『オー!マイ・ボス!』2話ネタバレと感想│嘘は本当にならない!?でもそこから始まることもある!

にこ

今回は、2021年1月19日放送『オー!マイ・ボス!恋は別冊で(ボス恋)』2話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

潤之介(玉森裕太)に『彼女のふりをして』と頼まれた奈未(上白石萌音)は、お姉さんに会うことに。

 

しかしそれは、鬼編集長の宝来麗子(菜々緒)でした!

 

焦った奈未は、自分は「けん玉チャンピオン」だと嘘をついてしまい…!?

 

今回も、大変なことになりそうですね(^▽^;)

それではさっそく、2話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』2話のネタバレあらすじ

お見合い話を断るために「彼女のフリをしてほしい」と潤之介(玉森裕太)に頼まれた奈未(上白石萌音)は、潤之介の姉に会う。

しかしそこにいたのは、鬼編集長、宝来麗子(菜々緒)だった!

 

奈未がテンパっている間にも、事情を知らない潤之介は、

こう見えて奈未ちゃんは「料理が得意」だとか「語学が堪能」だとか「仕事をバリバリこなしている」と噓八百を並べたてる。

 

『あら、お仕事も?』

麗子がうっすら笑みを浮かべながら聞き返すと、奈未はたまらず「お姉さま専属の雑用係」をしていることを白状する。

 

『お、お姉さま。…へ、編集長?お飲み物をお持ちします!お砂糖どこだっけ?ジュン』

 

奈未は大慌てで潤之介を押し出すと、その場から退散した。

 

厳しい「嘘」

『姉ちゃんが上司なら先に言ってよ』

事情を知った潤之介はそう言うが、上司の家族構成なんて知るわけがない。

 

『てか、宝来なんですか?』

『そうだよ、宝来潤之介。言ってなかったっけ?』

 

実は2人は、姉ちゃんに会う前に打ち合わせをしていた。

職業や趣味、血液型、つき合い始めた時期や馴れ初めなど、決めておいた方が安心だからだ。

 

『じゃあ、なんて呼べば…』

『うーん、ジュン』

『ジュン…。なんか照れますね』

『奈未ちゃん』『ジュン』『奈未ちゃん』『ジュン』

 

と、2人はお互いを呼び合う練習までしていたのに、肝心の名字は設定シートには書かれていなかった。

でも今から本当のことを言うのも、気まずすぎるし!

 

『何してるの?』

2人が戻ってこないので、しびれを切らした麗子が近づくと、潤之介は奈未をバックハグしてごまかした。

『もう~やめてよ、ジュン』

 

『それで?いつからつき合ってるの?』

『半年前です』『1週間前です』

 

奈未は隣に座っている潤之介の足を踏みつけると、

『半年前にネットサーフィンをしている共通の知人を介して、ずっと遠距離だったけどつき合いだした』

と嘘をついた。

 

設定を変えたのは、奈未が1週間前に上京してきたことを麗子は知っているからだ。

 

その後も麗子の厳しい追及は続き、墓穴を掘りまくる2人。

奈未は嘘に嘘を重ねていくうちに、自分は「けん玉チャンピオン」だと、とんでもない嘘をついてしまう

 

こうしてなんとかその場を切り抜けた2人だったが、職場でも「潤之介の彼女」として振る舞うのは、なかなかハードルが高い。

 

『俺は、”奈未ちゃんがいいな~”と思って彼女になってくれなんてお願いしたけど、同僚にまで彼女だと思われるのは嫌だよね』

『いや、別に嫌とかそういうんじゃ…』

奈未が答えると、

潤之介は散歩中の犬を見つけて『かわいい~!』と走っていってしまった。

 

しかしよく考えてみたら、潤之介はカメラマン。

周りに綺麗な女の子ならいくらでもいるはずだ。

なのになんで自分なんかを選んだんだろう。

偽装とはいえ、まったく気のない相手に『彼女になって』なんて言わないだろうし、、

もしかしてこのまま本当の彼女になっちゃったりして…!?

 

『…あの、私、潤之介さんが彼氏だったら嬉しくないこともないですよ?』

『ほんとに!?じゃあ、これは、2人だけの秘密』

 

翌日から、奈未は麗子に嘘がばれないよう、麗子との接触はできるだけ控えつつ、待ち受け画面などで潤之介とつき合っていることをさりげなくアピールした。

 

漫画家とのコラボ

そんな中、創刊号の企画会議が行われ、中沢涼太 (間宮祥太朗) が提案した「漫画家とのコラボ企画」が採用される。

 

そこで白羽の矢が立ったのは、人気漫画家・荒染右京(花江夏樹)

すると麗子は、荒染との交渉に奈未も連れていくよう、副編集長の半田(なだぎ武)に指示する。

荒染は、大の“けん玉好き”なのだ!

 

『あなたに、人並みの仕事を与えてあげる。漫画家先生を説得してきなさい』

『無理です!交渉なんてしたことないですし!』

奈未が必死に訴えると、

『売れっ子漫画家先生には、あなたみたいなタイプがいいの。

あなたはただ、けん玉をしてくればいい。それだけ』

と、麗子は言う。

 

『それにもし交渉成立したら、潤之介の彼女として親に推薦してあげてもいいわよ。

その代わり、失敗したらもうここには来なくていい』

『…え、それって、クビってことですか!?』

 

奈未が潤之介にSOSメールを送ると、急きょ今夜作戦ミーティングが行われることになった。

 

SOS!

その後、奈未は涼太をつかまえ、荒染右京について尋ねた。

 

涼太はなんでお前に…と渋りながらも、荒染先生の代表作「ヨビガミ」全39巻を読むように勧める。

『39巻…』

それを聞いて奈未は怯むが、

『言っとくけど、読み始めたらあっという間だから。

まず、3巻にすっごくいいシーンがあって…』

と涼太は熱く語り始める。

 

なんだかんだ涼太は、優しいところがあるのだ。

 

そこにスクーターに乗って潤之介がやってきた。

奈未がどう紹介したらいいものか迷っていると、『彼氏です』と潤之介。

 

慌てて奈未も『彼氏です』と潤之介の隣に並んで紹介すると、

『仕事以外は、いっちょまえだな』

涼太は笑って、自転車に乗って帰っていった。

 

けん玉の特訓

その後、奈未は潤之介の家に行き、けん玉の特訓をすることに。

でも、けん玉チャンピオンの動画を見た奈未は、自分には無理だと落ち込んでしまう。

そんな奈未を、潤之介は変顔で笑わせ、励ました。

 

『奈未ちゃんは笑ったほうがかわいい。俺も手伝うから、一緒に頑張ろう』

 

奈未がけん玉の練習をしている間、潤之介は、代わりに麗子に頼まれていたジグソーパズルをしてくれた。

だが自分の手に、けん玉の玉を当ててしまい、奈未は負傷。

目の前で優しく手当てをしてくれる潤之介に、思わず奈未は目を奪われてしまう。

 

『…何?』

潤之介が顔を上げると、奈未はパッと視線をそらし、なんでもないと首を振る。

すると棚の上に、写真がのっていた。

今度、個展を開くので写真を選んでいるところなのだ。

『ねえ、見に来てよ。案内状ができたら送るから』

 

それを聞いた奈未は、この状況はもう…(つき合ってるみたい)!とやる気満々になり、練習を再開する。

 

潤之介はふと、デスクに飾られた笑顔の女の子の写真に目を留めると、奈未の後を追った。

 

遅刻寸前!

翌朝。

奈未が潤之介とキス寸前の夢を見てソファから転げ落ちると、目の前に潤之介の寝顔があった。

 

結局1回もけん玉を成功させることなく、奈未は練習しながら寝てしまったのだ。

 

見ると、もう麗子のためにコーヒーを買わなくてはいけない時間だ!

焦った奈未は部屋を出ていくときに、潤之介が完成させたパズルを蹴って壊してしまう。

 

コーヒーを買っていると、タクシーで出勤する麗子の姿が。

奈未は熱々のコーヒーを持って追いかけ、なんとか麗子がコートをかけているところに間に合った。

 

『おはようございます!』

ぐちゃぐちゃの髪と昨日着ていたままの服を見て、『雑用係が朝帰り?』と麗子はじろり。

 

『いや!これは着回しコーデで!』

奈未が苦しい言い訳をすると、

『荒染先生と今日の13時に会うことになった』

と副編集長の半田が入ってきた。

 

『期待してるわよ、チャンピオン』

麗子は嫌みたっぷりに言うと、出ていった。

 

奈未が採用された理由

右京の家に向かうタクシーの中、

奈未はけん玉ができないことを半田に打ち明けようとした。

 

しかし半田は話も聞かずに、

『お前の出番はないから大丈夫』と自信たっぷりの表情で言い切る。

 

奈未が安心して、「なぜ自分を採用してくれたのか」尋ねると、面接のときの奈未のファッションを見たからだという。

洋服はセンスがいいのに、足元を見たらパンプスがダサい。

(それは奈未が就職祝いにお父さんからもらったものだった)

 

半田は、奈未がファッションに興味がないことに気づき、雑用係に任命したのだ。

 

右京との交渉

荒染の家についた2人はさっそく交渉を始める。

しかし『なぜ僕でなければいけないのか、その理由がわからないんですよね』と荒染は疑問を口にする。

 

半田はさっきタクシーの中で読んだ最新刊の感想を言うと、『こんな表現ができるのは荒染先生のほかにいない』とサービストークを展開した。

だが『なるほどね…』と荒染は微笑んでうなずくだけ。

 

気まずい間に耐えられなくなった半田は、「奈未が実はけん玉チャンピオン」だと紹介する。

さっきは君の出番はないと言ったのに、話が違うじゃないか!

 

『あいにく、今日はけん玉を持ってきてなくて…』

奈未が苦し紛れの言い訳をすると、

『これ、差し上げます』と荒染は自分の漫画キャラクターが書かれたけん玉を取り出し、しゅんっと技を披露する。

 

『さ、チャンピオンどうぞ』

 

追いつめられた奈未は、イチかバチかで挑戦!

しかし奇跡は起こらず、けん玉は見事にはずれて落っこちた。

 

奈未を選んだ理由

『もう、最悪ですよ!

言っときますが、こんなポンコツ連れていけという編集長もどうかと思いますよ』

編集部に戻った半田は、すごい剣幕でそう麗子に訴えた。

 

奈未の手には、荒染からもらったけん玉が握られている。

麗子はそれを見ると、

『半田さん、私の新しい雑用係には”嘘をつかない”という条件を付けくわえておいてください』

と部屋を出ていった。

 

でもこれって、私の責任だろうか?

と奈未は思う。

だってそもそも、経験のない奈未に任せる時点で、結果は見えているじゃないか。

 

『きっと編集長は、私が潤之介さんとつき合っているのが気に食わなくて意地悪してるんです』

奈未はそう、潤之介に会って訴えた。

 

雑用係に選ばれたのも、ファッションセンスがなかったからだし、奈未が選ばれるのはいつも「ネガティブな理由」。

 

だとしたら、潤之介はどうして自分に「彼女のフリ」を頼んだのだろうか?

奈未は思い切って潤之介に訊いてみた。

 

『それは、実際につき合わないから?

恋に発展しそうな子に、こんなことお願いできないでしょ?』

 

『…あ、ああ、そうですよね。…やっぱ、そうなんですよ』

 

潤之介の言葉に傷ついた奈未は、その場を足早に立ち去った。

 

いつもそうだ。

勝手にその気になって、ときめいて盛り上がって。

 

これは『2人だけの秘密』って言ってくれたのも、

後ろから抱きしめてくれたのも、

『俺も手伝うから一緒にがんばろう』って言ってくれたのも、全部嘘。

 

それなのに浮かれてがんばって、バカみたい。

 

奈未がショックを受けながら夜道を歩いていると、麗子からメールが届いた。

「頼んであったパズルはどこ?」

 

だれの責任?

奈未は編集長室に行くと、これは自分の責任じゃなく、麗子の人選ミスじゃないかと訴えた。

でも麗子は、

『自分はけん玉チャンピオンだとかその場しのぎの嘘をつくような人間に、荒染先生がイラストを描くわけがない。

これはあなたの仕事、あなたの責任』だと答える。

 

『あなたは人並みでいいとか言って、努力することから逃げてるだけ。

人並み、人並みって言うなら、まずは人並みの責任をとったら?』

 

言い返すこともできず、奈未が悔しさをにじませながら部屋を出ると、編集部では荒染のイラストの代わりに何で特集を組むか、みんなが頭を悩ませていた。

 

それを見た奈未は、家に帰ると必死にけん玉の特訓を始めた。

何度も、何度も、ただひたすら。

けん玉チャンピオンの動画を見て、練習を繰り返す毎日。

 

もう1度チャンスを

数日後、奈未は荒染の家に行き、この前の非礼を詫びると『どうしても見てほしいんです』とけん玉を取り出した。

その熱意に荒染が根負けすると、

奈未はこの前、何もできなかったのが嘘のように技を目の前で次々に決めていく。

 

奈未の手には、何度も何度も練習して真っ赤になった痕が残っていた。

 

『私、初めてなんです。ちゃんとした仕事、任されたの。

こんなに何かを頑張ったのも初めてで、嘘をついたことをすごく後悔しました』

 

『気持ちはわかりました』

荒染が静かに頷くと、

『なんで俺は、ここにいるんだ!』

と奈未はいきなり、荒染の漫画のセリフを叫ぶ。

 

それはひたすら修行に明け暮れて、ついに勝利した末に絞り出した、心の叫び。

 

それに荒染の漫画に出てくるキャラクターは、ちょい役もすべて、クセも信念も強く、仲間のために命を顧みない姿がかっこいい!

 

『だから、あの、私…。先生の漫画のファンになりました!

すっごい遅いんですが、どうしてもそのことは伝えたくて』

 

それだけ言うと、奈未は帰っていった。

 

嘘は本当にならない

すると途中で、待っていた潤之介に話しかけられた。

『先生、どうだった?』

『話はわかりましたって言ってくれました』

『そっか』

 

そう言ってベンチに座る潤之介を見て、

奈未は「もう恋人のフリは終わりにしたい」と告げる。

嘘をついても、本当のことは変えられない。逃げているだけ。

奈未はやっとそれに気づいたのだ。

 

すると『淋しいなぁ』と潤之介は立ち上がる。

つき合ってたのは嘘なのに、別れるのはなぜかほんとみたいで。

 

奈未が潤之介から借りていたブレスレットを返そうとすると、潤之介はお礼にプレゼントするという。

 

『ありがとうございます』

『俺のほうこそ、ありがとう』

 

そう言って差し出された潤之介の手を、奈未はそっと握り返す。

これで終わり。

これで、もう会えない。

 

奈未はスマホから潤之介の連絡先を消去した。

 

パーティーへの誘い

その後、週末のフランス大使館の食事会に招待してもらえるようになったと、副社長の宇賀神(ユースケ・サンタマリア)が編集長室にやってきた。

 

食事会には宇賀神も行くと聞き、

『ふ、2人で…?』と麗子は声を上ずらせる。

『ええ、まずかったですか?』

『あっ、いえ…、そんな』

麗子が慌てて否定すると、深刻な表情で奈未がやってきた。

 

宇賀神が去ると、奈未は、潤之介と別れたことを伝えた。

すると驚くことに、荒染がイラストを描いてくれることになったというではないか。

「新しくファンになってくれた子のために、受けてみようと思う」

そう、荒染は言っていたらしい。

 

『…ほんとですか!?ほんとにほんとですか?』

奈未が喜ぶと、

『ご褒美にあなたをパーティーに連れてってあげる』

麗子は怪しく微笑んだ。

 

因縁の相手

そしてパーティー当日。

奈未が麗子と宇賀神の後ろを緊張しながらついていくと、

『あ~ら、麗子。あなたも来てたのね』

と、ライバルファッション誌の編集長、高橋麻美(髙橋メアリージュン)が話しかけてきた。

 

でも『どちら様?』と麗子は軽くいなして通り過ぎる。

 

『海外生活が長いと、先輩の顔も忘れてしまうのかしら?

私ね、今、「ZEAL」の編集長をしてるの。よろしく』

麻美が笑顔で名刺を差し出すと、

『嘘でしょ?ここって婚活パーティーの会場?

来る場所、間違えてません?』

『あなたこそ、どうせ出稿目当てでクライアントに媚でも売りにきたんでしょうけど、こんな地味~な部下を連れてくるなんて、落ちぶれたものね』

 

『彼女は有能なアシスタントよ』

麗子は、麻美に無理やりねじ込まれた名刺をテーブルに突き返すと、行ってしまった。

 

ケンちゃんコール

そして、麗子の英語でのスピーチが始まった。

麗子はなぜか荒染からもらったけん玉を持っていて、今日の出席者の中に「けん玉チャンピオン」がいると、奈未を紹介する!

 

場を盛り上げるために「けんちゃん」コールを起こし、奈未にけん玉を披露するよう促す麗子。

今日の来賓者の中にはカルティエのマーケティング部長が来ている。

奈未のけん玉に、「カルティエの広告が取れるかどうか」がかかっているのだ!

 

奈未は意を決してけん玉を披露するが、最後の技で大失敗。

何度やっても、うまくできない。

 

『もう、下がって』

麗子がスピーチの続きを始めると、奈未は逃げるようにその場を去った。

 

麗子の真意

翌日、荒染のイラストができあがってきた。

見ると、男の子がカルティエの時計をしている。

なんとカルティエのほうから、荒染のイラストが載るならぜひコラボしたいと言ってきたのだ。

 

『まさか…』

奈未が麗子に真相をきこうと走り出すと、ばったり宇賀神と出会う。

 

宇賀神によると、

麗子は、カルティエのマーケティング部長・シモンさんが荒染のファンだと知り、彼が参加するパーティーに参加。

きっかけを作るために、荒染の漫画キャラクターが描かれたけん玉を使って、彼のハートをつかんだ。

 

奈未を荒染のところに行かせたのも、パーティーに参加させたのも、すべてそのため。

 

奈未が会場を去った後、麗子は悠々と荒染のイラストが創刊号に掲載されることをスピーチで話し、みごと広告をゲットしたのだ。

 

ビジネスとは「人の心を動かすもの」。

今回は、奈未が荒染の心を動かし、

麗子がシモンの心を動かした。

 

今回のお手柄はいうなれば、「麗子と奈未のコラボ」というところか。

 

『人並み以上も悪くないでしょ?』

宇賀神は奈未に向かって微笑んだ。

 

もう逃げない

そこに外から麗子が戻ってきた。

『私を利用したんですね』

奈未が走っていくと、

『あなたが弟の彼女なんて言うから、頼みごとさせてもらっただけだけど』

と、麗子は平然と返す。

 

奈未が今回得た広告料は、ざっと6000万。

使えない道具も使い方次第。

それでも使えなきゃ、ゴミ箱に捨てるだけ。

 

『私!人並みになるまでもう逃げませんから!』

奈未が麗子の後ろ姿に向かって叫ぶと、麗子は微笑みながら、歩みを止めることなく去っていった。

 

潤之介との再会

その後、奈未は撮影で使うレモンを持っていく。

袋から転がるレモン。

最後のひとつを拾ってくれたのは、潤之介だった。

 

『どこまで運ぶの?手伝ってあげるよ』

潤之介は、奈未の手に包帯が巻かれているのを見て、荷物を持つ。

『あの、今日はどうして?』

『会いたかったんだ、奈未ちゃんに』

 

この前、潤之介は、奈未に彼女のフリをしてもらった理由は「実際につき合わないから」だと言った。

でももう一つ理由があった。

それは奈未なら、最後まで頑張ってくれると思ったから。

信じられると思ったから。

 

『…潤之介さん』

『はい、着いた』

『ありがとうございました。じゃあ、ここで』

荷物を受け取って去ろうとする奈未の腕を、潤之介が掴む。

 

『俺のこと、好き?』

 

 

~3話につづく~

 

 

『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』2話の感想

先週、見終わってから思ったんですが、

あくまでメインは編集長とのやり取りで、潤之介との恋は別冊扱いなんですね。

だから、『オー!マイ・ボス!』かぁと納得してしまいました。

タイトルを見てもまったく気付いていなかった私って、、、。

でも気づいたときは、そっかぁ!とニヤケてしまいました。

 

今回もボスの手のひらの上で見事に転がされていた奈未。

最初はなんでこんなことさせられるんだと思ってた奈未ですが、自分が交渉失敗したことでみんなに迷惑かけてることに気づいてからの奈未の変化がよかったですね。

 

私は全然けん玉できなくて、いつも玉を手にゴンゴン当ててしまうので、あの痛さが超わかる(>_<)

奈未は「初心者の技ですけど」って謙遜してたけど、素人目に見ても3つ目の技はそうとう難しそう。

玉をすくうように刺すやつ、かっこいい。

上白石萌音さんが実際に全部やられていて、荒染先生の前で披露するときは成功するかドキドキしてしまいました。

 

「けん玉チャンピオン」は言いすぎだけど、奈未の頑張りは「できない」を「できる」に、そして荒染先生の心を動かした。

そして、女の子としてまったく意識してなかった潤之介の心を動かし、あの悪魔のようなボスの心も動かしはじめているようです。

 

『私、人並みになるまでもう逃げませんから!』

という奈未の言葉を聞き、微笑む麗子が好きでした♪

 

潤之介の姉として会うときは、麗子がいつもと違い、ボーイッシュな格好をしていたのもよかったなぁ。

本当はどういう人なのかな?って、麗子の私生活が気になっちゃう!

 

潤之介も、奈未が自分から去っていってしまったら、淋しくなって「俺のこと、好き?」って聞くなんて、ずるいわ~。

さすが子犬系男子。

すっかり奈未の心に入り込んでますな。

 

次回は麗子が孤立してしまう模様。

このピンチを、奈未はどう解決するのか?

麗子がただ意地悪をしてるわけじゃないとわかってる奈未だからこそ、みんなの心を動かすことができるはず!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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