『ディアペイシェント』3話あらすじと感想│戸塚純貴さん演じる香織の凛とした瞳に惹き込まれる

今回は、2020年7月31日放送『ディア・ペイシェント~絆のカルテ~第3話【愛の力】のネタバレあらすじと感想をまとめました。

千晶(貫地谷しほり)の病院に、トランスジェンダーの香織(戸塚純貴)が入院してきた。

 

どうやら香織は、恋人とうまくいっていないようで…!?

 

座間さん(田中哲司)の動向も気になりますね!

原作は南杏子さんの小説『ディア・ペイシェント』です。

それではさっそく、3話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

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ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』3話【愛の力】のネタバレあらすじ

ある日、千晶(貫地谷しほり)は保険証を拾う。

それは研修医時代に、食堂で働いていた6つ下の男性・朝比奈哲男(戸塚純貴)のものだった。

 

当時、千晶は彼のことをちょっといいなぁと思っていたのだが、受け取りに現れたのは女性の姿をした哲男だった

 

今の人が てっちゃん?

千晶から話を聞いていた先輩医師の陽子(内田有紀)は驚いて千晶に尋ねる。

でも千晶にもどういうことなのか、まったくわからなかった。

 

奥さんがL患者の長谷川さん

その日の診察で、千晶は甲状腺機能低下症で20年通院している長谷川仁(松澤一之)を診た。

妻・聖子(阿知波悟美)の要望で、1ヶ月前から金田先生(浅香航大)に代わって千晶が主治医になったのだが、先日千晶が野生の勘で新たな病気を発見。

特発性肺線維症で、少しの間入院が必要だった。

 

それを聞いた聖子は『20年も通ってるのにおかしいわよ!これは病気の見逃しですよね。訴えられたくなかったら、これからの治療費をタダにして!』と怒り始めた。

 

でもそんなことがまかり通るわけがない。

千晶は怒れるL患者(台風を起こす低気圧患者)をなだめ、なんとか説得した。

 

結局、座間敦司(田中哲司)に返そうとしたピラフ代も投げ返されたまま、受け取ってもらえず、事務局が連絡しても取りに来ないという…。

 

『今日は千晶ちゃん、厄日ね。仕事もプライベートも』

陽子に言われ、千晶はてっちゃんのことを思い出した。

 

9年前。

当時からてっちゃんは綺麗な顔立ちだったけど、女性的な感じはなく、むしろ男らしかった。

なぜならてっちゃんは柔道の有段者で、院内に入り込んだ置き引き犯を投げ飛ばし、捕まえたことがあるからだ。

 

そんな中、入院中の患者・島崎が病室で酒を飲み、暴れる事件が発生。

千晶は酒の空き瓶を投げつけられ、手を負傷した。

 

千晶が手当てを受けていると、高峰事務長(升毅)がやってきた。

またトラブルを起こしてと文句を言いにきたのだ。

しかしこれは千晶のせいではない。

 

『今度こそ警察に連絡したほうがいいのでは?』

警備員の蓮見(平田満)は言うが、病院の評判を落としたくない事務長は『その必要はない』と行ってしまった。

 

座間の襲来!

その夜、千晶は当直だった。

入院中の長谷川は、咳で眠れないようだった。

 

そんな中、千晶は階段でなにか嫌な気配を感じる。

でもそれが何かはわからず、千晶はシステマの呼吸をして、階段を降りていった。

 

すると自動販売機の前の暗がりの中で、座間が黄色い眼鏡を外し、死んだようにテーブルに伏して眠っていた。

 

また座間さんだ…

 

千晶はため息をついて、どこかに電話しようとした。

すると座間が気付いて挨拶してきた。

 

座間は千晶が睡眠薬をくれないので、眠れないという。

今すぐ診察してくれという座間に、千晶は明日来てくださいと頼んだ。

 

すると座間は『診療拒否ですか?』と、淡々と語り始めた。

 

医師には応召義務というものがある。

座間は医師法をあげ、医者は受診を希望する患者を拒否できないと法律で決められていると、立ち上がって言った。

 

千晶はしかたなく、座間を診察することにした。

でも診察室には看護師がいない。

千晶が不審に思っていると、座間はデジタルカメラで千晶の写真を撮り始めた。

 

千晶は院内での撮影はできないというが、座間はお構いなしに動画を撮り続ける。

 

『今まで僕にどんな治療をしてきたか?どんな根拠で薬を出したのか、教えてください』

 

座間は千晶にぐんぐん近づき、千晶は床に押し倒された。

『僕は自分の体のことを理解したいだけです』

座間は笑いながら、千晶を至近距離で撮り続けた。

 

千晶が恐怖のあまり声にならない悲鳴をあげていると、看護師が現れた。

すると座間は慌てて、出ていった。

 

実は、看護師は1階のトイレの個室が全部詰まり、呼び出しを受けていた。

それはすべて、座間のしわざだった!

 

千晶はいつまた座間が襲ってくるかと思うと、誰かがドアを開けて入ってくるだけで、恐怖を感じるようになっていた。

 

てっちゃん=カオちゃん

そんな中、腹痛と吐き気を訴えたてっちゃんが、恋人の杉野俊彦(松本大志)に付き添われてやってきた。

 

てっちゃんは昔の自分を知っている千晶を避け、診察を受けずに帰宅していたのだ。

でも杉野は、苦しむてっちゃんをここに連れてきた。

 

てっちゃんは、今は“香織”と名乗っているという。

千晶はカオちゃんと呼ぶことにすると、おそらく胃潰瘍だからこのまま検査入院してもらうことを伝えた。

 

研修医時代の頼りない千晶を知っている香織は『9年会わない間に、ずいぶん医者っぽくなったね』と、からかう。

『カオちゃんは女っぽくなったね』と、千晶は素直に返した。

 

でも何があったかは詮索御無用。

そういうことで、香織はこの病院に入院することになった。

 

香織を取り巻く事情

しかし見た目と心は女性でも、名前は男性。

女部屋が無理なら個室だが、個室は高いからダメだという。

香織は性別適合手術を受けるため、現在倹約中なのだ。

 

困った千晶が相談すると、香織は男部屋でいいと言う。

ふだんはカーテンを閉めていればいいし、こういうことは慣れていると香織は言うが、今まで嫌な思いもいろいろしてきた。

 

たとえば受付で『朝比奈哲男さん』と大きな声で呼ばれたり、女性用のトイレに入ると変な目で見られたり。

 

『結局、世間の腫れものなんでしょうね』

香織はけなげに笑ってみせた。

 

一方、恋人の俊彦は、香織と結婚を考えていたが、両親に反対されていた。

だから性別適合手術をして、香織の戸籍を女性にし、認めてもらおうと思ったのだ。

 

でもそれには費用もかなりかかる。

香織が胃潰瘍になったのは、そのストレスのせいだと思われた。

 

それに柔道の先生をしていた香織の父は、20歳で女性として生きることを決めた香織を認めず、香織を殴って断絶していた。

 

千晶は、そんな香織に情けないところばかり見られていた。

担当した患者さんのご臨終が続き、泣いていた千晶を励ましてくれたのも、香織だった。

 

負けちゃだめだよ。諦めなければきっと自分がこうなりたいっていう自分になれるから

 

彼女はそれからしばらくしてバイトをやめたが、千晶は香織の言葉のおかげで辛い研修医時代を乗り切った。

 

実家の問題

そのとき、妹の万里(高梨臨)から電話がかかってきた。

万里も診療所で何かと苦労しているようで、千晶はわかるわかると話を聞いた。

 

母・佑子(朝加真由美)は施設に入り、楽しくやっているようだ。

父・徹(伊武雅刀)は診察が早く終わった日には施設に行き、佑子とあやとりをしたり、楽しく過ごしているようだ。

 

でもそのせいか、最近徹は疲れているという。

万里は本気でこっちに帰ってこないかと、千晶に頼んだ。

 

痴呆症のL患者・西園寺

翌日、千晶は香織の病室を覗いた。

すると香織は『おなかすいた』と書いてあるノートを見せ、パチパチ大きな瞳を瞬き可愛くアピール。

千晶はお昼から食事を許可した。

もちろん香織のリクエストのプリンもOK。

2人は一緒に売店に行くことにした。

 

するとロビーで、認知症で入院している西園寺光隆(竜雷太)が騒いでいた。

千晶が止めると、西園寺は マスクに帽子をかぶって変装した香織に気付いた。

おまえ、、男だな?

 

香織が驚いて顔を背けると、介護士の瀬戸翔太(笠松将)が『社長がいないと会議が始められません』と、うまいこと言って西園寺を連れて行った。

 

千晶が『大丈夫?』と香織を見ると、『あの子、カワイイ〜♪』という香織。

彼女はこうして嫌な目にたくさんあっているはずなのに、自分らしく生きようとしている。

 

負けちゃだめだよ。諦めなければきっと自分がこうなりたいっていう自分になれるから

香織があの時、千晶にかけてくれた言葉も、自分に向かって言っていたのかもしれない。

 

暴れる台風・聖子さん

その後、恋人の杉野が香織のお見舞いにきた。

『体調がよくなったら性別適合手術をして、親を説得しよう』という杉野に、香織はためらいながら何か言おうとした。

 

とその時、同じ病室の長谷川の妻・聖子がやってきて、間違ってカーテンを開けた。

思いがけない対面に、両者はびっくり!

 

聖子は『あなた、女?…もしかして男?』と、ジロジロと香織を見る。

その後も聖子は、長谷川がたしなめるのもきかず、失礼なことを言い続けた。

 

怒った杉野は『彼女に謝ってください!』と、聖子の元に乗り込んだ。

すると聖子は『なんで私が謝らないといけないの?』と逆ギレし、陽子先生が仲裁に入る騒ぎになった。

 

それでも聖子の気はおさまらず、『私は別に差別してるわけじゃないのよ?でも ああいう人がいたら、子どもの教育にも悪いでしょ』と、陽子にまくしたてる。

 

『子どもの教育に悪いのは、多様性に対して寛容性をもてない大人がいることではないでしょうか?』

陽子に言われ、聖子は言葉に詰まった。

長谷川はそんな聖子の肩を、ポンポンと叩いた。

 

突然の別れ

一方、千晶は病室で、香織と杉野に謝っていた。

でも杉野は『香織が酷いことを言われるのは耐えられない』と憤る。

 

すると香織は『そういうの重いんだよね』と言い出した。

杉野が、自分のためを思って何かするのが恩着せがましいというのだ。

 

『香織、うちの親に会ってからおかしいよ。これから手術もするんだし、ちゃんと親を説得するから。

俺は香織と一緒に戦いしたいし、守りたい』

『戦うとか、守るとかウンザリ。…もう、別れよう

 

香織はすがる杉野を『帰って…』と突き放した。

 

 

杉野が出ていった後、千晶は『あんなにカオちゃんのことを想ってくれている人はいないよ』と香織に訴えた。

『だから別れるんじゃん』

あくまで穏やかな表情を崩さず、静かに香織は語りだす。

 

杉野は香織みたいな人とつき合うのは初めてで、いいとこの坊っちゃんなこと。

親は杉野に、跡取りを望んでいること。

 

香織は『私は大丈夫、落ち込んだりしないから』と、千晶に明るく笑ってみせた。

 

システマ

その夜、千晶はシステマの道場に行った。

するとみんな忙しいらしく、今日は講師の吉良(永井大)と2人だけだった。

 

今日は千晶が吉良のお腹にアタック。

最初はうまくできない千晶だったが、サバイバルフィールドでは少しの遠慮が命取りになる。

遠慮を捨てることができれば、一歩前進できる。

それを聞き、千晶は吉良のお腹に思いきりパンチを浴びせた。

 

これは愛です

そして翌日、香織は退院していった。

千晶はそこに杉野を呼んでいた。

 

病院のロビーで、杉野は言う。

家族のことはもういいから、これからは2人で生きていこうと…。

 

それを後押しするように、千晶は言った。

『負けちゃだめだよ。諦めなければ、こうなりたいと思う自分になれるから。カオちゃんがそう言ったんだよ』

 

香織は近づいてくる杉野を見ると、目を閉じて深呼吸をした。

そして杉野が香織を抱きしめた瞬間、香織は杉野を抱えて巴投げ!!!

 

『私は家族想いの俊彦のことも好きだった。バイバイ』

香織は微笑むと、去っていった。

 

警備員の蓮見が『大丈夫ですか?院内暴力ですか?』と飛んできた。

いえ!……暴力に見えますが、これは“愛”です

千晶の言葉を聞き、杉野は微笑んだ後、堪えきれず泣き出した。

 

香織が別れた理由

千晶は外に出て、香織を追いかけた。

香織は泣きながら泣いていた。

 

千晶がハッとして謝ると、香織は『あんたは女なのに、女心がわからないの?ほんと最低!』と怒った。

でも千晶はここで遠慮したら、香織が幸せになれない気がしたのだ。

 

涙ぐむ千晶に、香織は心の内を語りだした。

 

香織の家族は、香織が20歳でカミングアウトしたことをきっかけにバラバラになっていた。

だから香織は、杉野の家族に受け入れられる自信がなかった。

そのことで、杉野に自分と同じ思いをさせたくなかった。

だから別れた。

 

好きなひとには 幸せにになってほしい

それが香織の精一杯の愛だった。

 

香織は千晶と出会った病院で、人は生きたくても死ぬんだと思い知らされた。

だから1度きりの人生、悔いがないように、ありのままの自分を生きる道を選んだ。

 

泣きたいことだっていっぱいある。

傷つくことだってたくさんある。

それでも私は、笑って生きていたいの

 

香織の顔を見て千晶は胸がいっぱいになり、香織を抱きしめた。

背中をさすると、香織は静かに泣き出した。

 

魔の千晶

長谷川の妻・聖子が、病室で眠っている長谷川の手をさすっている。

 

座間敦司は布団の中で苦しそうにガタガタ震えながら、千晶を撮った動画を見て笑っている。

 

その人が何を考えているかなんて、本当のところはわからないかもしれない。

でもすぐに100にはならなくても、焦らず1を積み重ねる。

それが理解への道なのかもしれない。

 

 

千晶はノートパソコンに向かい、トランスジェンダー患者様対応マニュアルを作った。

香織のように辛い想いをする人が、1人でも減りますようにと…。

 

そんな中、座間敦司が自分のホームページに千晶を撮った動画を載せる。

医師の金田(浅香航大)がそれを見つけ、千晶に見せた。

佐々井記念病院の医師 “魔の千晶”は、必要な薬の処方を渋る、信用できない医者だ。

 

変なルールに縛られて、患者に本当に必要な薬を出すこともできないヘタレ医者。

 

そいつの名前は、魔の千晶!!!

 

千晶はホームページに載せられた自分の顔写真を見て凍りついた…

 

〜 4話につづく〜

 

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』3の感想

座間さんのモンスター化が加速してますね〜!

前回はペンライト、今回はカメラで千晶の顔に接近する。

次回は…と考えると、恐ろしくてたまらない。

 

座間の狙いは、千晶をおとしめることなのでしょうか?

それとも佐々井記念病院そのものに恨みがあるのでしょうか…?

 

座間も睡眠薬が効かないのかわかりませんが、夜に眠れなくて苦しそうにしているのは事実なようです。

 

あらすじには書けなかったのですが、『暴力を振るう人は心に弱さがあるのです』と、警備員の蓮見さんは言っていました。

座間もそれを見せまいと、強く出ているのかもしれません。。

 

もしかしたら本能で、千晶だったら自分の心の奥底の悲鳴をすくい上げてくれるんじゃないかと思っているのかも。

今はまだ千晶にとって座間は、恐怖の対象でしかないけれど…。

医師として人間として成長してる千晶なら、いつか座間の本当の心にたどり着けるのかもしれない。

 

そんな中、千晶が再会したのが昔好きだった人、香織でした。

好きだった人がいきなり女性の姿で現れたら驚くだろうなぁ。

 

戸塚さん演じる香織は、目がとっっても綺麗だったなぁ。

最初こそ喋り方が気になったけど、すぐに慣れて、香織の凛とした佇まいや気品溢れる微笑みに、綺麗だなぁと目を奪われていました。

 

相手のことを思って別れた香織だけど、これって杉野、幸せになれるのかなぁ?

香織はすぐに新しい出会いがある描写が出てきましたが、杉野はこれからもずっと香織のことを引きずって、その後の人生を狂わせそう…。

なにがその人の幸せかなんてわかりませんからね。。(>_<)

 

それを示すように、長谷川の奥さん・聖子が旦那さん想いなことがわかるシーンがあって、ウルッ。

1話に出てきた佐野史郎さんもそうだったけど、暴言や暴力を振るうからって、全てがすべて、悪意の塊じゃないんですよね~。

知らないだけで、いいところだってあるんだ。

暴力を振るわれる側はたまったもんじゃありませんが…。

 

次回はさらに患者さんたちのモンスター化がヒートアップ!?

座間のホームページの件で、千晶がどういう処分を下されるかも注目ですね。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。

 

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