『ナイト・ドクター』10話ネタバレと感想│台風で病院が停電!?美月たちは、どんな患者も受け入れるという理念を貫くことはできるのか…!?

にこ

今回は、2021年9月6日放送『ナイト・ドクター』10話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

 

───どんな患者も受け入れる。

それが美月(波瑠)の信念だった。

しかしこの夜、立て続けに命を救うことができず、美月は涙を流す…。

そんな中、美月が休みの日に、

雷雨で病院の周囲が大規模な停電になる非常事態が発生!

このピンチを、若きナイトドクターたちはどう切り抜けるのか…!?

 

それではさっそく、10話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『ナイト・ドクター』10話のネタバレあらすじ

ある夜。

美月(波留)は救命士の星崎(泉澤祐希)から、胸部大動脈解離の疑いがある男性の収容依頼をうける。

 

受け入れ先が見つからず、発症から2時間以上経過していて、なんとか受け入れてほしいと星崎は訴えるが、本郷(沢村一樹)は美月に『断れ』と命じる。

 

『でも…、この病院はどんな患者も受け入れるはずじゃ』

ショックを受けながらも美月は反論するが、

星崎がいる場所からでは患者はもたない。

搬送中に亡くなってしまうと本郷は言う。

 

美月は断腸の思いで受け入れを断り、もう1度、近隣の緊急手術に対応できる病院に頼んで処置してもらってくださいと電話を切った。

 

いくらどんな患者を受け入れるといっても限界がある。

ここに運ばれても手遅れじゃ意味がない。

頭ではわかっていても、美月は気持ちが追いつかない…。

 

そんな中、高所から転落した女性の受け入れ要請が入る。

電話を受け取ったのは、美月。

すでに女性は予断を許さない状態で、深澤(岸優太)幸保(岡崎紗絵)は病院までもたないだろうと思う。

 

すると『15分以内に運べるのか?』と本郷がやってきて尋ねる。

救急隊員に確認を取ると『可能です』と答えたため、本郷は受け入れを許可。

 

ところが救急車は、3分遅れで到着。

『どうして遅れた!15分で運べと言ったろ!!』

と本郷は救急隊員に掴みかかる。

 

美月や成瀬(田中圭)たちが総出で処置にあたるも、女性は心停止。

必死に心臓マッサージを行う美月だったが、女性を救うことはできなかった…。

 

ひとりは受け入れられず、ひとりは受け入れても救えず…。

立て続けに患者さんを救うことができず、美月は幸保の腕の中で涙を流す。

 

── 理想はしょせん、夢物語なんだろうか?

 

停電発生!

ところがその夜。

美月が休日の日に事件が起きる!

 

強い勢力の台風が三浦半島付近に上陸し、関東はひどい雷雨に。

あさひ海浜病院一帯が大規模停電になったのだ!

 

オペ中の成瀬や本郷は、慌てる幸保たちを見て『騒ぐな。すぐに自家発電に切り替わる』と落ち着いたもの。

 

外来で幼い男の子の診察をしていた桜庭(北村匠海)は、持っていたペンライトで照らし、

『大丈夫だよ。先生がいるからね』

と励ます。

 

そんな中、看護師の舞子(野呂佳代)の指示で、

深澤たちは病院内の医療機器がちゃんと作動しているか、生命維持装置が無停電コンセントにつながっているかを確認して回る。

無停電コンセントなら、停電時でも数時間は送電されるのだ。

 

ようやく自家発電に切り替わり、安心する深澤だったが、闘いはこれから。

あさひ海浜病院の自家発電はもって3日。

いつ復旧するかわからない以上、電力を節約する必要がある。

 

本郷の指示で、深澤は医局やナースステーションで使われていない電化製品のコンセントを抜き、トイレなど必要のない場所の電気をすべて消すことに。

もちろんエレベーターは禁止。

『なにが節電隊長だよ。ただのパシリだろ』

深澤は文句を言いつつ、次々と電気を消していった。

 

ニュースでは今日中の復旧は難しいと言っている。

 

そんな中、自宅で人工呼吸器を使用している70代男性が、停電で吸引ができず、タン詰まりを起こしたという受け入れ要請が入る。

 

本郷は受け入れを許可し、『不安だろうな』と幸保に言う。

 

電気を使った医療機器が命綱になっている人たちは、今も真っ暗な自宅や病院で眠れない夜を過ごしているのだ。

 

そこに深澤が戻り、本郷は非情にも『ここに書いてある機器の電源をすべて落としてきてくれ』と頼む。

『頑張れ、節電隊長』

『なんで俺が~~~』

それでも頑張って深澤は階段を駆け上る。

 

ナイトレンジャー桜庭

一方、外来の桜庭は、男の子の傷にはった絆創膏に絵を描いて

『これを押せば、ナイトレンジャーになれるんだよ』

と言う。

でも『ダサッ』と言われ、大ショック(;´Д`)

 

その後も男の子に聴診器を使わせたりして男の子が不安にならないようについてあげていると、

傷の手当てを終えたお母さんが戻ってきて、

ぜんぜん怖くなかったよと男の子はひじに貼られた「NR」のマークを見せる。

 

『だってここを押すとね、ナイトレンジャーになれるんだって。

ママのことは僕が守る!』

 

笑顔でピースサインをして帰っていく男の子を、桜庭はダブルピースで見送った。チョキチョキ

 

次々と鳴るホットライン!

そんな中、ホットラインが鳴る。

他の病院から、停電で医療機器が使えなくて困っている患者5名を受け入れてほしいというのだ。

 

しかし、もうすでにベッドは満床で人手も足りない。

 

患者を受け入れるべきかどうか迷う幸保たちに、

『どうするかはおまえたちが決めろ』

と本郷は告げる。

今、抱えている患者の状況、稼働可能な機器の数、自分たちの能力、すべてを考慮した上で判断しろと…。

 

そのとき、美月のことを思い出した深澤は、

『自分は受け入れたいです』

と立ち上がる。

『どんな患者も受け入れるのがこの病院の…、僕たちの理念だと思うんで』

 

それを聞き、幸保も受け入れに賛同。

成瀬も、うちが受け入れを断れば、その患者は助からない。受け入れる以外の選択肢はないと判断。

その上でどうすれば受け入れられるか考えたいという。

 

しかし幸保が受け入れを許可した途端、またしてもホットラインが鳴る。

今度は別のクリニックから10名の透析患者を受け入れてほしいという。

 

そのとき、『受け入れましょう!』と休みのはずの美月が入ってきた。

『みなさん、力を貸してください』

 

美月の顔を見て、幸保はにっこり、

成瀬はにやっと笑い、患者を受け入れる。

 

美月はベッドをなるべく寄せてスペースを確保し、ストレッチャーと追加のベッドを用意するよう指示。

本郷も『今夜はまだまだ患者がくる』と、延長コードなどを準備させる。

 

覚悟を決めたナイトドクターと看護師たちは、各々の場所へ。

代休はしっかりと取るという美月に、本郷は初療室の仕切りを任せる。

 

病院内に次々と患者が運ばれ、美月は病状によって場所を分け、患者を連れていかせる。

ところがあっという間にベッドは満床に。

深澤の提案で、2階の廊下を使用することに。

 

そんな中、星崎が患者を連れてくる。

昨日、無理なお願いをしてしまったと美月に謝る星崎。

患者さんは亡くなり、星崎は搬送先を見つけられなかった自分の責任だと自分を責めていた。

 

そんな星崎に、本郷は別の病院からの患者を連れてきてほしいと頼む。

すぐに星崎は暴風雨の中に飛び出していった。

 

どんな患者も受け入れるために

幸保に頼まれ、外来にいた桜庭も加わり、全員で処置にあたるナイトドクターたち。

病院の中は見渡す限り患者さんでいっぱいだ。

それでも受け入れてほしいという患者さんが次々にやってくる。

 

そこで美月たちは、ロビーにベッドを並べることに。

美月が新たに15名の患者を受け入れると告げ、みんなはびっくり!

 

『すごい執念だな。

でも電力には限りがある。本当にこの人数をカバーできるのか?』

 

成瀬が不安を口にしたとき、

本郷に頼まれて星崎が電源車を病院の前に連れてきてくれた。

 

これでなんとかなる。

美月はお礼を言い、去っていこうとする星崎を呼び止めた。

 

『あの、昨夜の患者さんですが…、

ひとりで責任を背負いこまないでください。

やりきれない気持ちなのは、私も同じです』

 

すると『その悔しさを忘れるな』と本郷が現れた。

 

昨夜、患者を断った1軒目の病院の当直は、研修医で対応できるすべがなかった。

2軒目の病院は担当医師が1人だけで、他の患者のオペ中だった。

3軒目は、若い内科の医師が当直だった。

 

もし1番近くの病院に、

美月たちのような”ナイトドクターのチーム”がいれば、

あの患者さんは助かっていたかもしれない。

 

1分1秒の現場で本郷が目指しているのは、

いつ、どこで誰が倒れても患者を受け入れ、救うことができる医療体制。

そのためにナイトドクターを、どの病院にも いてあたり前のものにしたい。

 

『患者を救えず、悔しい想いをしたのなら、

そのぶん、なんとしてもおまえたちがナイトドクターとしての成功例になれ。

それが亡くなった人たちにできる俺たちの唯一の弔いだ』

 

『あとは頼んだぞ』

本郷は急にささやくような小声になり、

『助かったよ』

と星崎に感謝し、去っていく。

 

星崎は深々と本郷に向かって一礼した。

 

もう迷わない

そんな中、またしても人工呼吸器の患者さんの受け入れ要請が入る。

しかしもう人工呼吸器はない。

 

どうしたらいいか迷う深澤に、

美月は、電気が復旧するまでずっと手動で酸素を送り続けることを提案。

そうすれば受け入れられると伝える。

 

それを聞き、覚悟を決めた深澤は『受け入れます!』と答える。

 

朝が来た

そして夜が明け、朝がやってきた。

 

そこら中に葉っぱや枝が落ちまくり、電源車が病院の前に停まっているのを見て、出勤してきた救命救急センター長の嘉島(梶原善)は驚く。

 

コードをたどっていくと、ロビーの両側にベッドがずらりと並べられ、患者さんが寝ているのを見て嘉島はあ然!

『なんだこれは…』

 

そんな嘉島に、

『こちらの先生ですか?昨日はありがとうございました。本当に助かりました』

と患者さんの1人が頭を下げ、

『え!?ああ、まあ…』

と訳もわからず嘉島が答えると、患者さんたちから拍手が起こる。

 

『先生!ありがとう~!』

『ありがとうございます!』

と言われながら通路を歩いていく嘉島。

 

どこもかしこも患者だらけの状況を見て、

昼間の医師たちは『どんだけ受け入れたんだよ』と文句を言う。

 

そんな中、黙々と仕事を続ける美月たち。

 

『なんなんだ、おまえたち…』

文句を言いそうになる嘉島に駆け寄り、深澤は患者が多いのでこのまま手伝うという。

 

電気が復旧するまで、美月たちも残るというと、

『昼間の医者をなめるなよ。

これくらいお前らなんぞの手を借りずとも十分対応できる』

と嘉島はドヤ顔!

 

『今夜もここには変わらず患者がやってくる。

夜間専門のおまえたちは、さっさと休んでくれるかな?』

 

それを聞き、本郷も美月もふふっと笑って『はい』と答える。

 

心地よい疲れ

美月たちは昼間の医師たちに引き継ぎ、寮に帰宅。

 

美月はピザを温め、

成瀬は冷蔵庫からキンキンに冷えた缶ビールを出して飲み、

深澤は疲れてベッドに飛び込み、

桜庭は薬を飲み、

幸保はシャワーを浴びてスキンケアを忘れない。

 

受け入れたところで、救えない命はある。

でもその悔しさのぶんだけ、また救える命がある。

どんな患者も受け入れる。

その小さな日々の積み重ねで、日本の救急医療の未来は変わっていく。

 

その未来にまた少し近づけたと、

5人の誰もが思っていた。

 

はずだった。

 

突然の宣告

その夜。

電気は復旧したものの、嘉島たちが雑用を残したため、美月たちはその処理に追われていた。

 

そこに本郷が入ってきて衝撃的な事実を告げる。

柏桜会会長の麗子(真矢ミキ)から報告があり、

あさひ海浜病院のナイトドクターは、

今月をもって解散することに決まったのだ。

 

『解散…!?』

 

 

美月たちに、別れの時が迫っていた──。

 

~最終回につづく!~

 

 

『ナイト・ドクター』10話の感想

今回は立て続けに患者さんの命を救えず、美月が涙するところから始まり、

台風が起きてできることが限られている中、それぞれが判断してできることをしている姿に成長を感じました。

 

でもなぜか深澤だけはパシリだったけど、けど誰かがやらないといけないことだもんね。

またそれを頼む本郷先生が顔も見ずにリストを渡してくるからひどい。

かなりのサディストやわ~。

 

電気が使えないということはそれだけで心細くて不安で不便極まりないのに(東日本大震災で思い知った)、

自分のことで必死で、病院が大変なことになってるなんて考えもしなかったな。。

当時もきっとこういうことが起きていたのかもしれない。

そんな中、受け入れてくれる病院があるというのはなんと有り難いことだろう。

 

患者さんたちがなぜか美月たちじゃなく、白衣を着ていない嘉島たちに感謝しているのがなんだかおかしく…。

でもそのせいもあって引継ぎがスムーズに行われてよかったな。

こうして昼夜の連携もできてきたところで、まさかのナイトドクター解散宣言。

 

あれだけ熱く、おまえたちがナイトドクターの成功例になれと言っていたのに。

あのときには本郷先生は解散することを知っていたんだと思うと切ない。

いったいどんな気持ちで『おまえたちの判断に任せる』と深澤や幸保たちに選択をゆだねていたのか。

本郷先生がちょっと泣きそうになっているように見えたのは、見間違いじゃなかったのかもしれない。

 

そして出た!ナイトレンジャー。

5人だから、ナイトレンジャーなのかな?

白のばんそうこうに描いたにしてはカッコよすぎるNRのマーク。

桜庭の前では『ダサッ』と言ってた男の子だけど、お母さんの前では素直にこれを押すとナイトレンジャーになれるんだよって興奮していて可愛かった。

ピースして、ダブルピースで返して。

なんかそういう記憶って、大きくなってもずっとおぼろげに覚えているような気がする。

自分を助けてくれたお兄さんがいたなって。

 

これから美月たちは別々の場所で、ここで培ったことを広めていくのかな。

その理念が少しでも周りに伝わっていけば、あちこちにナイトドクターのチームができるのかもしれない。

 

でも何が寂しいって、もうあの寮から出てかなきゃなんないってことだよね。それは寂しい!

今回も深澤が作ってたネギたっぷり豚丼が美味しそうでした。飯テロだ~!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(꒪ˊ꒳ˋ꒪)

またの~。

 

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