『#家族募集します』最終回(9話)ネタバレと感想│離れていてもずっと家族!ありがとうでいっぱいの最終回!

にこ

今回は、2021年9月24日放送『#家族募集します』最終回(第9話)のネタバレあらすじと感想をまとめました。

おやっさんの本当の家族が「にじや」に戻ってきたら、“みんなんち”は解散しなければならない。

蒼介の苦悩を知った俊平は、みんなに打ち明けるが…。

そんな中、海外でコンサート活動をしていた、いつきの母が、いつきを迎えにやってきて…!?

はたして俊平たちは最後にどんな答えを出すのでしょうか?

 

それではさっそく、最終回のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

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『#家族募集します』最終回のネタバレあらすじ

⒞TBS「#家族募集します」

突然涙する蒼介(仲野大賀)を見て、

俊平(重岡大毅)は『今度は俺が話を聞く番だ』と屋上で蒼介に語りかける。

 

『いつでもいいよ。明日もあさってもずっと一緒にいるんだからさ』

 

すると蒼介は明日一緒におやっさん(石橋蓮司)のお見舞いに行ってほしいと頼む。

 

翌日。

俊平は、みどり(山本美月)のスケッチブックから話を膨らませた飛び出す絵本「みんなのおうち(仮)」の企画のプレゼンをする。

海に囲まれた丘に建つ古い家が主人公で、ヨーロッパの古い木造建築がイメージだ。

 

手ごたえは上々で、俊平は蒼介と一緒に病院へ。

するとおやっさんは、おやっさんの息子の妻・久実子(ヒコロヒー)と中庭で話をしていた。

 

息子の達也(宇野祥平)は今は大阪の店をやめ、普通に働いている。

でも自分の店を諦めたわけではなく、お金を貯めてまた再チャレンジしたいと思っている。

それまでは意地でもおやっさんに会いたくないのだろう。

そんなところも、おやっさんにそっくりだ。

 

久実子としては、おやっさんと一緒に「にじや」で再スタートできたらと思っているのだが。。

孫の勇人ももう14歳だと聞き、店の中をちょこちょこ走ってたやつが…と、おやっさんはしみじみと呟く。

 

そんな2人の会話を聞き、俊平は蒼介がなぜ悩んでいたか気づく。

おやっさんの家族を元通りにしてあげたい。

でも達也たちが店に戻ってきたら、「みんなんち」はなくなってしまう。

 

『けどこれだけはわかる。聞いてしまった以上、なかったことにはできない』

『よし!』

 

2人は覚悟を決め、おやっさんたちの前へ。

すると久実子のもとに、達也も「にじや」に向かっているというメールが届く。

 

戸惑い

にじやに戻った俊平たちは、礼(木村文乃)めいく(岸井ゆきの)黒崎(橋本じゅん)にすべてを打ち明ける。

 

でも話は理解できても、この先いったいどうしたらいいのかわからない…。

礼は『今、考えてもしょうがないね。私は成り行きに身を任せます』と出ていってしまう。

 

俊平が礼の後を追いかけて屋上へ行くと、

『大丈夫。2人がバカがつくほど優しくて、みんなのことを考えているのはわかってるから』

と礼は微笑む。

 

『でも俊平さんには言っておく。

私は、雫とここで”家族”みんなで暮らしたいって思ってる』

 

修羅場×2!

その頃、にじやの前には、達也の姿が。

久実子と一緒に中に入った達也は、にじやの2階に蒼介たちが住んでいることを知り、驚く。

 

さらにそこに、いつき(板垣樹)の母・黛倫子(平原綾香)が現れ、

『おまえ、迎えは来週だって』

黒崎(橋本じゅん)は大パニック!

 

そこで俊平たちはとりあえず、由紀子には2階で、達也たちには1階で事情を説明することにした。

 

お父さんのいろんな顔

いつきが黒崎と一緒に海へ行ったことを知った倫子は、

『楽しくなかったでしょ?』

とひと言。

 

でも動画の中の黒崎は、いつものムスッとした顔ではなく、いつきを抱き上げ、はじけている。

 

最初はいつきも、黒崎のムスッとした顔を見て怒っているのかと思ったけど、今はいろんな顔のお父さんを知っている。

 

『それはみんなと一緒だったからだよね?』

いつきが俊平たちの顔を見回して言うと、

『ああ』

と黒崎。

 

そんな中、いつきは海外で活躍している歌手の倫子に、めいくの歌を聞いてほしいという。

『大地君ママも歌手なんだよ~』と。

 

ひさしぶりの親子の対面

一方、蒼介はお好み焼きを焼いているところを離れた席から達也にじーっと見られ、大緊張。

 

そこに、外泊許可をもらったおやっさんが帰ってきて、ひさしぶりの親子の対面を果たす。

といっても、おやっさんと達也は目も合わさず、会話もぎこちない……。

 

めいくの歌

めいくの歌が1階に聞こえてきて、蒼介は達也たちを連れて2階へ上がる。

 

めいくが歌い終わり、倫子は感想を言おうとするが、

黒崎が怖い顔(そういうつもりはないのだが)で見ているのに気づき、

『なんか言いにくいからあなただけに言うね』

と、めいくに耳打ち。

それを聞き、めいくは嬉しそうに涙ぐみ、お礼を言う。

 

『いつき。お母さんの家に帰ろう』

倫子の言葉を聞き、黒崎の顔を見つめるいつき。

『そうしなさい』

 

いつきはみんなに見送られ、倫子と歩き出す。

 

離れていてもずっと家族

でも少し行くといつきは、

『ちょっと忘れ物してた』

と黒崎のもとに戻り、言い忘れていたことがあると叫ぶ。

 

『ここに連れてきてくれてありがとう!』

 

『お父さんこそありがとう』

『お父さんといられて楽しかった!

もう…、お父さんと会えなくなるの?』

泣き出すいつきに、黒崎は目を真っ赤にして首を横に振る。

 

『これからも一緒に遊んだり、ごはんを食べたりできる…?』

『ああ』

黒崎はいつきを抱きしめ、

『一緒に暮らせなくても、お父さんも、ここにいるみんなもずっと家族だ』

と笑顔で、いつきの涙を指でぬぐう。

 

『そうだ!俺たちはずっと家族だ』

『俺たちには、いつきちゃんがくれた家族の証がある』

 

みんなは手首につけたミサンガを見せ、

『トリプルテン大集合のポーズ!』

とみんなで集まり、空に向かってこぶしを突き上げる。

 

おやっさんの審査

一方、ひさしぶりに屋上へ行った達也は、おやっさんに初めて買ってもらったグローブを見つけ、

『これ、まだあったんだ』

と懐かしくなる。

 

今日はもう閉店ということで、向き合って座るおやっさんと達也、久実子。

しかしどちらも口をつぐんだまま、一向に話そうとしない。

 

『改まって話せって言われても難しいですよね』

俊平が助け舟を出すと、

『私も離婚する前、そうでした』

と礼。

 

『話さなくてもわかることって多いけど、でもやっぱり、話さなきゃわからないことってあると思うんです。

私たちは本当の家族じゃないから、だからいろんなことを話しました。

時にはお互い、心の中をさらけ出して…』

 

礼が俊平の顔を見ると、その後を俊平が引き継ぐ。

 

『だから僕たち、本当の家族みたいになれたんです』

 

『伝えてください。言葉にして…』

 

俊平と礼に背中を押され、おやっさんは巻いていたエプロンを外し、達也に渡す。

 

『鉄板の前に立て。

どれだけ腕が落ちたか見てやる』

 

そう言って、おやっさんは怖い顔で鉄板の真ん前の席に座り、達也に豚玉を頼む。

 

家族のうた

その頃。

黒崎はそっと倫子といつきの数メートル後ろを歩いていた。

 

それに気づいたいつきは『さっき大地君ママになんて言ったの?』と倫子に尋ねる。

 

『あなたの想いはちゃんと全部届いた。ありがとう』

倫子がそう伝えたと知り、黒崎は驚く。

 

いつきは、倫子にめいくの歌っていた曲を歌ってほしいとせがみ、

2人で歌っているところを撮ってと黒崎に頼む。

 

いつきの肩を抱き、2人で顔を見合わせながら楽しそうに歌う倫子。

 

黒崎はひさしぶりに倫子と視線を合わせ、かすかに微笑み、涙を流すのだった。

 

俊平たちの決断

一方、達也がおやっさんの前でお好み焼きを焼いている姿を見た蒼介たちは、なんとかおやっさんたちに元に戻ってほしいと願う。

でも2階は既にいっぱいで、達也たちが戻ってくる部屋はない。

 

するとめいくが、自分と大地がにじやを出ていくという。

初めてプロの人に歌を聞いてもらい、やっていく勇気が出たからと。

 

それを聞き、今度は礼が『めいくちゃんはここに残って。私と雫が出ていく』という。

 

『ま、待って。ちょっと落ち着こう』

蒼介はなんとかみんなを引き止めようとするが、

『今が新しいページをめくるときじゃないかな?』

『帰る場所がある。だから新しい一歩が踏み出せる』

とみんなの意志は固い。

 

それでも納得いかない蒼介に、

『もし人生が絵本だとして』

と俊平はみどりの絵本を手に取り、語りだす。

 

『蒼ちゃんに会う前にみどりが亡くなって、幸せだった毎日が次のページをめくった途端、真っ暗になった。

 

でも蒼ちゃんと再会して、ここに来て思いきって次のページを開いたら、こんな楽しい毎日が待っていた。

 

ずっとこの絵を見ていたいけど、いたいけど…。

みんなで次のページを開こう。

どんな未来が待っているかわからないけど』

 

『私たち、黒崎さんが差し入れてくれたメロンと一緒で、

5年は思い出し甘みでやっていけるもんね』

とめいく。

 

『離れていても、私たち家族でしょ?』

と礼。

 

みんなに笑顔で見つめられ、

『俺の勝手な思い付きでみんなを巻き込んだのに…』

とうなだれる蒼介。

でも違う。

これは俊平たちが選んで、決めたことだから。

 

それに俊平たちにはまだミッションが残っている。

達也たち家族をここに戻し、「にじや」を再スタートさせること。

それが終わったら、子どもたちにもここを出ていくことを説明しなきゃいけない。

 

そのときは、

『仲間のピンチは、仲間が助ける!』

それしかないなと、みんなは笑顔で一緒に手を挙げる。

 

笑顔のキャッチボール

達也のつくったお好み焼きは、見た目も美しく、おやっさんも納得の味だった。

そこに『おやっさん。俺たち、決めました』と晴れ晴れとした顔で蒼介たちがやってくる。

 

それから数日後。

「にじや」を出てそれぞれの道を歩き出すことにした俊平たちは、

屋上でキャッチボールをしながら、正直な気持ちを吐露する。

 

自分を捨てて出ていった母親をずっと許せなかった蒼介は、もし母親に会えたら、

『今は俺も、ちゃんと家族を知ってるぞー』

と報告したいと俊平に向かってボールを投げる。

 

それを笑顔でキャッチした俊平は月を見上げ、

『俺もみどりに報告する。

俺たちは次のページをめくるよって。

いつも、みどりが見てくれてる気がする。

みどりが見てくれてると思うと、勇気が出る』

と蒼介にボールを投げる。

 

『家族ってさ、たくさんのありがとうに囲まれてるんだな』

 

『俺も、何度もさ、みんなにありがとうっていう気持ちになった。

蒼ちゃんがみんなに会うきっかけを作ってくれたからだよ。

ありがとう』

 

俊平が感謝すると、

『おい、しんみりNGだぞ~』

と蒼介。

 

すると『蒼ちゃん、ありがとう!』と俊平が叫び、

『ありがとう!蒼ちゃん』

『蒼ちゃん、ありがとう』

とめいくと礼も大声で感謝し、

『おいおい、みんなでやめろよ』

と、蒼介がしんみりしそうになり、

『しんみりNG!』

と俊平に突っ込まれる。

 

『見たか~!俺はありがとうに囲まれてるぞ~!』

と空に向かって叫ぶ蒼介。

それをきっかけにみんなはありがとうと言い合い、子どもたちもやってきて、屋上に笑顔がはじける。

 

新たなページ

それからしばらくして…。

エッグプラントでは、飛び出す絵本の白見本ができあがり、俊平は大はしゃぎ。

 

めいくは、倫子がおススメしてくれたおかげで動画の視聴回数が伸び、事務所からスカウトが!

 

大プロジェクトを専門にしていた黒崎は、新たな家づくりをしてみたいと住宅部門へ。

いつきとは時々会って、仲良くご飯を食べている。

 

礼は、にじやのように自由に子どもたちが過ごせる場所を提供する「にじのひろば」を学校に創設。

 

こうして開いたばかりのページは新たな冒険に満ちていて、

みんな、毎日どうなるかわからないを楽しんでいる。

 

そしてついにみどりの新作絵本「君の声が聞こえる~みんなのおうち~」が完成!

店頭に並んだ絵本を、俊平と陽(佐藤遥灯)はみどりの幻と一緒に見に行く。

 

にじやには達也たち家族が戻り、活気が戻っていた。

そこにカメラマンになった蒼介が帰ってきて、おやっさんたちの写真を撮る。

店には、蒼介が撮った「みんなんち」の家族写真が飾られている。

 

~以下、抜粋…

ぼくはみんなのおうち

 

家族のだれかがけんかをしても

 

家族のだれかがどこかへいっても

 

みんなのことを待っている

 

 

ぼくには大きな屋根と壁がある

 

だからみんなを守ってあげる

 

雨からも風からも雪からも

 

 

ぼくは知ってる

 

どんなに長い雨も かならず上がることを

 

ごらん

 

雨上がりの空に 大きな虹が見える

 

君のところでも見えるだろう?

 

 

ぼくらは同じ虹の下

 

離れていても ぼくらは家族

 

明日はどんな天気かな

 

 

ぼくはみんなのおうち

 

みんなの帰りを待っている

 

 

~終~

 

 

『#家族募集します』最終回の感想

最後までわちゃわちゃと、みんなの笑顔が爽やかなドラマでした~。

みんなで一緒に住むこともできたのに住まなかったのは、

離ればなれになっても、家族の絆があれば大丈夫ってことが言いたかったのかな。

 

おやっさんは、離ればなれだった家族が戻ってきていい笑顔。

黒崎さんも、倫子といつきとの関係を再構築できたみたいでよかった。

ドラマを通して1番変わったというか、引きつけられたのは黒崎親子だったなぁ。

最初はあんなにどよーんとしてて、一緒にいるのもどうしようって感じだった親子が、今はお互いを想いあう関係になっている。

 

でも倫子さんですら、黒崎さんのムスッとした顔しか見たことないって、そこが好きで結婚したのかしら?

あの2人の馴れ初めが気になる~!

 

そして平原綾香さんの歌声はさすがでした。

黒崎さんに対して『アーン?』とすごむところも低音ボイスがきいていて好きでした。

それに倫子といつきが歌ってるところを動画に撮るシーンがよかった~!

母子の関係もよくないのかなと心配してたけど、一緒に歌ってる姿はとても仲良かったし、

なによりそのとき、黒崎さんと倫子が優しい顔でお互いを見つめるシーンがあって、いつきちゃんのおかげで新しい扉が開いた感がありました。

なんかあそこだけすっごい大人なドラマになってた気がする…。笑

 

みどりさんの絵本も、最後がみんなの家になってて、みんなの心の中に「みんなんち」はあり続けるんだろうな~と。

にじやに住むことはもうないだろうけど、これからもみんなは繋がり続ける。

だから頑張れるし、前に向かって歩きだせる。

 

閉鎖的になりがちな家族の問題を、みんなでシェアできたら救われることもあるのかも…。

と思いました。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(*´꒳`*)

またの~。

 

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