『ボイスⅡ』8話ネタバレと感想│透が大樹に送った動画が可愛すぎる!重藤とひかりの悲しすぎる再会、内通者の正体も…!

にこ

今回は、2021年9月11日放送『ボイスⅡ』第8話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

透(増田貴久)が撃たれ、必死に止血する樋口(唐沢寿明)。

そんな中、ひかり(真木よう子)は隣のビルから逃げ去る久遠(安藤政信)と、狙撃犯の足音を追っていた。

それは、ひかりが何度も聴いたことのある人物のもので…!?

 

はたして透を撃ったのは誰なのか?

気になる透の安否は…!?

 

それではさっそく、8話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

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『ボイスⅡ』8話のネタバレあらすじ

透(増田貴久)が撃たれ、必死に止血する樋口(唐沢寿明)

そんな中、ひかり(真木よう子)は隣のビルから逃走した男の足音を追っていた。

 

聞き慣れた音を耳にし、まさか…と後を追いかけるひかり。

そんな彼女の前に黒づくめの重藤雄二(増田昇太)が姿を現す。

 

少し離れた歩道橋の上でマスクを外し、ひかりを見つめる重藤。

その顔は火傷の痕でただれている。

『来るな』

重藤は小声でひかりをけん制し、その場を立ち去った。

 

透の死

一方、病院に運ばれた透は生死の境をさまよっていた。

ひかりも病院に駆けつけ、樋口が透に声をかける。

 

『兄貴…』

空を見つめる透の手を『ここにいるぞ』と樋口が握る。

 

『兄貴…すいません。俺、弱くて…。

兄貴…ありがとう……。

兄貴…必ず……』

 

透は何度も樋口の名前を呼び、眠るように息を引き取った。

 

久遠からの通報

緊急指令室へ戻ったひかりは、透が最後まで久遠(安藤政信)を捕まえようとしていたことをみんなに伝える。

 

その想いを無駄にしないためにも、必ず犯人を逮捕する。

ひかりたちは悲しみをこらえ、捜査に戻った。

 

すると透が撃たれる直前に、隣のビルの屋上に向かう重藤の姿が防犯カメラに映っていたことがわかる。

やはり重藤は、久遠とつながっているのだろうか?

 

そこに「今から人が殺される」という110番通報が入る。

通報者は、なんと久遠京介だった!

 

『絶望だけが人を強くする。立ち上がれるかな?樋口彰吾は。

おまえにもあげよう、橘ひかり。耳をふさぎたくなるような絶望を。

今から人が殺される。手を下すのは私じゃない。重藤雄二 』

 

そう言うと、久遠は最初から重藤を生かすつもりだったと続ける。

 

ドローンが落ちて炎に包まれた重藤を久遠は途中で助けだし、ある選択をさせた。

 

久遠がひかりに送った動画には、全身に包帯を巻かれた重藤が怒りに震え、叫ぶ様子が映っていた。

『俺がヤツを殺す!』

いったい重藤は誰を殺そうとしているのか?

 

ひかりは急いで発信元であるみなと西区のビル付近に捜査員を向かわせ、樋口に連絡するが、

失意の樋口は透を見つめたまま、まったく動かない。

ひかりは諦め、自ら現場に向かうことにした。

 

悲しすぎる再会

ビルに到着したひかりは男性のうめき声を耳にし、地下へ向かう。

すると地下駐車場で、重藤が男性に銃を突きつけ、拉致して車で連れ去ろうとしていた。

 

『動くな!』

ひかりは銃を構え、その男性を放してくださいと重藤に頼む。

 

『橘。来るなと言ったはずだ』

『放して!』

バーン!

ためらいなくひかりに向かって威嚇射撃し、車で走り去る重藤を見て、ひかりはぼう然と立ち尽くす。

 

重藤に連れ去られたのは、佐野雅弘(小林竜樹)

重藤の妹・恵美(村上穂乃佳)の元交際相手だった。

 

重藤の妹

重藤は母親が再婚したとき、連れ子として恵美と一緒に新しい家に入った。

その時の父親が、捜査一課長の通孝(藤本隆宏)の父親。

 

でもなかなか馴染めず、お母さんが亡くなってすぐに重藤は恵美と家を出た。

それから重藤は、親代わりになり恵美のめんどうを見てきた。

 

その恵美が1年半前、佐野とトレッキング中に滑落して亡くなった。

 

解剖で恵美は事故死と断定されたが、その時の担当医が久遠の上司・福田(福澤朗)だと気づき、ひかりは研究室へ向かう。

 

この日、福田は10件もの解剖を行ったことになっているが、1日にそんなたくさんの解剖を行うのは無理だ。

 

ひかりが本当に恵美の解剖を行ったのか追及すると、福田は解剖をしていないと認める。

さらに、恵美の体にはいくつか不自然なアザがあったことがわかった。

 

佐野は現在、日弁連会長の娘と婚約しており、出会ったのは2年前。

おそらく佐野は二股をかけていて、恵美が邪魔になり殺したのだろう。

その証拠を久遠がつかみ、重藤に火をつけ、復讐させようとしているのだ!

 

透の声

ひかりはすぐに病院にいる樋口のもとへ向かい、報告。

もう私の知っている重藤班長じゃないと訴え、現場に戻ってくれるよう頼む。

しかし樋口は透を見つめたまま、微動だにしない。

 

そのとき廊下から

『落ち込んでるんだって?元気出せって』

と透の明るい声が聞こえ、樋口とひかりは廊下に飛び出す。

 

すると大樹(鳥越壮真)がスマホで、透から送られてきた動画を見ていた。

 

『苦しくても最後まで諦めない。

 

何があっても乗り超える。

 

一緒に、兄貴みたいな男になるって約束したでしょ?

 

いいか?大樹のパパは、最っっ強の男なんだ。

 

だから大樹も大丈夫 』

 

優しく頑張ってねと手を振る透の笑顔を見て、大樹は涙を流す。

 

『そうだよな。ここで立ち止まったら…』

と樋口も自分を取り戻す。

 

『必ず俺が ヤツを捕まえてやる』

 

樋口は大樹の頭を無言でなで、涙を流しながら無線でみんなに指示を飛ばす。

 

『こちら樋口。状況は無線で把握している。

足達。そっちは重藤を追ってくれ。

俺は誰が透を撃ったか確認する』

 

樋口は、透を撃ったのは重藤ではないと思っていた。

この事件には白塗り野郎が絡んでいる。

絶対裏になにかあるはずだ。

 

帰ってきたハマの狂犬に歓喜しながら、緊急指令室のみんなは樋口の質問に答える。

 

使用された銃は、スナイパーライフル。

ビルの防犯カメラにはそれらしきものを持った人物は映っていない。

 

すぐさま樋口はビルに向かい、ひかりは重藤を止めるため、無線で指揮を執る。

重藤はおそらく、恵美が亡くなった真鶴渓谷へ向かっているはずだ。

 

もう1人いた

ビルの屋上へたどり着いた樋口は、配管の中に隠されたライフルを発見。

それを聞いたひかりは、重藤が撃ったのではないと確信する。

 

なぜなら重藤は銃声が聞こえた後すぐに、隣のビルから立ち去っていた。

ライフルを解体して隠している時間はない。

 

ということは、あの屋上にはもう1人いたということだ。

 

樋口は急いであのビルで避難誘導を行っていた捜査員を調べさせる。

現場で銃を解体し、久遠を逃がすことができるのは、限られた人間だけだ。

 

約束

その頃、久遠はエンバーミング処置を施した母親と共に、海の見える場所を訪れていた。

この家が2人の新しい住処のようだ。

 

美しい海を見ながら、

『母さん、この景色が僕からのプレゼントだよ。

これでやっと昔の約束が果たせたね。

ここからならいつでも海が見える。

気に入ってくれた?』

と久遠は揺りイスに座らせた母親に話しかける。

 

そのとき非通知設定の番号で着信があった。

 

『そうか、動き出したか。

樋口彰吾。橘ひかり。重藤雄二。役者はそろった』

 

恵美の死の真相

その頃、重藤はとある場所で『恵美のこのアザはなんだ』と遺体の写真を見せ、佐野を問いつめていた。

 

恵美は妊娠していた。母親になるのが夢だった。

そう言いながら重藤は佐野を蹴り、銃を向ける。

 

『殺したな。5つ数えるうちに話せ』

 

5、4、3、2、1。

重藤が佐野の太ももを撃ち、またカウントダウンを始める。

 

すると『当然だろ!産むっていうから。俺の人生邪魔するから』と佐野は本性を現す。

 

あの夜。

恵美がどうしても産むというので、佐野は暖炉の火かき棒で恵美を殴り、崖から突き落とした。

 

その後も恵美は半日生きていた。

その間、恵美がどんな思いでいたか。

重藤は怒りに震え、拳銃を佐野に向ける。

 

悲しい再会

そのときドアが開き、ひかりが銃を構えて飛び込んできた。

 

『もうやめてください!あなたは久遠に利用されているだけ…』

『選んだのは俺だ!』

 

意識が戻ったばかりの重藤に、久遠は恵美の痛ましい写真を見せ、事故じゃなく殺されたと告げた。

 

誰に殺されたんだという重藤に、協力すれば誰が殺したか教えてやると久遠はささやく。

 

『そいつを殺すか、殺さないか選択しろ』

 

犯人の名前を耳元で告げられ、重藤は選ぶ。

 

『もし、それが本当なら…、殺す。俺がヤツを殺す!』

 

重藤は佐野を殺して自分も死ぬつもりだった。

そんな重藤の肩を、ひかりが撃った銃弾が貫く。

 

『どけ!』

すぐに重藤は銃を拾い、佐野の前に立ちはだかるひかりに銃を向けた。

 

でもひかりはどかず、重藤の前に近づく。

 

『どいてくれ、頼む…』

 

泣きそうな顔で重藤は頼むが、ひかりはまっすぐに重藤を見つめ、さらに近づく。

重藤が銃を落とすと、ひかりはその手を優しく包み、涙を流しながら手錠をかけた。

 

ひかりは重藤の頬にそっと触れ、つぶやく。

 

『生きていてくれてよかった…。

マル被、カクホ』

 

そこに樋口がやってきて、

『透が撃たれたときのことを話せ!』

と重藤の胸ぐらをつかむ。

 

重藤はあのビルの屋上で、妹が死んだ証拠を渡すと言われ、はなまるが描かれた封筒を見つけた。

そのとき、銃声が聞こえ、慌てて逃げ出した。

 

重藤は樋口に深々と一礼し、連れていかれる。

『雄二』

通孝の呼びかけに、重藤はちらりと顔を上げ、無言でパトカーに乗り込む。

 

パトカーが遠ざかっていくのを見送りながら、

『透を撃った奴は、捜査員の中にいる』

と樋口はその場にいた全員に伝える。

 

久遠はそいつを通していつも最前列で見ていた。

 

そのとき、副室長の早紀(宮本茉由)から

『避難誘導していた捜査員の中で1名だけ防犯カメラに映っていないものがいる』

と無線で報告が入る。

 

捜査員たちの間に緊張が走る中、携帯でその男の名を確認した樋口は銃を構え、後ろを振り返る。

 

『おまえだったのか。透を殺したのは…!』

 

通孝が殺気を感じてそろそろと避けると、

背後には銃を構えた通孝の部下・片桐優斗(中川大輔)が、不敵に微笑んでいた…!

 

~9話につづく~

 

 

『ボイスⅡ』8話の感想

うーん、いい顔で笑うね~片桐くん。

初回から匂わせていた片桐くんでしたが、ついにその尻尾をあらわす時が!

てか、透を殺すなんて許せん〜!!!

 

でも重藤班長が久遠に火をつけられて復讐しようとするくらいだから、片桐もなにか久遠に弱みを握られているのだろう…。

 

あんだけ胸をバスンと撃ち抜かれたら助からないだろうとは思ったけど、

どうにか助かるんじゃないかと奇跡を願ってしまった。

でもダメだった。

ショックで何を言われても、何も聞こえていないかのような状態に陥る樋口。

そんな樋口の耳に飛び込んできたのは、大樹を励ます透の声だった。

 

この動画の透がむちゃんこいい笑顔でさ~、もうそれだけで泣きそうになった。

いつも事件に追われてあんな笑顔なんて見せなかったのに、大樹にはあんな優しい顔で笑っていたんだな。

一緒にラーメン食べたりする仲だったんだなと思うと泣けてくる。

心を病んで無表情の大樹が涙をつ~と流し、画面の中の透を凝視している姿に悲しみの深さが伝わってくる。

 

そこからこのままじゃいけないと自分を取り戻した樋口の巻き返しがすごかった。

聞いてないようで捜査の進行状況もちゃんと把握していて、重藤はやっていないと、ひかりのことを励まして。

それを受けるようにひかりが重藤のことを信じて行動に移していく姿に胸が熱くなりました。

 

死んでもなお、透はみんなのムードメーカーであり、原動力。

 

ひかりが銃を構える重藤に近づいていき、涙を流しながら手錠をかけるシーンは胸が締めつけられるようでした。

こんな再会のしかた、悲しすぎる。

それでも生きていてくれてよかった。

生きていてくれたらまた会うことができるもんねと、2人の幸せを願わずにはいられない。

 

次回は、久遠とお母さんの過去が明らかになるようでいよいよ核心に近づいてきましたね。

もうこれ以上、犠牲者が出ないといいな。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました( ˶ˆ꒳ˆ˵ )

またの~。

 

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