『閻魔堂沙羅の推理奇譚』7話ネタバレと感想│消えた遺体…!?閻魔堂に2度きた女!

にこ

今回は、2020年12月12日放送『閻魔堂沙羅の推理奇譚』第7話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

今回、沙羅(中条あやみ)のところにやってきたのは、店舗デザイナーの新山律子(牧瀬里穂)。

 

彼女は幼いころに母親が殺人を犯し、”人殺しの娘”として苦労の半生を過ごしてきた。

 

その母が出所して現れ、口論の末に殺害。

 

ところがその遺体が消え、律子は刺殺されてしまい…!?

それではさっそく、7話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『閻魔堂沙羅の推理奇譚』7話のネタバレあらすじ

店舗デザイナーの新山律子(牧瀬里穂)は、幼い頃、母親が殺人で逮捕され、”人殺しの娘”として苦労の半生を送ってきた。

 

しかし努力の甲斐あって仕事で成功。

今は離婚して、反抗期の1人娘・美久(長澤樹)との関係に頭を悩ませていた。

 

そんな中、律子はある男に声をかけられる。

クレナイ金融の川澄吾郎(徳井優)だ。

 

どうやら出所した律子の母・飯塚町子(潮条千秋)が借金をして夜逃げしたらしい。

その額、1000万。

 

町子は35年前、勤めていた工場の社長と不倫関係になり、社長の奥さんをめった刺しにした挙句、金品を奪って逃走。

その犯行の残忍さからついたあだ名は”切り裂き町子”。

 

でも律子は、叔父夫婦に引き取られてから町子には1度も会っていない。

今後も関わる気は一切なかった。

 

そんな中、律子は美久が自宅マンション前で、クラスメートの蔵本樹季(向 鈴鳥)と楽しげに話している姿を見かける。

 

律子が思い切って樹季に声をかけると、2人は今日からつき合うことになったという。

不登校の美久だが、蔵本が毎朝迎えにきてくれるというので、律子はそれ以上何も言わなかった。

 

『さっき、樹季くんって子にあったわよ。

ご近所の目もあるんだから、あなたもちゃんと…』

律子が美久に注意すると

『ちゃんと、ちゃんとってウザいんだけど』と美久。

 

『前にお父さんも言ってたよ。

お母さんはなんでも思い通りにしなきゃ気が済まない人だって』

 

『…美久!』

律子は美久の手を取ろうとするが振り払われ、ショックを受ける。

 

こんな時はいつも思う。

あの時、やっぱり死んでしまった方がよかったんじゃないかと…。

 

幼い頃、町子は律子に暴力を振るい、食事も満足に与えてくれなかった。

 

あの日は男に会いに5日も家を空けていて、家から出られない律子はお腹がすいて死にそうだった。

だから椅子にのって必死に戸棚から食べ物を取ろうとして、バランスを崩した律子は椅子から落ち、頭を打ち付けた。

 

あの時、死んでいてもおかしくなかったのに、律子は今も生きている。

母親のせいで”人殺しの娘”と呼ばれ続け、肩身の狭い思いをした。

結婚しない人生だって選べた。

でも律子は結婚して、美久を授かった。

 

アルバムをめくり、美久の姿を愛しそうになでる律子。

 

その時、

「見届けさせてもらいます、あなたのこれからの生きざまを」

という沙羅(中条あやみ)の姿が、律子の脳裏に甦った。

 

『こんなザマよ。私の生きザマは』

律子はパタンとアルバムを閉じた。

 

律子を苦しめる母の存在

翌朝、樹季が迎えにきて、美久は学校に行った。

それから何日かは、平穏な日々が過ぎた。

 

ところがまたクレナイ金融の川澄から電話があり、町子の代わりに利息分だけでも払ってほしいという。

 

律子が断ると、川澄は『たとえ人殺しでも母親でしょ』と喫茶店内で大声を出しそうになり、律子を冷や冷やさせる。

 

律子が払わないのなら、元旦那の福森幸次(井之上チャル)でも、ビジネスパートナーの野上叶恵(飯島順子)でも、娘の美久でもいい。

中学生でも稼ぎ方はいろいろあると、律子を脅す川澄。

 

川澄が連絡したせいで、叶恵にまで人殺しの娘だということがばれ、ギクシャクする始末。

 

さらに、別の女性と再婚した福森が、美久を引き取ると言い出した。

そのほうが美久のためにもいいというのだ。

 

美久にすべてを打ち明ける律子

その夜、律子は美久にすべてを話すことにした。

 

美久には事故で亡くなったと言っていた祖母が、殺人を犯して捕まったこと。

 

たとえ人殺しの娘と言われても、虐待された過去があっても、結婚してきっといい母親になってみせると思っていたこと。

 

でも駄目だった。

福森とも美久とも、ちゃんと向き合えなかった。

 

律子は福森が美久を引き取りたいと言っていることを伝えると、今の素直な気持ちを伝えた。

『私は美久の気持ちがわからない。

どうすれば、いい母親になれるのかも…』

 

今日、美久にすべてを話そうと思ったのは、これが1番いい選択だと思えたから。

ずるいかもしれないけど、自分が楽になりたかったから。

 

『最低の母親だよね。

でも、それでも、私なりに美久を愛してるの。

どうするかは、美久が決めて…』

 

律子は美久にすべてを伝えて、どこかホッとしていた。

きっと美久は自分を捨てる。

それでも美久の幸せが守れるならそれでいい。

 

だがその時、「卑怯者!」

律子の脳裏に沙羅の声が響き、律子は驚いてコーヒーをこぼす。

 

おかしい…。あの時、そんなことは言われていないのに。

 

町子との再会

その後、マンションに帰ると、町子が律子のことを待ち構えていた。

 

突然『会いたかった!』とすがりつく町子に嫌悪感を顕わにする律子。

 

だがここは近所の人の目がありすぎる。

律子は町子に脅され、しかたなく家の中に通した。

 

すると町子は、2000万もの大金を要求してきた。

律子が川澄に連絡しようとすると、

あんた、お母さんを売るの?』と町子は電話を奪おうとした。

だからお母さんって言わないで!

 

2人はもみ合いになり、床に倒れこんだ。

 

『わかったよ、じゃああんたの娘に稼いでもらうわ。

体に流れてるのはどうせ私の血なんだから。

ろくな人生、歩まないんだし』

 

その言葉を聞き、律子は逆上!

スマホで町子の後頭部を殴り、町子は床に崩れ落ちた。

 

律子が町子を自分の部屋に引きずっていくと、電源の入ったボイスレコーダーが落ちていた。

 

『…なにこれ』

律子はそれを拾い上げると、町子の遺体に毛布をかけて隠した。

 

消えた遺体

その後、律子は町子の遺体を埋めるため、ホームセンターでスコップやロープなどを購入。

帰宅すると、美久が帰ってきていた。

 

慌てて部屋に行くと、部屋が荒らされ、あったはずの町子の遺体が消えているではないか!

 

『おかえり』

そこに美久がやってきて、帰ってきたら変なおばあさんがいたという。

 

どなたですか?って訊いたら、うるさい!って怒鳴って出て行った。もしかしてあれが”切り裂き町子”?

『違う!…知り合いよ』

 

律子が慌てて否定すると、美久は自分の部屋に戻っていった。

 

『生きてたんだ…』

律子はそう思い、ホッとする。

 

ずぶ濡れの美久

翌朝、美久は律子より早く起きて、朝食を食べていた。

出勤前、律子は午後から雨が降りそうなので、傘を持っていくよう美久に声をかけた。

今日もちゃんと樹季が迎えに来ていた。

 

だが、学校から連絡があり、美久が無断欠席していて、樹季も来ていないという。

 

もしかしたら川澄か、町子が美久に何かしたのかもしれない。

そう思って、律子は辺りを探し回った。

 

家に戻っても美久が帰った形跡はなく、でも傘立てにビニール傘が増えているのに気づき、律子は美久がいるのかと思った。

 

するとそこに、美久がずぶ濡れで帰ってきた。

『美久!こんな時間までどこに行ってたの?』

『…別に』

 

見ると美久の靴は汚れていて、律子は誰かに何かされたのかと焦った。

でも美久は『なんでもないよ。…なんでも』と、うっすら微笑み、倒れてしまう。

 

美久は病院に運ばれ、入院することになった。

 

美久の秘密!?

翌日、律子はマンション前に樹季がいるのを見つける。

樹季が一緒に学校をサボったのだと思い、

『もう美久に関わらないで!』と怒鳴る律子。

 

でも樹季は何も知らないようだった。

 

その後、川澄から電話がかかってきて、美久には秘密があるという。

自宅近くの河口にある造船所の跡地の古いコンテナに行くよう言われた律子は、1人でその場所に向かった。

 

中に入ると暗くて何も見えない。

スマホを手にした瞬間、何者かに腹部を刺され、倒れる律子。

 

薄れゆく意識の中で、

「くれぐれも後悔しないように」という沙羅の声が聴こえた。

 

閻魔堂へようこそ

『新山律子。享年41歳。死因は刺殺』

 

律子が目を覚ますと、そこは閻魔堂だった。

沙羅が名乗ると、

律子は沙羅のことを思い出した。

 

『でしょうね。あなたは私が初めて現世へと生き返らせた人間ですから』

 

そう、律子は1度死んでいるのだ。

35年前、椅子から転げ落ち、頭を打ち付けたときに。

 

そして当時6歳の律子も、ここにやってきた。

 

『じゃあ、沙羅さんが私を助けてくれたんですか?』

 

しかし、生き返らせたことが助けたことになるかどうかは、律子次第だった。

でも残念ながら、律子にとって生き返りは助けにならなかった。

 

”あの時、死んでいればよかった”

そう思いながら人生を送り、最悪の形で2度目の死を迎えた。

 

『私はあなたの強さに賭けた。

そのゲームは実につまらない結果に終わりました』

バッ!!!

沙羅が赤いマントを翻すと、いつの間にか沙羅の隣には 6歳の律子(澤山明璃)が微笑みながら立っていた。

 

 

~最終回につづく!~

 

『閻魔堂沙羅の推理奇譚』7話の感想

うぉー、律子は1度死んで生き返ってるのかぁ~!

そんな気はしたけど、チャンスをもらっても”あの時、死んでいればよかった”と思う人生を過ごし、殺されてしまったんですね。

ずっと見ていた(らしい)沙羅からすれば、なんと歯がゆいことでしょう。。

 

ということは、沙羅は35年前には閻魔大王の仕事を手伝わされていたんですね~。

いったい何歳なんだろう、沙羅…。

 

実は私も1度死にかけてまして、まったくその時の記憶がないんですよね。

頭を打ったので、その前後の記憶がすっぽりと抜け落ちていて、気付いたら病院にいたんですけど。

いまだに思い出すと気持ち悪いというか。

その間に閻魔堂に行っていたんだとしたら、どうしましょう!?

と、考えてしまった。

 

なぜなら私も、あの時、死んだらよかったって思う時があるから(;´∀`)

律子のことを他人事だと思えなかったりします。

 

いい母親になりたいのに、美久を愛しているのに、どう接したらいいのかわからず悩む律子。

美久もまた、お母さんのことを好きなのに素直になれずにいる。

 

そして律子のお母さん、登場!

これがわかりやすいほどにわかりやすい悪役で、スマホで殴る時の律子の表情が憎しみの塊で怖かったですね。

その前のセリフにもあるように、

律子にもお母さんの血が流れてるんだって思わされる瞬間でした。

 

でもお母さんは生きていたのかな!?

部屋の中が荒らされてたから、やっぱりそうなのかな…。

ボイスレコーダー持ってたのは、あとで律子をゆするため?

 

あと気になったのは、綺麗にたたまれたビニール傘が傘立てにあったこと。

あれは誰が置いたんだろう。

たぶんここ、重要ポイントですね。

でも犯人とどうつながるのか、さっぱりわからん…。

 

おそらく、意識を取り戻した町子と遭遇した美久が、町子と口論になり、誤って殺してしまった。

彼氏はそれを遺棄するのを手伝った?

 

その様子を、借金取りの川澄が目撃した…とこういう感じかな。

 

でも誰が律子を刺したのかはわからなーい。

樹季くんが刺したのなら、また悲しい結末になってしまうし、

美久が町子を殺したのだとしてもそれはひどい結末だ。

それを阻止するには、律子が生き返ってなんとかするしかない!!!

 

だから律子はまた生き返る…のか?

今度こそ後悔しない人生を送るために。

 

と、思ったことを書いてみましたが、後悔しない人生を送るのって難しいよね。

沙羅自身はどうなんだろう。

毎日のように、天国行き、地獄行きを決めて、ときどき人を生き返らせてその様子を見守って。

 

沙羅の日常もちらりと見てみたいものです。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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