にこ
ピアノ教室の講師として働くことになった神田(草刈正雄)は、朝からソワソワ。
ふくまる(声:神木隆之介)を家においていくのが心配でたまらないのだ。
ふくまるは、初めてのお留守番に挑戦するが…!?
それではさっそく、3話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『おじさまと猫』3話のネタバレあらすじ
ピアノ教室の講師として働くことになった神田(草刈正雄)は、朝からソワソワした様子で着替えている。
ふくまる(声:神木隆之介)を家においていくのが心配でしかたないのだ。
そんな神田を励ますように、
「パパさん、大丈夫にゃん。任せるにゃん!」
と、意気込むふくまる。
だって今までふくまるは、ペットショップのあの小さなケースの中にいたんだから。
待つことなら、ふくまるの右に出るものはいないにゃん。
でもやっぱり、神田が出かけていくと淋しさでいっぱいに。
「う~ん、パパしゃ~ん」
ふくまるの目は涙でいっぱいになった。
すると玄関の鍵が開き、神田が入ってきた。
ふくまるのことが心配で、戻ってきてしまったのだ。
『ふくまる…!』
神田はふくまるを抱き上げると、愛しそうに頭をなでた。
ありがとう
ふたたび神田が外に出ると、ふくまるが2階の窓から覗いているのが見えた。
でも窓ガラスがじゃまで、神田のもとに行くことができない。
声も届かない。
『にゃっ、にゃっ』
必死になってカリカリと窓ガラスをひっかくふくまるを見て、神田はにっこり笑って出かけて行った。
その途中で、神田はペットショップに立ち寄った。
神田が猫の名前を「ふくまる」にしたこと、
よく寝てよく食べてよく遊ぶ、本当にいい子だということを伝えると、店員の佐藤もみじ(武田玲奈)は大喜び。
『ふくまるちゃん、素敵な名前ですね』
『いい出会いをありがとうございました。ふくまる、大切にします』
もみじは店の外まで神田を見送ると、ふくまるがいい人と巡りあえたことを心から喜ぶのだった。
森山との出会い
一方、ピアノ教室では、今度新しく入る先生が男性だと知り、森山(小関裕太)が大喜びしていた。
自分以外はみんな女性ばかりで、気軽に話せる同性の職員がいたら…とずっと思っていたのだ。
神田が世界的ピアニストだということを知らない森山は、神田を見て「イケメンだ~~!」と興奮。
しかもなんて紳士なんだ!
『あの!はじめまして!森山良春と申します!』
森山は神田に握手を求めると、
『うわ~、本当にかっこいいです!ダンディです!なんかいい匂いもする!感動です!』
と顔を近づける。
その勢いに、神田はちょっと引き気味だ…。
すると森山はなにか思いついたのか、熱心にノートに書き始めた。
こう見えて森山は、バンドマン。
どこのライブハウスで歌っているのかは秘密だが、そのうち嫌でも耳にするくらい有名になる。それが、森山の夢だった。
開かずの間
その頃、「パパさんがいない間、家を守るにゃん!」と気合いを入れて、家の中をパトロールしていたふくまるは、ひとつだけまだ入ったことのない部屋を見つける。
でも、いけないにゃん。
パパさんにあそこに入っちゃいけないって言われたにゃん。
ふくまるは入りたい気持ちをぐっと抑え、寝室に向かった。
すると侵入者を発見!!!
ふくまるは必死で威嚇し、我が家を守ろうとした。
『にゃ~~~!ガウガウ…!』
でもそれは、鏡に映るふくまるの姿だった。
ふくまるのことが心配すぎる神田
そしてお昼休みの時間がやってきた。
山上(石橋けい)たち女性職員が何を食べるか相談する中、神田が気になっているのは「ふくまる」のこと。
『え~、”お魚くわえた弁当”だって』
「おさかな、くわえた?・・・ふくまる」
『でもちょっと高いね』
「…高い? ふくまる、高いところに登って下りられなくなったりしてないよな…」
心配でたまらなくなった神田はとうとう声に出して『ふくまる…』『ふくまる』と言って、みんなの注目を浴びてしまう。
『ふくまる…、…含まれてるんですか?魅力的ですね』
なんとか神田はその場をごまかし、お弁当選びに参加した。
その頃、ふくまるはまだ、鏡に映った自分と格闘していた。
でもしばらくして、疲れ果てたふくまるは気づく。
こいつは匂いがしにゃい。生き物じゃにゃい。
『にゃ~~』
ふくまるは床の上にひっくり返ると、これでおうちは安全にゃ…と安心した。
大切なひと…?
夕方、レッスンも終わり、神田のお仕事はこれで終了!
と思いきや、『はいはいはいはい!神田先生の歓迎会をしませんか?』と森山が提案する。
でもふくまるのことが心配でたまらない神田は、今日は予定がありまして…と断った。
するとそれは「大切な人との約束」だったりして、と森山は勝手に盛り上がる。
昼休み中に、神田がふくまるの待ち受け写真を見ながらため息をついている姿を、森山は見ていたのだ。
『そうだよな~、モテると思ったんですよ~。
お願いします!モテる秘訣を教えてください』
そう言って神田にまとわりつく森山を見て、
『森山先生!』
と山上は怒って引き離す。
神田は『今までつき合ったことがあるのは妻だけです』というと、「大切なひと」というのは「人」ではなく「猫」だと、ふくまるの写真を見せた。
『ふくまるのために今日は早く帰ってあげたいんです』
神田が正直な気持ちを話すと、
『猫にも優しい神田先生、サイコーです!』と森山。
彼も大の猫好きなのだ。
会いたい!
歓迎会はまた今度ということになり、神田は家路につく。
ふくまるのおかげで職場の人たちとも打ち解け、いつもの街もなんだかキラキラ輝いて見える。
神田はなんだか無性にふくまるに会いたくなって、いつの間にか走り出していた。
家にたどり着いた神田は、朝、ふくまるが2階の窓から覗いていたことを思い出し、笑顔になる。
ドアを開けると、ふくまるが神田の帰りを待っていた!
『ふくまる~!待っててくれたの~』
神田はふくまるを抱き上げると、『ただいま』と頬ずりをした。
お魚大好き

出典:『おじさまと猫』公式ツイッター
今晩のおかずは「さんまの塩焼き」。
なんとかご相伴に預かりたいとふくまるは、手を伸ばして神田に注意される。
不思議だ…、ひさしぶりに我が家に帰ってきた気がする。。
神田が感傷に浸った瞬間…、
『こら!!!』
ふくまるは、さんまをくわえて逃走!
「…やれやれ」と神田は笑ってしまうのだった。
一緒に弾こう
その後、神田はふくまるがまだ1度も入ったことのない部屋に入っていこうとした。
『すぐに戻るよ』
でもふくまるは一緒に入りたいのか、
『にゃーん、にゃーん』
と床をカリカリとかいて、その場を動こうとしない。
『はいはい、わかりました。一緒に中に入りたいのね』
神田はふくまるを抱っこすると、部屋に入った。
するとそこには見たこともない、黒くて大きくてギラギラしたものが。
『…にゃ!』
背中を丸めて怯えるふくまるを見て、
『大丈夫だよ、ふくまる~。これはピアノと言って、ただの楽器だよ』
と神田はふたを開く。
でもそういう神田も子どもの頃、ピアノが怖くて怖くてしかたがなかった。
それは今も同じ。
神田は、しゃがみ込んで泣いている幼い自分の後ろ姿を思いだすと、静かにショパンの「ノクターンOp.9-2」を弾き始めた。
だが神田のピアノに傾けるまなざしを見たふくまるは、胸がむにゃむにゃしてしょうがない。
ジャジャーン!!!
ふくまるはピアノの鍵盤の上に寝っ転がると、神田の視線をひとりじめにした。
これで「ふくまるVS黒いの」の戦いは、ふくまるの勝ちだ!
でも「弾くな」と言われると人間、弾きたくなるもの。
『さあ、おいで』
神田は優しくふくまるを膝の上にのせると、今度は「きらきら星変奏曲」を弾き始めた。
その曲は、神田が初めて妻・鈴音(高橋ひとみ)に弾いてあげた特別な曲。
曲に合わせてふくまるが足で弾くと、
『すご~い!やっぱりあなたは魔法の手を持っているのね』
と笑顔で拍手する鈴音の姿が、昨日のことのように思いだされた。
『ねえ、また聞きたいわ』
『何度でも弾きますよ』
君のためなら…。
温かい思い出が溢れだし、自然と神田の顔に笑みが浮かぶ。
こんな気持ちでピアノが弾けるのは、鈴音がいたとき以来だ。
「ふくまる、君のおかげだよ」
神田の指が軽やかに鍵盤を行ったり来たりするのを、ふくまるはきょろきょろと目で追いかけた。
~4話につづく~
https://twitter.com/tx_ozineko/status/1351127962138140678?s=20
『おじさまと猫』3話の感想
うわ~、今回もかわいいふくまるがいっぱい!
特に、鏡の中の自分と格闘するシーンと、さんまをくわえて逃走するシーンが最高でしたね♪
おっきな目に涙をいっぱい浮かべて、淋しがるふくまるもかわいかったなぁ。
今回はふくまるが走ったり転がったりと、激しい動きが多かったんですが、あれってどうやって撮ってるんだろう??
CG!?
ぬいぐるみに棒とかが刺さってて、それで動かして、あとから棒を消してるのかな…。
スピード感溢れるふくまるの動きが最高でした。
最初、ぬいぐるみかぁとバカにしていた自分を恥じるよ。申し訳ございません。
ぬいぐるみにはぬいぐるみにしか出せない味とこころがあるんですね!
やっぱ本物にこんな動きをして!といっても限界がありますもんね~。
神木くんの声も、回を増すごとに気負いが取れて自然になっていて、すっとドラマに溶け込んでいるかんじ。
それに新キャラのバンドマン・森山くんの存在感がすごかったですね。笑
小林さんのキャラもすごいけど、森山くんのキラキラした瞳とぐいぐい感は、また違ったかんじで最高です。
実際あんなひとがいたら大変だけど、それをきっかけに神田さんがすぐに職場になじめてよかったです♪
ピアノの演奏も聴けて、目にも耳にも優しい、あったか~い回でした。
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
またの~。
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