『#家族募集します』1話ネタバレと感想│笑って聞いてほしいと言いながら泣いてしまう。心をさらけ出せる人ができてよかったね(>ω<*)

にこ

今回は、2021年7月9日放送『#家族募集します』1話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

俊平(重岡大毅)は、ある事情で3か月前にシングルファーザーになったばかり。

 

5歳の息子・陽(佐藤遥灯)の前では笑顔でいようと思っているが、1人でためこんでしまうことも…。

 

そんな中、俊平は偶然、幼なじみの蒼介(仲野大賀)と再会する!

 

思い込んだら一直線の蒼介は、SNSで家族を募集し、育児からなにから全部シェアしようと言い出し…!?

それではさっそく、1話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『#家族募集します』1話のネタバレあらすじ

みどり、そっちはどうですか?

 

あれから101日目。

 

3ヶ月前、赤城俊平(重岡大毅)は突然、シングルファーザーになった。

 

5歳の息子・陽(ハル/佐藤遥灯)を自転車に乗せて保育園まで送ったら、児童図書を扱う「エッグプラント」へ!

この出版社の営業部で俊平は働いている。

 

ちょっと遅刻してしまったり、昼ごはんを食べながら寝てしまったりもするけれど、残りものでお弁当を作ったり。

今日も笑顔で頑張っている。

 

そんなある日、俊平は学童で一緒だった小山内蒼介(仲野太賀)と再会する!

 

蒼介は1週間前にこの街に来たばかり。今はお好み焼き屋「にじや」で働いている。

 

蒼介は小学生の頃によくしていたように、俊平の頭をわしゃわしゃーっとすると、

『これは運命だ!善は急げ』

と店に連れて行こうとした。

 

でも今は仕事中だし、帰ったら陽の面倒もみなければならない。

そんな俊平の事情を知らない蒼介は、

『いつ来る?』『今日?』『待ってるぜ!』

とガンガン迫ってくる(;^ω^)

 

俊平は『近いうちに』と言ってその場をなんとか逃げ出した。

 

お好み焼き屋「にじや」

夕方。

保育園にお迎えにいった俊平は、自転車「スーパーエキゾチック号」に陽を乗せ、蒼介が働く「にじや」へGO!

 

俊平に子供がいることを知った蒼介はびっくりする。

 

お好み焼きができるまで、陽は大人しくテーブルに座ってお絵描き。

その絵を見て、

『陽も絵がうまいな!』

と蒼介は髪の毛をわしゃわしゃっとする。

 

陽が描いていたのは「トリプルファイブ」!

俊平が子供の頃に考えた戦隊ヒーローだ。

 

いかにも子供が考えそうなものだが、今はあの頃より設定もしっかりしていて、

ふだん5人はそれぞれ別の仕事をしてるんだけど、

ピンチのときにはシロガネ博士の秘密基地に集合して変身し、戦うのだ!

 

そう話す俊平はめちゃめちゃ嬉しそう!

 

それはともかく、さすがに結婚して子供もいたらシェアハウスは無理か…と蒼介はちょっとがっかり。

 

実は蒼介は今、この店の2階に住まわせてもらっていて、1人で住むには広すぎるし、同居人を探しているのだ。

 

それに家賃が入れば、お好み焼き屋のおやっさん(石橋蓮司)も助かる!

 

そう思った蒼介は、

『家族で住んでもいいから!

とりあえず、今度ママと3人でごはん食べにきてよ』

と陽と俊平を誘う。

 

陽は大喜びで『うん!』と答え、

『いつ?』と俊平に尋ねた。

 

質問に答えられず、困った俊平は、

『あ!今日は陽のアレなんだったんだ!』

と慌てて帰ろうとする。

突然のことに、蒼介は訳がわからない。

 

おやっさんは手早くできあがったお好み焼きを手みやげにして俊平に渡し見送ると、

 

『察してやんな。

男親と小さな男の子が2人きりでメシを食いにきてんだ。

訳アリかもしんねぇだろ?』

 

と蒼介をやんわりたしなめた。

 

俊平がシングルファーザーになった理由

翌朝。

俊平は陽に『ねぇ、起きて〜!』と起こされ、

『おはよ〜』と笑顔で目覚める。

でも次の瞬間、目覚ましを見た俊平は、

『しまった!寝過ごした!』

と慌ててダッシュで飛び起きる!

 

なんとか仕事をしていると、蒼介が焼きそばを持って訪ねてきた。

昨日、俊平が置いていった名刺を見て訪ねてきたのだ。

 

ちょうどお昼ということで、2人は外で焼きそばを食べながら話すことに。

 

蒼介は昔、あのお好み焼き屋さんに世話になったことがあり、1週間前ひさしぶりに行った。

 

そして気づいた。

『俺の求める幸せはこれだ!』って。

 

お好み焼きを気の合う仲間や家族とシェアして食べる。

それが、蒼介の中の幸せの象徴なのだ。

 

蒼介はソッコーで仕事をやめ、おやっさんに頼みこんで無理やり弟子にしてもらった。

そういうところは昔と全然変わっていない。

 

蒼介は覚えてなかったが、こんなことがあった。

 

学童で俊平がトリプルファイブの絵を描いていたら、

『いいこと思いついた!今から戦隊ごっこをする!』

と蒼介が言い出し、みんなを集めた。

でも俊平はいいけど、みんなは困ってて…。

俊平はそれを思い出して可笑しくなった。

 

すると蒼介が急に神妙な顔になり、昨日のことを謝った。

俊平は蒼介に本当のことを話した。

 

『あのね…、俺の奥さん、死んじゃったんだ』

 

俊平の妻・みどり(山本美月)は絵本作家で、3ヶ月前ヨーロッパに取材に行くといって、空港まで見送ったのが最後。

向こうで事故にあって、一瞬だった。

陽にはまだ言い出せないまま…。ママが帰ってくると思っている。

 

俊平が笑って話すと、

『本当にすまなかった』

と蒼介は立ち上がり、帽子を脱いで謝った。

 

『気にしないでよ、知ってるわけないもん。

今度は楽しい話をしよう。思い出話とか。

あ!今だから言うけど、あの頭わしゃわしゃってするやつ、そんな好きじゃなかった』

 

そう言って去っていく俊平を見送りながら、

『今さら言うなよ』

と蒼介は切なそうにつぶやいた。

 

ちゃんとしないと…

一方、桃田礼(木村文乃)は5歳の娘・雫(宮崎莉里沙)を育てるシングルマザー。

 

小学校教師の礼は、シングルマザーだからと保護者からクレームがつかないよう、完璧すぎるくらい気を配って仕事をしていた。

 

とんでもない蒼介の思いつき

その頃、エッグプラントにはまた蒼介の姿が!

 

『いいことを思いついた!俺がお母さんになってやる!』

 

蒼介は、SNSで家族みたいにいろんな人を集め、子育てから何からみんなでシェアしようというのだ!

 

家に帰って誰かがいるっていうのはいいもんだ。

『ただいま』『おかえり』ってそういうのを求めているシングルマザーやシングルファーザーはいっぱいいるはずだ!

 

『おやっさんの家を「みんなんち」にする。

俺はあの家で家族をやり直す!』

 

『でもこれは、ごっこ遊びじゃない』

盛り上がっている蒼介をなだめ、仕事に戻ろうとする俊平だが、蒼介の勢いは止まらない。

 

『なんか人が集まりそうなハッシュタグない?』

すると出てくるわ出てくるわ。

俊平は思わず本気でいろいろ答えてしまう。

 

家族募集します!

家に戻った蒼介はさっそく家の写真をカシャカシャ撮ると、

「#家族大募集します」

 

「#24h対応」

 

「#今すぐ大歓迎」

 

「#いつでも大歓迎」

 

「#夕食はお好み焼き」

などハッシュタグをつけまくって投稿、シェアする!

 

初めての依頼!

その夜。

蒼介が落ち着きなく、携帯にチラチラ視線を送りながら仕事をしていると、

来た〜!

ほんとに来た〜!

 

「小一時間で戻るので、子どもをみてほしい」と依頼があった。

 

電話をかけてきたのは、小学校教師の桃田礼!

保護者間でもめごとが起き、急に学校に行かなければならなくなり、雫を預かってくれるところを探していたのだ。

 

でもそこが保育所でもなく、保育士もいないお好み焼き屋だと知ると、

礼はそんな保障のない場所に娘を預かってもらうわけにいかないと電話を切る。

 

でもどうしよう…。

ふと見ると、雫がぬりえをしているそばに昼間もらったお好み焼き屋のチラシがあり、、

『あ、あの人か…!』

と礼は蒼介の顔を思い出す。

 

助けて〜!

その後、俊平のところに、蒼介からヘルプの電話があった。

陽と同じくらいの女の子を預かったけど、どうしたらいいのかわからないので助けてほしいという。

 

俊平は自分のことで手一杯だからと言って電話を切った。

 

でも蒼介がピンチだと知った陽は、

『じゃあ、レッドが助けにいかないと!』

と言う。

これには蒼介も参ったというよりしかたない。

 

『そうだね…。じゃあ、出撃だ!』

2人はすぐに、にじやに向かった。

 

だまりこむ雫。。

だが、ここに預けるほどだ。

よっぽど切羽つまってきたのだろうと、蒼介とおやっさん、常連客は憐みの目でカウンター席に座る雫を見つめた。

 

さっきから雫は防犯ブザーを手にうつむいている。

何かあったら鳴らせということだろう。

信用されていないのが丸わかりだし、きっとあの抱えているぬいぐるみにはGPSが仕込んであるに違いない…。

 

『今の世の中じゃ、隣の家に預けるわけにもいかないしな』

『だから俺はここを、みんなの隣の家にしたいんだよ。

#みんなの隣の家!』

 

そう、得意げに蒼介が言ったとき、雫が防犯ブザーを押しそうになり、、

やめて〜〜〜!!!

 

そのときちょうど、俊平と陽がやってきた。

 

ピンチを救え!

場所を2階に移すも、雫はうつむいたまま、ひと言も話さない。

俊平が話しかけるも、小さな声で聞き取れず…。

 

そんな中、陽が雫の隣りでトリプルファイブの手作りおもちゃを出し、トリプルレッドの仮面をかぶると、

『私もかぶりたい…!』と雫は笑顔に…♡

 

しばらくすると、2人はスヤスヤ眠ってしまった。

 

同情はいらない

この3ヶ月、俊平はみんなから「大変だな」と言われてきた。

でもそんな気の毒そうな目で見られるのが嫌で。

奥さんに先立たれたシングルファーザーなんて思われるのが辛くて。

 

だって、結構こっちは楽しくやってる。

必死で楽しくやろうとしている。

陽の前ではどんなときも笑顔でいようと、俊平は心に決めたから。

 

『頑張ってんだな…』

そう思わずつぶやく蒼介に、

『だからそれ!わざとやってる?』

と笑顔で俊平はツッコむ。

まったくその気のない蒼介は大慌てだ。

 

そこに礼が戻ってきて、料金を払おうとする。

 

今日はお試しなのでお代はいい、困ったらいつでも来てくださいと蒼介は言うが、

自分を甘やかすと癖になると、礼は代金を支払う。

 

礼はできるだけ人に頼らず、自分1人で雫を育てると心に決めているようだ…。

 

みどりの想い

書店に行くと俊平はいつも、みどりの描いた絵本がないか探してしまう。

 

半年前、みどりの絵本が発売され、一緒に見に行った。

 

初めて書店に並べられた絵本を手に取り、これが売れたら次の絵本も、次も次も出せるかな?と、みどりは希望に胸をふくらませていた。

 

その夢は叶うことはないけど…、

この本が読み継がれていけば、この本を読んだ子どもたちの中にみどりは生き続ける。

 

だからもっと頑張ろう。

 

そんな想いで、俊平は営業の仕事にも力が入っていた。

 

蒼ちゃんの家に行きたい!

その日、保育園に迎えに行くと、陽は『今日も蒼ちゃんの家に行きたい』と言う。

 

でも昨日行ったばかりだしと連れて帰ると、陽はすねて全くごはんを食べようとしない。

 

さらにうっかり俊平が「ママ」と口を滑らせてしまうと、

陽は『ママはどこに行ったの?ママに会いたい!』と泣き出してしまう。

 

しかたなく俊平は陽を連れて、にじやへ。

すると礼と雫も来ていて、陽は大喜び!

蒼介が電話したら来てくれたのだ。

 

『今からおじいちゃんが美味しいの作るぞ〜』

『だからおじいちゃんはやめろって』

そう言いながらも、おやっさんは嬉しそうだ。

 

できあがったジャンボお好み焼きを見て、雫は目を輝かせる。

実はお好み焼きを食べるのは初めてなのだ。

 

おやっさんのお好み焼きを食べた雫は、

『おいし〜!』と満面の笑み。

 

『こうやって1枚のお好み焼きをみんなでシェアするのって、幸せって感じがするよね。

はい、雫ちゃんママもどうぞ。わざわざ来てくれてありがとう』

 

『いえ、これで終わり。貸し借りゼロということで』

『そんな、貸しとか借りとかやめません?助け合いましょうよ』

 

でも甘えあって依存し合うのはどうかと、礼は厳しい。

そんな礼を見て、俊平が口を挟んだ。

 

トリプルファイブの決めゼリフは

「仲間のピンチは、仲間が助ける!」

 

『だから大変なことはみんなでシェアしていきませんか?』

 

だが礼はやはり「できない」と言う。

シングルじゃしかたないとか、女1人じゃ限界があるとか、そういうふうに思われたくない。

自分1人でやる。

親にも頼らない。

そう覚悟してシングルマザーになることを選んだのだ。

 

そのとき、雫が『ママ、読んで』と絵本を持ってきた。

それは、みどりが描いた絵本だった。

 

笑顔

「みんなでわらおう」というその本は、どんなときもみんなで笑おうという内容で、

俊平は笑顔のみどりを思い出し、たまらず夜風にあたりに外に出た。

 

チリンチリンと風鈴の音がして、後から蒼介がついてきた。

 

『屋上もあるんだね。ここでバーベキューなんてしたら、陽、喜ぶだろうな』

 

明るくふるまおうとする俊平を見て、蒼介は言う。

 

『もういいよ、俺にそんな顔しなくても。

俺には無理に笑わなくていい。

俊平も雫ちゃんママもすげーと思う。かっこいいよ、立派だよ。

でもなんつーか、2人とも無理してる。

無理してまで立派である必要ってあるのかな?』

 

『蒼ちゃんにはわかんないよ…、俺の気持ちも、雫ちゃんママの気持ちも…』

 

『わかんない、けどたまには苦しい気持ちを吐き出して楽になれよ。いつでも聞くからさ』

 

そのとき、『無理に話さなくていい』と礼が後ろから口を挟んだ。

 

でも礼も子どもと2人きりでいると、自分の気持ちを話さないままずっと過ごしていることに気づく。

誰かに話せたら、気持ちの整理もつくのに…。

 

それは俊平も同感だった。

みどりがいた頃は、いろんな話をした。

小さな悩み事や、ちょっとした笑い話。なんでもないキャッチボールが楽しかった。

 

すると本当にキャッチボールをしようと、蒼介がグローブとボールを取りだし、俊平に渡す。

 

『じゃあ、聞いてもらおうかな。

あ、大変とか思わないでね。むしろ笑ってほしい』

 

そう前置きすると、俊平は明るく話し始めた。

 

それが家族

毎日仕事から帰って、慣れない家事と育児でクタクタで、

俊平は陽より先に寝てしまうことも…。

 

陽が俊平を起こそうと上に乗ってジャンプして、バランスを崩した陽の頭が俊平に直撃したときには、マジで地球に隕石が落ちたのかと思った。

 

まだ陽に本当のことを話していないから、気づかれないようにするのにひと苦労だし、

1番焦ったのは、先月ひさしぶりに『ママはどこに行ったの?』と訊かれたとき。

 

それまでなんとかいろんな嘘をついてきたけど、なんにも思いつかなくて、

『ママは、、ママはね、トリプルグリーンになったって電話があった』と嘘をついた。

 

それまでで1番お粗末で子供だましの嘘を、陽は今でも信じている。

 

『ママはグリーンになった』

『ママの必殺技は、グリーンフラッシュ』

『ママの愛車は、スーパーエメラルド号』

 

そのたびに陽はキラキラ目を輝かせてる。

 

『面白いよね。ずっと考えてた妄想がこんなときに役に立つなんて。。

いつか本当のことを言わないといけないのかな?』

 

そう言いながら、だんだん俊平は涙ぐみ、涙が止まらなくなった。

あれ、おかしいな?

笑える話をしてたはずなのに、なんで?涙腺が壊れた。

みんなに笑って聞いてほしかったはずなのに。

 

そんな俊平を見て、蒼介も泣いていた。

『おまえは頑張ってるよ』

『ううん、違う…。だから俺…』

 

『言わせてくれ!おまえは頑張ってる。すっげぇ頑張ってるぞ』

 

そう言いながら、蒼介は俊平の頭をわしゃわしゃする。

『だから俺、それ嫌だって』

そう言いながら2人は抱き合い、泣きじゃくる。

『俺より泣かないでよ』

『だってっ!!雫ちゃんママも泣いてるからっ!!!』

蒼介が指さす。

見ると、礼も泣いていた。

『私、鬼じゃないですから…』

 

礼がボソッと答えると、ふっと空気が緩んだ。

蒼介が言っていた言葉が、俊平にもわかった。

 

『こういうふうに、一緒に泣いて、一緒に笑って、

1人の気持ちをみんなでシェアするのが家族だよね』

 

『そうだよ!そういうことだよ、それが俺がほしい家族だよ!』

 

『ということで、ここで一緒に暮らしませんか?』

蒼介が礼のほうに向きなおって提案すると、

『それは無理です』

と礼。

 

『ダメだった!ダメだって、ねえ~!』

と俊平に同意を求める蒼介は、打ちひしがれた子犬のようでもあり、ちょっとこの空気を楽しんでいるようにも見えた。

 

雫の願い

部屋に戻ると、陽と雫は仲良く並んでソファで寝ていた。

 

明日またここに来たいと駄々をこねそうだと、俊平はつぶやいた。

 

『今日はもうここに泊まっていけば?お試しで』

『でも…』と俊平は、礼の顔をうかがう。

すると『あの部屋、使わせてもらえるなら』と礼。

 

もしここで一緒に暮らしたら、雫の願いを叶えられるような気がしたのだ。

 

雫が書いた七夕の短冊には、

「ママとたくさんあそびたい」

と、たどたどしい字で書かれていた。

 

『お互いあまり無理せずに、といっても無理しちゃうんでしょうけど、また助けが必要になったらここで会いましょう』

 

俊平の言葉に、礼は素直に『はい』とうなずいた。

 

いってきます

翌朝、着替えに俊平は家に戻った。

陽の水着が必要なことを思い出し、探していると、棚からちょっぴりイルカのバッグがはみ出していて、中に水鉄砲も水着もみんな入っていた。

 

まるでみどりが教えてくれたような気がして、

『いってきます!』

と俊平は玄関のドアを開け、振り返る。

 

すると奥から笑顔のみどりが出てきて、

『いってらっしゃい!』

と言ってくれたような気がした。

 

新しい家族!

その頃、にじやに近づく怪しい2人組の姿が…!

 

『家族募集してるのってここですか?』

と入ってきたのは、黒づくめの服を着たファンキーな男の子(三浦綺羅)

 

後ろからギターケースを背負ったペアルックの女性(岸井ゆきの)がそれに続く。

 

『どうも!めいくと大地!親子2人でお世話になりまーす!』

 

 

── 2話につづく!──

 

 

『#家族募集します』1話の感想

とにかく、重岡くんの笑顔が生きている。

いつも笑ってる印象の重岡くんだが、内にはきっと俊平のようにいろんなものを抱えているのだろう。

なんてわかりませんが、そんなことを思ったり。

傍から見たら元気そうに見える人だって、悩みはあって、

言わなきゃわかんないし、

気遣われたら嫌なこともある。

でも聞いてほしいこともあって、人間って難しい。

 

思いついたら一直線の蒼介は、ここで家族をやり直したいと言っていた。

1話では主に、俊平と礼にスポットがあたっていたけど、蒼介のほうが実はヘビーな事情を抱えてるんじゃないかって思った。

 

わしゃわしゃってして愛情を示すのも、それで嫌がるのも関西ジャニーズあるあるですな。

蒼介に頑張ってるって言われてわしゃわしゃされて嫌がりながらも、泣きじゃくりながら2人が抱き合うシーンがたまらんかった。

なのに後ろで泣いてる礼のことも仲間に入れてあげないといけないから、泣きながら礼のほうを必死で見る蒼介役の仲野大賀さんが愛しかった。

 

そして子役ちゃんたちのかわいいこと!

口をぽかーんと開けてマジで寝てて、癒される!

さらにここに大地くんも加わって寝るのかと思うと、トリプルかわいいですなー!

 

次回は、めいくさんと大地くんも加わり、さらに賑やかになりそうですね!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(*´꒳`*)

またの~。

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