『家、ついて行ってイイですか?』最終回ネタバレと感想│ドラマよりずっと!ドラマチックな人生!

にこ

今回は、2021年9月25日放送『家、ついて行ってイイですか?』最終回(第7話)のネタバレあらすじと感想をまとめました。

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ドラマ部への希望が決まって嬉しいはずが、

なんだか複雑な気持ちの玉岡(竜星涼)は最後の取材にでる。

そこで出会ったともこ(鈴木杏)は、別れた元カレと今も同居中

話を聞くうち、元カレの人柄に触れた玉岡は“あること”を思いつき…!?

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それではさっそく、最終回のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

その他のあらすじ
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『家、ついて行ってイイですか?』最終回のネタバレあらすじ

玉岡(竜星涼)は希望していたドラマ部への異動が決まるが、なぜか素直に喜べない。

 

そんな中、最後の取材に出かけると、酔ってはしゃぐ4人組と遭遇。

営業成績全国1位で表彰されたともこ(鈴木杏)のお祝いだという。

 

ともこが今も別れた元カレと住んでいることを知った玉岡は、

『家、ついて行ってイイですか?』

と交渉。

ともこは迷いながらも、その場の勢いでOKしてくれた。

 

家に向かうタクシーの中で話を聞くと、

彼とは3年つき合って、先週別れたらしい。

 

別れた理由は、彼が約束を破ったから。

ともこは30歳前に結婚するとずっと宣言していたのだが、誕生日になっても何も言ってくれなかったのだ。

 

『改めて真剣にプロポーズされたらどうするんですか?』

と玉岡が尋ねると、

『ない、ですね。むこうもする気がないと思うし』

と、ともこは答える。

 

マンションについたともこは『1分待っててもらっていいですか?』と部屋に引っ込み、ちょうど1分で外に出てきた。

どうやらともこは、何事も約束を重んじるタイプらしい。

 

玉岡が中に入ると、IT企業勤務の元カレ・谷田勝さん(35歳)がにこやかに現れた。

 

部屋は築20年の1LDK。

家賃は10万円。

別れてから勝はリビングの床で寝ているらしい。

 

ともこは2人の思い出のつまったアルバムも、『もうだいぶ過去のことなんで』とゴミ箱に捨てていた。

 

2人のなれそめ

2人がつき合い始めたきっかけは、合コンだった。

ノリがよく場を盛り上げるのが得意な勝に対し、ともこは嫌なことは嫌とハッキリと言うタイプ。

その几帳面さで場の雰囲気を壊してしまうこともしばしばだ。

 

ともこが明日早いからと言って自分のぶんを払って先に帰ろうとすると、

勝が追いかけてきてお釣りを渡してくれた。

 

『君、面白いね。揺るぎない自分を持ってる。こびない部分がすがすがしい』

『・・・おちょくってます?』

『いやいや、これでも口説いてるつもりなんだけど』

 

その後、勝は幹事の子からともこの連絡先を聞き、粘りに粘ってつき合ってもらった。

 

そんな勝のことを、ともこは「うるさいやつだな~」と思っていた。

勝は、ともこのそういう気を遣わないところがまた好きだった。

 

そんな2人がどうして別れることになったのか?

それは先週のともこの30歳の誕生日の日にさかのぼる。

 

2人が別れた理由

誕生日の夜。

勝はサプライズでケーキにろうそくをつけて歌いながら部屋に現れた。

 

でもケーキの上に飾られた「30」というろうそくを見て、

ともこは『別れよっか』という。

 

『え?ちょっと待って、なんで?』

『約束破ったから。

私、20代のうちに結婚したいって言ったよね?

40秒前に30歳になったから、別れよう』

ともこはチラリと時計を見て言った。

 

勝は慌てて

『30歳になったばかりじゃない。まだ20代みたいなものでしょ?結婚のことは俺だってちゃんと考えるから』

と訴える。

でも、ともこは

『言い訳は嫌いだから』

とまったく聞く耳をもたない。

『今月末までに出ていって』と言われ、勝はそれ以上何も言えなかった…。

 

一事が万事

そもそも、ともこがなぜ20代のうちに結婚しようと思ったかというと、

しっかりとした「人生設計」があったから。

 

20代のうちに結婚して、

31歳で子供を産んで、

しっかり育休をとって、

33歳くらいで職場復帰。

 

「一事が万事」という考えのともこは、

大事な約束を破る人は、これから先も大事な約束を破り続けるだろうと思ったのだ。

 

玉岡が勝に確認すると、勝はプロポーズのことを”完全に”忘れていたという。

 

すると『今すぐ出てって』と、ともこが言い出し、

勝は荷物をまとめ、残りの荷物はあとで送ってもらうことになってしまう…!

 

嵐のような訪問客

しかし

『本当に出てっちゃうんですか?』

と玉岡が勝に話しかけた時だ。

 

ピンポーン。

 

AM1時半にもかかわらず、さっき一緒に飲んでいた会社の同僚2人がやってきて、

予想外のできごとに、ともこは大パニック。

 

とりあえず玉岡を除く4人で乾杯するも、この同僚2人と勝は初対面。

つまみを買い忘れたという2人に、勝は得意料理のオムそばを作り、振る舞った。

 

同僚によると、ともこは勝とつき合いだしてから丸くなったという。

前は笑うことも少なかったし、鬼みたいな人だと思ってた

 

『今は優しい鬼みたいな感じ?』

勝が口を挟むと、

『そうそう、そんな感じ』

と同僚たち。

 

2人はオンエアの日がわかったら教えてと、嵐のように去っていった。

 

勝がプロポーズしなかった理由

2人が出ていくと部屋にはまた重苦しい沈黙が流れた。

 

『じゃあ、行くね』

勝は出ていく前に、この前、ともこに渡すはずだった誕生日プレゼントを渡した。

 

それは、ともことつき合ってすぐに勝があげたバッグ。

ともこはそれをとても気に入っていて、ボロボロになっても直しながら使っていた。

 

でも勝が手渡そうとすると、

ともこは『いらない!』と拒否。

勝は悲しそうに『じゃあ…』と出ていく。

 

『本当にいいんですか?』

玉岡はカメラを回しながら尋ねる。

『はい』

『後悔しませんか?』

 

『・・・しません』

 

と言いながら、ともこはとても苦しそうな表情をしている。

 

このままじゃいけない。

そう思った玉岡はカメラを持って勝を追いかける。

 

後悔したくない!

『谷田さん!

ひとつだけいいですか?

プロポーズの約束、忘れてたって嘘ですよね?

 

誕生日にともこさんが1番ほしいものを渡す。

そんな谷田さんが、大切な約束を忘れるはずがない。

プロポーズしなかったのには何か理由があるんじゃないですか?

どうせ別れるんだから、

最後くらい素直になっちゃえばいいんじゃないですか?』

 

すると勝は、ともこがダメ出しばかりでいつも厳しいので、自分のことをあまり好きじゃないんだと思い、プロポーズする自信がなくて…と打ち明ける。

 

『じゃあ、結婚したかったんですか?』

 

『もちろん…』

 

逆転プロポーズ!

すると『聞こえました?』と玉岡は玄関のほうを振り返る。

ドアの陰からともこが顔を出し、勝はびっくり。

これは玉岡の作戦だったのだ!

 

『自信がないって中学生かよ…』

そう呟くともこに、玉岡は少し中で話さないかと提案する。

 

『ともこさんは、谷田さんのこと、どう思ってたんですか?

谷田さんは本心を言いました。

ともこさんは、谷田さんのこと、どう思ってるんですか?

答えてください!』

 

玉岡のあまりの剣幕に、

勝は『玉岡さん、キャラ変わってません?』とツッコむ。

 

『ああ、俺…。

今日でこの番組のディレクターが最後かもしれなくて。

それで、ともこさんと谷田さんがこのまま別れてしまったら後悔すると思って、口出ししてしまいました』

 

玉岡はそう素直に打ち明けると、

『それで谷田さんのこと、好きだったんですか?』

と強い口調で尋ねる。

 

『谷田のことは、好き…』

『え?』

玉岡が聞き返すと、

『好きでした…』

と、ともこ。

『え??』

意地悪な玉岡がもう1度訊き返すと、

『好きだって言ってるじゃないですか!

好きじゃなかったら3年も一緒にいませんよ。

あたりまえのこと聞かないでください!』

と、ともこは本音を吐き出し、ハッと我に返る。

 

ともこは、勝がいると場が和むというか、楽しい空気になるところが好きだった。

自分にはそういうのは苦手だから。

 

一緒にいるのが楽しかったというともこの気持ちを知り、勝は『初めて聞いた…』と涙ぐむ。

 

『好きだったら別れる必要ないじゃないですか』

玉岡は言うが、

『私は別れるって決めたんです。

約束を守らない男は嫌いだから』

と話はまた堂々巡り…。

 

すると、勝がともこの前に正座し、

『結婚しよう!明日、結婚しよう!

さっきの言葉で自信出た。

50年、100年、いや来世まで頑張れる!

だから一緒にいよう』

とプロポーズ。

 

『どうせまた約束破るんでしょ…?』

と強がるともこの手を取り、

『ともこを幸せにする。

この約束だけは絶対に破らないから』

と勝は誓う。

 

『その約束破ったら、針千本飲ませるからね』

『針千本飲んだら死ぬぞ……』

 

それを聞いたともこは大笑いして『私より早く死んだら殺すから』と言う。

『うん…』

『なに泣いてるの〜?』

すっかり仲直りした様子の2人を見て、

『今の、復縁ってことですよね?』

と、玉岡が尋ねると、

『まあ…、そうですね』

と、ともこは勝の前でとびきりの笑顔を見せる。

 

『あ、そうだ。結婚式、来ませんか?』

 

2人に頼まれ、

『じゃあ、行こうかな?カメラ持って』

と玉岡は快諾。

 

玉岡は、笑顔の2人に手を振られ、マンションを後にした。

 

ドラマよりずっとドラマチックな人生

それから1ヶ月後。

善は急ぎまくれ、彼女の気持ちが変わったら困る!というわけで、ともこと勝は結婚式を挙げた。

 

玉岡は「新郎新婦のキューピッド」ということでスピーチを任され、みんなの前で話す。

 

『取材中、いろいろ話してたら、お2人が復縁することになっちゃいました。

本当におめでとうございます。

 

家、ついて行ってイイですか?は、本当に家についていくだけの番組です。

ですが家にあげてもらうと、

一見普通の人が、全然普通じゃない人生を生きているのがわかります。

 

思いどおりにならないけど、思った以上のことが起こる。

人生って、ドラマ以上にドラマチックだなぁって、お2人に取材して改めて気づきました。

 

引き続き、この番組で頑張っていきますので、

街で見かけたときは皆さま、ご協力よろしくお願いします!』

 

こうしてこれからも「家、ついて行ってイイですか?」のディレクターを続けていくことにした玉岡は、今夜もめげずに道行く人に話しかける。

 

『あ、テレビ東京なんですけど、

ご自宅までのタクシー代、お支払いいたしますので、

家、ついて行ってイイですか? 』

 

振り返ったのはなんと、ビビる大木さん!

 

玉岡は驚いて、

『家、ついて行ってイイですか?』

とお伺いを立てるのでした♪

 

〜おわり〜

 

 

『家、ついて行ってイイですか?』最終回の感想

最初は、ともこの考え方にあまり共感できなかったのですが、勝が出てきたときからいい人オーラで!

ともこが今、笑顔でいられるのはこの人と一緒にいるからなんだな〜とすぐにわかりました。

 

自分をしっかり持ちつつも、勝との出合いで、明るく、前より話しやすい雰囲気になったともこ。

そういう出合いができたともこが羨ましい〜!

そしてそんな好き同士の、素直になれない気持ちを、荒療治で玉岡が再び結びつけるという。

まさにご縁としかいいようがないなぁ。

 

1ヶ月後の結婚式のスピーチで、玉岡が堂々と「家、ついて行ってイイですか?」の魅力とこれからもそんな番組を続けたいと語るシーンは清々しく、玉岡の成長を感じました。

やっぱ人は、人との出合いで大きく変わるんだなぁ。

 

街で声をかけるたび、断られるのは心が折れるけど、だからこそ「いいですよ」と言ってくれる人は、ドラマチックな人生を生きている人が多いのかもしれない。

人の痛みを知っているから…。

 

今回はみな恋愛編だったけど、続編があれば、家族編とかそういうのも見てみたいな。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

 

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