『うきわ』1話ネタバレと感想│二葉さんと麻衣子、ふたりのふわふわした感じに癒される~。愛宕さんもいい感じ!

にこ

今回は、2021年8月9日放送『うきわ─友達以上、不倫未満─』1話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

夫・たっくん(大東駿介)の仕事の都合で、広島から上京してきた麻衣子(門脇麦)。

 

しかし多忙なたっくんは帰りが遅く、帰りの早い二葉さん(森山直太朗)とよく顔を合わせるように…。

 

そんな中、2組の夫婦の秘密が次第に浮き彫りになっていく…。

それではさっそく、1話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『うきわ』1話のネタバレあらすじ

夫・たっくん(大東駿介)の転勤で、広島から上京した麻衣子(門脇麦)

社宅の隣室に住む夫の上司・二葉一(森山直太朗)と妻の聖(西田尚美)に温かく迎えられ、東京での新生活をスタートさせる。

 

麻衣子は結婚して約2年。

新婚ほやほやというわけではないけれど、まだ初々しさも残る、1番いい頃。

それに対し、二葉家はもうそんなのはとっくに通り越した落ち着いた関係だった。

 

大学でラグビーをやっていたたっくんは、さっそく部屋の棚に盾を飾る。

麻衣子はその隣に結婚式の記念品の時計と何かを飾ろうとするが、たっくんが捨ててしまったのか見当たらなかった。

 

奇妙な交流

翌朝。

二葉さんは、聖のぶんと2人分のコーヒーを淹れた。

でも聖は『飲みたいけど急いでるから』とバタバタと出勤していく。

 

二葉さんが出勤するため外に出ると、麻衣子が外廊下をほうきではいていた。

 

『おはようございます』

 

でもなぜか麻衣子は二葉さんのことをじーーっと見ている。

昨日もらったお菓子のことかと思い、二葉さんは『美味しかったですよ』と言う。

けど違ったらしい。愛想笑いを浮かべ、麻衣子は二葉さんの肩あたりをじっと見ている。

 

『あの~っ』

麻衣子はタタタッと二葉さんの肩についたゴミを取ると、元の位置に戻った。

『すいません、風で飛んじゃったみたいで』

『ああ。すいません』

『じゃあ、、いってらっしゃいませ』

『じゃあ、、、いってまいります』

 

こんな感じで麻衣子と二葉さんの奇妙な交流が始まった。

 

東京での新生活

出勤1日目。

たっくんは、大学時代に一緒だった福田歩(蓮佛美沙子)と再会し、驚く。

 

親しそうに話す2人を見て、愛宕梨沙(小西桜子)は興味津々!

定食屋で昼食を食べていた二葉さんに、

『あの2人は知り合いみたいなんですけど、浅くない感じでした』

と報告する。

 

『愛宕(あたご)さん。。なんかエスパーみたいだね』

二葉さんが返事をすると、

『はい、エスパーなんで』

と愛宕さんはにっこり。

 

『でも、よくそんな鈍感で結婚できましたよね~。あ、だからいいのか』

 

そう言うと、愛宕さんはワンタンメンを注文した。

 

愛を維持する秘訣

一方、聖の会社では、同僚の既婚女性がはちきれんばかりに膨らんだお腹を見せびらかすように座っていた。

もうすぐ赤ちゃんが生まれるのだ。

 

『いいな~、結婚』と、後輩にうらやましがられ、

『よくない、よくない。こっちの負担が増えるだけ』と女性は答える。

 

『二葉さんはどうですか?』

いきなり話を振られた聖は、びっくりだ。

『うーん、悪いもんじゃないけど、うちは収入も半々だし、楽だよ』

 

すると『ここは、特別なの』と女性。

 

女性は大きなお腹をさすり、

『普通は間になにかを挟まないと関係が難しくなってくるけど、

ここは2人の間にしっかりとした”絆”があるから』

と特別感たっぷりにささやく。

 

『え~!?愛を維持する秘訣は!?』

後輩たちに聞かれ、

『1週間に1度は、2人でゆっくり食事をするとか?』

と聖は話を合わせた。

 

もしものときは

その頃、麻衣子は引っ越しのダンボールを片付け、広島の友人に電話していた。

渋谷まで30分の場所といっても、ベランダから見る景色は広島とそう変わらない。

 

そのとき、麻衣子の目に、

「緊急時にはこの壁を突きやぶって隣へお逃げください。」

という1文が目に入った。

 

この壁1枚超えた先には、二葉さんの家があるのだ。

 

その後、麻衣子は買い物帰りに、二葉さんと社宅の前でバッタリ出会う。

せっかく張り切って食材を買い込んだものの、

夫はさっそく今夜、部署のみんなと飲むという。

 

それを聞き、同じ部署の上司である二葉さんは『え!?』

怪訝な顔で見つめる麻衣子に気づき、

『そうなんですね』と慌てて話を繕う。

 

2人はなかなか鍵が見つからず、あちこち探り、同じようなタイミングで部屋の中に入っていった。

 

秘密の飲み会

その頃、たっくんは愛宕さんに誘われ、福田さんと3人で飲んでいた。

 

福田さんは、大学時代のラグビー部の後輩だった。

会うのは大学を卒業して以来。

そしたらいつの間にか結婚しちゃってた、と福田さんはちょっと拗ねたように言う。

 

『幸せそうで何よりです』

『う~~~ん、幸せねぇ』

含みのあるたっくんの物言いに、

『まるで幸せじゃないみたいですね』

と愛宕さんはツッコむ。

 

『ほら、結婚って”生活”だから』

『なに贅沢なこと言ってるんですか』

『失ってから気づくタイプですよね』

 

『こわっ!ちょっとやめてよ~』

 

お隣さんの気配

そうしてたっくんが笑っている頃、麻衣子は夕飯につくったカレイの煮つけをタッパーにしまっていた。

 

麻衣子がストレッチしていると、

「まだまだ帰れそうにない」と、たっくんからメッセージが届いた。

 

しかたなくベッドに寝転ぶと、隣の部屋の音がけっこう聞こえて、麻衣子はゲッ!

トイレから出た二葉さんは、タバコを持ってベランダで吸い始めた。

 

息苦しい

翌朝、二葉さんがゴミを捨てにいくと、パジャマ姿の麻衣子がいた。

まさかこんな朝早くに誰かに会うと思っていなかった麻衣子は、ひゃっと後ろを向いて顔を隠し、二葉さんの後ろを歩いていく。

 

二葉家では家事はほとんど聖がやっているので、ゴミ出しぐらいは自分がやらないとと二葉さんはやっているようだ。

 

聖が仕事をしていることを知った麻衣子は『なんかかっこいいですね』という。

 

『そうですね…。かっこいいですよね』

 

そのとき、二葉さんはまるで水の中にいるみたいに少し息苦しくなった。

 

麻衣子は昨日つくった煮つけを朝食に出した。

でもたっくんは飲み過ぎたらしく、ひと口も食べずに箸を置く。

 

『昨日、どうだった?みんなはじめましての人なんでしょ?』

麦茶をいれながら麻衣子がたずねると、

『う、うん』

と、知り合いがいたことをたっくんは隠す。

 

『やっぱ本社だね。女性社員が多い。タフですごいよ』

『へぇ~』

 

たっくんの言葉に、麻衣子の胸は少し息苦しくなった。

 

居場所

広告を見て、麻衣子は特売のお肉を買いにいった。

そこで偶然、聖と出会う。

今日は週に1度、聖がごはんを作る日なのだ。

 

『そういえば、旦那さん。仕事をしている聖さんのこと、カッコいいって言ってました』

 

麻衣子が言うと、

『え~?あの人が~?』

と聖は驚く。

 

麻衣子は上京するときに仕事をやめ、専業主婦になった。

誰かに何かを言われたわけじゃないけど、なんかちょっと居心地が悪くて…。

 

すると『パートでも始めたら?』と聖は提案。

給料が安くてつらいことも多いけど、仕事を続けていてよかったと聖は思っていた。

 

『居場所がひとつじゃないほうがいいと思うの。

なんていうか、そのほうが息がしやすいと思うから』

 

それぞれの食卓

二葉さんが家に帰ると、聖は急に仕事が入ったらしく、家にいなかった。

 

テーブルに用意されていたおかずをタッパーから出すこともなく、二葉さんはそのまま食べ始める。

 

静かな食卓…。

 

一方、麻衣子はたっくんと食事中。

と言っても会話はなく、たっくんはテレビを見てニヤニヤしながら食べているだけだった。

 

麻衣子がパートしてもいいか尋ねると、

『まあ、いいんじゃない?麻衣子がしたいこと、応援してるよ』

と、たっくん。

 

クリーニング屋の仕事

さっそく麻衣子は、クリーニング屋でパートを始めた。

 

クリーニング屋さんの匂いが大好きな麻衣子は、うーんと腕を広げ、深く息を吸い込む。

そこに店員の佐々木誠(髙橋文哉)がやってきて、一から仕事を教えてくれた。

 

意外に物覚えのいい麻衣子に、佐々木くんは驚く。

麻衣子は、人に絶賛されるようなこともなければ、怒られるようなこともない。

可もなく不可もない系だった。

 

隠し事

その頃、会社で仕事をしていたたっくんは、デスクに差し入れのコーヒーが置いてあることに気づく。

 

コーヒーの裏面には、

「中山先輩

私にできることがあれば、いつでも言ってくださいね!」

と福田さんからのメッセージが貼られていた。

 

たっくんはキョロキョロ辺りを見回すとそれをポケットにしまい、持ち帰った。

 

家につくと、麻衣子はパート初日で疲れたため、スーパーのお惣菜を皿に盛りつけ、ごまかそうとしていた。

 

でもたっくんに見つかってしまい、バレたか…としょぼーん。

『ねえ、次のお休み、お出かけしない?』

麻衣子は勢いよく寝室のドアを開けた。

 

するとたっくんは慌てて、何かを隠し、変なかっこうで壁にへばりつく。

『何それ…』

麻衣子はじっとぉ~と疑いのまなこでたっくんを見つめるが、

なんとか福田さんからもらったメッセージは見られずにすんだ。

 

我慢は体に毒

もうすぐ二葉家は、結婚記念日。

その前日に、聖が陶芸教室に行くことが二葉さんは気になっていた。

 

聖が自分でつくったペアカップにビールを注ごうとすると、

二葉さんは『俺は缶でいいや』と断る。

 

聖はなにを話すでもなく、何度もは~とため息をついた。

 

翌日。

二葉さんと愛宕さんがいつもの定食屋で昼食を食べていると、

『増えてますよ、白髪』

と愛宕さん。

 

『ちょっとは気を遣ってよ~。気にしてるんだから』

二葉さんが言うと、

『私は気を遣わせないように、気を遣ってるんです』

と愛宕さん。

『……ん??』

その考え方は、二葉さんには理解不能だった。

 

すると社員の噂に詳しい愛宕さんは、そういえば〇〇さん、離婚調停中らしいですよと話し出す。

こうやって課長と話したくないけど話題をつくって話していることも、愛宕さん的には気遣いのひとつらしい。

 

『それ、自分で言っちゃぁおしまいでしょ』

『鈍感だからです』

『いや、実はけっこう敏感なんだよ』

『ふ~ん。だからですね』

愛宕さんはまた二葉さんの白髪を見つめて言った。

 

『我慢しすぎは、体に毒ですよ。

感情を出さないのは思いやりなのかもしれないけど、保身でもあるんです。

思いやってるようで、実は自分のためなんですよ』

 

二葉さんが黙り込むと、ちょっと言い過ぎたと思ったのか、愛宕さんは自分が頼んだ切り昆布の煮物を差し出す。

 

『あ、これ幸せになるらしいですよ~。よろこんぶ~的な?』

 

二葉家の秘密

その夜。

聖はもう「CLOSE」の看板が出ている陶芸教室を訪れた。

扉をノックし、髪の毛を直して恋をしている女性の顔になる聖。

 

中から講師の田宮悠(田中樹)が現れると、

『ごめんね、遅くなっちゃって』

と聖は微笑み、田宮に肩を抱かれて中に入った。

 

そんな妻の姿を、二葉さんは車の中からじっと見つめていた…。

 

ベランダの交流

その頃、麻衣子は夕食の支度をしていた。

でもたっくんから残業で遅くなると連絡があり、麻衣子は作るのをやめ、夜のベランダに出た。

 

すると壁1枚隔てた向こうから

『あ、いつもお世話になっております。二葉です』

と二葉さんの声がした。

麻衣子はびっくりして、

『あ!こちらこそ、お世話になってます』

と、壁に向かってお辞儀した。

 

でもそれは、二葉さんが取引先に電話している声だった。

 

恥ずかしくなった麻衣子が部屋に戻ろうとすると、

『中山さん、ごめんなさいね』

と二葉さんが壁越しに話しかけてきた。

 

二葉さんによると、たっくんは来て早々、大きな仕事を任され、それでいつも帰りが遅いという。

それを聞いて麻衣子はホッとする。

 

『二葉さんは毎日帰りが早いですよね~。奥さんがうらやましいです』

 

麻衣子が言うと、二葉さんは暗い表情になり、

『どうでしょう?』と夜空を見上げ、微笑んだ。

 

でも本当は、たっくんは福田さんと会っていた。

なんとなく別れがたくなった2人はもう1軒、飲みにいくことにした。

 

たわいない話

お互いの表情が見えないのがいいのか、

夜風の心地よさがそうさせたのか、

麻衣子と二葉さんはそのまま、しばらく話をした。

 

今日食べた夕食のこと。

コンビニのからあげに新しい味が出たこと。

ちなみに2人の好みは「レッド派」。

『たまに浮気もしますけどね~』と麻衣子が言うと、急に二葉さんが慌てだした。

 

なにかが麻衣子の家にお邪魔したらしい。

それはクモだった。

 

『え~!?クモ!?』

 

二葉さんの格闘の結果、クモは下のベランダのほうへ移動したようだ。

 

麻衣子が下を覗くと、同じように下を覗いていた二葉さんと目が合い、

2人は笑って『こんばんは』と挨拶を交わした。

 

うきわ

翌朝。

いつものようにたっくんは麻衣子の頬にキスをして出勤した。

 

一方、二葉さんは、聖が慌てて出勤していった後、テーブルに置かれた木の小箱に気づく。

 

── 結婚18周年に

 

中には夫婦茶碗が入っていて、

二葉さんはそれを取り出し、壊したい衝動に駆られる。

 

そのとき、

『忘れ物してる!』

と、麻衣子がベランダから叫ぶ声がして、二葉さんは思いとどまる。

 

慌てて玄関に向かって走り出した麻衣子は、床に置きっぱなしになっていたダンベルにつまずき、転ぶ。

 

トゥルルル。

たっくんの携帯にメッセージが届き、麻衣子は手に取った。

 

『車修理110番?』

 

すると「昨日はありがとうございました!」というメッセージに続き、

「今日もうちに来ますか?」

というメッセージが届き、麻衣子は息ができなくなる。

 

 

まるで海で溺れて、苦しくて息ができないような…。

 

 

そこに黄色いうきわが投げ込まれた。

 

 

~2話につづく~

 

 

『うきわ』1話の感想

麻衣子も二葉さんもいい人!

全体を通してふわふわと掴みどころのない浮遊感が漂っているのがいいですね。

まるで映画を観てるみたい。

 

でも初っ端から二葉さんの奥さんは浮気してて、二葉さんはそれに気づかないフリをしているし、

麻衣子は麻衣子で夫の浮気に気づいてしまう!

 

いつもは温和な二葉さんが見せる激しい一面に、なんだかひきつけられるわ〜。

 

そしていつも夫の前ではため息ばかりついてる聖さんが、浮気相手の前では恥じらう乙女のような表情を見せる。

うまい!うまいね〜西田尚美さん。

あれは嫉妬しますね〜。俺はいったいなんなんだ、と。

しかもそれを結婚18周年のプレゼントにするなんて。

無神経なのかなんなのか…。

 

けどこの生活感あふれる社宅の感じ、好きだな〜。

渋谷から電車で30分離れるだけで、ほんと自然も多くてのどかですよね。

私が住んでたところもそうでした。

 

それから薄い仕切り1枚隔てた二葉さんと麻衣子のベランダでの交流もよかった。

顔が見えないから話しやすいんでしょうね〜。

クモさんが乱入して、実はこんな近くにいたんだってお互いに気づくところがよかったです。

 

愛宕さんのキャラも、ズカズカしてるようで気を遣ってるのか、独特の空気感で面白いですね。

身近にいたら大変そうですが…(;^ω^)

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました♪

またの〜。

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