今回は、2020年5月24日放送『70才、初めて産みました~セブンティウイザン。』第8話(最終回)のネタバレあらすじと感想をまとめました。
朝一(小日向文世)の胃がんが判明し、手術することに。
そんな中、夕子(竹下景子)まで骨折し入院することになり、江月家は大ピンチ‼
残されたみらい(野田あかり)はどうなってしまうのでしょうか…?
朝一と夕子、合わせて135歳のリアル育児も最終回!
それではさっそく、気になる8話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『70才、初めて産みました~セブンティウイザン。』8話(最終回)のネタバレあらすじ
朝一(小日向文世)が胃がんだとわかり、手術をすることに。
その夜、朝一は万が一に備え、預金通帳の確認をしました。
胃を半分以上切除しても再発の可能性があると聞き、弱気になる朝一…。
夕子(竹下景子)は『私にとっては、みらい(野田あかり)も大事だけど、あなたも大事』と励ましました。
翌朝、みらいが幼稚園に行きたくないと言い出しました。
同じクラスの男の子・ゆたかに『みらいちゃんはなんでおばあちゃんと来るの?』と言われるからです。
『なんでママはおばあちゃんなの?』と尋ねるみらいに、
夕子は『それはみらいちゃんがとっても強い子だからよ。こんなに年を取ったママから産まれてきてくれたんだもの』と答えました。
リハビリ中のアチャコさん
その日、朝一はバードウォッチング仲間のハシビロ君と一緒に、アチャコさんのお見舞いに行きました。
実はアチャコさんはずっと入院していて、それでバードウォッチングにも来れずにいたのです。
朝一とハシビロ君は、何も知らず連絡を取らずにいたことを謝りました。
『あかんわ俺は…』と元気のないアチャコに、朝一は自分はガンだと告げました。
するとアチャコは『あんたは大丈夫。運がいいから』と、いつものように朝一を元気づけました。
夕子からのビデオレター
朝一が家に帰ると、みらいが走って泣きついてきました。
幼稚園で『おばあちゃんは子どもを産まない』と言われたというのです。
そこで朝一はみらいに、出産前に夕子が撮ったビデオレターを見せることにしました。
お腹の大きな夕子を見せて、『あの中にみらいがいたのよ』という夕子と朝一。
最後まで見終わると、朝一は『これからもいろんなことを言われると思うけど、ほかの人がどう思ってもみらいが信じてればいいんだよ』と言いました。
そしてみらいに、しばらく入院することを伝えました。
朝一の手術
入院の日。
鬼子母院長(中村梅雀)が病室にきてくれ、みらいと対面。大きくなったみらいを見て、とても嬉しそうです。
みらいは、鬼子母が夕子のお腹の中からみらいを出してくれたと聞き、『きしもん、ありがとう!』と笑顔でお礼を言いました。
夕子とみらいが帰ると、朝一は『みらいはまだ幼稚園児なのに病気になってしまうなんて、なんて無責任なんだ』と嘆きました。
すると鬼子母は
『誰だって病気になるのは予測できないし、いつ死ぬかもわかりません。
だから病気にならないよう予防して、死なないように手術して手当てする。
それがあなたの責任じゃないですか?』
と優しく声をかけてくれました。
それを聞き、朝一は前向きな気持ちで手術に臨もうと思うのでした。
幼稚園。
みらいがいつものように1人で泥だんごを作っていると、ゆたかが来て泥だんごを踏みつけました。
みらいは思わず、『やめて!』と拳を振り上げますが、グッとこらえました。
その後、無事に朝一の手術は終了。転移もなく、夕子はほっとします。
朝一は、生きて帰れた記念にと、3人で写真を撮りました。
なんてことを…
そんなある日、夕子の兄・秀雄(竜雷太)が長野からやってきました。
夕子に、にこにこ子どものことを尋ねる秀雄。
秀雄は以前、娘の恵(前田亜季)がここに来た時の話をすると、恵がここの子をとても気に入っていて、いつも話をするんだと言いました。
そして、恵は不妊治療がうまくいかなくて子どもがいないので、夕子の子を養子にくれないかというのです。
秀雄は、今は夕子も朝一も元気だけれどいつ何があるかわからないし、子どもが小さいうちに若い夫婦に育ててもらった方がいいのではないかと言いました。
これは恵の希望ではなく、秀雄が勝手にしたことだと言います。
でも夕子は頑として断り、秀雄を帰らせました。
『兄さん、子ども子どもって言うけど、うちの子は“みらい”っていうんです』と…。
夕子の怪我
術後5日目。
病室で元気にブンバボーンを踊るみらい。
今日から重湯も出るようになり、朝一は順調に回復していました。
その帰り道、みらいは朝一に似た人を見つけ、夕子の手を放し、走って行ってしまいました。
それを追いかけようとして、夕子は転倒。
トラックが走ってきて、夕子は悲鳴をあげました。
みらいは無事でしたが、夕子は膝を骨折し、入院することに…。
バラバラになる家族
朝一が呼ばれていくと、夕子は小さな声で『ごめんなさい…』と謝りました。
これから手術をして、ワイヤーで固定するのです。
病院に来ていた黄桜(伊藤歩)は、2人が退院するまでの間、みらいを里親に預けることを提案しました。
それを聞き、朝一はどこの誰かもわからない家に預けるなんてと猛反対!
でもほかに預かってくれる人もいません。
朝一は、黄桜から『その家から幼稚園にも行けるし電話もできる』と聞き、断腸の思いでみらいを預かってもらうことにしました。
その夜から、みらいは里親さんの家で過ごすことになりました。
その家には2羽の文鳥がいて、淋しいみらいの心を癒してくれました。
翌朝、みらいが里親の女性と幼稚園に行くと、『あれがほんとのママ?』とゆたかが近寄ってきました。
みらいはそれを聞き、複雑な気持ちになりました。
母親失格
1週間後、朝一は退院の日が決まり、夕子の病室に報告に行きました。
すると夕子はリハビリもせず、硬い表情でベッドに横になっていました。
朝一が何を言っても、夕子はだんまり。
でも、朝一が『今日みらいに電話してみる?』と言うと、『私はいい。…母親失格だから…』と夕子は暗い声で呟きました。
夕子は、自分がもっと若ければ転んで骨折したりなんてしなかったのにと、年老いた自分を責めていました。
そしてこの前、秀雄が来て、みらいを養子にほしいと言われたことを明かしました。
それを聞いて朝一はびっくり。
その時は断った夕子でしたが、今は自分より、若い恵が育てた方が、みらいにとっていいんじゃないかと思うようになっていました。
夕子は『私が育てるとみらいを守れない。死なせてしまうかもしれない。そんなことになるぐらいなら…』と泣きました。
朝一、退院
数日後。朝一は退院すると、幼稚園に行き、もう少しだけ里親さんのところにいてほしいとみらいに頼みました。
みらいはがっかりしながらも、朝一の言葉にうなずきます。
そして、ママのお見舞いに行きたいというと、ママにいい子いい子するのと朝一の頭をクシャクシャ撫でました。
その後、朝一は黄桜に会い、この前大声を出してしまったことを謝りました。
すると黄桜は、介護認定すれば家に手すりもつけられるし、介護ヘルパーもつけられると話し始めました。
しかしそれは、今の夕子には酷すぎます。
夕子はすっかり自信を失ってしまっているのです。
それを聞き、黄桜はハッとして謝りました。
高齢の方は、大きな怪我をしたりして入院すると、それまで張っていた気力が切れて、がっくりしてしまうことがある。それでそのまま寝たきりになってしまうこともあるのです。
その夜、朝一はどうしたらいいのかわからず、眠れぬ夜を過ごしました。
それは夕子も同じ。
みらいも、里親さんのおうちで、涙にぬれた頬でうさぎちゃんのぬいぐるみを抱っこして眠っていました。
翌朝、朝一はアチャコに会いに行きました。
朝一が『俺んとこ、もう家族バラバラだよ。なんか夢から醒めてしまった気分』とぼやくと、
アチャコは朝一に近づき『あんたんとこ世界一幸せな家族ちゃうの?』と朝一の顔を覗き込みました。
朝一が『そう思う?』と訊くと、アチャコは『世界一やで』と頷きました。
何よりの特効薬
朝一は夕子を一時退院させると、家に連れて帰りました。
夕子は松葉づえで家に入ると、『私を説得したいんでしょ?』と言いました。
夕子は妊娠したときに、生まれてくる子が可哀そうだとみんなに言われたときは、絶対そんなことはないと思っていました。
でも今は、自分のせいでみらいに怪我をさせたり死なせたり、かわいそうな子にしてしまうかもしれないと怖くてたまりません。
夕子は自分たちはしょせん『おじいさん』と『おばあさん』なのだと痛感していました。
それは朝一も同じでした。
子育てをして若返った気になっていたけど、癌になって夢から醒めた気分だと、朝一は言いました。
でも元々若くないんだし、これが現実。
それに夕子が出産するとき、鬼子母先生はこう言っていました。
『出産に絶対安全ということはありません。それは20歳の女性でも同じです』
『年寄りがみらいを育てて危険にさらすのと、20歳の人が育てて、みらいを危険な目にあわすのは、同じじゃないか?』
朝一は、まだ起きてもいないことで諦めるのは嫌だと言いました。
『夕子が転んでしまうなら、絶対勝手に走らないような慎重な子に育てようよ。
俺の癌が再発するかもしれないなら、1日1日を大切にするような子に育てようよ。
夕子が自分を信用できないなら、信用できるようになるまで待つよ。
だから、もうちょっとここでパパとママをやろうよ』
朝一はそう言うと、
3人で夕子の田舎に行って、お母さんのお墓参りもして、恵にも会って仲良くなって、それでまた困ったら助けてくれるような人を増やしていこうと語り掛けました。
そしてもうすぐ、ここにみらいが帰ってくると朝一は夕子に告げました。
それを聞き、夕子はうろたえました。
でも朝一は、
『みらいに会ったらわかるよ。親でいることを諦めないでいようよ』
と優しく夕子を見つめました。
そこにみらいが『ママ~~~~!!!』と飛び込んできて、夕子はためらわずにみらいを抱きとめました。
『おかえり』
『ただいま』
夕子は今までの曇り切った顔が嘘のような笑顔でみらいを抱きしめます。
みらいの母親は、
みらいが1番望んでいるのは、
他の誰でもない 夕子だから。
江月家の未来!
こうしてまた江月家の日常が戻ってきました。
すっかり元気になった朝一は、みらいを自転車の後ろに乗せて、河川敷を爆走します。
そして夕子のところまで来ると、今度は夕子がみらいを乗せ、走る朝一と競争です!
これからも病気をしたり、けがをしたり、困ったことがあったりいろいろなことが起きるでしょう。
そのたびに笑ったり泣いたりしながら、朝一たちは乗り越えていきます。
それは特別なことじゃなく、みんなに起こりうること。
だって、朝一たちは特別じゃない。どこにでもいる普通の家族なんです…!
ラスト
みらいが幼稚園で泥だんごを作っていると、ゆたかがやってきました。
『みらいちゃんね、生まれてきてよかったんだよ。一緒につくろ』
みらいはゆたかに泥だんごをあげると、仲良く一緒に作り始めました。
~おしまい~
私があらすじを書くとき、いつも頭の中を流れていました。
ドラマにピッタリの名曲です!
https://twitter.com/Info_Muramatsu/status/1264566401261400066?s=20
『70才、初めて産みました~セブンティウイザン。』8話(最終回)の感想
すっごい素敵な家族の時間。
朝一さんめちゃくちゃ素敵な旦那さまで素敵なパパ。
優しさに毎回癒されました。最終回、お疲れ様でした。
素敵なドラマをありがとう💕#セブンティウイザン #小日向文世 #竹下景子 pic.twitter.com/8xLLVzzCGq— [ reveuse ] レヴーズ (@reve_de_reveuse) May 24, 2020
最終回は、朝一が癌になり、夕子も骨折して入院、みらいは里親さんのところに預かってもらうことに…という、家族バラバラの危機に…。
黄桜さんが預かってくれるのかなぁという淡い期待は裏切られてしまいました。そしていきなり介護の話はキツイよ、黄桜さん…(^o^;)
夕子がこんなふうに気力をなくしたのは何度めだろう。
そのたび、朝一が励まして立ち直ってきた。
そして朝一が弱気になったときは、夕子が励ます。
そのうちみらいが大きくなったら、今度はみらいが励ましてくれるんだろう。
そうやって、助け合う家族になるんだろうなぁと思いました。
夕子の落ち込みが激しかったぶん、
朝一が『みらいに会ったらわかるよ』って言って、みらいが夕子の胸に飛び込んでくるシーンは感動でした。
そしてやっぱり最後は河原を自転車で爆走!
セブンティウイザンといえばこれだ!というシーンが出てきて、嬉しかったです(≧∀≦)
小日向さんも竹下さんも若いなーって思う。元気元気!
朝一と夕子とみらいと、何度この河川敷を通ったかな~。
みらいが産まれる前、朝一はいつも険しい顔でこの道を通っていたね。
夕子が初恋相手と再会したときは、『今日も早引けですか〜!?』って、夕子が自転車で朝一を追い越したね。
夕子が産後ウツになって、空を見上げたのもここでしたね。
それに、いつも部屋の窓が開いていて、カーテンが揺れているのもよかったです。
どっしりとした重厚なドラマの空気を、そっと緩めてくれていたような気がします。
ラストに、みらいちゃんがゆたかくんと急に仲良くなったのは『?』だったけど、みんなを幸せにしたいっていう脚本家さんの愛が感じられてよかったです。
みらいちゃんがもっともっと大きくなっても『生まれてきて よかった』って思ってくれたらいいなぁ。
いろいろあったけど、この家族と出会えてよかった〜〜〜!!!!!!!
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
またの〜。