『そのご縁、お届けします』4話ネタバレと感想│おばさんだって、おばあさんだって女なのよ

にこ

今回は、2020年11月24日放送『そのご縁、お届けします』第4話【隣人編】のネタバレあらすじと感想をまとめました。

4人の子供を育てる浜野奈美恵(ともさかりえ)は、今日も育児に家事に大わらわ。

 

つい、子供たちを叱る声も大きくなってしまい、隣人の松本(浅野和之)に注意されてしまう…。

 

そんな中、奈美恵がフリマアプリに出品した新品の口紅がきっかけで、隣家とのご縁が動き出し…⁉

それではさっそく、4話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『そのご縁、お届けします』4話【隣人編】のネタバレあらすじ

チーン。

三田(塚地武雅)は店の片隅の棚に置いたおりんを鳴らすと、陸(飯豊まりえ)のほうをジロリ。

すると陸も、しかめっ面で三田をにらみ返し、配達に出発。

 

『今年も墓参り、1人ですいません。思春期からこじれっぱなしです。親子丼の作り方もまったく覚えてくれません』

 

三田はぼやくと、陸の心に両親の記憶がないことを嘆いた。

どうしたら思い出してくれるのだろうか…、あんなに愛されていたということを。

 

家事に育児に忙しい奈美恵

今回、陸がご縁を運ぶのは、4人の子供を育てる浜野奈美恵(ともさかりえ)

休日ともなれば、狭い団地の部屋の中は子どもたちのおもちゃで溢れかえり、夫の泰司(宇野祥平)はリビングで寝ているだけ。

 

『もう、ケンカしないよ!叩かない!おやつなしにするよ!』

奈美恵がベランダで洗濯物を干しながら大声を出すと、

『少し静かにしてもらえませんか?』と隣に住む松本亮二(浅野和之)がベランダに出てきた。

 

『すいません、すぐに静かにさせますから…』

奈美恵が謝ると、

あなたのことです』と松本は言い、窓をピシャリと閉めてしまった。

 

隣人・松本の謎

奈美恵が同じ団地に住むママ友の水沢佑美(西尾まり)に相談すると、佑美も下で子どもを遊ばせてたら注意されたという。

昔は奥さんらしき人を見かけたが、ここ何年かは見てないし、『きっと奥さんに逃げられたんだよ』と佑美は悪口を言った。

 

そんな中、奈美恵はせっせとメルカリで送る商品の発送作業を進めていた。

雑誌の付録の化粧品とかでも結構買ってくれる人がいるのだ。

 

化粧なんて忙しくてできないし、新品で捨てるのはもったいない。

使ってくれる人がいるなら譲った方が気も楽だ。

 

そこに陸がメルカリ便のお預かりにやってきた。

荷物を受け取った陸は『…こんな偶然あるんですね』と呟く。

今日も陸はここに来る前に、10円ガムで「あたり」を引いていた。

 

『え!?』

『お預かりします』

去っていく陸を見て、奈美恵は『ん?』と首をひねった。

 

すごい偶然!

翌日、奈美恵が郵便受けを確認していると、

陸が昨日渡したメルカリ便を持ってやってきた。

なんとお隣さんに配達にきたというのだ。

 

奈美恵が驚いていると、ちょうど買い物から松本が帰ってきた。

奈美恵は挨拶すると、思い切って『それ、出品したの私なんです』と声をかけた。

『すごい偶然ですね!まさかお隣さんとお取引してたなんて』

 

でも松本は『そうですね…』とだけ言い、さっさと行ってしまった。

狭い世の中

翌日、子どもたちを遊ばせながら奈美恵が昨日のことを佑美に話すと、

『世の中、狭ッ』と佑美はびっくり。

 

隣の部屋に住んでいるといってもつき合いはなく、これがいいきっかけになればと思ったのだが…。

 

奈美恵は少しでも自分たちのことを知ってもらえれば、子どもたちが騒いでいる声も気にならなくなるのでは…と思ったのだ。

 

しかも松本が買ったのは、口紅。

まさか松本は、偏屈なうえに女装趣味でもあるのだろうか?

 

松本からの手紙

その夜、夫の泰司が帰宅すると新聞受けに奈美恵宛ての封書が挟まっていた。

差出人は、隣人の松本だ。

手紙には『妻の葬儀に出席してもらえませんか?』と書かれていた。

 

奈美恵がどうしたらいいか相談すると、

泰司は『これからもちょくちょく顔を合わせるだろうし、行ってきたら?』と。

 

でもなんで私なんだろうと、奈美恵は呟いた。

 

松本の奥さんの葬儀

葬儀に出席した後、奈美恵は松本と2人で話した。

 

実は松本の奥さん(丘みつ子)は3年前から寝たきりで、松本が面倒を見ていた。

団地では隣の声は、窓を閉めても筒抜けだ。

うるさいと奥さんがよく眠れないんじゃないかと思い、

松本は奈美恵に注意してしまったのだ…。

 

でも子どもが騒ぐのも、それを母親が叱るのも当然のこと。

『私に余裕がなかったんです』と松本は謝った。

 

奥さんは、ずいぶん前からもう長くはないだろうと言われていた。

でも寝たきりの奥さんの代わりに家事をするようになった松本は、奥さんが驚くほどきれいにりんごの皮がむけるようになった。

洗濯も料理もできるようになった。

 

『なんにもできないまんまだったら、死ねないもんね』

奥さんはりんごを食べながら、うふふと笑った。

 

彼女は生前、赤い口紅が好きだった。

結婚前、デートの時に真っ赤な口紅をつけて現れたみよちゃん。

 

年を取ってからも、2人は同じ喫茶店で待ち合わせをした。

チリリン、ドアベルを鳴らして奥さんが軽やかに松本の前に座る。

 

『またそんな派手な格好して』

『いいじゃない。唇が赤いだけで、妻のご機嫌がいいんだから』

 

『いい年したおばさんがみっともないぞ』

松本がからかうと

おばさんだって女なのよ、うふふ』と奥さんは朗らかに笑った。

 

でも体を悪くしてからは好きな化粧もできず、

それで松本は口紅をプレゼントしようと思ったのだ。

病気で辛い奥さんが、少しでも気分よくいられるようにと…。

 

けどさすがに買いに行くのは恥ずかしくて、メルカリで購入したというわけだ。

 

それが奥さんに贈る最後のプレゼントになってしまったが、

女性というのは不思議なもので、口紅を塗るだけで表情が生き生きとしてくる。

 

『…どう?』

『うん、いいんじゃないかな?』

 

『うーん、もう少し褒めてくれたっていいじゃない。

唇が赤いだけで気分がウキウキするわね』

 

明るい表情で鏡の中の自分を見つめる奥さんを見て、

『似合うよ、とっても』と松本は言った。

 

それから奥さんは毎日楽しそうに化粧をするようになり、

松本はそんなに毎日したら大変なんじゃないかと奥さんに言った。

 

すると奥さんは、奈美恵が口紅に添えたメッセージカードを見せた。

 

真っ赤な口紅は、女性に生まれた特権ですよね。

 

この口紅が

 

あなたの唇と

 

あなたの毎日を

 

色鮮やかに彩りますように…

 

 

『…どう?素敵でしょ?

これを見て思ったの。生きてる限り、女を楽しまなくちゃねって。

おばあさんだって、女なのよ』

 

そう言って、奥さんは真っ赤な唇で微笑んだ。

 

ありがとう

『よろしかったら顔を見ていただけませんか?』

 

松本が棺を開けると、奥さんは綺麗に化粧をほどこされ、真っ赤な口紅がとても綺麗だった。

 

『あの口紅をプレゼントしてから、また明るい家内が戻ってきました。

…あなたのおかげで、またあの笑顔を見ることができました。

本当に、ありがとうございました』

 

頭を下げる松本を見て、奈美恵はただ頷いて、頭を下げることしかできなかった。

 

宝物発見!

一方、三田は自宅で「史郎の秘宝」と書かれた段ボールを探していた。

でもなかなか見つからず、代わりに見つけたのは「史郎の秘宝2」。

 

三田が中を見てみると、古い手紙が入っていた。

昔の恋やら、別れの手紙やら、昔から三田は野菜のことばかり考えていたようだ。

 

すると三田はその中に「八百吉へ」と書かれた袋を発見!

中には、陸の家族写真 with 八百吉が入っていた。

 

『陸…、違うお宝見つけちゃった!』

三田は急いで表に走るが、陸はいない。

 

『もう、間が悪い子!』

三田はため息をついた。

 

ご縁

それから奈美恵は、松本に子どもたちの面倒を見てもらうようになった。

まるで孫ができたようで、松本もとても嬉しそうだ。

 

『おじいちゃんの言うこと、よく聞いてね。じゃあ、PTAに行ってきます』

 

その途中、奈美恵は仕事中の陸とすれ違う。

『あ、こんにちは!』

陸は1人で颯爽と歩く奈美恵を見て不思議に思う。

 

でもすぐに事情を察した陸は微笑みながら歩いていく。

 

…縁というのは不思議なものだ。

 

この街のどこかで小さな奇跡を起こす。

 

 

その日、誰かが手放したものは、

 

明日、誰かの宝物になるかもしれない。

 

 

“ 縁を運ぶ ”

 

 

それが  この仕事だ。

 

~5話につづく~

 

 

『そのご縁、お届けします』4話の感想

今回もいいお話~!

まさか取引相手がお隣さんだなんて、そんなことあるんですね~!

陸は荷物を受け取ったときにそれがわかったのかな?

他人のことはわかるのに、自分のご縁には気づけない…。そんなものなのかもしれないなぁ。

 

でも陸の家族写真が残っててよかった~!

お父さんかお母さんかわからないけど、きっと、その写真に触れているわけで。

そこに、お父さんとお母さんの想いが残っていると思うんですよね。

だから陸の不思議な力で、両親に愛されてたってことが伝わるといいなぁと思いました。

 

そして、奥さん役の丘みつ子さんが本当に素敵な笑顔で、

うふふと笑うたび、そこにお花が咲くようでした。

元気のなかった奥さんが、大好きな口紅をすることで笑顔を取り戻してくれてよかった~(*´ω`*)

 

それに、そのご縁がそこで終わりじゃなくて、本当の家族のように気兼ねない関係として続いているようでよかった~。

見ていて、とっても心が温かくなりました。

ていうか、今、書きながら思い出して泣いてる…。

うちの県でも数週間遅れで放送されるから、多くの人が見てくれたらいいなぁと思います。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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