『ハコヅメ』6話ネタバレと感想│藤と川合に試練が…!今回も考えさせられる言葉がいっぱい。

にこ

今回は、2021年8月25日放送『ハコヅメ』6のネタバレあらすじと感想をまとめました。

今回も、メンタルクリニック研修に免許更新手続き、チェーンソー男との戦い!?に似顔絵捜査など、藤(戸田恵梨香)と川合(永野芽郁)は大忙し…!

 

そんな中、交通事故があったと通報があり現場に向かうと、路上に転がったタオルケットを見て藤の顔色が変わり…!?

 

はたして藤が流した涙の理由とは…?

それではさっそく、6話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『ハコヅメ』6話のネタバレあらすじ

その日、藤(戸田恵梨香)川合(永野芽郁)は昨日の昼から飲まず食わずで一睡もできず、眉毛も描けない状態で働いていた。

 

朝から山下さん家の犬を探していた2人は、隣の家の軒下にいるところを挟み込んで捕まえたものの、疲労困憊。。

 

そこに源(三浦翔平)山田(山田裕貴)がパチンコ屋の前でもめていた田村夫妻を連れてやってくる。

2人は交番の前で口げんかを始め、収拾がつかないことに…。

 

なんとか仕事を終え、警察署に戻ると、副署長の吉野(千原せいじ)の命令で全員参加のメンタルヘルス研修を受けることに!

 

『意識を失ったものに関しては、意識を保っているものがたたき起こせ!』

副署長の指示で、

『了解!』

と藤は前の席で寝ている源を叩き起こし、川合は前の席の山田に起こされる。

 

目をギンギンにしてなんとか耐えていると、メンタルヘルスカウンセラーの資格を持つハコ長こと・伊賀崎(ムロツヨシ)からありがたいお言葉が。

 

『みなさんはこのくそ忙しいときにこんなことをしやがってと思っているかもしれませんが、この1ヶ月間に家族、友人、恋人など大切な人にどれだけ会えましたか?

残念ながら、みなさんの命綱を握っているのはここにいる同僚たちだけなのです

 

そう言ってハコ長は、お互いのいいところを5つ言わせる

人は承認欲求を満たされると精神が安定するからだ。

 

でもなかなかいいところが思いつかず、ハードルが高いと山田は悩む。

すると『私は山田さんのいいところ5つ思いつきましたよ』と川合。

前科前歴がない、住所が定まっている、定職がある、素行不良者ではない、反社会勢力と交流がない。

 

それを聞き、『なんで俺の長所、全部被告人っぽいんだよ』と山田は凹む。

山田が困って隣の源に助けを求めようとすると、

藤と源はめっちゃにらみ合っていた!!!

かと思うと、苦虫をかみ砕いたような顔になる源。

2人はお互いにいいところが思いつかず、困りきっていた。

 

それを見て『藤さんの長所ならいっぱいありますよ』と川合。

『かっこいい!すごい!強い!いい匂い!髪きれ~い♡』

それを聞き、

『小学生のほめ言葉みたいだけどありがとう』

と藤もまんざらでもなさそうに笑う。

 

その後は自律神経を整える体操。

このとき川合は、メンタルヘルスの研修なんてどこか他人事だと思っていた。

この後訪れる最大の試練など、知る由もなく……。

 

正義のミカタ

藤と川合が交番前でパトカーの点検をしていると、

『女のお巡りさんだ~。お姉さんたちの仕事ってどんな仕事なの?』

と子供たちが走ってきて無邪気に尋ねる。

 

『う~ん、あれかなぁ。正義の味方だし、おおむねプリキュア?』

藤が答えると、

『絶対ちが~う!』

と子供たちは笑いながら行ってしまう。

 

藤的にはわかりやすいかと思ったのだが、どちらかというと、藤はプリキュアの敵の女性っぽいし。

子供うけするような制服=プリキュアの服を着るのはもう無理だ。。

そんなことを対等に言い合えるほど、藤と川合はペアらしくなってきていた。

 

免許更新とチェーンソー男!

そこに高齢のおじいさんが免許を更新したいと言ってきた。

川合が更新は警察署でお願いしますと言っても、おじいさんは耳が遠いのかわかってもらえず、川合が警察署まで連れていってあげることに。

 

免許を返納することも勧めてみたが、おじいさんは不満なようでずっと文句を言っていた。

それを交通課の人は「うん」「うん」とひたすら聞いてあげていて、

すごい不毛な仕事だと思うと川合が交番に戻ってきた後、話していると、

いつの間にか背後に交通課一怖いと有名な宮原部長(駿河太郎)がいて川合はびっくり!!!

 

川合は大変な人に聞かれてしまった!と動揺しながらも、神社で男が徘徊しているという通報現場へ向かう。

そこに源と山田も合流。

男は農工具のようなものを持っていると続報が入り、

『昨日見たゾンビ映画で、鎌持ってた!』

と源と山田はビビる。

 

うっそうとした山の中をのぼっていくと、無線で源たちが呼ばれる。

『あんたたち、呼ばれてるよ』と藤が言うと、

ちょっと貸してください』

と山田が藤の肩に装着された無線に向かって話し始め、

『あっ、いやっっ…』と藤は嫌がる。

 

『藤さんは、耳に息を吹きかけられるのが苦手なんです!』

『なんだ、そのいらねえ情報ベスト・オブ・ザ・イヤー金賞受賞は』

と山田が川合にツッコんだときだ。

 

チェーンソーを振り回す男が川合の後ろに現れ、

『川合!』と藤は逃げるようにあごと目線で合図。

それを見て、川合はパッと伏せてチェーンソーを避け、なんとか逃げ出す!

 

男は酔って自暴自棄になっていて、かなり危険だった。

源は丸腰でその場にあぐらをかき、笑顔で話しかけ、相手を落ち着かせようとする。

 

『どうしたの~。話聞くよ~』

『じ、実は会社で…』

男がチェーンソーをおろした瞬間、山田がとびかかり、藤が制圧。

男はリストラされてヤケになり、神社の倉庫からチェーンソーを持ち出したのだった。

 

パーフェクトペア

署に戻った川合は、似顔絵捜査を頼まれる。

川合先生のソウルフルな似顔絵のおかげで、1発で犯人特定!

 

その日、川合と藤、山田、源の4人は川合の部屋で焼き肉パーティーをする。

 

すると『川合、あれ取ってきて』と藤が言うだけで、

川合が冷蔵庫からワインとキムチを持ってきて源はびっくり。

『チェーンソーの時といい、2人はもう完璧なペアだな』

と言われて、川合はごきげん!

 

『それもう1回、言ってもらっていいですか?それだけでごはん何杯でもいけます』

『よっ!パーフェクトペア!』

『マーベラスコンビ!』

と言われて調子に乗りまくる。

 

成長した川合と、子供嫌いな藤

翌日、川合はバリバリと仕事をこなし、ハコ長に褒められる。

でもあんまり褒めると、調子に乗ってまた宮原部長の時みたいにしくじるよと藤がたしなめていると、ハコ長が大事な仕事を頼む。

 

それは来週行われる町山子ども会の防犯教室のポスターを掲示板に貼ること。

 

ハコ長は、藤と川合に防犯教室をまかせようとするが、

『嫌です。私、子ども苦手なんで』

と藤はソッコーで断る。

 

女性警察官だから、子どもが好きとか優しいというのは決めつけだ。

藤はポスターの写真のように、女性警察官が子どもの肩を優しく抱いて、輝く未来を指さしているような世界観が大嫌いだった。

 

すると子ども好きな川合が、私がやります!と立候補。

紙芝居でも作ろうかな~と盛り上がる。

 

交通事故

そこに交通事故の通報が入り、川合と藤は現場へ!

 

現場に着いた川合は、藤が指示を出す前にパイロンを出して片側規制をかける。

そんな川合の成長ぶりに微笑む藤。

 

車は単独事故で、運転手の女性は意識もあり、川合は安心。

ところが路上に転がったタオルケットに気づいた藤は顔色を変え、駆け寄る。

 

それはタオルケットにくるまれたまま、車外に投げ出された赤ちゃんの遺体だった…。

 

川合はまったく動けず、ただ、立ち尽くしていた。

 

動揺する川合

交番に戻ってからもぼう然としている川合を見て、ハコ長と藤はもう今日は帰るように言う。

けれども川合は大丈夫ですと公務を続ける。

 

川合たちが通学路で見守り活動をしていると、

チャイルドシートをつけず、赤ちゃんを抱っこして運転している女性が。

 

川合が注意すると、

『こんなんで切符切るの?子どもってじっとしてないのよ。あんたらのくだらない点数稼ぎでなんで私が…』

と女性は逆ギレ。

先ほどの事故を思い出した川合は、

『そういうレベルの話をしてるんじゃないんです!』

と思わず声を荒げてしまう。

 

藤が間に入って、安全のためにもチャイルドシートは必ずつけてくださいねと言ってくれてその場はおさまったものの、

『あの言い方はまずかった』と藤は交番に戻ってから川合に注意する。

 

『ご遺体を見てつらいのもわかる。怒りたい気持ちもわかる。

でも制服を着ている間は、その気持ちを抑えなさい』

 

『すいません…』

『じゃあ、それを食べ終わったらパトロールに行くよ。ちゃんと食べないと身が持たない』

 

藤はそう言うが、川合はあの時の光景が頭から離れず、食べ物が喉を通らない。

 

『無理です。藤さんとは違うんです。もう、ほっといてください』

 

立ち去る川合を見て、藤は同期の桜(徳永えり)に同じことを言われたことを思い出す。。

そのとき彼女は病院のベッドにいて、重傷だった。

 

川合はハコ長の命令で、家に帰らされた。

 

川合じゃないと

その後、公園で男女がケンカをしているという通報が入り、藤は1人で現場へ行こうとする。

心配になったハコ長は帰るのをやめ、一緒に行くことに。

するとケンカしていたのは、この前、交番に来た田村夫妻だった。

 

妻が刃物を隠し持っているのに気づいた藤は、ハコ長に目で合図をするが伝わらない!

 

しかたなく藤は『ハコ長、単なる夫婦喧嘩です。帰りましょう』と油断させて奥さんに近づき、刃物を持った手を押さえる。

 

その後、奥さんは銃刀法違反で捕まった。

 

その頃、川合は着替えもせず、ベッドの上でひざを抱えて座っていた。

藤は川合の様子が気になるものの、そのまま隣の自分の部屋へ入っていく。。

 

翌日も川合は休みで、藤はハコ長と万引きの通報を受け、スーパーへ。

でも『最近、あのスーパー万引き多いね、川合』とハコ長に話しかけてしまう。

 

山田が異動!?

藤が警察署に行くと、山田が捜査一課から異動になるかもしれないので飲みに行かない?と源が誘ってくる。

 

『すいません、藤先輩まで来ていただいて…。せっかく夢だった刑事になれたのに』

と大泣きする山田を見て、藤は呆れ顔…。

 

隣に座っている牧高(西野七瀬)までやつれた顔をしていて、

それはみんながセンチメンタル刑事(デカ)モードだったからだという。

 

『山田、最後のコピー頼むよ』

『山田さん!最後のコーヒー淹れさせてください!』

『山田!』とガシーンと抱き寄せる北条係長(平山祐介)

『山田!最後に肩をもんでくれ』と肩をもませる源…。

 

それで牧もみんなに合わせてそういう顔を作っていたら、疲れてしまったという。

 

藤はひと通りみんなの話を聞くと、

『じゃあ、私帰るわ。今日はありがとね』

と言って去っていく。

 

どうやら藤は、源が川合がいなくて元気がない藤を元気づけようとしていたことに気づいていたようだ…。

 

藤がいつもと違うのは…

『川合、大丈夫っすかね~?』

『でもこれは警察官ならだれでも通る道だからな』

 

牧も帰ってしまい、2人は川合のことを心配する。

けど、いつもの藤なら川合のことをほっとけないはず。

 

山田が殺人事件を担当してメシを食べられなくなった時には、

ペア長だった藤が無理やり公務に連れ出してくれたおかげで、忙しくて悩んでることを忘れることができた。

 

『でもそれは山田だからだろ?川合は違う』

『川合が女だからですか?』

『いや…』

『藤先輩がいつもと違うのは「桜先輩」のことと何か関係があるんですか?

そもそも藤先輩が交番に異動したのって…』

次々に質問を重ねる山田に、

『俺は何も聞いてないよ。聖子ちゃんが自分で決めることだ』

と言って源は止める。

 

ミスパーフェクトの弱点

しかし翌日も川合は休み、

『心配だね。あの子もそうだったから。ずっとひきこもってたでしょ?

ペアの藤くんだけなんじゃない?川合くんに何かしてあげられるの』

とハコ長は藤に声をかける。

 

でも藤は、桜に『放っといて』と言われたことを思い出し、川合になんて声をかけてあげたらいいのかわからなくなっていた。

 

藤だって普通の人間。悩むときはあるのだ。

 

お父ちゃんからの手紙

その夜、藤が家に帰ると、宅急便やさんが来ていた。

川合の部屋に荷物を届けにきたのだがずっと不在だという。

 

藤は代わりに受け取ると、川合の家のピンポンを鳴らし、

『川合。荷物、届いてるよ。お父さんから』

と呼びかける。

 

でも川合がドアを開けると、そこにはもう藤の姿はなかった。

 

段ボールを開けると、たくさんカップラーメンが入っていた。

お父ちゃんからの手紙には、今、お母ちゃんがダイエット中でそうめんしか食べさせてもらえず、夏バテ中だと書いてあり、『なにそれ…』と川合は笑ってしまう。

 

このカップラーメンとお菓子は、お父ちゃんが隠れて食べようとしたのを見つかってしまい、川合に送ったものだった。

 

追伸。

 

あんまり頑張りすぎるな。

 

辛かったら、いつでも帰っておいで。

 

お父ちゃんのあったかい言葉に、川合は大粒の涙をボロボロ流す。

 

自分たちにできること

翌日、川合が交番に顔を出すと、山下さん家の犬を探しにいっていた藤が戻ってくる。

川合がいなければ、藤は1人で公務をこなさなければいけない。

 

川合が申し訳なさそうに、しばらく実家に戻って休みたいと伝えると、

『謝ることないよ。川合がそうしたいならそうしな』

と藤。

川合はなんだか寂しいようなそんな気持ちになる。

 

すると交通課の宮原部長がまた電話を借りにきて、

『聞いたぞ、川合。初めての死亡事故で参ってるんだって?』

と話しかけてくる。

 

『こじらす前に警察なんてやめちまえ。

俺や聖子がイカれてるだけ。

赤ん坊の死体を見て3食食べてぐっすり眠れる方がどうかしてる』

という宮原。

 

川合はあの時の光景が頭にこびりついて、何かできなかったのかと後悔していた。

でも『何もできるわけない』と宮原は言う。

 

長い間、交通警察官をやってきた宮原は今までいくつも死亡事故に立ち合ってきた。

息を引き取るまでバカみたいに『頑張れ』と繰り返すしかできないこともあった。

なんで警察の制服を着てここに立ってるのが俺なんだと、制服を呪ったこともあった。

 

『見せてやりたいよ、違反してごねてるやつに。

お前の頭の中にこびりついた光景』

 

何も知らないくせにってむかつくけど、あんなのは当事者にならない限り知らなくていい。

その当事者を増やさないのが、警察の仕事なのだ。

 

帰っていく宮原を追いかけ、藤はお礼を言う。

すると宮原は、藤が悩んでいると聞かされ、冷やかしにやってきただけだという。

 

『ペア長失格ですね、私』

『それだけ(川合が)大事な存在になったってことだろ?

まだ、いびりがいがありそうじゃないか、よかったな』

 

宮原は笑ってバイクにまたがり、去っていった。

 

これだけはやりたい

川合がいない間に、藤は子ども防犯教室の準備も進めてくれていた。

それを見て、

『藤さんは警察を辞めようと思ったことはないんですか?』

と川合は尋ねる。

 

『あるよ』

『どうして辞めなかったんですか?』

『誰かがやらなきゃいけない仕事だから。だったら私がやろうと思って』

 

藤が防犯教室の紙芝居の色塗りをしようとすると、

『私がやります!これだけは。私が言い出したことなんで』

と川合は色塗りを始める。

 

ルールの必要性

そして防犯教室当日!

川合は子どもたちの前で、大事な「しらす」の説明を紙芝居でする。

 

最初は「し」。

知らない人には絶対ついていかない。

するとアメをあげようとしている魚(しらすだから?)の顔がハコ長で、

『絵が怖い!』と子どもたちにツッコまれる。

 

ハコ長はごまかしていたが、宮原部長に藤が悩んでることを話したのはハコ長だった。

 

そして紙芝居は最後の「す」。

何かあったらすぐに大人に知らせること。

 

大人は、交番にいる藤さん。子どもに交番に駆け込まれて、慌てているのはハコ長。

藤は帽子をかぶり、拳銃を装備し、足も生えている。魚だけど。。

 

すると『なんでルールを守らなきゃいけないんですか?』と子どもたちから質問が。

川合は一瞬言葉に詰まるが、話し出す。

 

この前、交通事故に立ち合って、赤ちゃんが亡くなったこと。

みんなみたいに、お友達と楽しくたくさん遊ぶはずだったのに、亡くなってしまったこと。

 

それを思うと今でも川合は涙が出そうになる。

そんな悲しい光景をなくそうと、川合だけじゃなく、全員のお巡りさんが頑張っている。

 

でもお巡りさんはプリキュアでもヒーローでもないので、全部の事故をなくすことはできない。

 

『だからみんなにお願いです。

 

きちんとルールを守ってほしいんです。

 

赤信号になったら止まって、青信号になったら手を挙げて渡ってください。

 

それだけで悲しい事故は少しずつなくなります。

 

みんなが守る一つ一つのルールは、確実にこの街を守ってるんです。

 

お巡りさんと一緒に、この命を、みなさん自身の命を守ってください』

 

川合の立派に成長した姿を見て、ハコ長は子どもの学芸会並みに目を真っ赤にして感動する。

それに子どもたちにもちゃんと川合の想いが伝わったようだ。

 

『あ、お母さんお迎えにきてるよ、ほらあそこ』

 

藤は思わずかがんで子どもの背中に手を回し、指をさす。

それは藤が嫌がっていた防犯ポスターのポーズそのもの。

川合に指摘され、

『私がしたことがっ』

と藤は焦る。

 

川合のピンチ!

その後、片づけをしていると、道で遊んでいた子どもたちに向かって1台の車が!

それに気づいた川合は赤色灯を振り、ホイッスルを鳴らす。

だが車はスピードを落とさずどんどんこちらに向かってくる!

 

川合は道に飛び出し、子どもたちを救出!

急ブレーキをかけた車にひかれ、衝撃で倒れるが無事だった。

 

カーナビを見ていて気付かなかったという男性に、

『あなた、一瞬でも目をつぶって運転できるんですか!車は鉄の塊ですよ!この拳銃よりよっぽど殺傷能力が高いんです!』

とハコ長は激怒!

 

ハコ長と藤はすごい剣幕で、人身事故の処理をする。

 

ミスパーフェクトの涙

署に戻った藤は、山田の異動がなくなったことを源から聞かされる。

川合のケガも大したことがなく、藤はホッとする。

 

でも本当に驚いたし、川合が死ぬかと思った。

ああいうとき、本当にスローモーションに見えるんだなと、藤は笑って話す。

 

あのとき、川合がもう逃げないと覚悟を決めたことが藤にはわかった。

 

『聖子ちゃんのスパルタ教育のたまものだよ。

制服を着てるときは、警察官の面構えでいろってよく言ってたもんね』

 

源が藤の前に屈んで、缶コーヒーのプルタブを開けて渡すと、

川合に何かあったら…と、藤は耐え切れず涙を流す。

 

『あ、合コンのメールだ』

『何よ、こんなときに…!』

 

源は藤の横に立ち、泣いている姿がみんなから見えないよう隠すのだった。

 

警察官としての面構え

川合のケガは本当にかすり傷で、藤さんが鍛えてくれたおかげだと川合は感謝する。

 

『私、少しは警察官らしい面構えになりました?』

藤と自分の部屋でくつろぎながら、川合は尋ねる。

『制服を着てればね』

 

それを聞いて川合は満足そうに笑い、お腹がすいたと言ってお父ちゃんが送ってきてくれたカップラーメンを藤と食べる。

 

川合はもう、実家に帰る気はないようだ。

 

桜巡査

翌日。

藤は休みで、川合は昔の交番だよりに載ったハコ長と桜しおり巡査の写真を見つける。

それは藤の部屋にあった写真に写っていた女性で、川合は不思議に思う。

 

川合が車にひかれたとき、藤とハコ長がすごく心配してくれて、川合はびっくりしたけど嬉しかった。

 

でもその理由を知るのはもう少し先のこと。

その理由を知った時、川合は藤とのペアの絆が断ち切られるような、そんな気がした…。

というモノローグが入る。

 

 

その頃、藤は桜がリハビリしている様子をそっと覗いていた。

 

 

『ハコヅメ』6話の感想

前半は、川合が藤先輩の指示がなくても自分からどんどん仕事をしたり、阿吽の呼吸でチェーンソー男の攻撃から逃げたり、川合、成長したな―とニヤニヤしながら見ていました。

 

のに、死亡事故から一転、シリアスな展開に。

あれはショックだと思う。大人が亡くなってもショックなのに、まして赤ちゃんだなんて。

なのにチャイルドシートをしてない人に注意したら、点数稼ぎみたいに言われて。川合が怒るのも無理はない。。

 

どんなときもそうだけど、自分は大丈夫だって思ってしまうんだよね、人間って。

ある意味、そうでないと何もできなくなってしまうもんな。

でもみんながルールを守ることで守れる命がある。

それをみんなが意識できたら、お巡りさんだって注意して嫌な思いをすることもないんだよな。。

 

川合の子どもたちへの言葉も、宮原部長の言葉も、ハコ長の言葉も、すんごい実感がこもってて胸にズシーンと来ました。

私も子どもが飛び出してきてひいてしまいそうになったことがあって、

ほんとスローモーションに見えて絶対もうダメだと思ったんですけど、どちらも奇跡としか思えないくらいの勢いでピタリと子どもの前で停まってぶつからずに済んで、誰かが守ってくれたんだって思わずにいられなかったことが2度あります。

ただ走ってるだけでも何が起きるかわからないし、ほんと怖い。

でも田舎じゃ車がないとやっていかれんし、ジレンマ。

 

今回の件で、桜さんの話もだいぶ明るみになってきましたね。

ハコ長が桜さんのことを知ってたのは、一緒に町山交番で働いてたからなのか。

だから藤さんは町山交番に異動してきたのか。。

そしてその理由は、桜さんをひいた犯人を捜しているから?

川合が車にひかれたとき、あんなにすごい剣幕で怒っていたのは、桜さんに同じようなことが起こったからなのかな。

でもすっかり亡くなったのかと思ってたから、生きててくれてよかった!

 

不穏なモノローグで心配だけど、きっと藤先輩と川合ペアなら大丈夫だと信じたい。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(*´꒳`*)

またの~。

 

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