にこ
殺したはずの夫が、妻のもとに帰ってきた!?
死体はたしかに物置の中の冷凍庫に入れたはずなのに・・・。
という衝撃的なストーリーが話題の小説『私の夫は冷凍庫に眠っている』をドラマ化!
妻の夏奈を本仮屋ユイカさん、夫の亮を白洲迅さんが演じます。
設定は少し変わっているようですが、怖さと先が見えない展開はそのままに、息もつかせぬ物語になっているようです!
それではさっそく、1話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『私の夫は冷凍庫に眠っている』1話のネタバレあらすじ
悲しいことがあったとき、私は手を洗う。
水の冷たさが あわ立った気持ちを鎮めてくれるから・・・。
洗面所で手を洗うと、夏奈(本仮屋ユイカ)は裸足でゆっくりとリビングに戻った。
冷たく夏奈が見下ろす視線の先には、首に荷造り用バンドを巻きつけられ、息絶えた亮(白洲迅)の姿が。
── 私は人殺し。
殺した相手は、結婚を約束していた未来の夫・・・。
今から53分前。
輸入家具や雑貨を扱うネットショップを経営している夏奈は、郊外の一軒家でひっそりと暮らしていた。
夏奈が家具を梱包しようとしていると、恋人の亮が帰ってきた。
部屋に入るなり、夏奈に暴力を振るい、抱く亮。
情事のあと、夏奈はゆらりと立ち上がり、酒を飲んでいる亮の後頭部を酒瓶で殴りつけ、荷造り用のバンドで首を絞め上げた。
『埋めなきゃ・・・』
夏奈は物置にシャベルを捜しにいった。
真っ暗な物置の中を懐中電灯で照らすと、大きな業務用の冷凍庫が目に入った。
おじいちゃんが駄菓子屋からもらったというその冷凍庫は、スイッチを入れるとウイ~ンと音を立てながら動き始めた。
フタを開けると、ひんやりとしていて気持ちいい。
夏奈は寝袋に包んだ亮を引きずり、冷凍庫の中へ・・・。
亡くなった人間の、なんと重いことか。
夏奈は汗だくで息を切らしながら部屋に戻ると、好きな音楽をかけ、体を動かし始めた。
私は自由だ。
もう、私を縛るものは何もない・・・!
たしかに殺したはずなのに
それから、いつしか夏奈はソファで眠っていたようだ。
う~~~と唸るような声が聴こえて目を覚ますのは子供のころからだ。
重たい体を起こし、夏奈はシャワーを浴びて目を覚ました。
夏奈はずっと悪い子だったから、どういう大人になればいいのかわからなくて、生きてるフリをしているうちに、年を取ってしまった。
恋人から「好き」とか「かわいい」とか言われるだけで満たされるような普通の女の子になりたかった。
そんなことを考えながら、夏奈は部屋の掃除をし、キッチンで手を洗った。
そうしてマグカップを手に取ったときだ。
『おはよ』
聞き慣れた声に、夏奈はビクッとして振り返った。
そこには死んだはずの、亮が立っていた。
『夏奈? 今日の朝ごはん、なに?』
『・・・亮!?』
『昨日のカレー、残ってたよね』
── 昨日って、 たしかに私は亮をこの手で殺したはずなのに、なぜ?
目の前がぐにゃりと歪み、もしかして幽霊?と夏奈は亮に手を伸ばした。
亮の手が触れ、手を引っ込める夏奈。
さらに亮の首に傷跡があるのに気づき、夏奈は『ヒィッ』と悲鳴をあげて逃げ出した。
ミステリー作家の孔雀
表に出ると、『あら、夏奈ちゃん』と向かいの家に住む孔雀(斉藤由貴)が声をかけてきた。
ミステリー作家の孔雀は、徹夜で原稿を完成させたのか、タクシーに乗り込む編集者を見送っていた。
立ちすくむ夏奈を見て、『・・・なんかあった?あなた今日、やけに綺麗じゃない?』と孔雀は近づく。
『とても寂しい目をしている。でも寂しさって人を綺麗にするから怖がることないんだよ』
なんでもお見通しのような孔雀の物言いに、夏奈は怖くなった。
そこに亮がやってきて、孔雀はオーディオの調子が悪いから後で見てほしいと頼む。
孔雀にも亮の姿が見えているということは、幽霊じゃないのか。
私は亮によく似た他人を殺したのか?
でも間違いなく、私は亮を殺したはず。
夏奈は自分の部屋に飛び込み、鍵をかけた。
亮はドア越しに『先にオーディオを見てくる』と言い、孔雀の家に出かけて行った。
その間に、夏奈はそっと冷凍庫の中の死体を確認した。
やっぱり亮だ。幻覚なんかじゃない。
それならあれはいったい何者なのか・・・?
彡
その頃、孔雀の家にいた亮は、机の上にあった『人が人を食べる』カニバリズムの本を見て、うえっとなっていた。
亮が夏奈の家に転がり込んで半年。
亮は夏奈と結婚するつもりでいた。
でも『まっさか~』と孔雀は驚く。
孔雀は、夏奈が中学生の時に引っ越してきて以来のつき合いだが、誰かと一緒に暮らすなんて想像できなかったからだ。
母との確執
一方、夏奈は母・木芽(浅田美代子)に呼び出され、木芽が経営する「このめメンタルクリニック」へ。
緊張した面持ちの夏奈に、木芽は言った。
『あの家で男の人と暮らしているなんて聞いてないし、結婚まで約束してるっていうじゃない?』
木芽と夏奈は別々に暮らしている。
木芽はひそかに、亮の身辺調査を行っていた。
亮は夜間清掃の登録派遣で働いているが、1週間前から無断欠勤しており、音信不通。
『この内容で当たってる?』
『わからない』
『そんな人と結婚しようとしているの?』
『私も自分のこと訊かれるの、苦手だから』
夏奈が答えると、木芽はふぅ~とため息をついた。
『あなたって昔からそう。誰かに甘えることをしない子だった』
『そうだよ。お母さんが1番わかってるでしょ。だからもう 放っておいてほしいの』
それだけ言うと、夏奈は席を立った。
悪魔になった亮
── もしかしたらもう消えてるかも。
夏奈はそう願いながら家に入った。
『亮?』
呼びかけても返事はない。
『よかった』
安心して夏奈はリビングのソファに座った。
そのとき、『夏奈?』という声がして亮が入ってきた。
パーカーのポケットに両手を入れて近づいてくる亮を見て、『嫌!』と立ち上がる夏奈。
『嫌って・・・。おかえり、どこ行ってたの?』
── 亮と暮らし始めた時は、あんなに穏やかだったのに。
不思議そうな顔で見つめる亮を見て、夏奈は幸せだった日々を思い出した。
男女の触れ合いになじめず、恐怖すら感じる夏奈にとって、心からやすらぎを感じる相手。
それが亮だった。
亮と出会って、夏奈は初めて「愛しい」という感情を知った。
それなのに・・・。
1週間前、亮は悪魔になった。
帰ってきた亮に夏奈は無理やり犯されたのだ。
そして昨日、夏奈は亮を殺した、はずだった。
なのに目の前の亮は穏やかに微笑み、怯える夏奈の頭を優しくなでる。
『朝飯も食わずに出かけちゃって、なんか食べたの?』
夏奈が首を振ると、亮は『なにか作るよ』とキッチンのほうに行ってしまった。
── 優しいフリしてるのは今だけよ。もう1度、殺すしかない。
でも殺しても生き返ってくる悪魔は、殺すだけじゃ足りない。
その夜、冷凍庫のフタを開けると、夏奈は亮の脳天に出刃包丁を振り下ろした。
~2話につづく~
https://twitter.com/tx_satadora/status/1380888346839326723?s=20
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『私の夫は冷凍庫に眠っている』1話の感想
うお~、タイトルを見ただけで悪い予感がしてなんだか気になるこのドラマ。
ついに見てしまったよ~!
目が悪いから暗くてよくわからないくらいでちょうどよかった。
映像より、文字で想像したほうが怖いかも・・・?
亮が殺されるシーンはオブラートに包んだ感じでしたが、それでも十分、夏奈の人を殺した後とは思えない高揚感が伝わってきました。
いくら暴力から解放されたといっても、夜中に踊りだすのは異常な気が。。
そこには何か、夏奈のトラウマが隠されていそうですね!
お母さんとの関係もめっちゃ微妙ですし。
他人の気持ちはわかっても、娘の気持ちはわからないという、ありがちな感じですね。
あの家はおじいちゃんが住んでいた家なのかなぁ?
それにしても、殺したはずの男が目の前に現れたら、そりゃびっくりしますよね~!
夏奈が何度も冷凍庫を確認しちゃう気持ちもわかる・・・。
1週間前から別人のようになったということは、亮はやっぱり双子なのかな?
亮の死後に現れた「亮」は、はたして亮の死に気づいているのかどうか?
怪しげなミステリー作家・孔雀姉さんも気になりますね。
朝まで起きて原稿やっていたのなら、夏奈が死体を運んでいるのを見てたかもしれませんしね。。
しかし、死体の目が開いているのが怖すぎる~っっ。
ほんと目が悪くてよかった ( 2回目・・・)。
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
またの~。
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