『オー!マイ・ボス!』最終回のネタバレと感想│ラストはやっぱりあのベンチで!麗子に中沢先輩、尾芦もよかったわ~

にこ

今回は、2021年3月16日放送『オー!マイ・ボス!恋は別冊で(ボス恋)』最終回のネタバレあらすじと感想をまとめました。

潤之介(玉森裕太)と別れた奈未(上白石萌音)は、激しい”潤之介ロス”に!

 

そんな中、MIYAVI編集部に新たな問題が発生!

 

しかし、麗子(菜々緒)は戻る気はなく・・・。

 

好きな人には、笑顔でいてほしい。夢を叶えてほしい。そう思って決めた別れですが。

 

はたしてみんなに笑顔が戻る日はくるのでしょうか!?

それではさっそく、最終回のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』最終回のネタバレあらすじ

潤之介(玉森裕太)と別れた奈未(上白石萌音)は、極度の潤之介ロスに陥っていた。

撮影中のカメラマンにモデルさん、はたまた副編集長の半田(なだぎ武)まで・・・(いや、これは違う)潤之介に見えてくる始末。

そんななので、和美(秋山ゆずき)をはじめ、編集部の仲間たちにも、すぐに何が起きたのかバレてしまった。

 

『結局、何かを失ったら、他の何かで埋めるしかないんだよね』

ソファに座り、涙ぐむ奈未を見て、遥(久保田紗友)はハンカチを差し出す。

でも奈未には、中沢(間宮祥太朗)から借りたハンカチがあった。

 

── また お前が泣いてるような気がして・・・。

 

あの夜、奈未が別れたことを知った中沢は、隣に座って奈未を励ましてくれた。

 

『仕事をするってことは、夢を見ることだ。

・・・何かを 諦めなきゃいけないこともある。

それだけ大事なものを諦めたんだから、お前はお前の夢を叶えないとな

『はい・・・っ』

大泣きする奈未を優しく見つめると、

『ほら』

中沢は自分のハンカチを奈未に貸してくれた。

 

『さすがだね、中沢さん。ま、こういう時こそ、気持ち切り替えて仕事を頑張って』

遥に励まされ、そうだ、仕事を頑張ろうと奈未は思った。

 

麻美の決意・・・

麗子(菜々緒)に代わって麻美(髙橋メアリージュン)が編集長になったMIYAVIでは、3つのブランドから広告掲載見送りの申し出があった。

 

責任を感じた麻美は、宇賀神(ユースケ・サンタマリア)に編集長から降りる意向を伝える。

やはり、麗子じゃなきゃだめなのだと。

 

宇賀神は引き止めようとした。

でも、麻美はただ、『麗子のものが欲しかっただけなのかも』と涙ぐむ。

MIYAVIも、宇賀神のことも。

 

『申し訳ありませんが、僕の気持ちは・・・』

『冗談よ!とにかく、MIYAVIに必要なのは麗子よ』

麻美は宇賀神に背を向けると、精一杯の強がりを言った。

 

その後、宇賀神は麗子に、編集部に戻ってくれるよう頼みにいった。

でも麗子の気持ちは変わらず・・・。

 

『あ、おみかんどうぞ』

麗子は、お昼に食べようと思っていたのだろうか?宇賀神にみかんをひとつ手渡し、去っていった。

 

問題発生!

そんな中、次号の表紙に載る予定だったモデルのhinataの写真が流出!

hinataは女優の海老沢紗英の娘で、前情報をいっさい出さずに鮮烈デビューさせようとしていたため、海老沢はカンカン!

 

しかし今から別の企画を考えていたら、発売日に間に合わない!

このピンチを乗り越えるべく、奈未は備品管理部に行き、麗子に助けてほしいと頭を下げた。

でも・・・、

『私にはもう関係ない』

麗子は冷たく言い放ち、台車を押して去っていく。

 

『編集長!』

ねえ、写真が世に出るのは そんなにまずいこと?

『・・・え?』

麗子の言っている意味がわからず、奈未はきょとんとして麗子の後ろ姿を見送った。

 

4日ぶりの再会

その夜、編集部員一同は、臨時で編集長になった半田の就任祝いで居酒屋に集まっていた。

そこになんと潤之介が現れ・・・!?

みんなが気を利かせて、呼んでくれたのだ。

 

『げ・・・、元気ですか?』

奈未は隣に座った潤之介に、ぎこちなく話しかけた。

と言っても、別れてから4日しか経っていない。

あれから潤之介は、父・勝之介(宇梶剛士)と取引先を回る、多忙な日々を送っていた。

 

カメラマンを辞めたことも『もともと家を継ぐつもりだったから』と、割り切った様子の潤之介。

でも、俺じゃなかったんだよなぁ。父さんが継がせたかったのって

 

ちらりと見せた潤之介の本音が気になって、中沢は店を出た潤之介をラーメン屋に誘った。

 

男の友情?

『でかい家には、でかい家なりの大変さがあるんだな』

並んでカウンターに座り、2人は熱々のラーメンをすすった。

 

この前 潤之介が楽しそうに写真を撮っているのを見て、中沢は「カメラマンという仕事に誇りを持ってるんだろうな」と思った。

かっこいいと思った。

 

『鈴木のことはいいの?』

『いいも何も、奈未ちゃんにはやりたいことがあるから』

潤之介はうつむいたまま、ラーメンを食べ続けた。

 

『でも、あんたがわかってもらう努力をしないと、なんも進まないんじゃないの?』

中沢の言葉が、潤之介の胸に引っかかった。

 

ピンチはチャンス!

その後、hinata本人から再撮影の許可が出た。

バンドをやっているhinataは、写真が流出したおかげでライブのチケットが完売したとごきげんだった。

母親のことも説得してくれるという。

 

でも写真を撮り直すといっても、「初顔出し」というサプライズがなければ、インパクトが弱くなってしまう。

みんなが悩んでいると、

『あえて流出した写真を使って、新たなサプライズを仕掛けるというのはどうでしょう』

奈未が言った。

そうすれば、流出した写真もMIYAVIの宣伝ということになる。

 

『その、新たなサプライズっていうのはどうするんだよ』

『それはみんなでこれから考えましょう!それが私たちの仕事じゃないですかっ』

ピンチはチャンス!

みんなは協力しあい、また前に向かって動き出した!

 

やり手な遥さん

そんな中、相変わらず仲のいい中沢と奈未の様子を見て、遥は複雑な想いを抱えていた。

 

『和泉、お疲れ』

後ろから自転車で追い越していく中沢を見て、遥は呼び止める。

 

『中沢さん!中沢さんって、ドМですよね?』

『はあ!?何言ってんだ、急に』

呆れる中沢に近寄り、遥は畳みかけるように中沢の痛いところをつく。

 

だって、そっちに行っても報われないってわかってるのに、報われないほう、報われないほうに行くから

遥がじっと見ると、

『それは自分に対してドSっていう説もあるだろ?』

中沢はバツが悪そうに目を逸らした。

 

じゃあ、私とデートしてつまらなかったら、ドSの中沢さんは嬉しいですか?

『なんだそれ。もし楽しかったらどうするの?』

中沢が笑って遥のほうを見ようとすると、ブスッ。遥の人差し指が見事に中沢のほっぺに突きささった。

 

『問題あります?』

『・・・お前、なかなかやり手だな 』

にこっと笑う遥を見て、ほっぺに指をあてられたまま、中沢は唇の端を持ち上げた。

 

どうしても麗子に見てほしい!

その後、表紙の撮り直しが行われた。

顔を隠して撮ることで、新星モデルの存在感が増した写真を見て、麻美も納得!

完成したゲラを、奈未は備品管理部の麗子の机に置いておいた。

 

でも中をまったく見もせずに、麗子はそれを返しにきてしまう。

『何度も言ってるでしょ?私はもうあなたたちの編集長じゃないの』

そう言って出ていく麗子を、奈未は追いかけた。

 

今回、奈未は小さいけど記事を書いた。

そこに麗子から教わったすべてを込めた。

どうしても麗子に読んでほしかった。

だから・・・

『お願いします!』

受け取ろうとしない麗子に原稿を押しつけ、奈未は逃げるように立ち去った。

 

ひとりじゃない

麗子がエレベーターに乗っていると、途中で宇賀神が乗り込んできた。

前に立っていた宇賀神が急に隣にきて、驚いて麗子は身を引いた。

 

『麗子さん。

責任も取りすぎると、ほかの人が取るぶんがなくなっちゃうので、もう少しみんなに分けてあげてくださいよ。

時には周りに頼るのも必要です。

人はそんなに強くない。完璧じゃなくていいんです』

そう言うと、宇賀神は少しおちゃらけて言った。

『ちなみに、僕ならいつでも頼ってくれていいですから』

 

麗子は黙って、エレベーターを降りていく宇賀神の背中を見送った。

 

変わらぬ想い

備品管理部についた麗子は、机の上にもらったゲラを投げ出した。

でも奈未が言っていた。

小さな記事を書かせてもらったと。

どうしても読んでほしいと。

その言葉に突き動かされ、麗子は机に座って1枚1枚に目を通した。

 

そのうち麗子は、少女のころにドキドキしながらファッション誌のページをめくったときの気持ちを思い出した。

 

その気持ちをもっと確かめたくて、麗子はパリでファッションの勉強をしようと思った。

でも一番認めてほしかった、応援してほしかった父に『そんな時間、もったいない』と言われてしまった。

 

スーツケースを引いて、ひとり空港に向かうバス停のベンチに座り、麗子は泣いた。

そのときも、麗子と共にいてくれたのは、大好きなファッション誌だった。

 

泣きながらめくったあの時の雑誌と、MIYAVIの世界が重なる・・・。

 

コツ、コツ・・・。

麗子はヒールを履き、真っ赤なワンピースを身にまとい、編集部に向かった。

 

『 ジーザス・・・』

麗子の姿を見た一同は、目を見開き、麗子を見つめる。

みんなの視線を一斉に浴びながら、麗子は落ち着いた様子で話し始めた。

『見せてもらったわ』

 

時代とともに移り変わっていくのが雑誌であり、ファッションだ。

でもどんなに時代が変わっても、いつまでも変わらないものがある。

それは「作り手の情熱」。

この仕事は、夢の一瞬を提供すること。

みんなが作ったMIYAVIには、その”力”がある。

 

『とても素敵な時間だった。

・・・ひとつだけお願いがあるの。

もう1度、やらせて?あなたたちと一緒に

 

『わあっ・・・!』

みんなが一斉に拍手する中、

『おかえりなさい、編集長』

奈未と麗子は微笑み合った。

 

そしてまた、次号発売に向け、忙しい日々が始まった!

中沢は、一緒に取材に向かう遥の荷物を何も言わずに持ってあげた。

活気あふれる編集部を見て、麻美は満足そうに微笑みながら去っていった。

 

そしてとうとう、麗子の最終チェックが入った!

緊張の面持ちで編集長室を見上げるみんな。

無事に「責了」をもらい、やったー!!!

 

そんな中、奈未のもとに尾芦(亜生/ミキ)から連絡が入る・・・。

 

理緒の手術

一方、潤之介は理緒(倉科カナ)の手術に付き添っていた。

プロとして続けるのは無理だが、

夢に向かって頑張れたから後悔していないという理緒・・・。

でも、

『ジュンちゃんは後悔してないの?』

理緒は、玉砕覚悟で尋ねた。

── 手術につきあってほしいと言ったのは、最後に思いっきり甘えて踏ん切りをつけるため。

 

『ごめんね、わがままばっかりで』

理緒は潤之介が持ってくれた自分のバッグを取ると言った。

『私はもう大丈夫。

だから、ジュンちゃんももっとわがままになっていいんだよ?

頑張れ、宝来潤之介!!』

理緒は力を込めて潤之介を押し出すと、精一杯、微笑んでみせた。

 

1日だけ・・・

病院を出ると、尾芦から電話がかかってきた。

潤之介が電話に出ると、それは奈未からだった。

連絡先を消してしまったため、電話を借りたのだ。

 

『お願いがあります。私の彼氏になってください』

『彼氏?』

奈未は1日だけでいいので、彼氏のフリをしてほしいと頼んだ

 

笑顔でいてほしい

潤之介は、奈未に会うなり問答無用で手をひき、ショッピングに繰り出した。

 

実はこんなふうに2人でショッピングを楽しむのは初めてのこと。

風船で白いわんこを作ってもらったり、

潤之介の好きな甘いものを一緒に食べたり、

思い出話をしながらデートを楽しむ2人。

 

でも奈未が彼氏のフリを頼んだのは、潤之介が金沢に帰る前にどうしても連れていきたいところがあったからだった。

それは、レンタル倉庫。

昨日、奈未は尾芦にここに連れてこられた。

尾芦はどうしても捨てられず、潤之介が撮った写真をすべてこの中に取っておいてくれたのだ。

 

その中には、奈未が笑ってしまった「セミの抜け殻」の写真もあった。

仕事中の奈未の写真もあって、こんなの撮ってたんだ・・・と奈未はつぶやく。

 

『ジュンさんって、人の痕跡が好きやねん。

そこにいた人のことを想像すると、楽しいんやて』

 

この木の杭にかけられたモジャモジャのかつらは、誰かが忘れていってしまったものだし、

このおにぎりは、まだ誰も食べてないのに落っことしてしまったのだろう。

見ると潤之介の写真は、そんなものばかり。

 

奈未のお尻の跡がついたベンチの写真も。

あの日、あの場所に奈未がいたという証。

 

『ジュンさんの写真見ると、ほんま写真が好きなんやなって思うんです。

だからこれ、全部捨てて、写真への未練を断ち切ろうとしてるんじゃないかって』

 

尾芦の言葉を聞き、奈未は伝えたくなった。

「夢に縛られたり、夢を持つことに囚われたりして笑えなかったら意味がない」

そう、潤之介が言ってくれてどんなに救われたことか。

 

だから夢はなくてもいいのかな?と、その頃、夢もなにもなかった奈未は思った。

でも夢にフタをして笑えなかったら、それも意味がないんじゃないか?

もしかしたら夢って、

いつか いっぱいいっぱい笑いたいから、

今辛くても、困難があっても見てしまうものなんじゃないか。

 

奈未は今込められる気持ちすべてを込めて言った。

 

『私は・・・、あなたの笑った顔が大好きです』

 

自分自身のために

その後、潤之介は金沢に帰り、勝之介に言った。

『俺、やっぱり会社は継げない。写真の道に進みたい』

 

今まで潤之介は逃げていた。

挑戦することから、勝負することから逃げていた。

もしかしたら全然うまくいかないかもしれない。

でも、もう逃げたくない。

 

潤之介は声を詰まらせながら、言い切った。

 

そこに麗子が現れた。

『潤之介の幸せを願うなら、潤之介の人生を

家のためじゃなく、潤之介自身のために使わせてあげてほしい』

 

勝之介は立ち上がり、2人の顔を見て言った。

『うまくいかなくても、無駄じゃない』

それは麗子がパリに旅立った日、勝之介に言った言葉。

麗子がコクンとうなずくと、勝之介はあふれてくるものをこらえながら、我が子を抱きしめた。

 

麗子の決断

後日、麗子は宇賀神に、これからは自由に自分が作りたい雑誌を作りたいと「退職届」を提出した。

 

それから、これからはちゃんと人に頼ることもしていこうと思います

『いいと思いますよ』

あなたを頼らせてください

それはビジネス面で?それともプライベートで?

宇賀神が尋ねると、麗子は何も言わず、微笑んだ。

『・・・悪魔の微笑み?』

 

麗子の顔に青色の光が差し、麗子はフフッと少女のようにいたずらっぽい笑顔を浮かべた。

 

世界中で一番好き!

編集長室を片付ける麗子のもとを、奈未は笑顔で尋ねた。

 

『まさか、あなたより先に私のほうが辞めるなんてね』

入社したばかりの奈未を思い出し、麗子は笑った。

『人並みの仕事はできるようになった?』

『・・・どうでしょう?』

奈未は首を傾げる。

 

今まで奈未と一緒に雑誌を作り上げてきた思い出が、走馬灯のように浮かんでは消えていく。

『あなたのおかげで素敵な雑誌が作れた。ありがとう』

『こちらこそ、ありがとうございました』

奈未が深々と頭を下げると、

『やっと離れられるわ』

麗子がぼそり。

『・・・っ!ちょっと!!涙、引っ込んじゃったじゃないですかっ』

 

『取っておけば?

潤之介、今日の便で経つ。宝来製紙の後は継がない。

カンボジアに行って、カメラマンになる』

 

奈未は慌てて編集長室を飛び出した。

でもみんなに呼び止められ、身動きができない。

そのとき、

『おい、鈴木!・・・なんか、来てるぞ?』

振り返ると、そこに潤之介が立っていた。

 

『な、なんでここに??』

慌てふためく奈未に、潤之介は『カメラマンをもう一度やってみる』と告げる。

潤之介は、カンボジアのNGOの広報活動をしながら、カメラマンの道を進もうと決意したのだ。

 

『ありがとう、奈未ちゃん。おかげで決心がついた。

それにね、やっぱり俺、奈未ちゃんと一緒に笑っていたい。

だから、奈未ちゃんのところに帰ってくる。

待っててくれる?』

潤之介は腰をかがめて奈未の目をのぞき込んだ。

 

『・・・ずるい。潤之介さんはずるい。

待ってるに決まってるじゃないですか!』

 

潤之介はギュッと奈未を抱きしめた。

 

ひゅ~ひゅ~と盛り上がる編集部員たちの陰で、中沢はそっと『おめでとな』と目を逸らし、呟く。

 

『奈未ちゃん、好きだよ。世界中で一番』

『私も大好きです』

『充電、いっぱいしとく』

『はい!』

 

幸せそうに抱き合う2人を、麗子も笑顔で見守っていた。

 

3年後の未来

── それから3年後。

奈未はついに、ドS先輩のツンデレ日めくりカレンダーを発売させた。

 

『別に中沢さんって一言も特定してないですし』

奈未がカレンダーの絵と中沢の顔を比べると、中沢はフッ。

『あ。今、デレ』

すかさず遥がツッコむと、

『うるさい』

中沢は照れて、遥をひじで小突いた。

 

そして編集長には半田ではなく、和美が就任!

奈未は「MIYAVI」編集部を去り、

麗子と宇賀神がつくった会社で、麗子のアシスタントして働くことになった。

 

ずっと「普通が一番」だと思ってきた奈未だけど、

普通って気づけばそこにあるし、

追いかけると遠くに逃げていくものなのかもしれないと、今は思う。

 

夢なんてないと思っていた自分。

それがいつか笑いたいという夢になり、今は夢見ることで笑っている。

 

潤之介はあの日、指輪をくれて旅立ったまま、なんの音沙汰もない。

彼が働くNGOのサイトを見ると、向こうで頑張っているみたいだけど・・・。

 

アパートに帰ると、妹の多未(山之内すず)が待っていた。

春から上京するので、物件探しにきたのだ。

 

多未は、幼なじみの健ちゃん(犬飼貴丈)のYouTubeを見ていてびっくり!

健ちゃんは公認会計士をやめ、前からなりたかったYouTuberになったのだ。

 

奈未はその中に写っていたあるものに気づき、渋谷に急ぐ!

そこには潤之介が撮ったカンボジアの写真が、でかでかと飾られていた。

 

『・・・やっぱり』

奈未は急いで、あのベンチに向かった。

でも誰もいなかった。

いつの間にか、ベンチは塗り直されていた。

 

奈未がため息をついてそこに座ろうとしたとき、

『あ、そこペンキ塗りたての!』

潤之介が叫ぶ声がして、奈未は座らずに立ち上がった。

 

潤之介は奈未を驚かそうと、日本に帰国したことを黙っていたのだ。

渋谷に飾られたポスターは、カンボジアで知り合ったエージェントと契約して初めてもらった大きな仕事。

 

『そっか、よかった。やっぱ、潤之介さんはヒーローみたいです。

会いたいときに必ず会いに来てくれるから』

『なんで俺が奈未ちゃんのヒーローかわかる?俺にとって、奈未ちゃんが特別だからだよ』

 

『ただいま、奈未ちゃん』

『おかえりなさい、潤之介さん』

 

2人が抱き合ってキスしようとすると、子供がじーっと見ていた。

『あはは、あはは』

2人は並んでベンチに座った。

でもそれはペンキ塗りたてで、仲良く2人のお尻にはペンキがべったり!

 

2人は大笑いすると、幸せなキスを交わした。

 

~see you again someday!! ~

 

 

https://twitter.com/z9MLRe64ChNolUj/status/1371828810665037828?s=20

https://twitter.com/maririnhy/status/1371828777026740230?s=20

『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』最終回の感想

いやー、麗子が原稿を読むシーンがやばかったですね!

 

1枚1枚目を通しながら、昔の自分を思い出す麗子。

バス停で泣いている自分を、今の麗子がそばに立ち、見つめている。

家族に認められなくても、夢を追った自分。

純粋にいいものが作りたくて、夢だけを追いかけた自分。

いろんな感情が去来して、涙を流す麗子がとても綺麗で、気づけば私も泣いていました。

 

でもあんなに麗子に頼りきりだったのに、次号を発売したらすぐに辞めてしまうなんて。

MIYAVIは麗子が作りたい雑誌ではなかったの?と、腑に落ちない部分もありました。

 

けど、やっと宇賀神に素直になれてよかったですね~♪

『頼ってもいいですか?』って言って、悪魔の微笑みを見せるところなど、麗子の微妙な七変化が見れて楽しめました。

備品管理部時代の、きびきびした麗子も好きだったな。

 

そして、潤之介もいきなりカンボジアって。

しかも3年も音沙汰なしって、普通だったら待っていられないと思うのですが(;´∀`)

奈未ちゃんは夢を追いながら、待っていてくれてよかったですね。

 

その間、ドS先輩と遥も仲良くなったような。

奈未に対して、デレっとしてるところを見ると、3年後も気持ちは変わっていないのかなぁ?

でもそんな中沢のことが、遥は好きなんだろうな。

にしても、みんなの顔がどんどんやつれていく中で、間宮祥太朗さんの肌の綺麗さは群を抜いていたわ~っ。

というか、切なさが増せば増すほど、どんどん綺麗になっていましたね~恐るべし!

『おめでとな』とか、ボソッというところがたまらんですね。

潤之介がきたときの「なんか来たぞ」発言も。

ツンとデレのバランスが絶妙でした( *´艸`)

 

尾芦と潤之介の先輩後輩関係も好きだけど、

中沢先輩と潤之介の、何とも言えないラーメン仲間的雰囲気も好き!

 

潤之介の撮る写真が、誰かが残した痕跡ばかりだというのを、尾芦が語るシーンもよかったなぁ。

あんなにたくさんの写真を貸倉庫に移動するのは大変だったろうに。

ほんま、いいやつ!

 

最後は想像どおりの、ペンキがついてもハッピーな2人でほのぼのしました。

「see you again someday」って、続編ありなのかな・・・?

サイドストーリーとか、いくらでも作れそうですもんね~☆

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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