『ギルティ〜この恋は罪ですか?〜』10話(最終回)のあらすじと感想│長い長い回り道の果てに…

にこ

今回は、2020年8月6日放送『ギルティ〜この恋は罪ですか?〜第10話(最終回)のネタバレあらすじと感想をまとめました。

いよいよ『ギルティ』も最終回!

 

お互いに強く惹かれ合いながらも、別れを決めた爽(新川優愛)と秋山(町田啓太)…。

 

はたして全員裏切り者→全員スッキリ!となるのでしょうか?

 

ドロキュンラブ、ついに完結!

それではさっそく、10話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

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『ギルティ〜この恋は罪ですか?〜』10話のネタバレあらすじ

爽(新川優愛)秋山(町田啓太)は、高校時代と同じように遊園地でデートをした後、思い出の場所を訪れる。

しかし秋山は、心に闇を抱える義理の妹・瑠衣(中村ゆりか)と、家族として一生一緒にいることを決意していた。

 

爽は遊園地を周りながら、今日のデートが秋山にとって、永遠の別れを意味する儀式だと気付く…。

 

夜景を前に、爽は『秋山に会えてよかったよ。7年前も、今日も』と、強がってみせた。

秋山は、爽にまた辛い想いをさせていることを謝る。

 

『じゃあ、ま(たね)…。。じゃあね』

爽は言おうとした言葉を飲み込むと、笑顔で去っていった。

 

胸にしまい込んだ想い

秋山には…爽に言えない言葉があった。

7年前、イタリアに旅立つ日も、秋山はその言葉を飲み込んだ。

 

「なぁ、俺と約束してくれないか?絶対幸せになるって。…もう、あんまり心配かけんなよ」

ガチャンと公衆電話を切った秋山は、受話器を持ったまま話し続けた。

 

ずっと好きだったよ、爽(さやか)…

 

秋山は必死に爽を連れ去りたくなる気持ちを抑えた。

“爽には会わない”

瑠衣との約束が、秋山に重くのしかかっていた。

でも……。

 

『爽!』

秋山に初めて名前を呼ばれて、爽は立ち止まる。

 

『…なんで今呼ぶの?』

爽は涙を堪えると、振り返らず去っていった。

 

秋山に会いに行く一真

後日、会社に行った爽は、同期の守屋(桜田通)から、秋山との遊園地デートがどうだったか聞かれた。

 

『デートじゃないし!』とムキになる爽だが、秋山との間に何もなかったことを守屋に見抜かれる。

 

そんな守屋に、一真(小池徹平)から電話がかかってきた。

守屋は、爽が参っているにもかかわらず強がっていることを伝えた。

 

それを聞いた一真は、初めて秋山の店を訪れた。

自分の想いを語らない秋山に、一真はできるなら自分が爽を幸せにしたいと言う。

 

『それをあなたが言うんですか?あいつを裏切ったあなたが…』

『あなたもでしょ?…あなたも爽を捨てて、瑠衣と一緒にいるんでしょう?違いますか?』

 

一真に突きつけられ、秋山は動揺する。

秋山はただ、爽に幸せでいてほしい。ただそれだけなのに…。

 

目の前に幸せがあるのに、相手の幸せを願って離れていたら、いつまで経っても幸せになれない

一真は自分の想いを告げると、店を出ていった。

 

母を責める爽

そんな中、病状がよくなった母・かすみ(戸田菜穂)が一時退院して家に戻ってきた。

かすみは、何度もお見舞いに来てくれた一真のことを、爽の大事な人だと勘違いしていた。

 

様子のおかしい爽を気にかけるかすみに、爽は苛立つ。

なんで今さら?さんざん迷惑かけてきたくせに、全部お母さんのせいじゃない!

 

爽は叫ぶと、一真と結婚して別れたことも、高校生の時に秋山と別れたことも、すべてかすみのせいだと訴えた。

 

『迷惑かけてごめんね、爽』

心から謝るかすみを見て、爽は我に返る。

 

違う、…違うの。お母さんのせいじゃないの。全部自分のせい

 

一真と結婚して別れたことも、秋山に名前を呼ばれて振り向かなかったことも、全部…自分で決めたこと。

それなのに…。

 

かすみの腕の中で、爽は子供のように泣きじゃくった。

 

 

思い浮かぶのは、秋山のことばかり。

思い浮かぶのは、爽のことばかり。

爽と秋山はお互いを想い合いながら、いつもすれ違っていた…。

 

瑠衣の最後の復讐!

翌朝、爽はかすみから『我慢して道を決めるんじゃなくて、思いきりぶつかってみたら?』と言われる。

かすみに背中を押された爽は、秋山の元に駆けだした!

 

秋山の店にたどり着いた爽は、『やっぱりこのままじゃ嫌だ』と、秋山に想いを伝えようとした。

しかしその時、瑠衣から電話がかかってきて、2人は呼び出される。

 

爽と秋山が公園に行くと、瑠衣は2人を笑って出迎えた。

でも『これ、なんだかわかる?』

瑠衣は秋山が店で使っている包丁を見せた。

 

瑠衣は7年前から、この2人は何をしたって引き裂くことはできないと気付いていた。

そこで瑠衣は自分が死ねばいいと考えた。

そうすれば、妹思いの秋山はずっと自分のことを忘れられないし、罪悪感を感じて2人は一緒にいられないだろう…。

 

『爽さ~ん、あなたはこれから一生苦しみ続けるの。

大好きなのに一緒にはいられない!』

 

笑い出す瑠衣を見て、『なんでそこまで…』と秋山は呟く。

 

すると瑠衣は『お兄ちゃん、私の夢、知ってる?』と聞き返した。

 

瑠衣の夢、それは秋山の子供を産んで、本当の家族になることだった。

でも検査の結果、瑠衣は生まれつき子宮に欠陥があり、子どもは産めないことがわかった。

 

おかしいでしょ?なんで私だけ?

あんたにはお兄ちゃんがいるのに、なんで私には誰もいないのよ!

 

瑠衣の叫びを聞き、爽はすべてを失い、死のうとしたときの気持ちを思い出す。

 

生まれつきって何よ。ほんとにあの女…。全部、…全部あの女のせいで!!!

 

全てを母親のせいにする瑠衣は、かすみを責める爽と同じだった。

 

 

爽は包丁を首筋にあてる瑠衣に近づくと、包丁を振り払い、瑠衣の頬を叩いた。

 

『馬鹿じゃないの!』

『あんたに何が』

『わかるよ!わかりたくないのに、あんたの気持ちがわかる自分にムカつくわ!』

 

人のせいにするのは楽だ。

でもそれでは何も変わらなかった。

ずっと苦しいままだった。

 

大事なのは、自分で選んで決めたかどうかだ。

 

爽は自分に言い聞かせるように、瑠衣に宣言した。

私はもう、秋山のことを諦めない。もう間違いは繰り返さない。だから死んでも無駄だよ!

 

『…だったらなんで私は…、なんのために???』

瑠衣は今までしてきたことがすべて無駄だったことに気づき、ぼう然とした。

 

瑠衣は爽の腕をつかんで揺すると、

勝手に悟ってんじゃねぇよ!苦しめよ!苦しめよ!』と、爽を平手打ちにした。

 

でも爽は『最初からこうやってぶつかってくればよかったんだ』と、瑠衣を受け止める。

涙を浮かべる爽を、瑠衣は不思議そうに見つめた。

 

しかしその時、瑠衣は背後から寺嶋(神尾楓珠)に刺され、バタリと倒れた。

 

姉貴を殺した罰だ

寺嶋は冷たい目で瑠衣を見下ろした。

 

秋山が出した答え

寺嶋は瑠衣から死ぬと連絡を受け、あの公園に行った。

しかしいつまでも死なない瑠衣に業を煮やし、刺したのだ。

 

瑠衣は命こそ助かったが、意識不明の状態が続いていた。

そんな瑠衣の姿を見て、秋山は爽を思い出の場所に呼び出した。

 

 

秋山が初めて爽の名前を呼んだ夜、秋山は爽を連れ去り、逃げたくなった。

でも、秋山がイタリアに逃げた時から、悲劇の連鎖は始まった。

 

だからもう逃げない。俺、瑠衣のそばにいてやろうと思う

秋山は今度こそ瑠衣と向き合って、生きていくことを決めていた。

 

爽はそれを受け止めると、拳を握りしめた。

『あ〜あ、振られちゃった』

笑って目をそらす爽を見て、秋山はそれが爽の本心ではないことに気付く。

 

それでも、秋山は『7年前の約束、守れよ』と去っていった。

 

『秋山!』

 

爽は振り返った秋山に、『またね』と小さく手を振った。

『またな』

 

秋山の後ろ姿を見送りながら、爽は心の中で呟いた。

 

〈ねぇ、秋山。ずっと好きだったよ〉

 

青空の下、強い風が木々を揺らしていた。

 

運命の神様

それから1年後。

目を覚ました瑠衣は姿を消していた。

 

時折、外国から送られてくる瑠衣の絵はがきを秋山は微笑みながら見つめる。

瑠衣はどこかで元気でやっているようだ。

 

そして爽は相変わらず仕事を頑張っているようだ。

 

道を急いでいた爽は、通りがかりの人にぶつかり、荷物を落とす。

荷物を拾って歩き出す爽の横を、秋山が通り過ぎる。

 

あの日のように、すれ違う2人。

でもあの時は、秋山が振り向いた時には爽はもう遠くにいて、気づけなかった。

けれども爽が振り向くと、そこに秋山がいた。

 

今度こそお互いを見つけられた2人は笑い合う。

『今度は間に合った』

 

2人のストーリーはここから始まる…。

 

 

https://twitter.com/okaueai/status/1290941627553341441?s=20

https://twitter.com/T510307/status/1291428016539594759?s=20

『ギルティ〜この恋は罪ですか?〜』10話の感想

 

予告にあった一真の『俺とやり直さない?』っていう台詞、本編ではないんですね〜(@_@)

爽の返事は予想できるものの、びっくりだわ、一真さん…!

 

ちょっとヤンキー入ったどろりんちょドラマもついに終結!!

死のうとする瑠衣に、爽があれだけ『おんなじ間違いは繰り返さない』って啖呵を切ったのに、

『俺、もう逃げない。瑠衣と一緒にいようと思う』という秋山。

 

…は!?なんでそうなるの???

相手が守屋なら、爽は『馬鹿じゃないの』と言ってるね。

とガックリ…。

 

まさかこのまま終わるのかと思いきや、最後は初回の冒頭シーンと絡めてきましたね。

もう、初回のことなんて忘れてたよ…。

 

初回を見たとき、あのシーンだけ妙に浮いてるなぁと思ってたんですが、最終回で再会させようと、最初からそのつもりだったんですね。

長い長い、本当に長〜い周り道をして、人々を不幸におとしめながら、最後は結ばれた2人(?)。

今度こそ、ちゃんと目の前の幸せを逃さずに生きてほしい。

 

結局、寺嶋は瑠衣を刺して刑務所行き…。

残されたお姉ちゃんの子どもが心配ですね。。

 

一真は完全に更生したし、瑠衣は外国で元気にやっているらしい。

かすみも元気になってよかったです。

行方不明の父は、そのままなのね〜。

あ、親友の若菜は出てきませんでしたね。うむ。

 

それでふと思ったんですが、瑠衣の収入は一体どこから…!??

それに秋山の店に客が入っているのを見たことがない…。大丈夫なのか??

 

と思いながらも、一応ハッピーエンドみたいでよかったです。

こんなに強く惹かれ合いながらも、面と向かって好きだと一度も言えていない2人。

今度は照れずに、伝えてくれ!

そしてもう道に迷うなよ〜!!!

 

 

それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。

 

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