやのがいてくれれば、俺はいい』

と良平は言い張るが、

跡取りがいないと困るとお母さんはいう。

 

数日後。

あやのは良平を思い出の場所に呼び出し、別れ話を切り出した。

 

『何言ってんの。実家で一緒に頑張るって言ってたじゃん。あれ、嘘だったの?』

『あの後、気が変わっちゃってさ』

『そんな嘘つくなよ。

あやのが1度決めたこと、投げ出すわけないじゃん。ちゃんと理由を言ってくれよ』

 

『私じゃ、いいおかみになれないから…』

 

あやのは悲しそうにつぶやき、良平のほうを振り返って明るく笑う。

 

『良平の家は、代々続いている和菓子屋でしょ?跡継ぎがいないとダメじゃん』

 

良平は親を説得するというが、

『私が嫌なの。良平には誰よりも幸せになってほしいから』

とあやのは、家族に祝福されるような結婚をしてずっと笑っていてほしいと願う。

 

あやのは、良平が子供が大好きなことを知っていた。

だからいつか、良平は子供がほしいと絶対に思う。

でも優しいからそれを口にしないだろう。

そんなのは嫌だ。

良平に我慢させてまで、幸せになれない。

 

『だから、別れよう。私、もう決めたから』

 

あやのが1度決めたら、決して揺るがないことを良平は知っている。

 

良平がつかんでいたあやのの手を離すと、

『立派な和菓子職人になってね』

と笑顔であやのは言う。

でも……。

 

『最後に1回だけ、抱きつかせて』

あやのは良平に抱きつき、

『良平、けっぱれ!』

と泣きながらエールを送った。

 

新しい夢

いつも笑顔のあやのの裏に、そんな悲しい過去が隠されていたなんて…。

 

『なんでそんなに明るいんですか?』

と玉岡が尋ねると、

あやのは最近、新しい夢ができたという。

 

最近、あやのは病院で知り合った子供たちにダンスを教えているのだ。

 

壁には、

「明日がある。明後日がある。」

「迷ったら険しい道を」

というポストカードが飾られている。

 

どんな難病もあやのから笑顔を奪うことはできなかった。

あやのはこれから「病気になってよかった」と思える人生を歩んでいきたいという。

 

『今はまだ負け惜しみみたいな感じだから、心の底から病気がよかったって思えるような…。

そう生きるって決めたんです』

 

気付けば、AM2時半。

あやのの家を訪れて実に5時間が経っていた。

 

最後まで笑顔のあやのに見送られて、玉岡はドアを閉める。

 

玉岡の夢

『夢か…』

玉岡が会社で編集作業をしていると、

『けっぱれぇ!』

といつの間にか横で後輩の山中(曽田陵介)が感動して泣いていた。

 

そういう山中の夢は、この番組でディレクターをすること。

でも玉岡はとくにこれといった夢もなく。。

強いて言えば、前はドラマ部門に行きたかったのだが。

 

すると今、ドラマ部門で人員を増やすという話があると山中に言われ…!?

 

どうする、玉岡!

 

~6話につづく!~

 

 

『家、ついて行ってイイですか?』5話の感想

とにかく、あやのを演じる剛力彩芽さんの明るさ、元気、笑顔が素敵!

本当にこういう人がいるんだと思わせてくれるナチュラルな演技。

ひさしぶりに剛力さんの演技見たけど、ほんと一皮もふた皮もむけた感じ。

また芝居の世界に戻ってきてくれて本当に嬉しい(≧▽≦)

 

そして圧倒的なダンスパフォーマンスも。

やっぱダンスをやってた人って立つだけでもう空気が変わる。体のキレがすごい。

その一瞬で、あやのがどれだけダンスが好きで打ち込んできたかがわかる。

それを突然、病気ですべて奪われてどんなに辛かっただろう。

と思うのに、全然そんな弱さを見せないどころか、病気と友達になって今の自分を精一杯楽しもうとしている。

感服、感嘆、尊敬でしかない。

私の悩みなんて、ほんとちっぽけなものに思えた。

 

いったい、どんな家庭で育ったらそんなにポジティブな考え方ができるのだろう。

いつもネガティブなことばかり言ってしまう自分は反省しきり。

今からでも遅くない。

あやののように、今の自分を受け入れて今を楽しみたい。

そんなふうに生きてみたい。

と思うのに、今日も思うようにいかなかったー( ノД`)シクシク…

でも明日からまた頑張ります!

そんな元気がもらえる作品でした。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

 

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