にこ
桃子(有村架純)を守り抜いた真人(林遣都)は、
トラウマを乗り越え、笑顔で安達家のクリスマスパーティーへ!
一方、悟志(藤木直人)の秘密を知ってしまった日南子(小池栄子)は大きなショックを受ける…。
悟志の秘密が気になりますね~!
それではさっそく、最終回のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『姉ちゃんの恋人』最終回のネタバレあらすじ
暴力をふるうことなく、桃子(有村架純)を守り抜いた真人(林遣都)は、笑顔で安達家のクリスマスパーティーへ!
でも人の家に入るなんて、何年ぶりだろう。
真人は玄関に入ったものの、戸惑っていた。
だが勇気を出してリビングへ続くドアをくぐれば、そこは温かで落ち着いた空間。
真人は初対面のみゆき(奈緒)に挨拶をした。
テーブルの上には、3兄弟が用意したごちそうが並べられている。
真人はずっと飲んでいなかったお酒を少しだけ飲むことにした。
乾杯の音頭は、世帯主の桃子。
『ちょっと早いけど、メリークリスマス!』
ひさしぶりに飲むビールはとても美味しかった。
その後は、安達家恒例、1年に1回クリスマスパーティーの時に、自分の悩みや心配ごとを話すコーナー!
でもそれに対して何か言うことはない。
ただ聞いて、受け止めるだけ。それがルールだ。
というわけで、初参戦のみゆきと真人も参加することに。
トップバッターは、和輝(髙橋海人)。
悩みは、就活。食品関係は就職が厳しいので、気持ち的にきついそう。
次は、次男の優輝(日向亘)。
建築関係を目指すといったものの、公立はハードルが高く、なかなか難しい。
3番手は、末っ子の朝輝(南出凌嘉)。
桃子と和輝に恋人ができて、嬉しい反面、家族がバラバラになる気がして淋しいという朝輝。
みんなは『受け止めた~!』と朝輝の頭をくしゃくしゃにした。
みゆきの悩みは、やはり失業。
みゆきの家は、父親が働いていた会社が倒産し、そこからうまくいかなくなったので、今、仕事がないのがとても不安なのだ。
そして真人はこうしてクリスマスを笑顔で過ごせることに感謝しつつ、自分のせいで好きな人たちが嫌な思いをしなければいいなと思っていた。
桃子もそれと似たようなことを感じていた。
誰にも嫌な思いをしてほしくないし、今、すごく幸せだからこれがピークだったら嫌だなと不安になったり。
『受け止めた』
みんなの発表が終わったところで、桃子は最近、夢見ていることをみんなに打ち明けた。
それは…?
その後、みんなはプレゼント交換。
それとは別に、みゆきには『弟の彼女』、真人には『姉ちゃんの恋人』というタスキが贈られた。
悟志の正体
一方、悟志(藤木直人)の秘密を偶然知ってしまった日南子(小池栄子)はショックを隠せずにいた。
『危ない!社長~!』
悟志がフォークリフトにひかれそうになったとき、警備員さん(西川瑞)は確かにそう叫んだ。
悟志が配送センターで働いていたのも、新社長就任の前にこっそり働いて社内の実情を知るため。
きっとそれだけ…。
日南子がいつものバーでそんなことを考えていると、いつの間にか悟志がやってきていた。
隣でお酒を飲み始める悟志を見て、困る日南子。
やっぱり日南子はまだ悟志のことが好きで好きでたまらないのだ。
日南子ができるだけ冷静を装いながら、
『仕事変わるんだってね、どうして教えてくれなかったの~?』
と尋ねると、
『ちょっとバタバタしてて。話があるんだ、あとで』と悟志。
予想どおりの展開に、日南子は悟志の無邪気な顔が見られるのもこれで最後か…と思う。
翌日、日南子が出社すると、みんなが”24日から新しい社長に代わる”と話をしていた。
なんでも社長の息子で、5男らしい。
しかも24日の夜に、家族や家族みたいな人も呼んで、従業員のクリスマスパーティーをするという。
『ふ~ん、楽しみだね』
日南子はみんなに悟られないよう、話を合わせた。
そんな中、真人はクリスマスパーティーに、母・貴子(和久井映見)と弁当屋の店主・藤吉(やついいちろう)を招待する。
自分のことをずっと見守ってくれている藤吉は、真人にとって家族のような存在なのだ。
恋人になりたい
その夜、和輝とみゆきはいつものベンチで会った。
川面にはいくつもライトの光が映っている。
『せ~の!』でプレゼント交換すると、なんとそれはまったく同じオレンジ色のマフラーだった。
それを見て思わず涙ぐむ、みゆき。
年の差があるから、ずれてたら嫌だなとずっと思っていた。
それがまさか全く同じものを選ぶなんて!
そんなに気にすることはなかったのかもしれない。
『私ね、和輝に好きって言ってもらえて嬉しかった。
でもそれに乗っかってるだけみたいなのが嫌で…。
私も好きです。ほんとに和輝が好き。
もう仲良しは卒業したいです』
みゆきが”恋人になりたい”と素直な気持ちを打ち明けると、和輝は天を仰いで大喜び。
『みゆきさんもやって』
2人はマフラーをカップル巻きにすると、ふぅ~と息をついた。
『なんか同じで混ざっちゃうね。溶け合っちゃうね』
和輝は笑うと、
『みゆきさん』と言って不意打ちでキスをした。
『…どこでそんなこと覚えた!』
みゆきが面食らって叫ぶと、してやったりと和輝は笑った。
新社長の挨拶!
そして12月24日がやってきた。
新社長の挨拶が始まるので、テレビの前に集まるみんな。
画面に颯爽と現れたのは、スーツをびしっと着こなした悟志だった!
『え~~!』
桃子が驚いて日南子のもとに駆け寄ると、
『ね~』と日南子は渋い顔。
桃子は慌てて、悟志の挨拶を動画に撮ると真人に送った。
「大変!」
「新社長、この人でした!」
寝ぼけまなこの真人は、動画を見てびっくり!
『マジか…』
真人は思いもかけないことに、言葉を失う。
悟志、登場!
一方、日南子は、悟志は社長になる前に、仕事でメールのやり取りをしていた女子社員の本音を知りたかっただけだと気持ちを抑え込もうとしていた。
日南子たちが売り場に出て行くと、後ろから花束を持った悟志が爽やかな笑顔でこちらに歩いてきた。
あ然とする桃子の横を、優雅に会釈しながら通り過ぎていく悟志。
向かったのはもちろん日南子のところ!
『日南子ちゃん』
『え?』
日南子が振り向くと、悟志は今まで見たことがないような真面目な顔で言った。
『市原日南子さん。
俺はずっと君を好きでいる自信がある。
俺をずっと好きでいてください。
そのためならどんなことでもする。
結婚してください!』
『…本当ですか?』
『だめ?』
『だめとか…』
日南子が躊躇すると、悟志はその場に片膝をつき、『お願いします』と花束を差し出した。

出典:『姉ちゃんの恋人』公式ツイッター
そこで日南子は1つだけ条件を出した。
『ここで仕事を続けてもいいですか?大好きなんです、この仕事』
『よろしくお願いします、市原チーフ』
『…はい!』
日南子が花束を受け取ると、店内にいたみんなはわ~っと拍手。
すると開店10分前の放送がかかった。
みんなが慌てて売り場に走っていく中、
日南子は『社長、そこに花が落ちてる。拾って』と命令。
『すいません。あ、社長として最初の仕事じゃん、これ!』
いつもの調子の悟志を見て、
『最高!』
日南子は悟志に抱きついた。
桃子がその動画を真人に送ると、真人はさらに動揺して椅子に足をぶつける。
『さ、悟志、プロポーズした!?』
(呼び捨て…!?)
つながれ、幸せ!
その帰り道、ゴミ捨て場に壊れたイスが捨てられているのを見つけた悟志は、写真に撮って臼井(スミマサノリ)に送る。
それはなんと、臼井が子供の頃使っていたイスだった。
壊れてお母さんに捨てられてしまい、慌てて捜しにいったけどもうなくて。
そのイスとこんな形でまた巡り合えるとは。
イスの背には、しっかりと臼井の名前と似顔絵が描かれていた。
『あ、どうしよう。またなくなっちゃったら…』
臼井が日南子に交渉すると、『行ってこい!』と日南子は快諾!
臼井は何十年かぶりにイスと再会を果たすと、いつものように記念写真を撮った。
そんな中、サンタの格好でプレゼントを配っていた山辺(井阪郁巳)は、この前プレゼントをあげた女の子(稲垣来泉)からお返しをもらう。
その後、女の子は地球儀のコーナーで、地球キーホルダーに一目ぼれし、買って帰る。
一方その頃、武内(那須雄登)にも春が。
武内のコーナーが好きで、いつも見てくれていた女性にカウントダウンに誘われたのだ。
その頃、真人は川上菊雄(光石研)と仲良くキャッチボール。
弁当屋には、3兄弟がホームセンターのクリスマスパーティーの料理を取りにきていた。
初めて3兄弟と会った貴子は大喜びで、身長順に『大中小ね』と指さし、失敗。
そこはかとなく、和輝は傷ついた。
特別な夜
その夜、倉庫に設けられたクリスマスパーティー会場には続々と関係者が集まっていた。
みんな家族や親しい人を連れてきていて、臼井一家は黒縁メガネにグレーのトップスでそっくり!
そこに悟志がスーツ姿の警備員さんを連れてやってきた。
なんと仏頂面の警備員さんは、社長秘書の宇田川さんだったのだ。
『固いことは抜きにして、みんなで共に生き、共に幸せになりましょう。
今日から仲間です。メリークリスマス!』
悟志の挨拶に、みんなは大喝采。
真人はどう接していいのかわからず、悟志に背を向けてしまう。
すると悟志が抜き足差し足でやってきて、真人に膝カックン!
『なんだよ、子ども社長か』
真人にツッコまれ、悟志はにっこり。
真人は嬉しくなって、悟志を抱きしめた。
そこに、遅れてみゆきが入ってきた。
なんとイブの夜に仕事が決まったというのだ。
みんなに拍手されて、みゆきが抱きついたのは、手を広げて待っていた和輝…
ではなく、桃子!
『ごめん、歴史が違うの』
『あっ…、OKです』
見渡せば、会場には笑顔の花が咲き、さっきまで知らなかったはずの人たちに繋がりが生まれていた。
桃子が目を細めてその光景を見ていると、真人が『ちょっと…』とやってきた。
桃子の手を引いてやってきたのは、大きなもみの木の下。
思えばここから2人の奇跡は始まったのだ。
『こいつのおかげだよね』
『…うん』
『いや、明日だとバタバタになっちゃうと思ってさ、やっぱりこのツリーの前かなと思ってさ』
なんだか緊張した様子の真人を見て、桃子はきょとん。
真人はイブだし、このもみの木の前でキスがしたいという。
『え?普通、それ聞く~?』
『だって、嫌だったらあれだし』
『…お願いします』
桃子が言うと、真人はキス。
『イブの夜、仕事してる人はたくさんいると思うけど、僕たちが1番幸せだね』
『ふふっ、うん』
2人はもう1度、キスをした。
ツリーから地球へ
その後、クリスマスツリーの撤去が行われ、代わりに大きな地球が運び込まれた。
天井からそれを吊るし、その前にはいろんな国の言葉で「新年おめでとう」と書かれた「2021」のプレートが立てられた。
自然に拍手が沸き起こり、真人と桃子は感激で目を潤ませる。
日南子が発案者の真人の肩をトントンと叩くと、さらに大きな拍手が真人を包んだ。
桃子の夢
数日後、2人は江ノ電に乗って海に行った。
桃子の車が怖くて乗れないというトラウマは簡単には克服できないだろう。
でもそれは不幸なことじゃない。
他にもたくさん幸せがあるから、ゆっくり進んでいけばいい。
初デートの時、小さな赤い車で迎えにいくという桃子の夢は叶わなかったけど、真人はマグに、カフェラテと普通のコーヒーを淹れてきてくれていた。
『どっちがいい?俺はどっちでも好きだから』
それはまるで、桃子が夢見たシチュエーションそのものじゃないか。
…生きるってことは、ずっと幸せってやつに片思いし続けることなのかもしれない。
片思いは切ないけど、楽しいこともある。
たしかに今、この星は傷ついて弱っているのかもしれない。
でも今を生きる僕らが幸せに片思いしていれば、きっと大丈夫。
この星は壊れない。
…そうだよね?
(その時、河原の道を走ってきた少女が転び、菊雄が助ける。
少女は起き上がると、地球キーホルダーが壊れていないか見て笑う。
ほらね、だからきっと この星は大丈夫)
魔法の言葉
『あのさ、桃子』
『…はい』
『桃子みたいな子はさ、ふわふわっていうかフニャフニャしてる男と結婚したらいいと思う。例えば、俺みたいな』
『…え?…そうなの?それ言おうって決めてたかんじ?ねえ、いつから?』
『忘れない。絶対忘れない』
2人は寄り添い、目の前の海を眺めた。
桃子が安達家のクリスマスパーティーの時、夢見た光景。
それは、真人も貴子もみゆきも、みーんなで安達家のテーブルを囲んで朝食をとること。
そんな夢が叶う日も遠くはないのかもしれない。
繋がれ、幸せ!~『姉ちゃんの恋人』終~
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『姉ちゃんの恋人』最終回の感想
ちょっと気分がやさぐれていたので、人が幸せなところを見るの嫌だなとか、ちょっとブラックなことを思いながら見始めたのですが、後半になるにつれ、マジ感動。
今まで話には出てきたりしたけど、ちゃんと登場人物1人1人にも家族がちゃんといるんですよね。
臼井さんなんて家族3人そっくりで、なんか泣けてしまいました。
子どもの頃好きだったイスと再会するシーンもよかったぁ!
あと、警備員さんが社長秘書だったのにはびっくり!
彼も悟志と一緒に、会社の内情をその目で確認していたんですね。
それから、桃子が夢見ていたデートは叶わなかったけど、真人がちゃんとコーヒーを2種類用意してくれていて『俺はどっちでもいいよ』と言ってくれたり、
プロポーズの仕方も、桃子が『私みたいな子とつき合った方がいいよ』と言っていたのと一緒で、なんか2人らしいなと思いました。
そんなわけで、つながれ幸せ!
つながったよ、幸せ!
ドラマを観れなかった方々にも少しでもドラマの幸せ感が伝わっていたら幸いです。
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
またの~。
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