『#家族募集します』7話ネタバレと感想│夏休みの思い出、特集号!おかえりと待っててくれる人がいるから頑張れるんだ

にこ

今回は、2021年9月10日放送『#家族募集します』7話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

今回は、夏休みの思い出作り!

黒崎(橋本じゅん)&いつき親子は、2人で旅行に。

俊平(重岡大毅)&陽、礼(木村文乃)&雫親子は4人で海へ!

なんと俊平と礼たちは同じ部屋に泊まることに…!?

みんなはそれぞれどんな夏の思い出をつくるのでしょうか?

 

それではさっそく、7話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

その他のあらすじ
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『#家族募集します』7話のネタバレあらすじ

みどり(山本美月)の初めての絵本が届いた日。

目隠しで連れてこられたみどりは、生まれたての絵本を見て感激する。

 

ページをめくったときの感触(紙質)にまでこだわって作られた絵本は、

『すごくいい。完璧!』

とみどりも太鼓判の出来。

 

それは俊平(重岡大毅)が営業を頑張って初版本の部数を増やしたから。

こうして夫婦二人三脚で作った絵本を手に、2人はエッグプラントのみんなと一緒に写真を撮った。

 

そして現在。

俊平は、みどりが残したボイスメモを聞きながら新しい絵本を作ろうとしていた。

でも考えれば考えるほど気ばかり焦ってうまくいかない。

けどそれすら今の俊平には楽しかった。

 

気晴らしにカフェで構想を練りながら、俊平は天国のみどりに向かって話しかける。

 

「みどり、そっちはどうですか?

 

こうやってみどりの声を聴いていると、まるでそばにいるみたいだ」

 

俊平は向かいの席に座ってスケッチブックをのぞき込むみどりの幻と顔を見合わせ、とびきりの笑顔で微笑む。

 

──みどりは何を描きたかったのかな?

 

蒼介の写真

一方、にじやでは蒼介(仲野大賀)がインスタグラムにあげた写真の効果で、徐々に新しいお客さんを増やしていた。

 

ランチも始め、レッドは豚玉、グリーンはパンケーキお好み焼き、イエローが焼きそばで、ソフトドリンク付きで1000円。

 

『さすが。おまえの写真は人を引きつけるんだな』

おやっさん(石橋蓮司)は蒼介の写真を褒めるが、

『いや、おやっさんのお好み焼きが人を引きつけるんです』

と蒼介は相変わらず自分の写真を認めようとしない。

 

その夜。

にじやの2階では、黒崎(橋本じゅん)が買ってきた高級メロンを食べ、みんな感動!

 

『甘い~!』『甘~!』

『ほんとに~?あんま~!』

『甘ーい!』

礼(木村文乃)まで回ったところで、

『私はやりませんよ?』

と礼が言い、俊平は爆笑。

1階では、ひとりおやっさんがメロンを食べて『甘っ!』と呟いていた。

 

みんなの喜ぶ顔を見て黒崎はまた買ってこようと言うが、

『それはやめとこう。こんなメロン、滅多に食べられないからいいの』

めいく(岸井ゆきの)は断る。

 

贅沢があたりまえになると、あたりまえじゃなくなった時に寂しい。

だから今、しっかり味わっておこう。

そしたらあと5年は、”思い出し甘み”で過ごしていけるから大地(三浦綺羅)に言うめいく。

 

そのとき、空から歌詞とメロディーが降ってきて、めいくは必死につかもうとする。

でも失敗。なくなっちゃった~。

 

『いいな~。俺、まだヒントもつかめていないよ。どうしたらこの辺まで来てくれるの?』

俊平がうらやましがると、

『あんま最初から誰かに評価されようとか、力まない方がいいんじゃねえか?』

と蒼介。

 

『さすが元カメラマン。経験に基づいた いいことを言う』

と黒崎がツッコみ、みんなは驚く。

 

蒼介は過去の話を全然しないので知らなかったのだ。

 

夏休みの思い出

俊平が煮詰まっているのを知り、気分転換にどこかへ行ってきたら?と蒼介はアドバイスする。

 

それならみんなで旅行に行こうと、黒崎は提案。

あの夏休みはあそこに行ったな~と何年たっても思い出せるような、そんな特別な思い出をつくってあげたい。

 

でも蒼介は店があるし、めいくはバイトがあるため、全員での旅行は断念。

 

するといつき(板垣樹)『お父さんと2人で行きたい』と言い出し、黒崎は戸惑いつつも父娘2人旅行に行くことに。

 

その陰には、もうすぐお母さんが帰ってくるので、お父さんと一緒に暮らせるのは夏まで。だから特別な思い出を作りたいといういつきの想いと、

3年越しのビッグプロジェクトのコンペに負け、急に予定がなくなり、娘と過ごせることになった黒崎の複雑な想いが隠されていた。

 

お泊り旅行!?

一方、俊平と陽(佐藤遥灯)、礼と雫(宮崎莉里沙)は4人で泊りがけで海に出かけることに!

 

翌日、俊平はできるだけ近場で泊まれるところを探すがなかなか見つからず…。

すると『そういうの、得意なんですけど~』と一人旅が趣味の伊野(丸山礼)が宿探しを引き受けてくれた。

 

でも2部屋だと高いし、礼に確認したところOKが取れたので、

俊平たちは、4人で同じ部屋に泊まることに!

 

それを知り、

『礼さんはそれでいいんですか!?』

と蒼介はヤキモチ。

 

『晴れるといいね』

とめいくに言われて、

礼と俊平は『うん』と満面の笑みでうなずいた。

 

いざ、海へ!

そして家族旅行の日。

宿についた俊平たちは『オーシャンビューだ~』と大喜び!

そんな4人を見て、宿の人はすっかり親子だと勘違い。

パパとママと言われ、2人はちょっと気恥ずかしそうに微笑む。

 

さっそく海に出かけた俊平は子どもみたいに大はしゃぎ。

礼の水着姿に見とれた俊平は、頭にビーチボールが当たるという天罰に見舞われる。

 

その頃、黒崎といつきも、黒崎が昔つくったホテルにチェックインし、海に来ていた。

 

あまり泳ぎが得意じゃないといういつきのためにうきわを借りていると、

俊平たちを発見!

『みんなもここに来てたんだ〜!』と、いつきは喜ぶ。

 

『まさか同じ海に来てるなんて奇遇だな』

と黒崎は偶然のフリをするが、

本当はいつきと2人じゃ気まずくて、俊平にどこの海に行くのか教えてもらっていたのだった。

 

そうして黒崎がつくったのは、大きな砂のお城!

完成したお城を見て、陽は『ほら見て~!お口みたい!』と真ん中の入り口を指さす。

見るとその上にある窓がまるで目のようだ。

 

それを聞き、俊平の脳裏にみどりの言葉が浮かぶ。

「家って面白い。みんな違う顔。

 

家の顔の笑顔が、外から見てても伝わってくるのを感じる」

みどりのスケッチブックにはたくさんの家が描かれていた。

 

黒崎は子どもの頃、お城が飛び出す絵本が好きでずっと眺めていたという。

それが今の仕事をするきっかけになったのかもしれない。

 

『飛び出す絵本…』

俊平はなにかヒントをつかめそうな気がして、つぶやく。

すると黒崎がせっかく作ったお城を壊すという。

 

え〜!と驚く俊平たちだったが、

『壊れたらまた作ればいい』と黒崎は前向き。

黒崎はそれをにじやで教えてもらった気がしていた。

 

『え~?壊していいの~?』と戸惑う子どもたちに、

『うん!また作ればいい』と俊平は『怪獣になったぞ~!ドシーンドシーン』と踏み込み、みんなで壊す。

 

こうしてみんなで過ごした忘れられない思い出がまたひとつできた。

 

その後。

俊平がみんなでいるところを動画で撮って送ろうとすると、

『それじゃあ、大地くんがかわいそうだから、お父さんと一緒に撮る』と、いつきは黒崎と一緒にホテルに戻ることに。

 

顔はブスッとしてるけど、嬉しそうに歩いていく黒崎といつきの姿を見て、

『蒼ちゃんならいい写真撮るんだろうなぁ~』

と俊平はカメラを構える真似をする。

 

大地と銀じいちゃん

その頃、にじやでお留守番中の大地は『銀じいちゃん、遊ぼう』とおやっさんを誘い、手をつないで銭湯にいっていた。

その姿にほっこりして写真を撮ろうとし、やめる蒼介。

 

2人が帰って将棋をしている間も、蒼介は店内に飾られた自分の写真をじっと眺めていた。

そこにめいくが帰ってきて、そんな蒼介に気づく。

 

大地も今日は1日中、銀じいちゃんに遊んでもらい、特別な1日になったようだ。

 

家族

そこに俊平から動画が送られてきて、みんなで見る。

海で4人でトリプルファイブごっこをしているところ。

 

一方、いつきは『もっと近くに来ないと入らないよ』と黒崎を近くに来させ、

『これ、動画だからね?動いてよ』と黒崎と一緒に手を振る。

でもなんか楽しくなさそう…。

 

すると突然、

『今日はいつきと、海にきてまぁ~す!』

と黒崎がいつきを持ち上げ、いつきは大喜び。

黒崎は自分にもその動画を送ってくれと、いつきに頼む。

 

動画を見ためいくは、うちらも対抗して楽しい動画を送ろうと提案。

おやっさんを2階に連れてきて動画に撮ったらすごいレアじゃない?と大地と盛り上がる。

 

大地が1階におやっさんと蒼介を呼びに行き、

ひとりになっためいくは、みんながそこにいて笑っているような錯覚に陥る。

そのとき空から歌詞とメロディーが降りてきて、めいくはしっかりそれをキャッチする。

 

その頃、1階ではおやっさんが2階には行きたくないとごねていた。

でも大地に『行こう』と手を握られたら、おやっさんも嫌とは言えない。

 

おやっさんは何年ぶりかで2階に上がり、懐かしそうに部屋の中を見渡した。

 

おやっさんは昔、この2階で家族と暮らしていた。

だから来るのが嫌だった。

2階に上がるとその時のことを思い出し、家族の声が聞こえてきそうで。。

 

するとめいくもさっき、ひとりでいるのにみんながいるような気がしたという。

 

『それがあれだよ。”みんなんち”ってやつだよ』

 

蒼介が笑い、みんなの心に温かいものが広がる。

 

それからしばらくして、俊平たちのもとにめいくたちから動画が送られてきた。

 

『みんながいない間に、1曲降りてきたんで歌います』

とギターを抱え、歌い出すめいく。

 

するとうめくような声がして、おやっさん怪獣(というより、なまはげ?)が登場!

『嘘~!おやっさんが2階にいる~!』

と俊平は驚く。

 

待ってくれている人がいるから

その後、俊平がちょっと外に出てきてもいい?と出かけていき、礼も子どもたちに断って俊平の後を追う。

(子どもたちを宿に置いていっていいのか~)

 

俊平は海でボイスレコーダーを聴いていた。

礼は隣に座り、

『聴いてもいいですか?みどりさんの声。どんな人だったのかな?って』

と頼み、イヤホンを片方借りて一緒に聴く。

 

夕日がオレンジに海を染め、2人を優しく包む。

そんな中、みどりの生き生きと弾むような声がする。

それを聞いて礼も笑顔になる。

 

聞き終わると、俊平は今まで誰にも言ったことがなかった想いを口にする。

 

『みどりを旅に行かせた自分がいけなかったのかなってずっと悔やんでたんですけど、

この声聞いて少しだけ安心したっていうか』

『みどりさん向こうで、心から楽しんでたんですね』

 

『まるで俺や陽のこと忘れてるんじゃないかってぐらい自由で、夢中になってますよね』

俊平が言うと、

『忘れるわけないじゃないですか』

と礼。

 

『う、うん。それはそうなんだけど…』

『そんなふうに言ったらみどりさんがかわいそうです。

みどりさんは、俊平さんと陽くんがずっとここにいるから、1人で旅をしていて楽しかったんだと思います』

 

礼は自分の胸に手を当て、まるでみどりの気持ちを代弁するかのように語りかける。

 

『家で待ってる人がいるから、

感動したり笑ったりするたびに、俊平さんと陽くんにどんなふうに話そう、どんな顔するかな~って。

それがみどりさんの原動力で。

 

さっきのめいくちゃんの歌も、みどりさんも同じことを言っているような気がするんです。

そこに1つの家があって、

おかえりって、外であった楽しいことや悲しかったことをシェアする人がいて、

ただいまって帰る場所がある。

 

だから1人でいるより自由になれたんじゃないかな』

 

にじやの2階で、めいくが歌っている。

 

1階では、おやっさんにブツブツ文句を言われながら蒼介が仕事をしている。

 

いつきが振り返ると、そこにはぶっきらぼうだけどいつきのことを大好きなお父さんがいる。

いつきが安心して前を見ると、黒崎は自然に笑顔になり、ゆっくりと後ろを歩いていく。

 

陽と雫は今日の楽しかった思い出を絵にしていた。

 

みどりと俊平

『みどりさんって、周りの人を明るく元気にしてくれるような人だったんでしょうね』

『はい。もう、そうです』

礼の言葉に、俊平は顔をくしゃくしゃにして嬉しそうに答える。

 

礼はみどりの元気な声を聴いたら、自分も何かやってみようという前向きな気持ちになっていた。

 

すると俊平も『みどりはね、出会った時からずっと俺にそう思わせてくれたんです』と熱く語りだす。

 

みどりの絵を見て、

こんな絵本を作りたいという夢を聞いて、

じゃあ俺がそれを売ってやるよ、

いつの間にか自分の方が熱くなっていたという俊平。

 

それなのに…。

 

泣きそうな顔で言葉につまる俊平を見て、

『いい関係だったんですね』

と礼は優しく微笑む。

 

俊平は涙をこらえながらうなずき、目の前の夕日を見て言った。

 

『戻りましょうか?』

『ええ。そろそろ2人も心配する頃でしょうから』

『大丈夫ですよ、2人一緒なら』

『はい』

 

今の自分だからできること

夜になってにじやも閉店し、おやっさんは『おまえらも夏休みをやってこい』と蒼介とめいくを送り出す。

 

大地はおやっさんと一緒に寝るというので、めいくと蒼介はカラオケに繰り出す。

 

めいくはさっき、にじやに来る前の自分だったら思いつかないモチーフの曲をつかめたような気がしたという。

 

『だからあんたのおかげかな?

あんたが変なハッシュタグで家族を集めて、母親をやりながら働いて、そんな自分だからできた曲』

 

めいくが照れ隠しにつっけんどんな態度で感謝すると、

『じゃあ、聞いてください。メロンパンのうた』

と蒼介は変な歌を歌い出す。

めいくは爆笑して、

『ほんと感謝してる』

と蒼介の目を見て感謝。

『まいどあり~』

と蒼介はとぼけてみせる。

 

『あんたもやればいいじゃん。写真、やればいいじゃん』

 

『言ったろ?俺はお好み焼き屋のほうが性に合ってるんだ』

『お好み焼き屋の兄ちゃんだから撮れる写真もあるんじゃない?』

 

でももうすっぱり諦めたからと、蒼介は頑なだった。

 

急な知らせ

その頃、俊平は陽が描いた絵を見て『今日は来てよかった。俺も絵日記描けそうですもん』と礼に言っていた。

 

『私も特別な思い出になりました』

『来年も来れるといいな』

『はい』

 

礼も寝てしまい、俊平がみんなの寝顔を見ていると、大地から電話がかかってきた。

 

『銀じいちゃんが…、銀じいちゃんが…』

 

それはおやっさんが急に倒れたという知らせだった……。

 

~8話につづく~

 

 

『#家族募集します』7話の感想

すごい楽しい夏の思い出!

黒崎さんといつきちゃん親子はほんとよかったね~。

お母さんが戻ってきてからも、ときどき会って距離を縮めていってほしいな。

 

それににじやのおかげか、壊したらまた作ればいいと、頭ごなしに否定するんじゃなく柔軟に対応することができるようになった黒崎さん。

あんなに怒ってばかりいた黒崎さんはどこへやら。

コンペがうまくいかなくても、静かにみんなにすまなかったと頭を下げる姿は潔く、かっこよかった。

 

その後も、自分が昔つくったホテルにいつきを連れてきたり、砂のお城を作る姿は真剣そのもの。

この旅を通じて、黒崎さんはいつきとの関係だけじゃなく、仕事への情熱とときめきも取り戻せたんじゃないかなぁ。

 

そしてそんな旅を通じて、俊平も少しずつみどりが描きたかったことがわかってきたような。

家の顔とか、ひとつひとつの家にみんな違う人が住んでるとか、ただいまおかえりと言ってくれる家族がいるからとか。

 

俊平がおそらく今まで誰にも言えなかったであろうみどりの話を興奮気味に礼に話すところは、グッときた。

すべてを受け止め、みどりの気持ちを代弁するかのような礼さんの言葉にも。

でもやっぱ同じ部屋に泊まったり、また来年も来たいとか、そういうのは嫌だなーと思ってしまった。

私の心が狭いのだろうか。

俊平はまだそういう気持ちがなくても、礼さんは他の人にはない気持ちで俊平を見てるのが伝わってくる。

なんかみどりの気持ちを考えると、感動できない自分がいるんだよなぁ。。

 

そんな中、めいくは、蒼介のおかげで今までにない曲ができたと感謝する。

そんなめいくを茶化して「メロンパンの歌」を歌う蒼介に笑ってしまった。

 

蒼介がなぜそこまで写真を拒否するのかわからないけど、また撮りたいと思うものを自由にこだわらずに撮れるようになるといいなと思った。

好きなものを好きだと言えない、自分の心に嘘をつくことほど辛いことはないと思うから。

 

なのにまさか、おやっさんが倒れちゃうなんて…。

うぅ、おやっさんの病状が気になります…。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(,,>᎑<,,)

またの~。

 

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