『家、ついて行ってイイですか?』4話ネタバレと感想│離ればなれで暮らしていても…。家族をつなぐ愛!

にこ

今回は、2021年9月4日放送『家、ついて行ってイイですか?』4話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

今回、玉岡(竜星涼)がおうちにお邪魔させてもらったのは、酔っぱらいのちはる(川島海荷)と和宏(小野塚勇人)夫妻。

 

若い頃、母親の再婚に反発して家を出たちはるの結婚式で起きた、サプライズな出来事とは!?

 

離れていても家族はつながっている。

 

そんな温かさを感じさせてくれる、感動のストーリー♪

それではさっそく、4話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『家、ついて行ってイイですか?』4話のネタバレあらすじ

オンエアが不採用になった上に、後輩の山中(曽田陵介)に出し抜かれ、絶賛スランプ中の玉岡(竜星涼)は、

酔っぱらってけんかになり、夫の和宏(小野塚勇人)とともに店を追い出されたちはる(川島海荷)と出会う。

 

玉岡が勝手にカメラを回していることに気づき、

『なに勝手に回してんだよ!まぁ、撮るならきれいに撮れよ』

とアップでカメラに近づくちはる。

 

そんなちはるをなだめ、帰ろうとする和宏を見て、玉岡は思い切って声をかける。

 

『あの、ご自宅までのタクシー代をお支払いしますので、

家、ついて行ってイイですか!?』

 

夫婦のなれそめ

浅草育ちの江戸っ子のちはるは、バイト先で知り合った優しい夫と昨年の夏に結婚したばかり。

 

つき合ったきっかけは、おにぎり

出会って間もない頃、和宏が忙しくて昼ご飯を抜いているのを見て、ちはるがさっと食べられるように小さいおにぎりを作ってくれたのだ。

 

時刻はAM1:05。

着いたのは、35年ローンで買った4LDKの一戸建て。

2階がリビングで、百日草という花が飾られていた。

 

さっそく、ちはるが作ったおにぎりをいただきながら、飲みなおす3人。

ちはるはさっき居酒屋でケンカしたことを思い出し、怒ってどこかへ行ってしまった。

 

『いつもああなんですよ。すぐ怒っちゃうから』

『大変ですね。怖くないですか?』

玉岡が尋ねると、

『全然。だって奥さんだもん』

と和宏。

 

すると『思い出したら腹が立ってきたし、寝るわ』と、ちはるが派手なパジャマに着替えてやってきた。

 

『え?もうちょっと話を聞かせてくださいよ』

慌てる玉岡を見て、

『ちはるちゃんの昔話、めっちゃ面白いじゃん。協力してあげたら?』

と和宏。

『お願いします』

玉岡が中途半端にひざまずいて手を合わせると、千春は笑って話をしてくれることになった。

 

ちはるの家庭環境

今は幸せそうなちはるだが、

『どんな家庭環境で育ったんですか?』

という玉岡の質問に顔を曇らせる。

 

ちはるの母親(ひがし由貴)はすぐにダメ男につかまるダメンズウォーカー。

借金を肩代わりして払わされたり、アル中に殴られたり…。

 

そんなことばかりだったので、

高校時代、母がとつぜん交際相手の男性(山崎銀之丞)を連れてきて再婚すると言い出し、ちはるは猛反発!

 

男性は今まで母が連れてきた人とは違い、まともなようだったが、

ちはるはどうしても父親とは思えず、母にも義父に対しても辛くあたってしまう…。

 

そんなある夜、口論の末、

『どうせあんたも私なんかいなきゃよかったと思ってんだろ?』

と、ちはるは叫び、義父にビンタされる。

 

『謝れ!お母さんに謝れ!!』

すごい剣幕でしかられたちはるは、ショックで家を飛び出してしまう。

 

それから母親とはたまにメールしていたが、実家とは疎遠になり…。

和宏が親の許可がないと絶対結婚しないというので、ちはるはひさしぶりに実家を訪ねた。

 

ひさしぶりの再会

呼び鈴を押すのをためらい、なかなか押せずにいるちはるを見て、

『もしかして怖いの?』

と声をかける和宏。

 

『どんな顔していいかわかんねぇから』というちはるの手を取り、

『ひとりじゃないから』と和宏は励ました。

 

勇気をだして呼び鈴を押すと、すぐに母親が出てきて、

『本当にちはる?夢じゃないのね』

と感動の再会。

 

テーブルには、ちはるの部屋に飾られているのと同じ、百日草が飾られていた。

 

和宏が不思議に思って尋ねると、

『これは私とちはるの思い出の花だから。ね?』

と母親は笑顔でちはると顔を合わせる。

 

小さな混ぜご飯のおにぎりも母直伝のようで、テーブルに置かれていたおにぎりを和宏はモグモグ食べた。

 

ちはるが結婚式はしないことを知ると、

『小さい頃はかわいいドレスを着て、ブーケをもつって言ってたじゃない。

私、見たいけどな~。ちはるの花嫁姿。一生に一度だよ?

ってそうじゃない人もいるけどさ』

と母親が笑い、

『笑えないんだよ』

と、ちはるは焦る。

 

そんな和やかな空気の中、

『ちはるちゃん、ひさしぶり!』

と義父が笑顔で入ってきて、

『ひさしぶりです…』

と、ちはるは身構える。

 

急に凍りついた場の空気を変えるように、和宏はおにぎりを持ったまま立ち上がり、ちはるさんと結婚させてほしいと頼む。

 

すると義父は、自分に許可を取る必要もないし、権利もないという。

それを聞き、ちはるも

『それはそうかも。この人に許可とかいらないわ』

と冷たい態度を取ってしまう。

 

結婚式をしよう!

その帰り道。

『ちはるちゃんの両親に会えて嬉しかった~』

と和宏は大喜び。

お母さんが作ってくれたおにぎりは、ちはると同じ”優しい味”がしたからだ。

 

あんなのは誰がつくっても同じだろ?とちはるは言うが、そうじゃない。

小さい頃に両親を亡くした和宏は、家族の温かさに憧れていた。

離れて暮らしていても同じ花を育てていたり、そういうところに和宏はあったかさを感じていた。

 

そんな和宏に、ちはるは母との百日草の思い出を語って聞かせる。

 

『百日草って、半年くらい花が咲くんだよ。

昔私がひとりで寂しかった時に、あいつが買ってくれた。それだけ』

 

強がるちはるを見て、和宏はちはるの手を取って言う。

 

『ちはるちゃん、やっぱ結婚式やろ!』

 

『なんでそうなるんだよ』

『だって夢だったんでしょ?

お母さんの話を聞いて俺が見たくなったんだ。ちはるちゃんのウエディングドレス姿。

本当はやりたいんでしょ?結婚式』

 

『なんでわかるんだよ』

『だって俺の奥さんだもん』

『まだ結婚してねえし!

それにバージンロード歩けねぇだろ?

父親、いねえし。無理なんだよ』

 

歩き出すちはるに、

『じゃあ、和装でやれば?

ちょっとイメージ違うけど、そうしよ!

そうしよう!』

と和宏は明るく話を進める。

 

ちはるは、そんな和宏と会えて本当によかったと思うのだった。

 

ここまで話すと、ちはるは『そろそろいいだろ?』とカゴに入ったお菓子を大量にビニール袋に入れ、玉岡に渡そうとする。

 

でもここからがいいところ。

玉岡は『あと結婚式の話だけ!』と、ちはるにせがんだ。

 

百日草に込められた家族の愛

そうして無事に結婚式の日を迎え、白無垢姿のちはるを見て、母親は涙する。

 

『ごめんね、ちはる。寂しい想いをさせて』

そう言うと、

『私、あんたはいないほうがいいなんて1度も思ったことないよ。

ちはるがいたから頑張れたの』

と、母親はあの日伝えられなかった言葉を言う。

 

『私こそ、勝手なことばかりして、ひどいことも言ってごめん』

『本当よ~』

『なんだよ、こっちが反省したら』

『ほんときれい。。善晴さんにも見せたかったわ』

 

義父の善晴は欠席だったが、ちはるのことを大切に思ってくれていた。

ちはるが育てていた百日草も、ずっと育ててくれていたのだ。

 

初めて知る善晴の想いに驚くちはる。

すると『そろそろ行こうか。俺たちのバージンロード』と和宏がちはるの手を取った。

 

和宏はバージンロードを歩けない代わりに、人力車を用意していた。

みんなに、ちはるの白無垢姿を自慢したかったのだという。

 

『ふざけんなよ』

『ふざけてないよ。ちはるちゃん、綺麗だよ』

 

そんな和宏の手を握り、

『こんな私でいいの?これから先もあんたに迷惑かけちゃうかも。すぐケンカするし』

と尋ねるちはる。

 

『全然。だって俺の奥さんだもん』

と和宏はいつものように笑って答える。

 

『きっと天国のお父さんも空から見てくれてるんじゃない?』

 

そのまま2人は浅草の町をゆっくりと人力車に乗り、進んでいった。

すると『止めてください!あそこ』と和宏がちはるを見て指さした。

 

そこにいたのは、スーツ姿で微笑む義父・善晴。

 

怒ったような顔でちはるが和宏をにらむと、静かに和宏はうなずき返し、

ちはるは人力車をおりて善晴のもとへ…。

 

『よっ。よく似合ってるな』

『なんで?』

 

実は、善晴がちはるの実のお父さんに気を遣って式に出ないと言っているのを知り、和宏が話をしにいっていたのだ。

 

家出したとき、善晴に怒られたことをちはるは「唯一、怒られた」と言っていた。

でも「感謝している」とも。

 

『あのとき、お義父さんが怒ってくれたから今のちはるさんがいます。

まっすぐで曲がったことが嫌いで、正義感が強くて。

お願いします!式にくるのが難しければ、せめて見に来てください!』

 

和宏に頼まれ、善晴はここにやってきた。

 

『いい旦那だな』

『そうかもな』

 

そして善晴は思いがけないプレゼントをちはるに渡す。

『おめでとう』

それは百日草の花束だった。

 

『お母さんとちはるちゃんの絆だもんな』

 

それを聞き、ちはるの口から『ごめんなさい』という言葉がこぼれ落ちる。

 

涙ぐんでそれ以上言えないちはるの背中を、『言いたいことがあるんでしょ?』と和宏がそっと押す。

 

『あのさ、お母さんを愛してくれてありがとう。

私の大好きなお母さんを愛してくれてありがとう。

それからお母さんのことだけじゃなくて、私のことまで大切に思ってくれてありがとう。

それなのに私、生意気なことばかり言って、あんたのこと…、お父さんのこと受け入れようとしてなくて…』

 

すると『んなこと別にいいよ~』と善晴は天を仰ぐようにして涙をこらえながら言う。

 

『来てくれてありがとう』

『おうっ』

 

やっと素直になれたちはるは和宏の隣に寄り添い、誓う。

 

『私、2人に負けないくらいの素敵な夫婦になるから』

『おぉ~、なれるよ。2人なら』

 

輝くようにまばゆいちはるの笑顔を、善晴は目を細めて見つめた。

 

その後、ちはるの提案でお母さんと善晴と和宏とちはるの4人で、神社の前で家族写真を撮った。

 

青空の下、仲良く微笑む4人は、しっかりとした絆で結ばれているようだった。

 

ちはるがいつも怒ってる理由

取材中、そうそうに和宏はソファで眠ってしまったため、見送りはちはるだけ。

 

『撮れ高、大丈夫なのか?』

『バッチリです!ありがとうございます』

 

最後に玉岡はこんな質問をしてみた。

『どうして、ちはるさんはいつも怒ってるんですか?』

 

すると母親がダメンズばかり連れてくるからその人たちに怒ってたら、口が悪くなりケンカっ早くなったと、ちはるは気まずそうに答える。

 

今日、居酒屋で怒ってた理由は、子どもがまだ食べてるのに店員が皿を片付けていたから。

ちはるらしい怒りポイントに玉岡は納得して、玄関のとびらを閉めた。

 

本気、出しちゃいました♪

というわけで…

 

浅草駅で中尾さんの家について行ったら…

幸せに包まれた下町っ子の愛する人たちへの思いが聞けました。

 

会心の出来のものができあがり、玉岡が感慨にふけっていると、

『玉ちゃん~、あんた最近、からっきしダメじゃな~い』

とプロデューサーの柏崎瞳(にしおかすみこ)が登場。

 

『瞳さん、ついに本気出しちゃいました』

 

と、玉岡はドヤ顔で瞳を驚かすのだった。

 

~5話につづく!~

 

『家、ついて行ってイイですか?』4話の感想

なんだかんだ反発してても、百日草を育てつづけてるし、

おにぎりもお母さん譲りだし、

お母さんのことめちゃめちゃ好きじゃないか~と思ってたら、最後にドカーンときた。

私の大好きなお母さんを愛してくれてありがとう。ってめちゃくちゃドスンときた。

こんなことを言えるちはるも、

正義感が強すぎてすぐに怒っちゃうちはるを、すべて丸ごと包み込む旦那さんの温かさ、おおらかさにも感動~。

 

そんな旦那さんとつき合ったのがまた、ちはるの作ったおにぎりなんだから、彼と引き合わせてくれたのはお母さんの愛かもしれないな~なんて思ったり。

 

売り言葉に買い言葉で言ってしまった『私なんかいなきゃよかったと思ってるんでしょ!』というちはるの言葉にも、ちゃんと答えてくれるお母さん。

お母さんもこれまで辛かったんだろうな、すごく。

善晴さんとの関係も改善してよかった。

この人は今までお母さんが連れてきた人とは違うってわかってても、どうしようもなく反発してしまうことってあるよね。

その人が悪いんじゃなくて、お母さんを取られてしまったような…ね。

でもちはるにも大切な人ができて、お母さんの気持ちが少しわかるようになってきたのかも。

 

親子の絆を感じる、素敵な結婚式のサプライズ!

ひさしぶりに涙腺が崩壊しました。笑

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(,,>᎑<,,)

またの~。

 

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