『オー!マイ・ボス!』9話ネタバレと感想│「夢」が2人の関係を変えていく…。最後の中沢先輩のひと言に、やられた~!

にこ

今回は、2021年3月9日に放送された『オー!マイ・ボス!恋は別冊で(ボス恋)』9話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

カメラマンを辞め、宝来製紙を継ぐことを決意した潤之介 (玉森裕太) は、奈未 (上白石萌音) にプロポーズ!

 

一方、「 MIYAVI 」存続のため、編集長を下りた麗子 (菜々緒) は行方不明に…!

 

いったい麗子はどこへ行ってしまったのか?

 

奈未が出した答えが気になりますね~!

それではさっそく、9話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』9話のネタバレあらすじ

潤之介(玉森裕太)からプロポーズされた奈未(上白石萌音)は、

『はいっ 喜んで!』と即答!

 

『…ほんとにいいの?』

── いいよね?私。

『はいっ』

『やった~~~!!!!!!!』

潤之介が両手をあげてクルクル回るのを見て、奈未は幸せいっぱい!

 

その後、すぐに潤之介は金沢に引っ越した。

 

消えた編集長!

休み明け、奈未は張り切って、麗子(菜々緒)のためのコーヒーを買って出社した。

でも編集長室は、もぬけの殻!

なんと今日から「MIYAVI」の編集長は、ライバル誌の編集長だった高橋麻美(髙橋メアリージュン)になったのだ!

 

麗子が「MIYAVI」から外れると聞き、ショックを受ける編集部員たち。

そんな中、

『一緒に頑張りましょう!!!』

麻美はどこまでも熱かった。

麻美は今までとは路線を変え、次号から「ハイブランドの付録企画」を目玉にしようと考えていた。

『次の編集会議まで、付録のアイディアを考えてくるように!』

 

それを聞き、誰もが思った。

・・・そんなのMIYAVIじゃない。

 

それに編集長が変わっても、やっぱり奈未は「雑用係」のまま。

頼みの綱の麗子は、行方不明!

 

麗子が外されたのは、自分が週刊誌に情報を漏らしたせいだと副編集長の半田(なだぎ武)まで辞表を出してしまう!

 

副編集長まで辞めたら、MIYAVIらしさがなくなっちゃいます!

奈未は必死に引き止めるが、半田の気持ちは変わらない。

 

『嬉しいこと言ってくれるじゃないか。 鈴木、おまえは頑張れよ』

半田は奈未に向かって軽く手を上げると、去っていった。

 

奈未の変化

奈未は少しずつ、仕事で認められるようになっていた。

それがとっても嬉しい反面、金沢に行くことになったら仕事を続けることはできないんだ…という思いもあり。

仕事中、奈未はついボーっとしてしまい、中沢(間宮祥太朗)にツッコまれてしまう。

 

なんかこの仕事、いいなぁと思って…。こういう気持ち、”夢”とは違うんですかね?

奈未が尋ねると、

『 ”夢”か、”夢”じゃないか じゃなく、”夢”にしてから悩め』

中沢がいいことを言うので、奈未は「中沢の名言日めくりカレンダー」を作りたくなるほどだった。

 

そんな奈未を見て、変わったなーと遥(久保田紗友)は思う。

編集部に入ったばかりのころは、「結婚までの腰かけならもっと楽な仕事、あるんじゃない?」なんて言ってしまったこともあった。

でも今や、片想い中の中沢まで奈未のことを好きになってしまうし、恋の上でも 仕事の上でも、

なかなかの強敵 』

遥はちらりと中沢のことを見ると、奈未に言った。

それは遥にとって、最高の褒め言葉だった。

 

『 なかなかの強敵 ♡ 』

遥が去った後、中沢が真似して言うので、奈未はウフフ。

遥が認めてくれたことが、素直に嬉しかった。

 

俺だけを見て

── 休憩時間。

金沢に行った潤之介から電話がかかってきた。

川沿いに続く桜並木も、春が近づき、少しずつ芽がふくらんできている。

電話の向こうの潤之介は、背広姿で髪も黒く染め、短くなっていた。

 

潤之介はもう奈未のことを両親に紹介していて、お母さんは毎日どんな子か聞いてくるという。

今度の週末、奈未たちは東京で家族の食事会をすることになった。

 

奈未は麗子が行方不明なことを伝えるが、潤之介は「ふ~ん」と気にも留めていない様子。

いつも事後報告だから、特に心配もしていないらしい。

奈未は何か連絡があったら教えてほしいと言って電話を切った。

 

その後、潤之介は、自分の写真が表紙になっているパンフレットに目を留め、嬉しそうに微笑んだ。

しかし、営業先の社長に『それ、もう変えようと思ってるんだけど』と言われ、その喜びはぺしゃんと潰れる。

 

どこにいっても、みんな言うことは同じ。

『お父様にはお世話になって』『お父様』『お父様』そればかり。

潤之介個人を見てくれる人は いなかった。

 

麗子が奈未を残した理由

一方、奈未は副社長の宇賀神(ユースケ・サンタマリア)と喫茶店で会う。

奈未は麗子の行方を尋ねるが、口止めされているからと教えてくれなかった。

そこで奈未は、宇賀神から思ってもみなかったことを聞かされる。

 

実は音羽堂出版がなくなったら、奈未は辞めさせられる予定だった。

でも「それはやめてほしい」と言ったのは麗子だった。

 

雑誌は、1人では作れない。

だから「人」を育てなければならない。

それに、経営を立て直すのに1番必要なのは「人材」。

だから麗子は、奈未を辞めさせないでほしいと言ったのではないだろうか?

 

あ、それで結局、編集長とはどうなったんですか?

奈未が宇賀神に恋の行方を尋ねると、

『たぶん振られましたね』と宇賀神。

 

去っていこうとする麗子を、宇賀神が引き止めようとすると・・・、

『副社長!合併を回避すること、それが私の役目でした』

『だから…』

『水族館、楽しかったです。一生の思い出にします。ありがとうございました』

麗子はバッグにつけたサメのチャームを見せると、宇賀神に話す隙も与えずに去っていった。

 

『やっぱり、おじさんなんて嫌だったんですよ』

寂しそうに言う宇賀神を見て、奈未は言葉につまった。

 

理緒のお願い

その日は潤之介が東京に戻ってきて、奈未の家で豆乳鍋を作ることになっていた。

『白菜、白菜・・・』

スーパーで買い物をしていた潤之介は、1個だけ残っていた白菜を取ろうとして、理緒(倉科カナ)と遭遇!

奈未とうまくいっていることを知った理緒は、スーツ姿の潤之介を見て ニヤニヤ。

『・・・もしかして、結婚でもするの!?』

『この前、プロポーズして』

『ジュンちゃん、やる~! 』

理緒は満面の笑みで「おめでとう」と言ってくれた。でも・・・。

 

『そっか、・・・そっか 』

理緒はつぶやくと、独身のうちに最後のお願いを聞いてくれないかと持ちかけた。

 

もうすぐ、手術があるの。それに付き添ってくれないかな?

 

この前、「腱鞘炎」だと嘘をついてしまったが、本当は「局所性ジストニア」だったのだ。

これにかかると、手がうまく動かなくなってしまうのね~(>_<)

 

黒ジュン?白ジュン?それとも…?

その夜、潤之介は、理緒に「手術に付き添ってほしい」と言われたことを打ち明けた。

奈未が嫌だったら、行かないつもりだった。

 

── 信じていいよね? 奈未ちゃんだけ見てるって言ってくれたし。。でも、でもっ

 

奈未の妄想スライドショーに、理緒が出てきてジュンを呼ぶ。

「どっち? 白ジュンなの? 黒ジュンなの?」

奈未は心配そうに、画面を見つめた。

 

『あっち向いて~、ホイ!』

理緒のさした方向を見ると、

黒い耳と白い耳に、白いマフラー。

上着は黒で、下は白という「白黒ジュン」がソファにふんぞり返って座っていた!

『え~~~~!!!!?』

 

そこに理緒がやってきて、潤の胸にしなだれかかる。

「ウ~ ワン! 理緒 」(黒ジュン)

「ウ~ ワン! 奈未ちゃん♡ (白ジュン)

「ウ~ ワン! 理緒 」(黒ジュン)

 

『もう、迷わないで!奈未でしょ!!』

思わず奈未は叫んで、現実に戻った。

 

『・・・ダメ、かな?』

『ううん、大丈夫 』

奈未は結局、潤之介が手術に付き添うことを許してあげた。

 

麗子、発見!

そんなある日、備品整理をしていた奈未は、書類に「宝来」というハンコが捺されているのに気づく。

なんと麗子は、備品管理部にいたのだ!

 

奈未は、麗子に戻ってきてほしいと訴えた。

このままでは、MIYAVI が MIYAVIじゃなくなってしまう!

 

でも麗子は吸収合併を回避できなかったことに責任を感じていて、戻る気はなかった。

備品管理部にきたのも、会社のために何かできることをしたいと思ったから。

半田さんにも辞める必要はないと伝えてほしいという。

 

『あの、私、潤之介さんにプロポーズされました』

奈未がもうひとつの悩みを告白すると、

『じゃあ、仕事を辞めるの?』

『それは…』

 

『私がどうしてあなたを残したかわかる?』

麗子はコツコツとヒールの音を響かせて行ってしまった。

 

幸せなのに

その夜、麗子の言葉が気になって奈未は眠れなかった。

隣で背を向けて眠っている潤之介の寝顔をのぞき込むと、

『かわいい』

思わず声が漏れた。

それを聞き、潤之介はにんまり笑うと『わっ!』と飛び起きる。

潤之介は寝たふりをしていたのだ。

 

奈未をぎゅっと抱きしめ、チュッとキスをする潤之介。

『おやすみ』

『おやすみ』

2人は向かい合って、小さなベッドで眠った。

 

麗子の記事を書かせた犯人!

そして、編集長が変わって初めての編集会議。

みんなが提出したのは「付録のアイディア」ではなく、麗子が気に入りそうな企画ばかりだった。

 

でもこれはビジネスだ。売れない雑誌ばかり作っている出版社がどうなったか。奈未たちも身をもって学んだはずだ。

『今日はここまでにしておきましょう』

麻美はキレそうになるのをグッとこらえ、席を立った。

 

その夜、麻美は新谷社長(細田善彦)と会った。

なんと、麗子のパワハラの記事を書かせたのは新谷だった!

 

『宝來さんはもっと賢い方かと思ったんですが、残念です。僕と手を組んでおけば・・・』

それを知った麻美は、新谷の頭の上からお酒をタラタラタラ~!

 

『どうやら新しい編集長も、似たり寄ったりみたいです』

麻美はそう言うと、颯爽と去っていった。

 

ボス奪還作戦!

一方、奈未たち編集部員は「ボス奪還作戦」を開始していた。

ストレートに土下座して頼んだり、半田に協力してもらい、麗子の気を引こうとしたり・・・。

でも作戦はことごとく、失敗!

 

そんな中、半田だけは週刊誌に情報を流したのが自分ではないと知り、大喜びで編集部に復帰した。

 

麗子とお父さんの確執

その後、奈未が仕事で外を歩いていると、誰かがつけてくる足音が・・・。

振り返ると、植え込みに隠れている人影が見え、

『なんね!つきまとわんでよ!』

奈未は熊本弁で叫んだ。

ⒸTBS『オー!マイ・ボス!~恋は別冊で~』テレビジョンより

それは、潤之介の母・香織(高橋ひとみ)だった。

食事会まで我慢できず、会いに来てしまったのだ。

 

そこで奈未は、麗子と父・勝之介(宇梶剛士)がうまくいっていないことを知る。

 

──12年前。

麗子はファッションの勉強をしに、パリに行くことを決めた。

でも勝之介は『もったいない・・・。2年無駄にするかもしれないんだぞ』と言い、宝来製紙を潤之介に継がせることにした。

どうしてこんなことになってしまったのか。

麗子はただ、自分に何が向いているのか、見極めたかっただけなのに。

 

それ以来、麗子は勝之介と距離を置くようになってしまった。

 

麗子は昔から、お父さんを喜ばせるために勉強もなんでもずっと頑張ってきた。

お父さんも麗子に期待していたから、よけいすれ違ってしまったのだろう。

 

その夜、奈未と潤之介は並んで歯磨きをしながら、話した。

どちらかというと潤之介は、ほんわかして優しそうなお母さん似。

麗子はお父さんに似て、超完璧主義。

 

奈未はふと何かを思いつき、翌日、麗子に食事会の場所をメモして渡した。

 

食事会

── そして食事会当日。

奈未のことを気に入った勝之介は、さっそく金沢に来てもらって式場も押さえておくかとノリノリだった。

それを聞いて『そんなに急なんですか?』と奈未は驚く。

『でも私、仕事が・・・』

『仕事って言ったって、麗子のところだろ?』

 

麗子に対して辛口な勝之介に、奈未は持ってきた社内報を見せた。

それは、初めて奈未がつくったページ。

それを見れば、麗子がどんなにすごい人かわかる。

いい雑誌を作るためならとことんストイックで、どんなことでもできる。

 

『そして、これが編集長が作ってるMIYAVIです』

MIYAVIには世界中に読者がいて、会ったこともない世界中の人たちがページをめくって、新しいファッションに胸をときめかせているのだ。

 

『すごくないですか!? 編集長はこんな私に、雑誌作りの魅力を教えてくれたんです。

だから、あの、・・・ほんとにすごい人なんです』

奈未が言うと、勝之介は黙って MIYAVIに視線を落とした。

 

『私たちの知ってることのほうが少ないのかもしれませんね』

香織の言葉に、勝之介は淋しそうな顔を見せる。

 

そこに麗子が現れた。

『私は別にすごくないわ』

10年前、麗子はファッション誌を見て”夢”をもらった。

そんな自分のような読者を笑顔にできる雑誌を作りたくて、目の前のことをこなしているだけ。

 

『・・・雑誌を作るっていうのはカッコいいもんだな』

勝之介は立ち上がると、麗子に近寄った。

『麗子、父さんが悪かった。・・・ごめん』

ⒸTBS『オー!マイ・ボス!~恋は別冊で~』テレビジョンより

勝之介が謝ると、麗子は目を潤ませ、首を振った。

宝来製紙、継げなくて…、父さんの夢、叶えられなくて…、ごめん

 

『麗子が元気で幸せなら、それでいい』

2人は涙をにじませながらうなずいた。

 

奈未は去っていく麗子を追いかけ、もっと編集長のもとで勉強したいと訴えた。

もしかたら”夢”を見つけてしまったかもしれない。

奈未がそんなふうに思ったのは、初めてだった。

 

『それが、私があなたを編集部に残した理由。 今日はありがとう』

『・・・え?』

 

そんな2人を見て、潤之介は複雑な気持ちになるのだった。

 

お守り

翌日、潤之介は思い出のベンチに奈未を呼び出した。

すべてのはじまりは、ここだった。

あのとき、奈未はペンキ塗りたてなのに座ってしまって、今もベンチには、奈未のお尻の跡が残っている。

潤之介からもらったブレスレットは、今日もちゃんとつけてきている。

『気合い、入ってますよ』

奈未が手を上げてみせると、潤之介はその手に自分の手を重ねるようにして、奈未の手のひらに何かをのせた。

 

じゃあ、これは”何があっても俺のことを信じていいんだよ”ってお守り

手を離すと、潤之介はケースのフタをそっと開いた。

そこにはダイヤの指輪が入っていた。

 

潤之介が薬指にはめてくれ、『ありがとう』という奈未。

なにか 不安なことがあったら言ってね

── うん、・・・大丈夫、だよね?

『大丈夫』

そう答えて指輪を見つめる奈未を見て、潤之介は一瞬、不安そうな表情を浮かべる。

 

潤之介はこの前見れなかった星を見に行こうと、奈未を誘った。

『うん』

嬉しそうに笑う奈未を、潤之介は複雑な面持ちで見つめるのだった…。

 

ジュンちゃんは優しいから

その後、理緒が奈未を訪ねてきた。

潤之介に手術に付き添ってもらうことをOKしてくれたお礼を言いにきたのだ。

 

『だめだよね、私。いっつもジュンちゃんの優しさに甘えちゃって』

理緒は笑って、奈未の仕事のほうはどうなのか尋ねた。

 

奈未は最近、仕事の楽しさがわかってきて、今ここで辞めたら中途半端になってしまうのでは…と思っていた。

 

『奈未ちゃんは、編集者になるのが”夢”になったのかもね』

『・・・そうかもしれないです』

理緒に言われて、奈未は改めてそう思った。

 

でも、潤之介は自分の夢にフタをしているんじゃないかと理緒は言う。

潤之介は、宝来製紙を継がなきゃいけないから。

 

そういえば、

「夢って、なきゃいけないの?夢に囚われたり縛られて、それで笑えなかったら意味なくない?」と潤之介は言っていたっけ。。

 

もし、奈未ちゃんが自分の夢にフタをしたら、ジュンちゃん悲しむと思う。

思い切って言うよ?

奈未ちゃんが仕事に未練があるのなら、自分で中途半端だと思うなら、ジュンちゃんをよけい傷つけるよ?

本当に優しい人だから、ジュンちゃん』

 

理緒の言葉が、奈未に重くのしかかった。

 

わかってるよ

一方、潤之介はラーメン屋で中沢に遭遇!

潤之介は、奈未にプロポーズしたことを明かす。

 

『でも鈴木は、編集の仕事をやりたがっている。

きっと、やっとその面白さに気づいたところなんじゃないか?』

中沢の指摘を受け、

『そんなことわかってるよ、ドS先輩』

『…だよな』

 

潤之介はラーメンをすすると、遠い目をした。

 

奈未が出した答え

その夜、奈未は潤之介と待ち合わせして、星を見にいった。

空にはたくさん星が瞬いていた。

冷たい風が吹いて、潤之介は「寒い」と首をすくめる奈未を後ろから抱きしめた。

 

『あったかい?』

『・・・うん』

 

『潤之介さん?』

『うん』

『潤之介さんと出会って、好きになって、一緒に同じ時間を過ごせて本当によかったって思ってます』

『うん。・・・もしかして、夢も見つけられた?』

 

奈未が潤之介のほうを振り返ると、潤之介は奈未の目線に腰を落として、じっと奈未の目を見つめた。

奈未が泣き出すのを見て、

『泣かないで』

潤之介は奈未の頬を両手で包んだ。

 

『・・・私、潤之介さんのことっ』

『うん、・・・わかってるよ。 奈未ちゃんには、いつだって笑っててほしいから』

 

『潤之介さん』

奈未は泣きながら指輪をはずすと、潤之介に渡した。

それを握りしめ、潤之介は笑顔で言った。

『奈未ちゃん、元気でね』

『・・・はいっ』

 

奈未が走り去ると、潤之介は静かに涙を流した。

 

気づくと奈未は、あのベンチの前に来ていた。

── 大好きなのに、こんなに大好きなのに。

走馬灯のように、潤之介との思い出が駆け巡る。

奈未は崩れ落ちるようにベンチに座って泣いた。

 

そんな奈未の前に現れたのは…、

 

中沢だった。

 

『おまえが、また泣いてるような気がして・・・』

 

 

~次回、最終回につづく!~

 

 

『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』9話の感想

ぎゃー!なんで~?

なんで別れちゃうんだよ、お互い好きなのに。

まるで本当の恋人たちのお別れを覗き見てしまったような気分。

余韻がすごい…。

 

でも潤之介のお父さんが奈未のことをあっさり気に入り、12年もの間、わだかまりのあった麗子との仲を取りもっちゃったのには、ちと驚きましたね〜。

 

それに理緒~!それは言っちゃだめだ~!

自分が夢をとって潤之介と別れたからって、同じように奈未が潤之介を傷つけるとは限らないじゃないか( ノД`)

「ジュンちゃんを傷つけないで」って言ったら、奈未がどうするかなんて、わかりきったことだろうに。

お仕事と恋、同時に夢見ることはできないもんかのぉ。

 

潤之介も「お父さん」「お父さん」ってばかり言われて、大好きな写真は認められなくて切ないけど、カメラマンになってそれで生計立ててたんなら十分すごいと思うけどなぁ…。

でもたぶん、そういうことではないんだよな。。

 

それにしても今回のラブラブ半同棲生活、甘すぎでしたね!やばいやばい。

ベッドが潤之介には小さすぎて、落ちそうで心配になった (←そこかい!)

並んで歯磨きするところも可愛かったです(>ω<)

 

奈未も最初はファッションセンスなかったけど、

今や服もメイクも髪もばっちりで、いつの間にかめっちゃ可愛くなっていて!

最後に、エスパーのようにドS先輩が現れてびっくりよ!

『おまえが 泣いてるような気がして・・・』

って、必殺技だわ!

思わず、胸に飛び込んでしまいそうになるけど、それはないか。。

切ないなー(>_<)

 

でもたぶん最後は、潤之介とくっつくんだろうな。

「お父さんはまだ若いから、大丈夫だ。おまえはもう少し、好きなことしろ」って、お父さんが言ってくれて。

潤之介はもう1度、写真を撮り始めて。

数年後、奈未がバリバリ編集の仕事をこなしていると、

ある日、潤之介の写真を見かけて東京に来ていることを知り、あのベンチで再会!みたいな。

ドラマの見過ぎですね(;^ω^)

 

さて、最終回はどんな夢を見せてくれるのか、楽しみですね~☆

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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