にこ
『おじさまと猫』は、「ガンガンpixiv」、月刊「少年ガンガン」で連載中の、桜井海さんの人気漫画を実写化。
妻に先立たれたピアニスト・神田冬樹(草刈正雄)がペットショップで売れ残っていたブサ猫「ふくまる」と出会い、互いに孤独な心を通わせていくハートフルストーリーです。
あの草刈正雄さんが”おじさま”を、原作のイメージを再現したぬいぐるみの”ふくまる”の声を神木隆之介さんが担当されることでも話題を呼んでいますね!
みなさんもぜひ、『おじさまと猫』の優しい世界に癒されてください(*´ω`*)
それではさっそく、1話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『おじさまと猫』1話のネタバレあらすじ
ペットショップで売れ残っている1匹の猫(声:神木隆之介)。
名前はまだにゃい。
周りの猫たちが『かわいい~!』と、もてはやされる中、その猫を見た客たちは皆、口にする。
『なに、このブサ猫!』
そのセリフ、もう聞き飽きたにゃん。
日に日に値段を下げられ、食欲も失せ、気付けばもうすぐ1歳になる。
隣のスコティッシュフォールド(声はイケおじ)は言う。
『1年経ったら、どこかに連れていかれる』と。
『それがどこかは知らないが、おそらく誰もいない、暗くて寒くてジメジメした場所だろうよ』
そんなとこ、行きたくにゃいにゃん…
猫は悲しげにうつむいた。
動物嫌いの神田
一方、ピアニストの神田(草刈正雄)は妻に先立たれたショックから、眠れぬ日々を過ごしていた。
『おはよう』
毎朝、神田はコーヒーを淹れ、妻・鈴音(髙橋ひとみ)の写真の前に置く。
鈴音がいなくなって1年近く経つが、今も心にぽっかり穴があいたまま。
自分にとって彼女がいかに大きな存在だったか、思い知るばかり。
きっと今日もいつもと変わらぬ1日が始まるのだろう。
そこに、幼い頃からの親友・小林夏人(升毅)がやってきた。
彼は「茶子」と名付けた柴犬を溺愛していて、今朝も散歩中に神田の家に寄ったのだ。
『あれからもう1年だろ?そろそろいいんじゃないかと思ってさ』
いつも暗い顔の神田を元気づけようと、いそいそとスマホを取り出す夏人。
『いや、俺、そういうのはまだ…』
『じゃあ、お前、ずっと1人でいるつもりか?左右バラバラの靴下を履いて』
『写真だけでも見てみろって。めちゃくちゃ可愛いんだから。
行くぞ?行くぞ!?
ほら…!』
そう言って、夏人が見せたのはめちゃくちゃ可愛い犬だった。
生後1か月の柴犬の女の子。
『犬はいいぞ~。人生楽しいぞ~』
夏人は嫌がる茶子に覆いかぶさり、顔をすりつける。
でも神田は、動物が苦手で触ったこともない。
夏人が『茶子ちゃん、おとなしいから撫でてみろよ』と言っても、やっぱり…無理!
『じゃあ、犬がダメなら猫でもいい。飼う予定だったんだろ?』
夏人に言われて、神田は亡き妻に「猫を飼いたい」と言われたことを思い出す。
「実はね、ずっと飼いたかったの。…嫌?」
「い、嫌じゃないよ。嫌いじゃないし」
「ほんと~?嬉しい~!」
鈴音は神田に抱きついて喜ぶと、
どんな猫にするかは「あなたに決めてほしい」と微笑んだ。
でもやっぱり神田は『猫はいいや』と断る。
もし飼うとしても、子どもの頃1度だけ触ったことがあるイソギンチャクくらい。
『じゃあ、見つけたら絶対飼えよ!』
夏人はなんとしても神田にペットを飼わせたいようだった。
昔の栄光
そんな中、神田はピアノの演奏会のオファーを受ける。
でも話を聞いただけで、神田の手は震えだし、首からお守りのように下げた結婚指輪で気を落ち着けなければならないほど。
この状態では、ピアノの演奏などとうてい無理だった。
けれども神田には、復帰を待ち望んでいる人たちがたくさんいる。
妻が亡くなる以前は、神田は世界で活躍する著名なピアニストだったのだ。
『いつか…』
『いつか必ず』
と返事はしたものの、それは神田の重荷になっていた。
運命
そんなときだ。
吸い寄せられるように、神田は通りがかりのペットショップに入った。
『あの~、何かお探しですか?』
店員の佐藤もみじ(武田玲奈)に声をかけられ、イソギンチャクを捜していると答える神田。
でもここは水の生き物は扱っていない。
そこで、もみじはここぞとばかりに
『猫ちゃんはいかがです?あちらにとっっても可愛い…は言いすぎか…。でも、私はとってもかわいいと思うんです!』
と、エキゾチックショートヘアの売れ残りの猫をプッシュしようとした。
でも神田は、猫が苦手だと見もせずに帰ってしまう。
「…心配かけてごめんにゃん。でももう、いいにゃん。
私にゃんて誰も欲しがらにゃいにゃん。
どうせ無理にゃん」
けれども今日、誰かが飼ってくれないと、お迎えがきてしまう。
大人になった猫は、この店には置いておけないのだ。
もみじの給料では、自分の生活だけでいっぱいいっぱいで、猫を飼う余裕なんてないし…。
もみじがふぅ~とため息をついたとき、ふと床に何かが落ちているのを見つける。
それは、神田が大切にしている妻と自分の結婚指輪をネックレスにしたものだった。
そこに、慌てて神田がネックレスを取りに戻ってきた。
「…にゃ?
さっきのイソギンチャクさんにゃ。
いいにゃ、ネックレスさんは大事にされてて。
羨ましいにゃ」
猫が顔を上げてその様子を見ていると、
突然 犬が吠え、びっくりした神田はネックレスを床に落とす。
結婚指輪が転がり、行きついた先は「猫」の前…!
指輪を拾い、顔をあげた神田は目の前にいる「猫」と目があい、じっと見つめる。
「…な、なんで見てるにゃ?私はイソギンチャクじゃないにゃ!」
猫がドキドキしながら見つめ返すと、
『この猫、なんていう猫ですか?』
と真面目な顔で神田は尋ねる。
『さきほどご紹介したエキゾチックショートヘアという猫ですが…』
もみじが戸惑いながら答えると、
神田は『この猫、ください』と信じられない言葉を発する。
恥ずかしながら神田はこの年まで、猫を1度も触ったことがない。
でも神田はひと目見て、この猫がどうしてもほしくなったのだ。
『この猫をください。この子がいいんです。私にください』
神田の言葉を聞き、喜んでもみじはガラスケースから猫を抱き上げる。
でもどうして猫が苦手だと言っていたのに、いきなり飼うなんて言いだしたのだろう?
変な期待をしてはいけないと、猫は思った。
『私にはわかる』
そう言って、神田はもみじから、猫を受け取る。
妻が言っていた「あなたが選ぶ猫」。それは、この子に間違いない。
見た瞬間、神田はこの子を『かわいい、かわいい』と抱きしめたくなったのだ。
神田は微笑むと、猫を抱き寄せ、優しくなでる。
「こんなにブサイクなのに?こんなに大きいのに?誰も欲しがらにゃいのに?」
と、猫は夢を見ているのではないかと目を疑った。
でも神田は『可愛いねぇ、うちの子になってくれるかい?』と猫の瞳を見つめ、にっこりと微笑む。
「…なるにゃーん!」
猫は神田の胸に顔をうずめ、幸せそうに神田の顔を見上げた。
幸せな未来
それから神田は必要な猫グッズを全部買った。
こんな楽しい買い物は初めてだ。
それに、もみじが驚くほど、猫は神田の腕の中で安心しきった顔でおとなしくしている。
『いい人に会えたね。いっぱい可愛がられるんだよ。よかったね』
もみじに頭をなでられ、『にゃ~』と猫は鳴いてお礼を言った。
「達者でな」
スコティッシュフォールドも見送ってくれた。
こうして、神田家に猫がくることになった。
妻が出会わせてくれた最高にかわいい猫が。
誰かに愛されたかった猫とおじさまの、愛おしい日々がここから始まるのにゃ。
~2話につづく~
「おじさまと猫」のTVドラマ化が決定しましたー!!
神田冬樹役は、ななんと草刈正雄さんです!!
イケおじさますぎます!
ふくまるめちゃ可愛いのです!!
楽しみでしょうがないです!
ここまでこれたのは、皆様が応援してくださったおかげです!
本当にありがとうございます!!#おじさまと猫 pic.twitter.com/N9CXoV8GrL— 桜井海@おじ猫7巻発売中!ドラマ放送中! (@sakurai_umi_) November 8, 2020
https://twitter.com/dwangojpnews/status/1346658144831696896?s=20
実写ドラマおじさまと猫…升さんが茶子ちゃんとイチャイチャする姿が最高に可愛かった(о´∀`о) 升さんがただただ可愛い第1話だった… #おじさまと猫 pic.twitter.com/hLKufrtu1B
— ほよ@寝不足で短足 (@GR_hoyonrodeo) January 8, 2021
『おじさまと猫』1話の感想
猫のふくまるが、ぬいぐるみで声が神木隆之介さんということで、どんなふうになるんだろうと一抹の不安がありましたが、面白かったです♪
最初こそ足の辺りに違和感があるものの、こういうものだと慣れてしまえば、もうそこからは!
おじさま役の草刈正雄さんがピッタリすぎるし、なんてったって「茶子」命の夏人さんが明るくグイグイ引っ張ってくれます。
おじさまと、ふくまるの運命の出会いのところは泣いてしまったわ~。
外見とか関係なく、見た瞬間におじさまは「かわいい、かわいい」と撫でてあげたくなったんですね。
それって最高じゃないですか。
もう自分にゃんて…と思っていた猫の気持ちを一瞬で温めるくらいの心の絆。
私も犬は飼ってるのですが、猫は1度も飼ったことがないので、飼い方とか大変そうだなぁと。
なにからなにまで初めて尽くしのおじさまが、次回どんなことになっちゃうのか楽しみですね♪
そして、いつピアノが出てくるのかなぁとか。
ピアノの部屋があるのかな?
そこに、「ふくまる」が偶然入って、それで触れてみようという気になるのかな?
とてもわかりやすいお話で、外は吹雪だけど、心がぽかぽか温まりました!
次回も楽しみです~☆
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
またの~。
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