『天使にリクエストを』4話ネタバレと感想│江口洋介が男泣き…。島田と時恵を繋いだ息子の願い

にこ

今回は、2020年10月10日放送『天使にリクエストを〜人生最後の願い〜』第4話【つみびと巡礼歌】のネタバレあらすじと感想をまとめました。

4話では、島田(江口洋介)の別れた妻・時恵(板谷由夏)の父・三井(山本學)の願いを叶えることに。

 

『秩父の札所巡りをしたい』という三井ですが、本当の願いは別にありました。

 

その願いとは…!?

それではさっそく、4話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『天使にリクエストを』4話【つみびと巡礼歌】のネタバレあらすじ

『爆弾が仕掛けられたとき、どうして修悟ちゃんは逃げなかったの?

…早く死にたいと思ってるから?

答えてください!』

 

亜花里(上白石萌歌)に厳しい口調で問い詰められ、島田(江口洋介)は一瞬黙り込む。

でもすぐに普通の顔に戻り、『そんなことないよ、あの時はとっさに…』と島田は答えた。

 

すると『ねーぇ』と和子(倍賞美津子)が話しかけた。

『亜花里ちゃんと修悟ちゃんは、あの事件の前から知り合いなの?』

 

あの事件とは、島田の息子・聖哉(林田悠作)が流れ弾に当たって亡くなった事件のことだ…。

 

『そうです』

亜花里は答えると、島田と出会ったいきさつを話し始めた。

 

島田と亜花里の出会い

亜花里が島田と知り合ったのはまだ17歳の頃、

家出をして悪い友達に誘われ、初めてデートクラブに行った時だった。

 

全然勝手がわからない亜花里に、友達が選んでくれたのが、

マル暴時代のリーゼントにサングラス姿のいかつい島田だった。

 

その後、2人はカラオケに行くが、亜花里は島田の選んだユーミンの曲がわからない。

すると島田は『もういいから、薬を出せ』と亜花里に迫った。

驚いた亜花里は、薬なんて持ってないと必死に訴えた。

 

疑いが晴れた後、島田は亜花里の話を親身になって聞いてくれた。

 

でも亜花里の父親は再婚した後すぐに事故で亡くなっていて、居場所がなくなった亜花里は家には絶対帰らないと言い張った。

 

それを聞き、島田が紹介してくれたのが居酒屋しまだ。

島田は、亜花里を高校に行かせるため、島田の母親の店に住み込みで働かせることにしたのだ

 

しかし後日、とつぜん島田が店にやってきて、亜花里の荷物から薬を発見する

亜花里はどうしても困ったらそれを売ればいいと、友達に渡されていたのだ。

 

亜花里は『すぐにここを出ていくから、何も知らなかったことにして』と頼むが、行くあてのない亜花里を追い出すわけにいかない。

島田は『大丈夫だ、お前はやっていないんだから…』と亜花里をかばった。

 

島田の黒い疑惑の真相

それからすぐに、島田が暴力団と黒い関係があるという記事が出て、妻・時恵(板谷由夏)は離婚届を置いて出て行ってしまった。

 

その記事が出たのは自分のせいだと、亜花里はずっと思っていた。

 

でも島田の情報提供者をしていたバー山猫のマスター(蛍雪次朗)は『違う』と言う。

 

マスターによると、島田の息子を売った犯人・高山も、島田の情報提供者だった。

それが暴力団にバレて、島田は組の者から茶封筒に入った札束を渡された。

これを黙って受け取れば、高山には何もしないからと。

 

島田は高山を守るために、しかたなくその金を受け取った。

それがその記事の原因だったのだ。

 

だがその話を聞いても、亜花里の心は晴れない。

重たい空気を破るように、和子がマスターに最後の願いを聞いた。

するとマスターは、大好きな海釣りがしたいと答えた。

 

『修悟ちゃんの最後の願いはなんなのかしらね〜』

誰にもそれはわからなかった。

 

時恵の父・三井の願い

その頃、島田は1人、探偵事務所内の自室で事件のことを思い出し、眠れない夜を過ごしていた。

 

そんな中、元妻・時恵の父・三井真吉(山本學)から電話がかかってくる。

三井は島田たちの活動を知り、依頼したいというのだ。

 

どうやら三井は時恵に内緒で電話をかけてきたようで、島田は依頼に乗り気でなかった。

でも亜花里は『修悟ちゃんが行かないなら私が行きます』と勝手に行ってしまう。

 

島田はしかたなくエンジェルカーを運転して、三井の家を目指した。

車内は和子、亜花里、訪問看護師の寺本(志尊淳)の笑顔が咲き、まるでピクニックに行くようだ。

 

家の前に着くと、時恵が待っていた。

やはり三井が勝手に依頼したようで、時恵は開口一番『ご迷惑をおかけしてすいません』と和子たちに謝った。

 

三井は肺がんで、時恵はこれ以上聖哉のことを思い出させて悲しい思いをさせたくないと思っていた。

 

そこに笑顔の三井が出てきて、家の中に招き入れる。

三井の最後の願いは『秩父34ヶ所の観音様の札所を、島田と時恵と3人で回りたい』というものだった。

 

時恵は反対するが、和子たちの説得もあり、三井の願いを叶えることに。

一行は車に乗り、秩父に向かった。

 

巡礼する島田たち

一番札所から順に回っていく三井たち。

この場所は、三井の妻の病気がわかったときに一緒に回った思い出の場所だった。

 

4番札所で、時恵はある像に吸い寄せられる。

それは江戸時代の商人がやっと授かった子どもと妻を亡くし、その供養のために建てた観音様だった。

 

それを聞いた時恵は何も言わずに立ち去ってしまう…。

 

島田に対する誤解

事件当時、島田たちは官舎に住んでいて、島田が反社会勢力と仲がいいのでは…と噂が立っていた。

時恵は、聖哉が気にしているから今日はちゃんと野球の試合に行って話をしてほしいと頼んだ。

 

そこで島田は聖哉の試合を見に行き、その帰りにハンバーグを食べさせた。

反社会勢力を取り締まるには、情報を得るために仲良くしなければならないこともある』

と島田が話すと、聖哉は納得してくれた。

 

本当は違うならそれでいいじゃない。気にしなくていいよ。

お母さんにもちゃんと話してよ』

 

でもその直後に聖哉は亡くなり、時恵は誤解したまま…。

『聖哉はあなたの仲間に殺されたのよ』と、泣きながら島田を責めた。

 

寺本が抱えているもの

その夜、みんなは旅館に泊まり、一緒にご飯を食べた。

三井はご機嫌で、亡くなった妻も聖哉も一緒に歩いていただろうと言った。

 

すると寺本が、自分の父も亡くなっていると話し出した。

実は寺本の父は、寺本が物心つく前に自殺していたのだ。

 

寺本の母はそのことを寺本に隠していて、寺本はそれを知っていることを母に隠している。

みんな、人知れず何か抱えているのだ。

 

 

その夜、時恵が部屋の電気を消そうとすると、『聖哉のことは俺に任せろ』と三井が言う。

でも自分が死んだら、時恵はひとりぼっちになってしまう。

それが三井は心配だった。

 

どうだ、修悟くんと…

三井が言う言葉を時恵が遮る。

そこに寺本がやってきて、『ここは自分に任せて、島田さんと話してみるのはどうでしょう』と提案する。

 

時恵!お願いだ!もう1度、修悟くんと話し合ってみてくれ

 

三井は時恵の手を取り必死に頼むが、時恵は部屋を出て行ってしまう。

 

でも偶然そこに島田、亜花里が鉢合わせ。

島田、亜花里、時恵、寺本、和子の5人で話し合うことになった。

島田を許せない時恵

誤解なんです、島田さんは悪いことなんてしてません。

あんな記事が出たのは私のせいで…』

 

亜花里は時恵に説明しようとするが、

『関係ないわ』と時恵は首をふる。

 

時恵は亜花里のことを、島田の母や高津川元刑事から聞いていて知っていた。

 

そうだ、亜花里は関係ない』

島田はヤクザを仲間だと思ったことは1度もないし、犯罪者を見過ごすことができなかったと語る。

 

それを聞き、時恵は『そうね』と泣き笑いする。

時恵だって、島田が間違ったことはしていないのはわかっている。

聖哉が亡くなったのもしかたないことだと、頭ではわかっている。

 

でも、…ダメなの。私はあなたを許すことができない。

どうしても憎んでしまうの。憎いのよ、あなたが……

 

島田さんだって、自分を許していません

耐えきれず泣き出してしまう時恵に、亜花里は話しかける。

 

『この前、爆弾を作った人がいたんです。

爆弾は爆発しなかったけど、島田さん、その人と一緒に死のうとしたんです。

私じゃダメなんです。それを止められるのは時恵さんしかいないんです!

それもダメですか?関係ないんですか?』

 

でも時恵は亜花里の手を振りほどき、去っていった。

 

島田の慟哭

翌朝、島田が三井に声をかけると、三井は島田のことも、ここがどこなのかもわかっていなかった。

 

そこに時恵が現れ、三井を連れて行く。

三井は時恵のこともわからなくなっていて、島田は話を否定せず合わせるようにと言われ、戸惑った。

 

札所をまわりながら、島田は聖哉のことを思い出す。

見ると、時恵も野球部の男の子たちを見て、聖哉のことを考えているようだった。

 

何度も何度も思い出して、ようやく聖哉が亡くなる前に言っていた言葉を思い出した島田は、長いことお地蔵様を見つめていた。

そして近くで同じようにお地蔵様を見ていた時恵に語り出す。

 

聖哉が言っていた。“お母さんのこと、悲しませないで”って。

それが聖哉の最後の願いになってしまった。

 

相手は俺が情報屋に使ってる奴だった。だからほっとけなかったのも確かだ。

だけど俺は聖哉に、警官らしいところを見せたかったんだ。

父親としていいところを見せたかったんだ。

 

だから追ったんだ。

…だから、聖哉を守れなかった…。

 

すまない、聖哉。お前の願いも約束も、俺は果たせていない。

すまない聖哉…』

 

島田はお地蔵様の前に座り込むと、むせび泣いた。

 

守ってあげたい

その帰り道、和子は三井に好きな歌を尋ねた。

すると三井は『あなたの好きな歌でよろしいですよ』と時恵に言った。

 

時恵さんはユーミンが好きなんですよね?

亜花里が言うと、時恵は『どうして?』と驚く。

 

『ニシシシシ』

亜花里は隣で運転している島田の顔を覗き込むと『守ってあげたい』を検索し、歌い出す。

それは亜花里が初めて島田に会ったとき、リクエストされた曲だった。

 

寄り添う2人

それからしばらくして、三井は亡くなった。

お葬式を終えた島田と時恵は寄り添い、外の景色を眺めた。

 

その様子を寺本と亜花里は嬉しそうに見守った。

 

そんな中、病院に救急車が走ってくる。

運ばれてきたのは、なんと和子だった…

 

〜最終回につづく〜

 

『天使にリクエストを』4の感想

何度も何度も思い出される事件の記憶。

それがみんなで札所を回るうちに、辛い記憶だけじゃなく、聖哉と時恵、3人で過ごした幸せだった日々が垣間見えてくる。

 

失った衝撃が大きすぎて、悲しみだけが溢れて忘れてしまってたんだろうな。

聖哉くんが何を望んでいたかって。

 

悲しいことにそれが彼の最後の願いになってしまったけど、

『お母さんを悲しませないで』と約束をしたのに守れなかったと、島田が号泣できてよかった。

今まで溜め込んできたものをすべてさらけ出して、

どんなにか今まで苦しんできたのか、

辛かったのは自分だけじゃないということが時恵に伝わってよかった。

 

まさかお父さんの願いどおり、時恵と島田がやり直すことになるとは思わなかったけど、

みんなの願いがもう1度繋いでくれた愛だから、幸せになってほしいなと思いました。

 

でも和子が救急車で運ばれてきて、心配ですね。

最後はやっぱり和子の願いなのか…。

 

今更ながら、天使にリクエストをって、最後の願いをリクエストするだけじゃなく、歌のリクエストでもあるんですね。

なんかいつも聞き方が唐突だなーと思いつつも、今回は誰のどんな思い出の曲だろうと楽しみです。

 

まさか亜花里と出会ったときにリクエストした曲が、時恵さんの好きだった曲だなんて。

意外に愛妻家な島田の面が見えて、驚きでした。

 

それに今まで知らない曲だったけど、初めて知ってる曲が出てきて嬉しかったです。

『守ってあげたい』

好きでよく口ずさんでましたね〜。

誰かを無条件で守りたい。私、この人のことが好きだわーと、それだけで温かくて優しい気持ちになる。

ひさしぶりに聴けて、その時の気持ちを思い出しました。

 

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。

 

 

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