『監察医朝顔2』18話ネタバレと感想│ふと色鮮やかに思い出される、大切なひとと過ごした日々。そして戦慄のラストへ!

にこ

今回は、2021年3月15日放送『監察医 朝顔2』第18話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

浩之 (柄本明) が亡くなり、葬儀に出席する朝顔 (上野樹里) たち…。

 

悲しみも癒えぬうちに、飛び降り自殺と思われる女性の遺体が発見され、朝顔は仕事に戻ることに。

 

そんな中、意外な人物が「自分がやった」と野毛山署にやってきて!?

 

一方、朝顔たちは 平 (時任三郎) のために、やる予定のなかった〇〇〇をすることに!

 

最後の最後まで気が抜けませんっ!

それではさっそく、18話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『監察医 朝顔2』18話のネタバレあらすじ

祖父・浩之(柄本明)が亡くなり、朝顔(上野樹里)は、平(時任三郎)つぐみ(加藤柚凪)とともに葬儀に参列した。

浩之は礼服を新調していて、それを朝顔の結婚式に着ていくつもりだったという。

 

一方、桑原(風間俊介)10年前に起きた「三田村一家殺人事件」の担当になり、平の同期の糀谷こうじたに(肥後克広)と組むことに。

この事件には 平も初動捜査に加わっていて、捜査資料には平の考察がびっしりと書かれていた。

 

飛び降り自殺?

そんな中、朝顔のもとに、女性の遺体が発見されたと連絡が入る。

 

女性は、新井千秋さん・41歳。

現場前のマンションに住んでいて、屋上に遺書と靴が残されており、そこから飛び降りたものと思われた。

 

しかしマンションの表に開駐車場があるのに、なぜわざわざ狭い路地裏に飛び降りたのだろう。

それでは非常階段や出窓にぶつかり、死ねない場合もある。

もしかしてこれは自殺に見せかけた殺人かもしれない。

朝顔はそう考えた。

 

今回の解剖は、光子(志田未来)が担当。

光子は認定医の資格を取り、執刀できるようになったのだ!

 

その頃、野毛山署には意外な人物が・・・!

それは朝顔も以前にお世話になったことがある、社会心理学でアリの研究している松本教授(片桐はいり)だった。

彼女が『私が新井千秋を殺した』と出頭してきたのだ!

 

松本教授が容疑者!?

解剖の結果、千秋の死因は、頭部打撲による頭蓋内損傷。

全身の骨折状況から、墜落死で間違いなかった。

チェック!

★転落死は、階段などから転がり落ちて亡くなること。

★墜落死は、障害物のない場所で、高所から落ちて亡くなること。

大きな違いは、転落死は全身にすり傷が残るが、墜落死は地面に衝突した傷しか残らないことだそうです。

気になるのは、新井さんの腕に注射痕が残されていたこと。

注射か点滴を受けた後に、屋上から飛び降りて亡くなったのだろうか?

 

ひと通り話を聞いた山倉係長(戸次重幸)は、署に戻って松本教授の話を聞くことにした。

 

新井さんは10年間、松本教授のもとで秘書をしていた。

松本教授によると、麻酔薬を注射して眠らせた後、パンクロニウムを注射。

その後、屋上から突き落としたという。

 

パンクロニウムというのは筋弛緩剤。

非常に強い薬で、動物の安楽死などに使われているという。

その供述どおり、新井千秋の血液から「パンクロニウム」が検出された。

 

つぐみの悩み

一方、つぐみは最近、平と一緒に寝ることが増えていた。

いつものようにノートパソコンで、自分の名前や家族の名前、生年月日などを打ち込む平。

でも桑原の名前がなかなか思い出せず、

平はなんとか思い出すとギュッと目を閉じ、天を仰いだ。

 

『じいじ~』

つぐみに呼ばれて、平ははっと我に返る。

つぐみは、内緒の相談があるという。

 

それは妹ちゃんが生まれたら、みんな自分のことを嫌いになるんじゃないかという不安だった。

だって、みんなは赤ちゃんが好きだから。

つぐみはもう、赤ちゃんじゃないから。

 

『でも、赤ちゃんじゃなくてもみんな、つぐみのことが大好きで、それは変わらないよ。

それに1番大切な人は、別に1人じゃなくてもいいんだ。

だから、つぐみや妹ちゃんは、じいじやパパやママにとって、世界で1番大切で 大好きなんだよ』

 

『じゃあ、妹ちゃんが生まれたら、じいじと妹ちゃんとつぐみと、3人で寝ていい?』

 

つぐみのかわいいお願いに、平は笑顔でうなずくと指切りをした。

忘れないようにちゃ~んとメモを残して・・・。

 

来月は、母・里子(の遺骨)が家に帰ってきて初めての3月だ。

つぐみの誕生日もある。

朝顔と桑原は、このまま平が調子のいい日が続くよう祈っていた。

 

朝顔の疑問

後日、松本教授の証言どおり、河原から空き缶に入った注射器などが発見された。

注射器の中には、2mlのパンクロニウムが残っていて、新井さんと 松本教授の指紋が検出された。

だが松本教授の証言には無理があると、朝顔は考えていた。

 

松本教授は早朝、新井さんの部屋に侵入し、

 

新井さんにチオペンタールナトリウム つまり バルビツール酸系全身麻酔薬を投与した。

 

そして麻酔が効いたか確認した後、呼吸を止めるためにパンクロニウムを投与。

 

さらに新井さんを抱きかかえて屋上に連れ出し、突き落としたという。

 

一見、理屈は通っているように見えるが、

この2つの薬を投与するのは安楽死の順番と同じ。

できるだけ苦痛を配慮したものと思われる。

それなのに屋上から突き落とすなんて、矛盾している。

 

朝顔は、松本教授と古くからつき合いがある茶子(山口智子)に相談し、真相を究明することにした。

 

新井さんの死の真相

その後、警察の調べで、麻酔薬とパンクロニウムは新井さん本人が闇サイトで購入していたことがわかる。

でもなぜかパンクロニウムは、違う日にもう1度 購入されていた。

 

さらに朝顔たちの調べで、新井さんは自分でパンクロニウムを注射していたことが判明。

新井さんは麻酔薬を打っていないこともわかった。

 

これらのことから、

おそらく、自殺を決意した新井さんは自分でパンクロニウムを打った。

しかし注射した途端、呼吸ができなくなり、激しい息苦しさに襲われた。

それでほかの方法で命を断とうとして、マンションの屋上から飛び降りたのだろう。

 

それならなぜ、松本教授の指紋が注射器に残っていたのだろう?

朝顔が松本教授に直接会いに行くと、

『あなたですか?私の邪魔をしたのは・・・』

松本教授はぶぜんとした顔で、朝顔を外に連れ出した。

 

大切な人をなくすこと

『私が殺人罪に問われることはないそうですね』

松本教授は緑の中を歩きながら、

ぽつりぽつりと事件の真相を話し始めた。

 

河原で見つかった注射器は、松本教授が新井さんから取り上げ、隠したもの。

新井さんが亡くなったときに使用したパンクロニウムも、キッチンの排水溝から発見された。

 

松本教授は、新井さんが薬を買ったのを知り、彼女からそれを取り上げた。

でも新井さんはもう1度、パンクロニウムを購入。

新井さんはもがき苦しみ、絶望して、屋上から飛び降りた。

 

こんなことになるなら、麻酔薬を打って自分の手で安らかにしてあげるべきだった。。

松本教授はそう、自分を責めていた。

 

警察には言わなかったが、松本教授は朝顔にだけ、新井さんの悩みを話してくれた。

 

彼女は昔、ささいな手違いで人を傷つけてしまった。

事故で、その人は後遺症を抱えてしまった。

 

1年前、その人が亡くなった。

直接、事故の怪我が原因になったわけではないが、後遺症がきっかけだったのは間違いない。

 

それから新井さんは松本教授のアシスタントをやめ、家に引きこもるようになった。

身の回りのものをどんどん捨て、身軽になって。

死にたいと言い出したのは、ここ最近のこと。

2人は 安らかに死ぬためにはどうしたらいいか、調べるようになった。

そうすることで、彼女が死なないように、松本教授は時間稼ぎをしていたのかもしれない。

 

人間以外の動物が「自殺をするか」という議論がある。

松本教授は「いる」と思っているが、人間ほどではない。

 

朝顔は言った。

新井さんが路地裏に飛び降りたのは、松本教授のことを思ってのことだったかもしれない。

「ムネアカオオアリ」というとても珍しいアリが駐車場に巣を作っているのを、虫好きな光子が発見したのだ。

 

もし駐車場に飛び降りたら、あの巣を壊してしまうかもしれない。

アリの巣を見るたび、松本教授が自分の死を思い出してしまうかもしれない。

そう、新井さんは思ったのかもしれない。

 

それを聞き、松本教授は顔を真っ赤にして憤慨した。

『そんな気遣いがなんだって言うんですか?人間はそんな簡単なものじゃないんです』

 

人間はほんのささやかなことでも、自分と大切な人を関連付けて思い出せる生き物だ。

 

その人が来たことがあるだけで、自宅に帰るのが辛くなる。

その人が使っていたお揃いのコーヒーカップ。スリッパ。

今、飲んでいるコーヒーだって。

一緒に過ごした光景をありありと思い出す。

 

その人と歩いた道を歩けば、しゃがみこんで歩けなくなる。

なんてことのないものにも、その人が生きていた痕跡が残っているのだ。

 

残された人間は、その痕跡と共に生きていかなければならない。

それは時に幸せで、

今の自分にとっては辛いことでもある。

 

『私のことを想うなら、生きていてほしかった』

最後にそう、松本教授はつぶやいた。

 

小さな命

その後、桑原と朝顔は定期検診に行き、エコー写真を見た。

まだ初期のため、桑原は赤ちゃんの頭と足を間違えてしまう。

でも母子手帳をもらい、桑原にも実感が湧いてきたようだ。

 

『朝顔、俺、もっともっとも~っと頑張るからね』

桑原が目をまん丸にして宣言すると、

『頑張らなくていいよ』と朝顔は笑った。

 

結婚式

『お父さん、たこ焼き買ったけど、食べる?』

家に帰った朝顔は、熱々のたこ焼きを平の前に置いた。

でもなんだか平はぼんやりとして、様子がおかしい。

 

『子供のこともそうだけど、ちゃんとしろよ、2人のこと』

いきなりボソボソと平が話しだし、

『ちゃんとしろってどういうこと?』

朝顔は聞き返した。

 

『式とか、籍とか』

『え?どういうこと?』

『決めたの?』

『あ、名前ですか?』

桑原はこれから生まれてくる赤ちゃんのことを言っているのかと思った。

でも違った。

平は、結婚式や 朝顔のウエディングドレスのことを言っていたのだ。

 

『港近くに小さい式場があるだろ?

あそこならそんなに高くないらしいぞ?

2人がモタモタしてるから。

ちゃんと式挙げて、2人で暮らしな?

この狭い家じゃ、3人で暮らせないだろ?』

 

朝顔は止めていた息を吐き出すと、

『その話はしたじゃん』と明るく振舞った。

結婚して つぐみを産んで、3人で暮らすことだって話し合って決めたのに。

だけど、平はつぐみのことまで忘れてしまっていた。

 

『つぐみっていう名前にしたんだ。いい名前だな』

そう言って笑う平を、朝顔はじっと見つめることしかできなかった。

 

桑原のお願い

ショックを受けた朝顔は、ひとり部屋で体育座りをしていた。

そこに桑原がやってきて寄り添った。

 

『最近、調子いいと思ってたのに。

もう、あんまり時間ないのかもね・・・』

 

こらえてもこらえても、涙が落ちてくる。

桑原は朝顔の肩をさすりながら言った。

 

『・・・朝顔、俺のお願い、聞いてくれる?』

 

その後、朝顔は『今さら恥ずかしいけど、結婚式をすることにした』と平に報告。

きっと平は内心、式を挙げてほしかったのだろう。

 

『お父さん、結婚式やるから来てね』

『・・・わかった』

笑顔でうなずく平を見て、桑原はそっとコタツの陰で、朝顔と手を繋いだ。

 

保育園からつぐみが帰ってくると、平はちゃんとつぐみのことを覚えていて、玄関まで迎えに行った。

いつもと同じように、つぐみの世話を焼く平を見て、安心する朝顔と桑原。

朝顔はつぐみにも、来月結婚式をすることを伝えた。

 

頬に火傷の痕がある男・・・

一方、強行犯係の森本刑事(森本慎太郎)は、三田村一家殺人事件の犯人を逮捕して県警に入ろうと意欲を燃やしていた。

 

買い物に出た森本は、若い女性がフードをかぶった男にしつこく言い寄られているのを発見。

森本は『何してるんですか?』と警察手帳を見せて、男に話しかけた。

 

無視していこうとする男の前に回り込み、事情を聴こうとする森本。

その顔を見た森本は、ハッとする。

頬に火傷の痕がある男

それは三田村一家殺人事件の容疑者の特徴ではなかったか?

 

その瞬間、森本は倒れる。

 

森本の腹部に、赤い血がシミのように広がった ──。

 

 

https://twitter.com/asagao2_2020/status/1371445998443061249?s=20

『監察医 朝顔2』18話の感想

うわー!森本刑事が刺されてしまった~!

しかも、三田村一家殺人事件の容疑者と思われる男に・・・(>_<)

必要以上に夢を語ったり、張り切っているシーンがあると、こういう展開になるんだから嫌になってしまうわ~。

 

やはり最終回は、三田村一家殺人事件がメインなんですね。

前回の予告にあった、桑原くんが容疑者に向かって銃を構えるシーンは出てこなかったな。

最終回は結婚式も控えてるし、危ないことにならないといいなぁ。

 

そして、平の病気の進行により実現した結婚式!

結婚するときは何も言わなかったけど、やっぱり結婚式をしてほしいと思ってたんですね~。

それが今になって、出てきたのかな。

でも突然あんなことを言われたら、ほんとドキッとすると思う。

つぐみのことまで忘れてしまって。

けど、つぐみの声を聴いたら、すぐに思い出してくれてよかったです。

 

お姉ちゃんになることが嬉しい反面、自分が1番じゃなくなってしまうという不安。

そんな悩みも、じいじにだったら素直に相談できるんだよね。

つぐみとじいじの関係って、年齢を超えた友情みたいでうらやましい。

 

松本教授が淡々と、でも切々と自分の想いを語るシーンも、

静かで、

ひとつひとつの言葉が重く、心に響いてくるようでした。

 

人から見れば本当に本当にささいなことでも、

ふと強烈に亡くなった人を思い出して涙が止まらなくなることがある。

 

松本教授と、新井さん。

自宅で一緒にコーヒーを飲んだり、玄関に専用スリッパを用意するほど仲がよかったんだなぁ。

そんな大切な人が死にたいほど悩んでいて、一緒に死ぬ方法を捜さないといけないなんて。

しかも1年もそんな状態が続いていたなんて。

1話で地面に這いつくばってアリを観察していた松本教授とは全然別人で、悲しみの深さが伝わってきました。

 

でも光子が認定医の資格を取ったり、アリの巣を発見して喜んでいるシーンはほっこりしたなぁ♪

光子、がんばれー!

 

次回、最終回。

平のことが心配ですが、結婚式の間だけはみんな、笑顔笑顔でいられたらいいですね。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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