『君と世界が終わる日に』8話ネタバレと感想│次々と癒しメンバーに危機が!あまりに悲しい来美と響の再会に・・・(´;ω;`)

にこ

今回は、2021年3月7日放送『君と世界が終わる日に』第8話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

ミンジュンを刺した「女」が来美 (中条あやみ) だとは知らず、憎しみの感情を抱く 響 (竹内涼真) 。

 

一方、来美も 愛奈を殺したのが響だとは知らず、復讐を誓っていました。

 

そんな中、響を想う佳奈恵 (飯豊まりえ) の気持ちが加速!

 

佳奈恵は眠っている響に近づき…!?

 

首藤 (滝藤賢一) が冷凍保存装置に何を隠していたのかも、気になりますね~!

それではさっそく、8話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『世界と君が終わる日に』8話のネタバレあらすじ

海と空が一望できる場所に、甲本(マキタスポーツ)たちはミンジュン(キム・ジェヒョン)の墓をつくった。

地面にさした木の枝に、ミンジュンの青い上着をかける甲本。

紹子(安藤玉恵)は、ミンジュンが淋しくないように、花の種を地面にまいた。

 

手を合わせる佳奈恵(飯豊まりえ)たち3人を見て、

『私はそんなことはしない。神様がいたら、ミンジュンを死なせるわけないもん』

結月(横溝菜帆)はひとり、暗い表情で去っていく。

 

── たしかに結月の言うとおりかもしれない。

もし神様がいるのなら、こんないい人が死ぬわけがない・・・。

 

一方、腹部を撃たれた響(竹内涼真)は、しばらく安静を言い渡されていた。

痛みよりも先にくる感情。それは、ミンジュンを刺したという「あの女」への憎しみ・・・。

 

「 恨むなら、その女と首藤(滝藤賢一)だ 」

響は「あの女」の正体が来美(中条あやみ)だとは知らず、憎しみを募らせていた。

 

自衛隊駐屯地では、ゴーレムが敷地内に侵入し、犠牲者が増えていた。

この広い敷地内をカバーするのはもう無理だ。

等々力(笠松将)は、ここを出て、別の場所に避難する必要性を感じていた。

 

冷凍保存装置の中身とは…

そんな中、ジアン(玄理)は、駐屯地の一室に幽閉されていた。

『彼らの居場所を言う気になりましたか?』

鉄格子越しに、首藤は話しかける。

『私を殺せばいいじゃないですか』

 

でも首藤は、死ぬことを許さなかった。生き続けて、罪の深さを噛みしめろという。

 

たしかにジアンは何人かの人を殺めた。

だがそれは、医療発展のため。何百万もの人を救うためのはずだった。

 

ジアンがよろめきながら反論すると、

『冷凍保存装置を破壊し、医療の進歩を阻害した!』

首藤は急に怒りをあらわにし、叫んだ。

 

・・・あの中には何が入ってたんですか?

その問いに、首藤は答えない。

ワクチンはなかった。 では一体、なにが?

 

首藤は目を見開き、その目を潤ませた。

『・・・医学の結晶です 』

それを聞き、狂ったようにジアンは笑いだす。

首藤の瞳から、ひと筋の涙が流れ落ちた。

 

ミンジュンを失った哀しみ

今まで、何人もの仲間が命を落としてきた。

そのたび、哀しみを乗り越え、ここまでやってきた。

でもミンジュンの死は、仲間たちに深い影を落とした。

 

中でも、ミンジュンを家族のように思っていた甲本の哀しみと憤りはすさまじかった。

復讐のため、ひとり駐屯地に乗り込もうとする甲本を、響は止めた。

今はその時じゃない。

まずはこちらの体制を整え、そしたら全員で行こうと。

 

自暴自棄になる首藤

一方、冷凍保存装置を破壊された首藤も、哀しみに暮れていた。

冷凍保存装置にすがりつき、泣きじゃくる首藤。

そこに現れたのは、来美だった。

首藤はここ数日間、食事も満足に食べていなかった。

 

『そんなに落ち込まれるなんて、冷凍保存装置には何が入っていたんですか?』

来美は尋ねるが、首藤は冷凍保存装置にすがりついたまま、泣いているようだった。

 

来美が首藤を後ろから抱きしめると、火花が散り、首藤と来美は後ろに倒れこんだ。

それでも来美は首藤を離さなかった。

 

『気落ちされているのはわかります。

でもしっかりしてください!私に、生きる意味を与えてくれたのはあなたじゃないですか。

ワクチンの開発に協力すれば、たくさんの人の命が救われる。

あなたのおかげで、私はなんとか生きているんです。

教授の研究のためなら、なんだってするつもりです』

 

来美の腕の中で、首藤はぽろぽろと涙を流した。

 

生き抜くために

翌日、響は刀集団のリーダー・坪井(小久保寿人)に、島を守るために協力しないかと持ち掛けた。

ゴーレムがいない場所は、ここ以外にないだろう。

 

坪井を嫌っている甲本は、冗談じゃないと憤慨するが、生き残るためにはそれしかない。

響はみんなを説得すると、見回りに行ってしまった。

 

『あいつ、冷てぇよ!』

甲本は机を殴りつけ、不満をぶつけた。

自分は夜も眠れないというのに。

 

等々力の告白

一方、駐屯地では移転先を捜すため、生存者全員に銃が配られていた。

でもまだ中学生の勝利(田中奏生)は、銃をもらえなかった。

 

その頃、ワクチンの開発を諦めきれない来美は、自分で臨床実験を続けようとしていた。

『バカなことはやめろよ』

等々力は来美から注射器を奪い取ると、首藤がどういうやつかわかってるのかと、来美を問い詰めた。

 

でも等々力だって、自警団に入って等々力に協力している。

それは従わなければ、来美の命に危険が及ぶからだった。

 

けど今の来美にとって、ワクチン開発だけが生きる望みだった。

これをやめたら、どうやって生きていったらいいのか・・・。

涙ぐむ来美を見て、思わず等々力は抱きしめた。

『大丈夫、小笠原はここにいて。俺が安全な場所を見つけてくる。

ずっと好きだった。小笠原のことは 俺が守る』

 

思ってもみない告白に、来美は驚き、声も出ない。

等々力は目を閉じ、ぎゅっと来美を抱きしめた。

 

大丈夫なふり

── 朝方…。

響は、涙を流しながら目が覚めた。

来美のこと、ゴーレムになった母のこと。

 

響は眠っているみんなを起こさないようにそっと外に出て、ミンジュンのお墓に行った。

出典:『君と世界が終わる日に』公式ツイッター

そこに、結月が毛布をまいてやってきた。

怖い夢を見るから眠りたくないという結月。

それは死んだパパの夢だった。

 

『響くんは同じ夢ばかり見て、眠れないことってない?』

『・・・夢は夢だからさ。ほんとのことじゃないから気にしちゃだめだよ』

そう言って戻ろうとする響に、

『今、来美ちゃんのこと、どう思ってるの?』

結月は尋ねた。

『大丈夫。なんとも思ってないよ。もう、忘れることにしたから…』

 

その言葉を、結月のあとを追いかけてきた佳奈恵が聞いていた。

 

佳奈恵の想い

それから響は、異常なほどに仲間のことを心配するようになった。

もう、誰も死なせたくないというように…。

そんな響を心配すると同時に、佳奈恵はどうしようもなく惹かれていた。

 

佳奈恵が響のジャンパーをこっそり抱きしめているのを見た紹子は、若いころ、自分にも惹かれてやまない人がいたと話す。

結局、その人とは何もなかったものの、今は明日生きているかどうかもわからない世界だ。

だから後悔しないように、明日死んでもいいように。

紹子の言葉が、佳奈恵の胸に切なく響いた。

 

その後、佳奈恵はひとり、錆びたベッドにもたれて眠っている響を見つけ、ジャンパーをかけた。

風が2人の髪を舞い上げる。

『ん…』

夢でも見ているのだろうか?苦しそうな表情の響を見て、思わず佳奈恵はその唇に、唇を重ねた。

『…ごめんなさい』

佳奈恵は、目を覚ました響に謝った。

響は何も言わなかった。

『好きです。怒ってますよね』

 

『怒ってないよ』

『…おやすみなさい』

それだけ言うと、佳奈恵は去っていった。

 

島にやってきた等々力

翌日、島に見慣れないゴムボートが接近!

乗っていたのは、駐屯地から偵察にきた等々力だった。

 

等々力が首藤の仲間になったと知り、どういうことなのか問いつめる響たち。

でも等々力は『俺がここに来ていることは自衛隊も知っている。だから大人しくここを明け渡せ』という。

 

『・・・おまえ、首藤がどんな奴かわかってんのか?』

響は、首藤は自分の母親を実験台にして殺した殺人鬼だというと、いきなり等々力を殴った。

『おまえ、俺が親父を捜しにいった半年間、どんな思いをしていたかわかるか?

来美を傷つけて、親友のお前にだって、話ができないくらいぐちゃぐちゃだったんだ』

それなのに、なぜ首藤なんて信じるんだ。

なぜ、あいつの仲間になったんだ。

 

『俺はもう二度と、仲間を殺させない。

仲間を襲う奴は、女だろうと子どもだろうと関係ない。ゴーレムと一緒だ。全員、ぶっ殺す!』

 

響は怒りをぶちまけると、外に出ていった。

ミンジュンを殺されたことに誰より怒りを感じていたのは、 響だったのだ。

 

そんな中、佳奈恵は、駐屯地に来美がいることを響に言えず、自己嫌悪に陥っていた。

ミンジュンを刺したのが「来美」だということに、佳奈恵は気づいていた。

 

でも本当のことを言えば、響がここを捨て 出て行ってしまうような気がして。

佳奈恵は苦しい胸の内を、紹子に吐き出した。

 

迷わず撃て!

一方、その頃、自衛隊は船で島に向かっていた。

その船の中には、来美の姿も!

 

『動くものはすべてゴーレムだと思って、考えずに撃て』

自衛官の桑田(浅香航大)は、来美に銃を渡した。

 

実はその船には、こっそり勝利も乗り込んでいた。

勝利は船を降りると、銃を持ってあてもなく、森の中を歩いた。

 

そのとき、草を揺する音がして、勝利はハッと振り返る。

「動くものはすべてゴーレムだと思って撃て」

桑田の言葉を思い出し、勝利は無我夢中で撃った。

 

バーン!!!

ⒸTBS『君と世界が終わる日に』シネマカフェより

弾は、野草を取りに来ていた紹子の腕に当たった。

倒れる紹子を見て、勝利は驚き、尻もちをつく。

銃声を聞き、佳奈恵が紹子のもとに駆けつけた。

 

『紹子さん!誰がこんな・・・』

黙って紹子は、草むらの向こうを指さした。

 

佳奈恵は人影を見つけ、容赦なく弓を放った。

矢は、勝利の太ももをかすめ、勝利は足を引きずりながら逃げ出した。

 

そこに銃声を聞き、来美たちもやってきた。

傷ついた勝利を見て、子供にこんなことをするなんて許せないと、来美はますますテロリストたちに憎しみを募らせるのだった。

 

島を捨てる坪井

一方、坪井は早々にここは危険だと判断。仲間たちを先に逃げさせ、島を出ていくところだった。

 

『おい、待てよ!約束を破るのかよ!』

『勘違いするな。俺が守ると言ったのは、自分の仲間だ』

『逃げるのかよ!』

紹子を撃たれ、怒りで我を忘れた響は鬼のような形相で坪井を怒鳴りつけた。

 

『逃げる?そうだな。でも俺は、駐屯地のやつらから逃げるんじゃない。あんたから逃げるんだ』

 

今の響の目は、血を求めるゴーレムそっくり。

こうなったらもう戻れない。

 

『俺はあんたとは違う』

坪井は響に最後の忠告をして、去っていった。

 

復讐

アジトに運ばれた紹子は、御前崎(宇野祥平)から手当てを受けた。

でも医療設備が整っていないこの場所では限界がある。

それに自衛隊がここを見つけるのも時間の問題だ。

ここを捨て、島を出るか。ここで迎え撃つか。

選択を迫られる中、佳奈恵が言った。「あの女を見た」と。

 

『ミンジュンを刺したあの女を、許せない』

佳奈恵の言葉に、『俺も許せない』と響は同調した。

 

『戦う相手、間違ってないか?

おまえらが戦っているのはゴーレムじゃないのか?

あんたたちがやろうとしていることは、ただの報復だ

 

響だってそんなのはわかっている。

でも、御前崎のように神様や仏に祈っていても世界はなにも変わらない。

今、響が信じているのは「やらなきゃ、やられる」。

それだけだ。

 

響はバリケードをつくり、ここで自衛隊を迎え撃つ覚悟を決めた。

 

悲しい再会

その夜、桑田たちはあくまで等々力奪還という名目で、テロリストのアジトに向かった。

来美は少し離れた場所で待つように言われ、その言葉に従った。

 

『我々は、駐屯地から来た!武器を捨て、投降せよ!』

桑田の声が聞こえ、

『ふざけやがって』『人を犯罪者かなにかみたいに』と、甲本たちは怒りをつのらせた。

 

空が少し明るくなるころ、甲本は作戦どおり、等々力を人質にして外に出た。

等々力の首筋には、刃物が当てられている。

桑田たちはそれを見て、銃を地面に置いた。

 

その間に響は、裏口から後ろ側に回り、ほかに敵がいないか確認にいった。

すると木立の間から、女が銃を構えているのが見えた。

それは来美だった!

 

『おい、動くな。動くな!!!』

その声を聞き、来美は響だと気づいた。

でも響は気づかず、弓を構え、動いたら撃つと警告する。

 

『おまえか?おまえがミンジュンを刺した女か?

どうなんだ?おまえがやったんだろ?俺の大事な仲間を 』

響はギリギリと弓を引きしぼった。

 

『言えよ、やったんだろ?』

響の言葉に、来美は涙をためた目でかすかに首を振った。

 

『答えろよ、なあ。おい! 答えろ!!!』

『・・・響!!!』

 

来美が振り返った瞬間、響の手から矢が放たれた。

矢は無情にも来美の胸を貫いた。

倒れた来美の目から、ひと筋の涙が零れ落ちた。

 

幸せな夢

──ある夜、来美は夢を見ていた。

響と砂浜を歩く夢。

小さくてかわいい足跡があって、3人で手を繋いで波打ち際を歩いていくの。

 

『そんな日も、遠くないかもね』

響はもう1度、眠りに落ちていく来美の手を握りながら、つぶやく。

『おやすみ』

 

赤いひもを来美の薬指に巻き、サイズを確認する響。

 

『もうすぐだよ』

響は来美のおでこにキスすると、微笑みながらささやいた。

 

~9話につづく~

 

 

『世界と君が終わる日に』8話の感想

ぐはー!来美、大丈夫かな?

完全に貫通していたから、前に勝利に鉄棒が刺さったときと同じような気がする…。

ジアンだったら助けられそうな気がするけど、そこまで間に合うのか!?

しかし、あまりにも酷な仕打ちにショックがでかすぎでした。

響、後ろ姿じゃあるまいに、来美だって気づいてよ~( ノД`)

そこまで憎しみで我を失っていたということか。。

 

佳奈恵の恋も、今までは切ないなーと思って見ていたのだけど、

あそこで「ミンジュンを刺した女を許せない」発言はないんじゃないか?

紹子を撃たれたことで、みんなおかしくなってしまったのかな。

 

大人だろうと子どもだろうと、敵は敵。やられたらやり返す世界。ほんと辛い。

ミンジュンを失い、母性のかたまり・紹子さんまで失ったら、あのチームはもうおしまいだなぁ。。

医療設備もないし、いくら御前崎が頑張っても、薬がなきゃ助けるのは難しいんじゃないかな(>_<)

 

いつも結月のことを1番に思っている紹子さんも、若いころ、傷ついてもいいと思う恋をしていたんだというのが印象的でしたね。

もう、ほんと誰も死んでほしくないよ~(毎回、言ってる…)

 

そんな中、司令塔を次々と失い、自衛隊を率いる桑田一佐!

1話からずっと首藤に対し、疑問を持ち続けていた桑田さんがとうとう、行動を起こすらしい。

どんなときも冷静沈着な桑田さんが仲間に入れば、少しは響も落ち着きを取り戻すかな?

そこにひと筋の光があるような…。

 

でも敵と言っても、もう首藤はボロボロなわけで。

冷凍保存装置にはやはり愛する人が変わり果てた姿で入っていたとしか思えない。

 

ただ、愛する人を救いたい。その気持ちは一緒だと思うのに、ひとたび間違うと、とんでもない方向にいってしまう。

おっかないなぁ。

「幽霊より人間のほうがずっと怖い」とは聞くけれど、ここでは「ゴーレムより人のほうがずっと怖い」かな。

作者がSeason1をどうやって終わらせるつもりなのか、気になりますね。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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