『彼女が成仏できない理由』5話ネタバレと感想│エーミンと玲の夏デートが切ない!

にこ

今回は、2020年10月10日放送『彼女が成仏できない理由』第5話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

玲(高城れに)を成仏させるのが辛くなったエーミン(森崎ウィン)は漫画賞に応募して賞金をゲットすることに!

 

そんな中、ゴーストライターの千春(村上穂乃佳)も“氷の武将”の人気に翳りが見え始め、選択の時を迎えていた…

それではさっそく、5話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『彼女が成仏できない理由』5話のネタバレあらすじ

玲(高城れに)と暮らし始めて、初めての夏。

エーミンは川原で遊ぶ子どもたちを4コマ漫画にしていた。

 

そこに麦わら帽子をかぶり、亀の入ったケースをもった謎の男・佐古(古舘寛治)が『いい眺めだ』と現れた。

 

『でしょ〜?だから見せてあげたくて』

『誰に?』

『……外に出られない人に』

 

でもエーミンの描いた漫画は起・承・承・承で、いつも転がない。

それを聞いた佐古はエーミンの隣に座ると言った。

怖いんじゃない?転がくるのが。

ずっとこんな毎日が続けばいいのにって、願ってるんじゃない?』

 

風がスケッチブックをめくり、玲が眠っている姿を描いたページになる。

 

『あれ?どこかでお会いしたことありませんでしたっけ?』

『よく言われるんだよね』

 

佐古は立ち上がると行ってしまった。

 

漫画賞に応募しようとするエーミン

その後、エーミンはコンビニバイトに行った。

店長の藤島(高橋努)に漫画賞の応募要項を見せられたエーミンは、賞金100万円に釣られて応募することに。

 

出典:NHK

 

家に帰ったエーミンは、紙に『テーマを絞れ!』とか『起承転結を意識して』と書いて壁一面に貼ってみた。

 

それを見た玲は『エーミンは日本に来て、やりたいことできてる?』と尋ねる。

でもそんなことをしている暇はない。

『傾向と対策を練って、賞を取らないと』

 

室温は12℃になり、寒くなったエーミンは上着を羽織る。

 

賞がそんなに大事?』

『賞を獲ったら、玲を成仏させなくても暮らしていけるから…』

 

そう言うとエーミンはお手本として、“氷の武将”の最新刊を取り出した。

気になった玲は漫画を読ませてもらった

 

限界に達した千春

一方、ゴーストライターの山田千春(村上穂乃佳)は締切前になっても原稿が描けず、苛立っていた。

 

わからないです…

担当編集の中路(和田正人)からの何度目かの電話にやっと出た千春は、今まで抱え続けてきた気持ちを吐き出す。

 

なんで私が玲さんの漫画、描いてるんですか?

私に面白く描けるんですか?

中路さんは私を接待してるだけなんですか?』

『今、行きます』

嫌です…

『山田さん、山田さん!』

 

千春は電話を切ると、部屋を飛び出した。

 

氷の武将をやめたい

その頃、玲は赤いマニュキュアを塗ろうとしていた。

でも手が震えていつものようにうまくいかない。

 

その時、部屋をノックする音がして、エーミンがドアを開けると、

思いつめた表情の千春が立っていた。

 

カナカナと蝉が鳴く中、千春はちゃぶ台の前に座り、そこにいるであろう玲と向き合う。

 

もう、やめてもいいでしょうか?氷の武将…

『いいよ』

よかった…、もう限界です

 

そう言うと、千春はちゃぶ台の上にスマホを置いた。

そこには氷の武将に対する罵詈雑言が並んでいた。

 

『力不足ですいませんでした…』と小さくなって謝る千春に、

『連載が終わったら、やったね!勝ったって思うだろうね、この人たち』と玲は言う。

 

でも最新刊を読んだ玲は『すごく面白かった』と呟く。

それはエーミンも同じだった。

 

けれどもいくら玲たちが面白いと言っても、千春が何を信じるかは千春自身にしか決められない。

 

すると千春は『明日の朝までに10枚ですよ?間に合う可能性はほぼありません』と弱音を吐いた。

でも玲は『ほぼないのとゼロじゃ全然違うよ。1人じゃないしね』とエーミンを見る。

 

エーミンも手伝うことになり、千春と玲は原稿用紙に漫画を描き始めた。

 

2人だけの世界

「是非に及ばず、ワシの血を取るがよい。

その代わり、頼みがある。

ワシの首をここから持ち出せ」

 

「いずこへ運べばいいのですか?」

 

「そなたの心のままに」

 

玲は登場人物の台詞を言うと、海うさぎを千春の方に押し出した。

 

千春はそれを握りしめ、首を抱えて涙しながら走っていく鎖奈の気持ちになる。

 

漫画家の孤独

翌朝、中路がエーミンの部屋を訪ねると、千春はまだ原稿を描いていた。

 

漫画家を目指していた頃ね…

玲の声が中路にも聞こえ、『玲ちゃん?』と呟く。

 

一人ぼっちで泳いでる気がしてた。

たどり着けるかわからないけど、必死で泳いで、泳いでやっとたどり着いた。

でも、…漫画家になれたと思ったら、その先はもっと冷たい海だった

 

それを聞き、泣きそうになりながら描き続ける千春。

中路にとっては初めて知る玲の気持ちだった…。

 

氷の武将はもう、千春ちゃんのものだよ。

これを浮き輪にして、遠くまで泳いでいって』

 

千春は涙ぐみながら頷いた。

 

その後、無事に原稿が完成。

千春は玲に向かって頭を下げると、原稿を中路に託して帰っていった。

 

幻の最終回

エーミンもバイトに行き、中路は玲と2人きりになった。

蝉が元気に鳴き始め、今日も外は暑いことを伝えている。

 

『玲ちゃん、何があった?』

『私にもわかりません。気がついたらここにいたの』

 

中路はバッグから茶封筒を取り出し、玲に見せる。

それは6年前に玲が描いた氷の武将の最終回だった。

 

6年前…、玲は、氷の武将を終わりにしようとした。

でも人気があるのに最終回にするわけにはいかないと、上から指示があった。

 

だが玲は最初から、氷の武将の最終回はこれと決めて描いてきた。

だから話を続けろと言われても、浮かばないと訴えた。

 

すると中路は申し訳なさそうに、玲が描かないなら別の漫画家が続きを描くことになると言った。

 

玲は震える手を隠し、アパートの部屋に戻った。

 

幽霊だけど幽霊じゃない

一方、一緒に歩いていたエーミンと千春は…

 

『なんか先生、昔とキャラが変わった気がします』

『人は成長するんだと思います』

幽霊なのに?

 

千春の何気ない言葉に、エーミンは傷つく。

でもエーミンにとって玲はもう、かけがえのない人だった。

 

玲が憑りついていたもの

その後、バイトに行ったエーミンは、

店の常連客・草野(中島広稀)と、ドゥアンちゃんが店の前で待ち合わせているのを目撃する。

2人はお揃いのアロハシャツを着ていて、幸せそうだ。

 

『いいな~』とエーミンが微笑ましく思っていると、

2人の間を突き飛ばすように、隣の部屋の小学生・絵里奈(白鳥玉季)が走ってきた。

 

エーミン、大変や!玲ちゃんが大変や!

 

エーミンが慌ててアパートに戻ると、玲が廊下に立っていた。

今日は畳替えで、荷物はすべて廊下に出してあったのだが、

玲は部屋ではなく、ちゃぶ台に憑りついていたのだ!

 

玲はどうやら、このちゃぶ台を中心ときた半径3メートルの円の中なら動き回れるらしい。

 

そこで気を利かせた絵里奈は退場。

エーミンと玲はウフフと笑い合う。

 

すっかり嬉しくなったエーミンは、ちゃぶ台を持って外に駆け出した。

 

ひさしぶりに夏の風に吹かれ、裸足で土の感触を確かめた玲は、

『気持ちいい。夏ってこんなだった?』と眩しそうに空を見上げる。

 

千春の決心

その頃、中路は千春の家を訪れていた。

一緒にお弁当を食べながら、中路は

氷の武将、もうやめよう』と呟く。

 

中路は今度こそ連載を終了させてもらえるように編集長に掛け合ってみるという。

 

やめてください。描きたいです。私らしい“氷の武将”

 

そう言うと、千春はもう小鳥遊玲ではなく、山田千春の名前で描きたいと申し出る。

 

中路はそれを快諾。

千春は『よかった…』と安堵の笑みを浮かべるのだった。

 

エーミンが玲を連れてきたかった場所

一方、エーミンは玲を、名古屋の“パゴダ”というミャンマーの仏塔に連れてきていた。

中に入ろうとするエーミンを、玲は『私には祈る資格なんてない』と引き止める。

 

でも『祈るのに資格なんていらないから』とエーミンはちゃぶ台を抱えて階段を登っていく。

 

そこにおじいさんが歩いてきて、『何曜日に生まれたの?』とミャンマー語で話しかけてきた。

ミャンマーでは何曜日に生まれたかがとても大事なのだ。

 

すると『あなたは何曜日生まれですか?』と、おじいさんが玲に日本語で話しかけてきた。

 

玲は驚いて『わかりません』と答えた。

エーミンが『金曜日ですかね?』と答えると、『そうだといいね〜。それなら相性ピッタリだね』とおじいさん。

 

玲とエーミンは嬉しそうに顔を見合わせ、ちょっと気恥しそうに目を逸らした。

 

ひとりじゃないよ

その後、エーミンは玲を海に連れて行った。

目の前の広い海を見て、エーミンは突然笑い出す。

 

今、海を見ててすごい綺麗だなと思って、玲にも見せてあげたいなと思って。

でも玲も今、一緒に見てるじゃんって気付いて』

 

『変なの』

『変だよね』

エーミンが一生懸命海をスケッチしている横で、玲は幸せそうに笑う。

 

そして玲は、生きていた頃、どんどん手が動かなくなっていたことをエーミンに打ち明ける。

それで漫画が描けなくなって、玲は自殺したのかもしれない…。

 

自分を知っていくにつれ、見えない何かに縛られていく。

私は自分のことを知りたくなかったよ

玲は明るく振る舞いながら、震える手を止めるようにもう一方の手で押さえた。

 

その丸いの、何?

見るとエーミンの絵には、水平線に丸い卵のようなものが4つ並んでいた。

 

エーミンはそれをひとつひとつ指差しながら答える。

山田さん、中路さん、玲、僕。

みんな冷たい海で泳いでても、一人ぼっちじゃないよ』

 

その言葉を聞き、玲の胸に温かいものが込み上げる。

玲は手で丸を作ると、水平線の上にひとつひとつ並べていく。

千春ちゃん、中路さん、私、エーミン』

 

そのなんとも言えず切ない玲の表情を見たエーミンは立ち上がり、リュックを背負う。

 

エーミンはちゃぶ台を抱えると、笑顔で『うぉーーーー!』と砂浜を走り出した。

 

 

その帰り道、エーミンはちゃぶ台を運ぶのが辛そうだった。

でもエーミンは『全部出し切るまで終わらないから。だって僕は挑戦者なんだから!』とちゃぶ台を高く持ち上げ、よろめく。

 

そこで、エーミンたちは自転車を引いて歩く佐古と出くわす。

その顔を見た玲の脳裏に、断片的な記憶が甦る。

 

『…玲?』

エーミンが呼びかける声を聞き、佐古はちらりと振り返り、また歩いていく。

 

そうだった、全部思い出しちゃった

 

玲は呟いた…

 

〜次回・最終回につづく〜

 

https://twitter.com/zinrojj/status/1315055281026428929?s=20

https://twitter.com/hirosachiayabi/status/1314951096813543429?s=20

『彼女が成仏できない理由』5話の感想

いよいよ核心に迫ってきましたね〜。

佐古さん、いったい何者なんだ?

やっぱり玲はカプセルみたいなのに入って眠っている状態なんでしょうか?

だから部屋も寒いのかな?

 

エーミンとのデートが、幸せなのにまるで夏の終わりのような郷愁感があって淋しい。

それにしても、玲の中路に対する恋心は、いつの間に消えてエーミンの方に向いていたのかしら?

エーミンもなんだか急にしっかりして男前になって、2人がまるで相思相愛のようで驚きました。

 

けど、ひさしぶりに外に出れた玲ちゃん、とっても可愛かった!

いつの間にか、いつものパーカー姿から白いワンピース姿に変身してたのもよかった。

玲は自由自在に服装を変えられていいなぁ〜☆

 

2人が顔を見合わせて微笑んでいるだけで、こんなにも幸せな気持ちになれるとは。

あ!幸せといえば、ドゥアンちゃんも草野さんとデートできてよかったですね〜(>ω<)

 

なんだか今回は、心に染みるセリフが多くてグッときました。

玲と千春が氷の武将を2人で協力して作り上げる姿も、2人にしかわからない世界で感動しました。

 

でも予告を見ると、玲はアパートを出ていってしまうようです。

全てを思い出したはずなのに、なんで〜?

 

最後はすべての謎が解けて、ハッピーエンドだといいなぁ。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。

 

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