『#家族募集します』3話ネタバレと感想│今度は陽がトリプルグリーンに!はたして俊平は陽に本当のことを言えるのか…?

にこ

今回は、2021年8月13日放送『#家族募集します』3話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

息子・陽(佐藤遙灯)に、まだママが帰ってこない理由を話せていない俊平(重岡大毅)。

 

そんな俊平の背中を押そうと、蒼介(仲野太賀)たち「にじや」の面々は、それぞれの形で動き出しますが…!?

それではさっそく、3話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『#家族募集します』3話のネタバレあらすじ

蒼介(仲野大賀)が新メニューを考えたというので、俊平(重岡大毅)たちはみんなんちに呼び集められた。

 

パンケーキの生地とお好み焼きの生地をミックスして、おやっさん(石橋蓮司)特製のソースをかけ、生クリームと果物をトッピングした新作を見て、みんなは微妙な顔…。

 

先陣を切って俊平が食べてみると、そのお味は…?

 

『うん…。。甘じょっぱいね』

『うん、甘じょっぱいね』

 

『なんだよ、その食レポは』と蒼介は不満そうだが、まあ食べられないということはない。

そこで、他のみんなも食べてみることにした。

 

でもやっぱり『あんま美味しくない』と、めいく(岸井ゆきの)

陽(佐藤遥灯)は、おじいちゃんのお好み焼きのほうが好きだという。

次々とみんなが箸を置き、蒼介はガッカリ!

けど蒼介は、まだまだ改良の余地があるってことだな…と前向きな姿勢を見せる。

 

その後。

子どもたちからお好み焼きを作ってくださいと頼まれたおやっさんは、にっこにこ♪

 

蒼介にとっては、おやっさんも含めて「新しい家族」。

店の2階を1部屋8万円で貸すことで、店を守ろうという腹づもりもあった。

 

そこで蒼介は、俊平と礼(木村文乃)に改めて『ここで一緒に暮らそう』と提案するが、

礼は『誰にも頼りたくない』とあっさり断る。

 

一方、俊平もまだ妻・みどり(山本美月)が家にいるような気がして、引っ越す気にはなれなかった。

 

俊平たちが話し合いを終えて、屋上から部屋に戻ると、子どもたちがお絵描きをしながら話をしていた。

 

最初はその内容にほのぼのしていた俊平たちだったが、

『うちのママは、トリプルグリーンになったってパパが言ってた』と陽が言い出し、俊平の顔が曇る。

 

『陽のママはいつ帰ってくるの?今、どこにいるの?

もしかして本当は死んじゃったのかな?』

 

めいくの息子・大地(三浦綺羅)の言葉に、

『何言ってるの!』と、めいくは思わず声を張り上げる。

 

うわぁぁぁん!

そばにいた雫(宮崎莉里沙)が泣きだしてしまい、

『今日は、帰ろっか』と俊平。

その日、俊平と礼は泊まらずに帰ることにした。

 

自転車に乗る前。

『ママ、もうすぐ帰ってくるよね?』と心配そうな顔で俊平を見上げる陽を見て、俊平は胸が締め付けられる。

 

みどりがいなくなって100日と1週間。

ずっと迷ってる。

なんて言おう。なんて言えばいい。

なんて言うべきか。

 

本当に俺に言えるのか…。

 

俊平にはまだ先延ばしにしている宿題があった。

 

相談に乗ろう!

翌日。

大事なプレゼン中もそのことが気になり、俊平はぼーっとしてしまう。

 

陽のために早く帰らないといけないし、実家が遠いので頼れる人もいない。

俊平が仕事に本格復帰できるのは、まだまだ先のことになりそうだ。

 

その頃、メロンパンを食べながら、

『俊平の相談に乗ってやろう』と蒼介は、めいくに話していた。

 

でもめいくはこんなデリケートなことに首を突っ込むのはどうかと思ったし、

大地は陽にひどいことを言ってしまったと落ち込んでいた。

 

それに肝心の俊平の気持ちは?

相談に乗ってほしいと思っているのだろうか?

 

俊平自身は、これは自分でどうにかしなきゃいけない問題だからと、ひとりでなんとかしようとしていた…。

 

俊平のためにできること

蒼介が今日はどうするか俊平に聞くと、

今日は「にじや」には行かずに家に帰るという。

 

めいくは、俊平のことが気になって仕事探しにも行かず、みどりが描いた絵本を見ながら、ギターを弾いていた。

 

一方、礼からは「私なら自分の悩みに立ち入ってほしくありません」という、とっても礼らしい返事が。

 

子どもたちの悩みには、子どもたちの目線に立って考えるべきだ。

けど相手が大人なら、相手の悩みに対してなにかを言うことは傲慢だと思う。

だから誰の相談にも乗らないし、自分の相談もしないというのが、礼の持論だった。

 

だからといって何もしないわけじゃない。

礼は礼なりに、俊平と陽のことを考え、できることをしていた…。

 

逃げてるだけ?

陽を保育園に迎えに行くと、蒼介が現れて公園に誘う。

 

公園には、めいくと大地が待っていて、

『陽…。昨日はごめん。。一緒に遊ぼう』

と大地は謝る。

『うん…。いいよ』

陽と大地はあっという間に仲直りし、走っていった。

 

大人と同じ。わだかまりは早いうちに修復したほうがいいのだ。

 

やり方は強引だけど、自分のことを考えてくれている蒼介とめいくに、俊平は打ち明ける。

 

みどりがいなくなったことを、陽になんて伝えればいいか、ずっと考えていると…。

でも考えても考えても答えは出ない。

 

ひとりでブランコをこぎだした俊平を見て、

『ほら、行ってこい!なんかあったかいやつ!』

と蒼介は、めいくを送り込む。

 

するとめいくは『ほぉらもう!背中が辛気臭い!』と俊平の背中をバシンとはたき、単刀直入に言う。

 

『結局、考えてるフリして逃げてるんじゃない?

陽に伝えたら、どんな顔をするのか。

考えたらどんどん怖くなって、それで逃げてるだけなんじゃないの?』

 

めいくはブランコから勢いよく飛び降り、

『私からは以上!』と蒼介とバトンタッチする。

『俺!?』

蒼介がこの後、どうしたもんかと悩んでいると、

『だから嫌だったんだよな…』

と俊平はつぶやき、

『あ~もう~!グサッときた!グサッと!』

と上を見上げる。

 

みんなに相談したら、心の柔らかい部分にグサッとくるんじゃないかと、俊平はわかっていた。

だから相談することからも逃げていたのかもしれない。

 

『俊平!』

蒼介はそんな俊平に近づき、俊平と目を合わせるようにしゃがみ込む。

 

『俺はみんなの悩みも、みんなでシェアしたいと思ってる!』

 

なんでもシェアしたがる蒼介は、自他ともに認めるおせっかいなのだ。

 

『そうだよな…。いいかげん漕ぎ出せってことだよな』

『よしっ!俺が背中を押してやるっっ』

 

蒼介に後ろから背中を押され、俊平は空に向かってブランコをこぎ出す。

『気合いだ~!』

『気合いか~!』

 

家族

その頃、礼も雫の通うバレエスクールで、ちょっとした心境の変化があった。

それは雫が、先生に聞かれてみんなの前で楽しかったことを発表したときのこと。

 

みんなが家族と過ごしたことを話す中、

雫は『陽くんとお兄ちゃんとみんなで、蒼ちゃんの家でごはんを食べました』と発表。

『蒼ちゃんって誰?』と先生に聞かれ、”家族”だと答えたのだ。

 

やっぱり言えない

日が暮れるころ…。

俊平はみんなに先に帰っててと言い、陽を後ろに乗せ、自転車を走らせる。

俊平は本当のことを陽に話すつもりだった。

 

でも自転車をこぐ足を止めて、陽に話そうとした瞬間、陽はお月様を見つけ、手を振った。

 

『陽。見ててごらん。お月様がずっとついてくるぞ!』

 

俊平は全速力でスーパーエキゾチック号をこぎ始める。

結局、俊平はなにも話せないまま、にじやに帰った。

 

『ただいま~!』

『おかえり~』

 

また逃げてしまったと落ち込む俊平を、蒼介とおやっさんは温かく迎え入れる。

おやっさんは『俺も子どもたちにウケるようなメニューを作れねえとな』と野菜たっぷりのチャーハンを作ってくれていた。

おやっさんも新たな1歩を踏み出したのだ。

 

礼からのアドバイス

2階には、礼と雫も来ていた。

 

めいくは子どもたちを自分の部屋に連れて行くと、

『じゃあ、背中を押してあげて』

と礼に俊平のことを頼む。

 

すると礼は、

『申し訳ないですけど、私から言うことは何もありません』

と言い、バッグからノートと本を取り出す。

礼はその代わりに、専門家の意見を調べてまとめてきたのだ。

 

俊平がノートの中を見ると、そこには親を亡くした子どもへの対応がわかりやすくまとめられていた。

 

どの専門書にも、

「子どものために曖昧な表現をするより、きちんと真実を伝えるのが大切」だと書いてある。

 

礼も、雫にちゃんと伝えるべきなのにごまかしていることがあった。

パパとどうして一緒にいられないか?

「仕事で忙しい」

そうとしか答えられず。。

でもいつか、自分の言葉で本当のことを伝えようと思っている。

 

大事なのはなんて伝えるかじゃなくて、

真実を伝えた後、子どもとどう向き合っていくか?

この先もずっと、俊平は陽と一緒に生きていくのだから…。

 

それを聞き、俊平はまだ自分がスタートラインにすら立てていなかったことに気づく。

すべては自分の言葉で、陽に伝えることからだ…。

 

仲間たちに背中を押され、俊平は前に進むため、気合いを入れる。

無理して笑うのが、トリプルレッドだから。

 

俊平はもう逃げないよう、みんなに見届けてもらいながら陽と話をすることにした。

 

ママはね

屋上に行くと、風鈴が鳴っていた。

戸口ではみんなが心配そうに見守っている。

 

『陽…。陽にね、大事な話がある』

 

俊平は陽の前にひざをつき、言った。

 

『なあに?』

『ママのこと』

 

そこまで言って俊平は、みんなを見つめる。

蒼介たちがうなずき返すのを見て、俊平は逃げ出したくなる気持ちをグッとこらえ、話を続ける。

 

『ママはね、ママは…。もう帰ってこない…』

目には涙が浮かんでいた。

 

『どうして?ママはどこに行ったの?ねえ、パパ』

陽の問いに、俊平は涙をこらえ、答える。

『ママは、死んじゃった。もう、会えない』

 

『陽、もうママに会えないの?』

『そう…』

俊平は『ほら、おいで』と優しく陽を抱きしめた。

 

『俊平が頑張ってるんだ。みんな、泣くな』

蒼介に言われて、めいくと礼は涙をこらえる。

蒼介は瞬きもせず、俊平と陽を見守っている。

 

『寂しいよな…?パパも、寂しい…っ。

陽。寂しいときは一緒に泣こう』

 

俊平が泣きながら抱きしめると、陽は声をあげて泣いた。

 

『でもママはどこかで陽を見守っている。

天国って空にあるのかなぁ?』

 

すると『お月様と?』と陽は、

空高くのぼりこちらを見下ろしているお月様を見上げた。

 

『だからさっき、ついてきたの?』

俊平は何度もうなずき、

『ママだけじゃないよ。ここにいるみんなも、陽のことをずっと見ててくれる』

と陽の体をみんなのほうに向けた。

 

雫がスタスタと陽のところへやってきて、

『陽くん、泣かないで』

と陽の頭をなでる。

 

大地がやってきて『おーい!』とお月様に向かって叫び、

陽も雫もお月様に呼びかけ、手を振る。

 

『みんなの声はママに聞こえてるよ。こうしたらもっとよく聞こえるぞ』

俊平が陽を肩車し、蒼介が大地を肩車する。

雫が礼のほうを振り返ると、

『ママもできるよ~』と礼は雫を肩車した。

 

『今日からは、ママの代わりに陽がトリプルグリーンとして地球を守っていくんだ。

これからはいっぱいママの話をしよう。

陽が生まれる前のママの話もいっぱいしよう』

 

俊平は笑顔で陽を抱きしめた。

 

『よーし!みんな一緒に歌おう!』

めいくがマイギターを持ってきて、みどりの絵本を曲にしたものを歌い始める。

みんなは手拍子しながら、にっこにこ。

 

こうしてみんなのおかげで、俊平と陽は、みどりのいない人生のスタートラインに立った。

 

新たなスタート

その後。

俊平はある決意を固め、みんなに告げる。

 

『俺たちのことを見ててほしい。

みんなと一緒なら、強くなれそうな気がする』

 

『ていうことは?』

俊平が「みんなんち」に住むことを決め、蒼介とめいくたちは喜ぶ。

 

そして礼もまた、雫がみんなとたった数日間過ごしただけで、大きく成長していることに驚いていた。

 

『悔しいけど、私もみんなと一緒なら成長できるかもしれない』

 

礼の言葉に、『てことは~!?』と蒼介は歓喜の声をあげる。

『ここでお世話になります』

 

蒼介がガッツポーズし、子どもたちは『イエーイ』と集まってハイタッチする。

 

『よろしくお願いします』

ちょっと気恥ずかしそうに俊平と礼が挨拶を交わすと、

蒼介がやってきて歓迎の髪の毛わしゃわしゃを俊平にくらわす。

 

『これで、みんなんちになったぞ~~!!!』

わひゃー!

くしゃくしゃになって笑いながら、俊平は思う。

 

この人たちと暮らしてみる。

明日もみんなで笑えるように。

 

2階で騒ぐ声が聞こえ、下で後片付けをしていたおやっさんは少し寂しそうな顔で壁に飾られている写真を見つめる。

 

そこにはたくさんの人でにぎわう店内と、おやっさんの息子さんとお孫さんだろうか?

男性と小さなお子さんが仲良く並んでお好み焼きを作っている姿が写っていた。

 

でもやっぱり…

翌朝。

『ただいま』と俊平はひとりで着替えをしに帰った。

 

『おかえり』とみどりの幻が笑顔で出迎えてくれ、俊平は部屋の中に入る。

 

まだここには、みどりの持ち物もなにもかもそのまま残っている。

 

みどりと写った家族写真、結婚式の写真。

俊平は写真立てを抱きしめると、

『みどりぃ…』

と泣き崩れた。

 

 

~4話につづく~

 

 

『#家族募集します』3話の感想

そうか!

陽はトリプルグリーンになったから、ハッシュタグが緑になったのか~!

みんな細かいところまで見ているな~。

 

今回の話、私的にはぜんぜん泣けなかったんですよね。なんでだろう。

みどりが亡くなってまだ、たった3か月。陽に本当のことを言わなきゃっていうのはわかる。

でもそんなの、死を受け入れられなくて当然じゃないか。何を急ぐ必要があるんだろうと思ってしまったからかもしれない。

 

けど礼さんはどんなときも自分のやり方を見失わず、本を見て専門家の意見をまとめる。

そして誰よりも理路整然と、エモく自分の意見を語っているように思う。

 

そんな礼さんが「みんなんち」に暮らすことを決めたのは、雫の成長だった。

やっぱり誰と一緒に過ごすかって大きい。

大人もそうなんだから、子どもにとって「家族」は重要だろう。

そう思うと、子どもにとってもっといい親じゃなきゃって考えてしまう。

俊平や礼のように、子どもの前では無理して笑っているような、そういうのがやはり理想だろうか?

無理していたらいつかパンクしてしまうんじゃないだろうか?

 

そして、おやっさんも家族のことで悩みを抱えているようですね。

店に飾られていた写真には、奥さんや息子さん、お孫さん、お嫁さんらしき人が写っていて、とても賑やかでした。

のちのち、おやっさんの話も出てくるのかな?

 

次回は新たな家族希望者が現れ、嵐が巻き起こりそうですね。

それにより、礼の抱える秘密が明らかになるとか…。

気になる~!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(,,>᎑<,,)

またの~。

 

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