『私たちはどうかしている』3話あらすじと感想 │裏切り者はアイツ!七桜に心を開いていく椿の表情がヤバい

にこ

今回は、2020年8月26日放送『私たちはどうかしている』第3話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

母の無実を証明するため、光月庵に乗り込んだ七桜(浜辺美波)だが、その正体を女将の今日子(観月ありさ)に知られてしまう!

 

一方、椿(横浜流星)は、幼なじみの“さくら”=七桜が現れたら消えてもらうという。

 

はたして七桜は、バレずに隠し通せるのか…!?

それではさっそく、3話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

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『私たちはどうかしている』3話のネタバレあらすじ

母の無実を証明するため、光月庵に乗り込んだ七桜(浜辺美波)

でも、それを快く思わない女将の今日子(観月ありさ)に嫌がらせをうける。

椿(横浜流星)と大旦那の宗寿郎(佐野史郎)との確執が明るみになる中、七桜は椿に惹かれていく…。

 

そんな中、七桜は椿がさくら=七桜のことを覚えていることを知る。

もしさくらって子が目の前に現れたらどうする?

七桜が尋ねると、『消えてもらうよ…俺の前から永遠に…』という椿。

その顔は今までに見たことがないくらい冷酷で憎しみのこもった目だった。

 

椿は事件のあった日の夜明け前、椿の父・高月樹(鈴木伸之)とさくらの母・大倉百合子(中村ゆり)が一緒にいるのを目撃した。

その後に樹が殺されたため、椿は百合子が殺したと思い、証言したのだ。

 

あの日から椿の中で、さくらの存在は灯りでなく、闇のような憎しみに変わった。

 

七桜は今まで知らなかった母の一面を知り、ショックを受ける。

椿は七桜の頬に触れるが、七桜はそんな気持ちになれない。

『私たち、そういうのやめよう。愛情があるわけじゃないんだし』

 

七桜は、自分が“さくら”だということは絶対知られてはいけないと思いながら、別々に眠った。

 

七桜の正体を暴こうとする今日子

一方、七桜の正体が“さくら”だと知った今日子は、七桜の正体を暴こうと動き始める…。

 

翌朝早く、今日子は七桜を自分の部屋に連れてくると、『光月庵に代々伝わる着物よ』と言って、黒地に真っ赤な椿の柄の着物をかけた。

それを見て、七桜は事件のことを思い出し、過呼吸になる。

 

七桜は自分には無理だと断るが、今日子は『黒髪に似合ってる』と言って許さない。

ねぇ、あなたのお母さまってどうしてらっしゃるの?

今日子の問いに、必死で事故で亡くなったと答える七桜。

だが今日子は『いつ?どこで?』と執拗に迫る。

 

ずっと見覚えがあると思ってたの。この黒髪も、病弱そうな白い肌も…。ねぇ教えてちょうだい?15年前、どこにいたの?』

 

するとそこに、椿が入ってきた。

真っ赤な椿の柄の着物をかけられた七桜を見て、椿はあの日見た“さくら”の姿を思い出し、言葉を失くす。

 

椿が『さくら…』と言いかけた時、見習いの城島祐介(高杉真宙)が入ってきた。

なんと七桜の母親を名乗る女性が尋ねてきたというのだ。

 

七桜の母親を名乗る女性

七桜が狐に包まれた面持ちで向かうと、突然見知らぬ和服姿の女性(須藤理彩)が抱きついてきた。

彼女は“花岡夕子”と名乗り、七桜は輪島で育ち、18の時に家を出たっきり音信不通で、結婚のことも親戚から聞いたと話す。

七桜はなんだかわからなかったが、さっき母親が事故で死んだと言ったのも、母と縁を切る覚悟で家を出たからだと説明した。

 

椿はそんな夕子に『七桜さんのことは必ず幸せにします』と約束する。

それを聞き、今日子は面白くない。

 

夕子が帰った後、今日子は『信じたわけじゃないわよね?あの子のこと』と椿の後を追いかけた。

すると椿は、結婚式の日取りを来月の25日に決めたという。

でもその日は毎年、宗寿郎が常連客を呼んでお茶会を開く日だった。

 

『まさか本気であの子のことを愛してるわけじゃないわよね?』

今日子の言葉を無視して、椿はその場を去った。

 

私は信じないわよ…。あれはあの女(七桜の母)の目よ!

今日子はますます怒り狂い、“絶対七桜の正体を暴いてやる”と息巻いた。

 

謎の男性

一方、七桜は夕子を追いかけ、どういうことか問い詰めた。

しかし夕子は店の常連客に頼まれただけだった。

 

七桜はその客が母の手紙をくれた謎の男性(山崎育三郎)だと直感し、

『どうか会わせてください』と、土下座して頼んだ。

 

困った夕子は『会えるかどうかは保証しないけどね』と、自分の店の名刺を渡して帰っていった。

 

七桜を物置に閉じ込める椿

その後、七桜が家に戻ると椿が待っていた。

どうやら椿は、夕子のことを七桜の母親だと思ってくれたらしい。

椿は結婚式で作りたいお菓子があるというと、七桜を古い菓子帳が置いてある物置に連れていった。

 

しかし七桜はそこで、椿が自分を信じていないことを思い知らされる。

椿が結婚式に選んだ日取りは、仏滅。

『俺たちにふさわしい日柄だろ?』と、椿は鼻で笑う。

 

俺は信用できない奴は手元に置いておく主義なんだ。

どうしてあの時、結婚するって言ったんだ?おまえの目的は何なんだ』

『椿さんと結婚すれば、ずっとお菓子が作れると思ったから』

『じゃあ、ここは宝の山だな』

 

椿はそう言うと、七桜を物置に閉じ込め、いなくなってしまった。

 

それから数時間後。

七桜は古い菓子帳の中に、1冊だけ新しいものを見つける。

「平成17年」ちょうど15年前のものだ。

その中には、七桜の母の筆跡で描かれた桜をモチーフにしたお菓子がズラリと並んでいた。

それを見て七桜は、どうして一瞬でも母のことを疑ったんだろうと悔やむ。

 

もしあの日、母と旦那さまが一緒にいたのなら、今日子にも旦那さまを殺す動機がある。

七桜はなんとかここから出なきゃと、気を奮い立たせた。

 

壺落下事件

するとちょうどそこに、椿が夕飯を運んできた。

椿は床に倒れている七桜を見て、声をかけた。

その隙に七桜は逃げようと飛び起きた。

しかしすぐに椿に抱き止められる。

七桜は椿にキスして押し倒すと、部屋を飛び出した。

 

しかしそんな七桜の頭上に壺が落下…!

七桜をかばった椿は手を負傷してしまう。

 

椿が部屋で寝ていると、心配した今日子が『大丈夫なの?』とやってきた。

でも椿は『そんなこと、あなたが1番わかってるんじゃないんですか?』と、一蹴。

今日子は苦虫を潰したような顔で出ていった。

 

壺を落としたのは、十中八九今日子の仕業だという椿。

今日子はそこまでして、2人の結婚を妨害したいのか?

 

あの人はどんな手をつかっても、七桜を追い出すつもりだ。大人しくあの部屋にいれば、こんなことにならずに済んだんだ

椿の言葉に、七桜はハッとする。

椿が七桜をあの部屋に閉じ込めたのは、七桜を守るためだったのだ。

 

『だったらそう言ってよ!』

『悪かったな、こんな方法しか思いつかなくて…。

とにかくお前は俺のそばにいろ』

椿に見つめられて、七桜は黙った。

 

 

その夜、今日子は蝶を愛でながら、障子の向こうの割烹着を着た男性と話していた。

毒を持った蝶は、幼虫のときから毒を持った草を食べて毒素を蓄えると…。

 

ねぇ、あなたなんでしょ?余計なことをしたのは。

椿さんにはこの店を継いでもらわないといけないの。単独行動はやめてちょうだい

今日子は誰かに釘をさした。

 

重要な茶会

翌日、金沢屈指の茶道の流派・草薫会から椿にお菓子を作ってほしいと依頼がきた。

その茶会は、大旦那の宗寿郎(佐野史郎)も招かれている大事な茶会。下手な茶菓子を出せば、光月庵の評判はガタ落ちだ。

 

怪我でお菓子を作ることができない椿は、作りたいという気持ちを抑え、依頼を断ろうとした。

でも椿の気持ちに気付いた七桜は『お任せください!』と勝手に引き受ける。

 

すべてはあの日の真実を知るために。

この店を立て直さなければならない。

七桜は椿と協力し、二人三脚で茶会のお菓子を作ることにした。

 

宗寿郎と椿の確執

まず椿が七桜に教えたのは、お茶の作法だった。

茶会での主役はお菓子ではなく、お茶を引き立てる小道具だ。

ゆえに、茶席を知らなければ茶菓子は作れないのである。

 

そこに宗寿郎が現れ、椿のたてたお茶を飲むことに…。

 

しかし宗寿郎はそのお茶を飲むことなく、『草薫会のお菓子は食べることなく終わりそうだな』と呟く。

 

七桜が理由を尋ねると、宗寿郎は『偽りの心を持つものの菓子は食べる気にならん』と出ていった。

それを聞き、椿の脳裏に幼い頃『この嘘つきが!』と宗寿郎に罵倒された記憶がフラッシュバックする。

 

作れるよね?大旦那さまが食べずにいられなくなるようなお菓子』

『作るお菓子はもう決まっている。“落とし文”だ』

 

七桜はもっと華やかなお菓子がいいのではないかというが、それが依頼主の希望だった。

“落とし文”は、オトシブミという昆虫が葉に卵を産み付けるのを模したお菓子で、親の愛を伝える意味を持っている。

茶会が開かれるのは6月の第3日曜日。父の日だった。

 

『安心しろ。大旦那の嫌味には慣れてる…』

椿は優しく七桜に微笑んだ。

 

今まで七桜は、椿はみんなに愛されて幸せに生きていると思っていた。

でも本当は、椿もずっと自分の気持ちを押し殺して生きてきたのだろうか?

 

二人三脚

翌朝、椿が目を覚ますと七桜の姿がなかった。

心配になった椿はあちこち探し回った。

すると七桜は茶室で、一心不乱に茶会に出すお菓子の絵を描いていた。

どんな“落とし文”がいいか考えていたら、眠れなくなってしまったのだ。

 

『一晩中、これを考えていたのか。眠くなっても知らないぞ』

椿は1枚の絵に目を留めると、七桜の顔をじっと覗き込んだ。

 

その後、2人は厨房で椿の指示のもと、落とし文を作った。

でもなかなか椿の思い描いているようには葉の線が入れられない。

椿はとにかく、線にこだわる男なのだ。

 

椿がその場を離れると、見習いの城島が話しかけてきた。

2人はまた菓子づくりのことで盛り上がる。

すると城島が『七桜さんの作るお菓子って薄い色が多いですよね。赤とか青とか、濃い色は使わないんですか?』と訊いてきた。

 

おまえ、わかってないな。薄い色じゃない、淡い色だ。配合が難しい。誰にでも出せる色じゃない。

“七桜の色“”だ』

 

城島が呼ばれ、去っていくと、椿は『おまえは笑ったりしないんだと思ってた』という。

自分の前で七桜が笑ったのを見たことがないからだ。

 

そんなことないという七桜に、『じゃあ、見せてみろよ』と椿は突っかかった。

『いいよ』

七桜は笑い顔を作ってみせるが、目が全く笑っていない。

椿は七桜の目を垂れさせると、その顔を見て微笑んだ。

 

『椿さんこそ笑うんだね』

『笑ってない。早くやれ』

2人が作業する姿を、城島がこっそり覗いていた。

 

寝てしまう七桜

その後も七桜は1人で頑張り続けた。

城島はお茶を入れると、七桜に『休憩しません?』と声をかけた。

お茶を飲んで同時に『ハァ〜〜』となる2人。

 

すると城島は、“親への思い”という落とし文の意味より、“隠された思い”という意味のほうが好きだという。

『その方がロマンチックじゃないですか?』

城島は七桜に顔を近づけて言うと、笑顔で去っていった。

 

『隠された思いか…よし!』

七桜は気合いを入れるが、ぐっすりと眠ってしまう。

それを今日子が陰から見て、ニヤリと笑う…。

 

宗寿郎と椿の関係が変わった日

そして、お茶会当日。

七桜の落とし文を見て、椿は『完璧な落とし文だな』と褒めてくれた。

 

そこに大旦那が通りかかるが、椿の呼び止めるのを無視して行ってしまう。

椿は悲しそうに目を伏せると『俺にも1つだけ作らせてくれ』と頼んだ。

 

そんな椿に、七桜は大旦那さまと何があったのか尋ねる。

 

するとあの事件が起こる前までは、宗寿郎もあの茶室で お茶のことを熱心に教えてくれたという。

しかし事件後からずっと心あらずな椿を見て、宗寿郎は言った。

 

椿、何を隠している。

おまえは言ったな。父親の部屋にあの女がいたんだと。

そして2人が揉めているのを見たと。

違うのか?』

 

幼い椿は、樹と百合子がキスしていたことを告げた。

その後、気になって朝見に行ったら、樹が血まみれで倒れていたのだ。

 

『本当にごめんなさい!でもきっとあの人が…』

『この嘘つきが…!!!!!』

 

その日を境に、宗寿郎は椿を孫として扱わなくなった。

いくら謝っても、椿のお菓子を食べてくれなくなった。

 

でもいつか、完璧なお菓子を作れるようになったら、またこの家の子だと認めてもらえる。

そう思って椿は過ごしていた。

 

そんなある雪が散らつく日のことだ。

椿は宗寿郎が来るのを待って、傘を渡した。

すると宗寿郎は傘を受け取り、茶会で余った らくがんをくれた。

 

椿は嬉しくて宗寿郎を追いかけ、踏切の中で転んでしまった。

らくがんが線路の中に入り込み、拾おうとした椿は手が抜けなくなった。

警報機が鳴り響き、椿は『助けて、おじいさま!』と叫んだ。

でも宗寿郎は、一瞥しただけで行ってしまった。

 

宗寿郎が大事なのは、高月家の血。それ以外のものはどうでもいいのだ。

 

その時、椿は誓った。

1度失いかけたこの命を、この店を継ぐことに使うことを・・・。

 

しかし茶会がもうすぐ始まるという時間になっても、宗寿郎は現れなかった。

宗寿郎は本気で椿の作った菓子を食べないつもりなのだろうか?

 

宗寿郎を探す七桜

七桜は宗寿郎を探しに行った。

その間に、今日子の不気味な『あんたがたどこさ』を歌う声が響き渡る。

今日子は、七桜が厨房で眠っている間に抜き取った夕子の店の名刺を持っていた!

『化け狸の皮を剥がないとね』

今日子は、笑っていない目で微笑んだ。

 

 

一方、七桜は宗寿郎を探している途中で、謎の男性・多喜川薫と再会!

多喜川は茶会が終わるまでいてくれると約束してくれた。

 

その後、七桜は宗寿郎が苦しそうにしゃがみ込んでいるのを発見する。

しかし宗寿郎は庭を眺めていただけだと、強情を張り、七桜の助けを拒否する。

 

おまえは椿のどこが好きなんだ?どうせ光月庵の名前に目が眩んだんだろ。それとも家に縛られている椿が可哀想だとも?

お前も裏切られるぞ、あの嘘つきに

 

違う。バカだなぁって思ったんです。椿さんは今もお菓子を作り続けてる。いつでもやめれたはずなのに、その方が楽かもしれないのに。

好きなんです、バカみたいに。お菓子のことが大好きで、純粋な人なんです

 

それを聞き、宗寿郎は鼻で笑って階段を登ろうとした。

しかし足を踏み外し、椿に抱き止められる。

 

当然 宗寿郎は嫌がるが、椿は『今ならあなたを階段から突き落とすことができる』と言いながら、宗寿郎の背中を支えてお茶会に連れて行った。

 

緊張する椿

その後、宗寿郎は無事にお茶会に参加。

隣に座っているのは多喜川だ。

 

『一期一会』という掛け軸に目を留めた多喜川は『すべての瞬間を大事にしなければ。。出会いはすべて奇跡みたいなものですから…』と、宗寿郎に語る。

 

一方、七桜はお菓子の準備をしようとしていた。

そんな七桜を、椿は『少しだけ落ち着くまで待ってくれ…』と後ろから抱きしめた。

 

椿は珍しくずっと緊張していた。このお茶会はなんとしてでも成功させなければならないのだ。

それに宗寿郎がもしかしたら、お菓子を食べてくれるかもしれない・・・。

 

七桜は、震える椿の手に自分の手を重ねると『大丈夫。今日は1人じゃないんだから。バカが2人もいるんだから』と言った。

絶対 大丈夫!

『そうだな』

微笑む七桜の気配を感じ、椿は微笑み返した。

 

 

今日は父の日。愛情に感謝する日。

依頼主は、自分の父に。

椿は宗寿郎に、七桜は多喜川に落とし文を差し出した。

 

『葉の上の玉は卵を模しており、子は孵化した後に、その葉に敵や悪天候から守られ、親の愛情を感じる。

この菓子にはそんな意味が込められています』

椿はそこで、説明するのを中断し、七桜の顔を見た。

 

私にとってそれは、光月庵のお菓子です。

父が残してくれた大切な愛

 

椿の父は、幼い頃教えてくれた。

“小豆ひと粒、砂糖ひと匙も無駄にしてはいけない。それがお菓子になって、お茶の席、祝の心、手土産になって世界に広がっていくのだと…”

 

椿は、その考えがとても好きだった。

よく失敗して叱られていたけれど、そこに愛を感じていた。

 

それなのに、あの日から父の姿を思い浮かべるたび、思い出すのは“さくら”の母と抱き合う姿。

それでも、父のことを信じたい。

 

光月庵の高月椿として、父の考えを継いで大切に残していきたい。

・・・父もそれを望んでいると思います

 

そうすればいつか、父の言葉を真っ直ぐに受け止めていた頃の自分に戻れると信じて…。

 

だが宗寿郎は1人だけ菓子に手をつけない。

宗寿郎はじっと椿の顔を見ると、お店の人に何か囁き、お菓子を下げさせた。

 

お茶会は成功したが、宗寿郎にお菓子を食べてもらいたいという椿の願いは叶わなかった。

 

七桜が落ち込んでいると、椿が優しく頭をポンポンしてくれた。

『あのジジイが食べるわけないだろ。初めからわかっていたことだ』

 

謎の男の正体

茶会も終わり、多喜川のことを思い出した七桜は急いで茶室に向かった。

もうそこに多喜川の姿はなかったが、彼がこの辺一帯の地主で手広く事業を行っていることを知る。

 

すると外をちょうど多喜川が歩いていくのが見えた。

でも名前のわからない七桜は必死で『ヒゲの人!』と呼びかけた。

 

すると多喜川は自分の名を名乗り、七桜の作ったお菓子はお母さんと同じ味がしたという。

 

多喜川の父は季節の行事を大切にする人で、月に1度は忙しい家族がみんな集まり、和菓子を食べていた。

それで多喜川は、このすごい和菓子を作っているのは誰なんだろうと知りたくなった。

 

それで父と一緒に光月庵に行き、百合子と会った。

その父も去年亡くなり、多喜川はその時、百合子の手紙を託された。

父がどんないきさつで手紙を預かったのかはわからないが、娘を見つけて力になってやってほしいと…。

 

『嬉しかったよ。家族の味がもう1度食べられて。もう2度と食べられないと思っていたから』

 

多喜川は、七桜がお菓子を作り続ける限り見守っていると微笑み、帰っていった。

 

お菓子を食べる宗寿郎

その後、帰ろうとした椿と七桜は、宗寿郎がお菓子を持ち帰っていたことを知る。

 

『お前は認めていたのか…?』

宗寿郎は、樹の遺影を前に椿のお菓子を食べ始めた。

まだまだだな…

 

宗寿郎は、陰で見守っていた七桜に聞こえるように言う。

七桜が椿のほうを振り返ると、椿は涙を流して立ち去った。

 

 

その後、椿は茶室の掛け軸を見つめていた。

部屋に入ってこようとした七桜に、椿は問いかける。

あんた、どんな魔法を使えるんだ?

15年間ひと口も食べてもらえなかったのに、結婚を決めてからいろんなことが起こる』

椿は七桜に、茶会の話を引き受けてくれたことを感謝した。

 

茶室に掛けられた“不妄語戒”という掛け軸の意味。

それは、偽りの心を持ってはいけない。この掛け軸の前で嘘をついたものは地獄に落ちるという意味だった。

 

椿はその掛け軸の前で、七桜と向き合った。

七桜、たぶん俺はあんたに惹かれてる。

自分の我を通すための結婚相手としてじゃなく、1人の女として…。

でももしお前が“さくら”なら、この気持ちを殺さなきゃいけない』

 

椿は七桜に近寄ると『あんたは本当に花岡七桜なのか?それとも、“さくら”なのか?』と迫った。

 

裏切り者の正体

一方その頃、今日子は『あなたのおかげでうまくいったわ』と笑っていた。

 

あの時、厨房で七桜に眠り薬の入ったお茶を出したのは城島だった。

さらに七桜に壺を落としたのも、城島の仕業だったのである!

 

『だって、ムカつくんですよね〜椿さん、いつも涼しい顔して。絶望した顔とか見たくなっちゃうんですよ』

『残念ね。あの子はそんなことで落ちたりしない。あの子はこの光月庵を継ぐ人間なんだから』

 

でも俺、もっといいこと思いついちゃったんで…。

奪うんですよ、大事なものを』

城島は悪い顔で、赤い食紅を溶いたものをぺろりと舐めた。

 

〜 4話につづく 〜

 

『私たちはどうかしている』3話の感想

キャーキャーキャー。やっぱり、城島が裏切り者でしたね。

悪い顔してましたね〜。

 

今日も七桜とあんなに盛り上がっていたのに、信じてたのにぃ…(ノД`)

まさか壺を落としたのも城島なんて、それ犯罪ですやん!

しかも椿が七桜に本気だと知るやいなや、今度は七桜を奪い取ろうとするなんて…。

これは次回、大変なことになりそうですね!

椿さまはものすごい独占欲が強いお方ですから〜。

七桜のことになると、冷静さを失ってすぐに罠に引っかかりそう。

 

今日子も城島を利用してるつもりだけど、既に目的がちがくなってきてるから、やめたほうがいいんじゃないかと…。

やはり城島には、光月庵に対して憎しみ以上のものがあるようですね。ただ気に食わないとか、そんなもんじゃない気がします。

(次回はそんな城島の過去や苦しみが明らかになるようです)

 

そんな中、多喜川という味方ができてよかったですね〜!

あの人の言葉に嘘はなさそう…。

お父さんがどうやって百合子から手紙を預かったのかはわからず仕舞いでしたが。

これからも七桜のピンチを救ってくれそうですね!

 

それから1番手強そうだった宗寿郎が意外にも認めてくれて!

口では『まだまだだ』って言ってたけど、食べてくれただけでほんと凄いことだ!

 

椿が宗寿郎を慕う気持ちが痛いほどに伝わってきて、宗寿郎にひどいことを言われるたびに悲しそうな顔をする椿に感情移入してしまいました。

 

でも椿はやはり、若旦那=樹を殺した犯人は見ていないんですね!

その前に百合子と会っていたのを見たからそうだと思っただけで…。

それを宗寿郎も知っていたのに、なんで犯人を探そうとしないんだろう?

自分の息子を殺した犯人なのに。。

 

それに対し、今日子は、百合子と樹の仲に気付いてて憎しみを露にしてるだけで、犯人ではないと思いますね。

あんなわかりやすい人が犯人だったら、ビックリするわ!(@_@;)

 

というわけで、だいぶ人間関係に進展があった第3回。

私の中で、椿さま株がグーンとアップした回でした。

七桜が自分には笑ってくれないと笑わせようとする椿が最高だわ〜。

垂れ目にさせられる七桜もよかった。笑

 

はたして嘘のつけない掛け軸の前で、七桜はなんと答えるのでしょうか?

続きが気になりますね!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。

 

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