『オー!マイ・ボス!』4話ネタバレと感想│たとえ好きな人がいても、恋する気持ちは止められない!

にこ

今回は、2021年2月2日放送『オー!マイ・ボス!恋は別冊で(ボス恋)』4話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

距離を置こうとしていた潤之介(玉森裕太)から、突然おでこにキスされた奈未(上白石萌音)。

 

あの後、どうなったんでしょうね~?

 

気になりますね~。

 

今回は、オシャレに目覚めた奈未がファッション業界トップのクリエイティブ・ディレクター、ジンコ(高岡早紀)の仕事を手伝うことに!

 

はてさて、どうなることやら…!?

それではさっそく、4話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』4話のネタバレあらすじ

ついに「MIYAVI」の創刊号が発売され、奈未(上白石萌音)の実家の小さな本屋にも山積みにされた。

発売日当日、奈未はあちこちの書店に走り、雑誌を何冊も購入。

ベッドに寝っ転がりスタッフの名前を確認すると、あった!

≪ファッション・エキスパート・パートナー 鈴木奈未≫

 

奈未は嬉しそうに雑誌を抱きしめると、上京してからのできごとを振り返った。

 

鬼のような上司にこき使われ、やめようと思ったこともあった。

それでもなんとかピンチを乗り越え、こうして発売に漕ぎつけた。

そうそう、子犬のような男子=潤之介(玉森裕太)にも会ったっけ…。

個展の帰りにおでこにチューされて…。

 

『おでこにチュー!?』

 

そうだった!

あの後逃げ帰ったけど、あれはどういう意味だったんだろ?

おでこにチューは、今までの思わせぶりな態度とは明らかに違う。

明確な意思表示だと思うんだけど…。

 

まさか私のこと好き??

…まさかね~。

だって、恋愛対象じゃないって言ってたし。

東京の人にとっておでこにチューは、挨拶みたいなものなの?

 

「ク~ン」

あの子犬がまた私を惑わせる!

子犬が石橋の向こうでかわいい顔で手を振っている。

 

ダメよ、ダメ!石橋は叩いて渡らないと!

ていうか、渡っちゃだめだ!

石橋は叩いて叩いて、叩き壊さないと!

 

奈未は妄想の中の石橋を大きなハンマーで叩き壊した。

 

その後、家族から発売おめでとう電話をもらった奈未は、ふと気づく。

自分がファッション業界の最先端で働いていることに。

 

奈未は鏡の前でモデルのようにポーズを決めると、翌日、自分なりのコーディネートで出社した。

『おはようございます』

『おはよう』

『・・・え!?』

『何それ!罰ゲーム!?』

 

奈未のあまりのセンスのなさに、同僚たちは絶句した。

 

音羽堂出版存続のために

一方、「MIYAVI」の売れ行きは順調で20万部を突破!

編集長の麗子(菜々緒)は、副社長の宇賀神(ユースケ・サンタマリア)に「驚異的な数字」だと褒められる。

 

でも麗子の目標は、30万部。

「MIYAVI」の売れ行きに、音羽堂出版の存続がかかっているのだ。

 

残された時間はあと半年。

この局面を乗り切るため、麗子は次号の企画として、ある人物・・・・の特集を考えていた。

 

『…いいんじゃないですか?』

宇賀神は一瞬顔色を変えるが、企画に合意してくれた。

『重荷を背負わせてしまって申し訳ないと思っています。

合併を回避するべく、僕もあるゆる手を尽くします』

 

麗子が売り上げにこだわる理由には、そんな背景も隠されていたのだった。

 

姉ちゃんと父ちゃん、そして…

ⒸTBS『オー!マイ・ボス!~恋は別冊で~』テレビジョンより

その頃、潤之介は母・香織(高橋ひとみ)とカフェで会っていた。

 

香織は「MIYAVI」をテーブルの上に置くと『麗子、元気でやってるの?』と気にかける。

 

『あいかわらずだよ。実家に顔を出す気もなさそう』

潤之介が答えると、

『あなたの結婚式でもないかぎり、帰ってこなさそうね』

香織はさりげなく潤之介にプレッシャーをかけ、

去ろうとする潤之介をハンバーグとエビフライのセットで釣り、座らせる。

 

『姉ちゃんも父さんもいい年なんだからさ~、お互い歩み寄ればいいのに』

ため息をつく潤之介に、

香織は『そうそう』と思い出したように潤之介の幼なじみ・蓮見理緒(倉科カナ)が帰国することを伝えた。

 

編アシデビュー

一方、急にオシャレに目覚めた奈未を囲んで、編集部のみんなは「編アシデビュー」だと顔をしかめる。

奈未のようにオシャレなんて興味なーい!と入ってきた編集アシスタントが周りに感化され、急に目覚めることはよくあることなのだ。

 

でも『泥団子は磨いても泥団子、あなたにそんなセンスは無用でしょ?』と、麗子は冷たい。

 

その様子を見かね、同僚たちはジミーチュウの新作発表レセプションパーティーに奈未を連れて行ってくれた。

 

俺の”1番”発言

そこで奈未は意外な人物に出会う。

それは奈未がずっと片思いしていた幼なじみの健ちゃん(犬飼貴丈)だった。

 

先輩から服を借り、お洒落をした奈未を見て、

『こうして見ると、奈未もなかなかのもんだな。かわいいじゃん』

と健ちゃんは感心する。

 

『奈未がいいなら俺はいいけど…。俺たち、つき合わないか?』

婚約者がいるのにもかかわらず、今からパーティーを抜け出そうという健ちゃんの言葉に奈未は動揺!

 

え!?ちょっと待って、「二股」ってこと?

しかし、健ちゃんは奈未の気持ちなどお構いなしに、ぐいぐい手を引っ張り外に連れ出そうとする。

その手をつかみ、引き止めてくれたのは潤之介だった。

 

『な、なんですか?』

『彼女、困ってるから』

『俺たち幼なじみなんで』

『俺、”彼氏”なんで』

『俺の1番を、2番にするなんてあり得ないから』

潤之介はきっぱりと告げると、

『行こっ』と驚く奈未の手をひいて、階段を駆け上がる。

 

いきなりの急展開に、こんなの 石橋を叩きたくても叩けない!と奈未は焦りまくった。

この橋、渡るべからずなのに!!!

 

屋上に出た潤之介は『たまたま来てみたら、奈未ちゃんがいて驚いた』と息を切らせて言う。

『あれが健ちゃん?』

奈未はもう、黙ってうなずくしかない。

 

『あの、さっき彼氏って…』

『ああ、奈未ちゃんのこと軽い女に見てたから腹が立って』

『自分だって、おでこにっ』

『ああ、あれは…、俺、奈未ちゃんが』

 

潤之介が奈未に近づこうとすると、

『近づかないで!それ以上、近づいたら石橋が!!』

おでこを手で隠し、奈未は後退する。

 

奈未は「自分の半径1メートル以内に入らないよう」忠告すると、脱兎のごとく逃げ出した。

 

ジンコ登場

奈未がパーティーに戻ると、着物姿の女性を見て会場がざわめいた。

誰だろう。

奈未が疑問に思っていると、

『ジンコ・ウエクサを知らないなんて、あなたもぐりね』

サングラスをかけた「ZEAR(ジール)」編集長・高橋麻美(髙橋メアリージュン)が現れた。

 

ジンコ(高岡早紀)は、世界の着物ブームの火付け役ともいわれているファッション・クリエイティブ・ディレクター。

彼女に嫌われたら、この業界では生きていけない。

ⒸTBS『オー!マイ・ボス!~恋は別冊で~』エムオンプレスより

するとそこに、鮮やかな真っ赤なワンピースを着た麗子が『おひさしぶりです』とやってきた。

ジンコと麗子が会うのは、6年ぶり。

麗子は新人時代、ジンコにお世話になったらしい。

彼女が「MIYAVI」の次号の特集ページの人物だったのだ。

 

麗子がさらりとみんなの前で宣伝すると、

奈未は『今のネタバレですよ!?皆さんネットにあげないでください!』と騒ぎたてる。

 

『ずいぶん元気のいいアシスタントがいるようね』

ジンコが奈未のほうを見て微笑むと、

『鈴木!』

麗子は奈未を呼び、『シ~』と唇に指をあてた。

 

ジンコのお誘い

後日、ジンコのスタッフミーティングの場へ顔を出した奈未は、その和気あいあいとした雰囲気に感動する。

 

悪魔のような編集長、麗子とは全然違う!

奈未は新人時代の麗子のドジエピソードをジンコに尋ねるが、『覚えてないわ~』と軽く流される。

 

そして『古いつき合いといえば、宇賀神』と、ジンコは意外な人の名前を口にする。

15年前に、ジンコは宇賀神と離婚していたのだ!

 

ジンコは奈未に、宇賀神との会食のセッティングを頼むと、

『よかったら今回の企画、手伝ってみない?』と誘ってくれた。

 

怖いボスor優しいボス!?

そこでさっそく奈未は宇賀神に会って、ジンコとの約束を取りつけた。

それを偶然耳にした麗子は、ショックで壁にぶつかり、おでこを強打する…。

 

奈未がジンコに企画に誘われたことを話すと、

『じゃあ、ここを辞めるのね。今までお疲れ様。無理しなくていいのよ、すぐに新しい子を入れるから』

冷酷な顔で麗子は立ち上がる。

 

『優しいボスでしょ?私と違って』

ⒸTBS『オー!マイ・ボス!~恋は別冊で~』CinemaCafe.netより

麗子が部屋を出ていくと、

『私がいなくなって、淋しくなっても知りませんからね』

奈未は鼻にシワを寄せて息巻いた。

 

アシスタント同士の思い

今回のジンコの企画は、染織家・南部宗達の帯3本がメイン。

奈未の任務は、この帯に似合いそうな小道具や着物を集めること。

 

もしかしたら自分が選んだものが雑誌に載るかもしれないと聞き、すっごいやりがいがある~!と奈未は喜んだ。

 

それにしても、うちの編集部とは雲泥の差だ。

ジンコは麗子と違って、アシスタントのマリカ(金澤美穂)のことをすごく信頼しているみたいだし。

 

でもマリカは自分が認められているか、不安だった。

なんせジンコのアシスタントは、マリカで6代目。

 

それでも、ジンコの独特な世界観に憧れてこの世界に入ったマリカは、なんとしてでもジンコについていきたいと思っていた。

 

そんな中、奈未は編集アシスタントの和泉遥(久保田紗友)から日帰りグランピングに誘われる。

この前、合コンに来ていた潤之介のアシスタント・尾芦一太(亜生/ミキ)に誘われたらしい。

 

奈未がOKすると、遥は『もう1人いたほうがいいよね~。向こうも男1人だとかわいそうだし』と言う。

遥の視線の先に中沢(間宮祥太朗)がいることに気づいた奈未は、

『中沢さんなんてどうかな~?』と提案。

 

『そっか~、中沢さんか~。他に人いないなら私は全然いいけど』

声を上ずらせる遥を見て、

奈未は満面の笑みで『うんうん』とうなずいた。

 

遥は中沢のことが好きなのだ。

 

ピンチヒッター

ところが当日、待ち合わせ場所に来たのは尾芦…ではなく、なんと潤之介だった!

尾芦が腹痛で来られなくなったため、急きょ潤之介がピンチヒッターを頼まれたのだ。

 

『お~い、奈未ちゃ~ん!』

ミトンをはめた手をぶんぶん振り、無邪気に現れた潤之介を見て、奈未は驚く。

 

遥に買い出しを頼まれ、奈未は中沢と遥を2人きりにするため、潤之介と行く羽目に。

 

中沢は買い出しに出かける2人の姿をじっと見送ると、

『行こう』と遥を促した。

 

── 結局あの、おでこにチューはなんだったのか。

それにあの、「俺、彼氏なんで」発言も…。

 

スーパーで食材を選ぶ潤之介の後ろ姿を追いかけながら、奈未は思う。

 

すると潤之介が『この近くに星がよく見えるスポットがあるから、帰りに見に行かない?』と言い出す。

 

潤之介は遥が中沢のことをチラチラ見ていることに気づいていて、

『あっちも2人になりたいんじゃない?』というのだ。

 

もしかして潤之介も自分と2人きりになりたいのだろうか?

奈未は思わず顔がにやけてしまう。

 

バーベキュー

その後、バーベキューをしていると、遥がお手製のバジルソースを出してくれた。

遥が料理するなんて意外だという話になり、

『そんな意外ですかね?』

遥が中沢に尋ねると、

『かもな。鈴木は料理しないの?』

と、中沢が興味があるのは奈未のことのようで、遥はショック。

 

そんな中、奈未はジンコが麗子と違って、いかに良い上司かということを語り始める。

すると『そうかな?』と遥。

 

この前、奈未がドリーハウスに差し入れした芋ようかん。

『私が頼んだのはチーズテリーヌのはずだけど』と、麗子は文句を言っていたけど、後で『これからは芋ようかんにして』と副編集長の半田に言っていたらしい。

 

担当の人がすごく和菓子が好きなことを奈未は知っていた。

麗子は担当の人からそれを聞き、奈未の話を取り入れてくれたのだ。

 

信じてみよう

その後、洗い物をしている潤之介の隣に奈未が立つと、潤之介はなぜかスッと離れる。

 

彼はこの前、奈未が『半径1メートル以内に近づかないで!』と言ったことを律儀に守ってくれていたのだ。

 

そういえば、買い出しに行った時も、バーベキューの皿を差し出した時も、潤之介は微妙に距離をとっていた。

それに気づいた奈未はおかしくって、涙が出るほど笑ってしまう。

 

── もう難しく考えるのはよそう。

 

『今夜、星を見に行きましょう』

『ほんと!?やった~~!!!』

 

奈未は潤之介を信じることにした。

 

その時、マリカから『ボスの居場所を知らない?』と電話があった。

手違いがあり、明日の撮影で使う帯が1本足りないというのだ。

 

今日は、ジンコと宇賀神の会食の日。

奈未は潤之介に謝ると、次の火曜日に星を見る約束をし、急いで店に向かった。

 

ジンコと宇賀神

その頃、ジンコと宇賀神はひさしぶりの再会をはたしていた。

 

恋人はいないという宇賀神に、『麗子は?』と尋ねるジンコ。

でも麗子にだって選ぶ権利はある。

『こんな枯れたオヤジは嫌でしょ?』

宇賀神が言うと、

『そうかしらね~』とジンコは意味ありげにつぶやいた。

 

うちのボス

翌日、マリカは帯が1本足りないことをジンコに告げると、代わりに用意した帯を見せた。

本当は店に行って、ジンコに相談するつもりだった。

でもジンコが15年ぶりに元旦那と会っていることを知り、マリカは行くのをやめたのだ。

 

だがそんなこととは知らないジンコは、マリカが用意した白い帯を見るなり、

『金箔の着物に手ぬぐいを巻けっていうの?

そんなものを用意するくらいなら報告する時間があったでしょ』

と声を荒げる。

ジンコは自分に連絡もせず、マリカが勝手な判断をしたことが気に入らないのだ。

 

『私は2000年のジンコさんの作品を見て…』

『もういいわ、こんなんじゃ撮影できない。あなたはクビよ』

 

それを聞き、奈未は『待ってください!マリカさんの話も聞いてあげてください!』とジンコを引き止める。

 

マリカはジンコのプライベートな時間を邪魔しないようにと、

この白い帯だって、ジンコの意図を組もうとして選んだのだ。

 

でも『なにか勘違いしてるんじゃない?』と、あざ笑うようにジンコは振り返る。

アシスタントの意見は必要ない。

彼女は「ウエクサジンコ」じゃない。

「ウエクサジンコ」はこの私だというのだ。

 

『うちの編集長は、差し入れは芋ようかんがいいと私が言ったら受け入れてくれました』

 

『芋ようかんと同列にしないでくれる?麗子に何を教わってきたの?』

そう言うと、ジンコは麗子のことを『お金集めは上手でも、編集長としては最低ランク』だとバカにした。

 

たしかに麗子のやり方は強引だし、タクシーにも乗せてくれない。

だましてけん玉をさせられたり、謝るのに5000万とか言ったりする。

でも、ほんとに、ほんとにたまにだけどアシスタントの意見を取り入れてくれる時もある。

 

『うちのボスは最低なんかじゃありません!』

奈未がジンコに食ってかかると、コツコツ…とヒールの音が聞こえてきた。

 

『いい帯ね』

『編集長!!』

 

『うちの雑用係がご迷惑をおかけしてすいません。

これ以上、ジンコさんの気分を害すわけにはいきません』

 

麗子は謝ると、今回の特集ページはあとは自分たちが引き継ぐという。

 

麗子の秘策

麗子はマリカが用意した白い帯をモデルにつけさせると、

色とりどりのカラーセロファンで作った花を差し込み、帯に照明を当てさせた。

 

それは10年前、ジンコが撮影に使ったのと同じ手法。

今でこそウエクサジンコの作品といえば、豪華できらびやかなイメージだが、まだ駆け出しの頃は高価な着物なんて選べなかった。

 

でも決して豪華とはいえない無地の帯も、ジンコの手にかかれば大胆なアートとなり、きらびやかな写真になる。

 

麗子がそう記憶しているように、

マリカもジンコの昔の作品を見てこの帯を選んだ。

あの頃のジンコの作品に憧れて、この世界に入ったのだ。

 

それを知ったジンコは、トップクリエイターとしての地位を築き、好きなものを使い、たくさんのスタッフを動かせるようになったものの、誰の意見も聞き入れなくなっていた自分に気づく。

まるで「裸の王様」のように。

 

『あなたのことは一番のアシスタントだと思ってる。

ひどいこと言ってごめんなさい』

ジンコはマリカをハグすると、笑顔で前に進み出た。

『撮影、やらせてちょうだい』

 

素晴らしい写真が次々と撮られていく中、奈未は誇らしい気持ちで自分のボス(麗子)を見つめた。

 

宇賀神との出会い

後日、ジンコが編集部にやってきた。

『大切なものを思い出させてくれてありがとう』

ジンコは麗子にお礼を言うと、今度再婚することを告げる。

宇賀神に会ったのも、直接それを伝えるため。

 

『あの人のこと、よろしくね』

『…え?』

麗子が驚いて固まると、

『雑誌作りは一流でも、恋愛はまだまだね』

ジンコは笑う。

 

麗子がジンコから宇賀神を紹介されたとき、もう2人は離婚していた。

 

『こちら、元旦那』

『宝来です、よろしくお願いします』

 

その時、あることに気づいた宇賀神は微笑みながら、麗子に近づく。

『あの、タグついてます』

 

麗子が慌てて襟元を触ると、

『じゃ、頑張ってくださいね』

宇賀神は何事もなかったかのように行ってしまった。

 

似たもの同士?

エレベーターまでジンコを見送った後、

『私も編集長の一番のアシスタントになれるように頑張っちゃおうかな』

奈未が言うと、麗子の姿はない。

 

『待ってくださいよ~。見てください、これ。新しく買ったんです』

奈未がくるりと回ってジャケットを見せると、

『襟にタグがついてるわよ』と麗子は指摘する。

 

『え!?え、あ!嘘、恥ずかしい!』

 

奈未の反応を見て、まるで昔の自分を見ているようだと、麗子は口の端を緩めながら去っていく。

 

潤之介のタイプ

今日は、潤之介と星を見に行く日。

でも奈未はこの前、潤之介の連絡先を消してしまったままだ。

そこで奈未は、尾芦に連絡先を教えてほしいと電話した。

 

遥に気のある尾芦は、この前何か言ってなかった?と訊いてくるが、

『特には』と奈未は冷たくあしらう。

すると尾芦は、遥と潤之介が恋に発展してしまったらどうしようと心配し始めた。

 

『でも、それはあり得ないかな?』

奈未が余裕の表情で答えると、

『そうやんな?ジュンさんのタイプとちょっと違うもん』

と尾芦は安心する。

 

潤之介はああ見えて一途で、海外にいる、超きれいな幼なじみのことをずっと想い続けているというのだ。

 

ショックを受けた奈未は、仕事にも身が入らない。

尾芦から連絡先を教えてもらったものの、

『好きな人いるんじゃん』と奈未はスマホをポケットにしまう。

 

外はいつの間にか土砂降りの雨になっていた。

 

雨に濡れた子犬

家に帰ったものの、奈未は潤之介のことが気になり、いつものベンチへ。

でもこんな雨の中、さすがにいるわけがないか。

 

奈未が帰ろうとしたとき、冷たい雨に打たれながら、フードをかぶってしゃがんでいる男性の姿が目に入った。

 

『…潤之介さん?』

『奈未ちゃん!』

 

潤之介は携帯をスタジオに忘れて、奈未の電話に気づかなかったという。

奈未がしゃがんで潤之介に傘をさしてあげると、

『来てくれてありがとう。

雨だから星、見れないや』

奈未を責めることもなく、潤之介は暗い夜空を見上げる。

ⒸTBS『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』モデルプレスより

そんな潤之介を見て、奈未はキス。

 

潤之介がキスを返すと、奈未の持っていた傘が落ちる。

 

── その頃、空港には日本に帰国した、潤之介の幼なじみでバイオリニストの蓮見理緒の姿があった。

 

~5話につづく~

 

 

https://twitter.com/moritama_tomo/status/1356608380966629377?s=20

『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』4話の感想

きゃー!いつもラストにときめかせてくれますね~。

ありがとう、土砂降りの雨。

落ちる傘。

弾ける雨粒。

今回もキスシーンがめちゃめちゃ綺麗。

 

それに潤之介がキスしようと近づいた瞬間、一瞬びくっとする奈未。

傘を落とした後も、ぎゅっと握られたままの奈未の手がよかったなぁ。

 

そういう細かいリアルがときめきを倍増させているのか?

でもあんなに土砂降りなのに、全然濡れていない潤之介さん、すごい。

そしてこのタイミングで帰国する幼なじみの理緒!

潤之介の部屋に飾られていたバイオリンケースを背負った高校生くらいの女の子は、理緒だったんですね~。

 

今、潤之介が惹かれているのは間違いなく奈未だと思うけど、初恋の相手は最強だからな。。

それに奈未は全然気づいてないけど、中沢さんの奈未に対するアプローチが結構えぐい。

このままだと遥との四角関係、いや五角関係になってしまう!

五角関係って初めて使いましたけども!!

 

それとジンコさん役の高岡早紀さんは「さすが」の一言でしたね。

最後に初心を取り戻して『ひどいこと言ってごめんなさい』とマリカをハグするところなんて、

あんな高慢だけど、そういう人だからと許されるような人物を演じられる人は、そういないんじゃないかな?

 

まさか宇賀神さんと夫婦だったなんて。

麗子の想いもバレバレで、

新人のころ、タグをつけたままだったエピソードも可愛いし、

宇賀神とジンコが食事をすることを知り、壁に激突してしまう麗子が可愛かったです。

こちらの恋の行方も楽しみですね~☆

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

よかったらポチッとよろしくお願いいたします♪

その他のあらすじ